2010年2月28日日曜日

バンクーバー 地元が銀メダル !!

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バンクーバーオリンピック、女子スピードスケートパシュート
(団体追い抜き)種目で銀メダル獲得!!shine

この種目には田畑真紀、穂積雅子、小平奈緒さんらが出場しました。
小平奈緒さんは地元茅野市の出身です(両画像とも右の人)。
話題の中学生、高木の出場機会はありませんでした。

1位とは僅か0.02秒差のレースでしたのでTV観戦していても
熱く、緊張し、ハラハラする見応えのあるレースでした。

今回のバンクーバーで地元選手(同じ市の出身です)の活躍は
.スピードスケート
 .小平奈緒:パシュートで2位/500mで12位/1000mで5位/1500mで5位
 .吉井小百合:500mで5位/1000mで15位/1500mで26位
 .名取英理:3000mで21位
.ショートトラック
 .酒井裕唯:500mで予選落ち/3000mリレーで7位

皆さん熱い戦い、ご苦労様でした。
感動をたくさんいただきました。
明日早朝で閉会式、アッという間の2週間でした。
明日から寝不足回復せねば(汗!)。


2010年2月4日木曜日

地元からバンクーバーへ4人出場

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2月12日から始まるバンクーバー冬季オリンピック大会。


ウッドウイルの工房が有る長野県茅野市から4名もの選手が出場します。


同じ地区(部落)からも1名が出ますので地元は盛り上がっています。


全出場選手が94名ですからちょっと凄い確率ですね。


.スピードスケート 500/1000/1500m 出場の吉井小百合(同じ部落です)


.スピードスケート 500/1000/1500m/チームパシュート 出場の小平奈緒


.スピードスケート 3000m 出場の名取英理


.スピードスケートショートトラック 出場の酒井裕唯


体育館に集まって応援しようと思います。




この辺は雪は少ないのですが寒さが厳しくスケートには向いている様です。


私の田舎の旭川も同じ様で(雪多く寒さも倍くらい)中学女子の同級生にオリンピック選手がいました。


中学生で参加する髙木美帆が話題ですが、その時の私の知っている同級生の子の様子はと言うと、


運動会やマラソン大会は男女含めてぶっちぎりの一番、体育の各種の運動もインストラクターが


演じている様でした。勉強もできて性格が良く更に綺麗だったので学校中の人気者でした。




数年前に銀行で順番を待っているとカウンターに吉井小百合が来ました。


直ぐうしろにいたのですが、夏の暑い日でTシャツにショートパンツの彼女の後ろ姿は


まるでイルカの様に体が弾けていてプリプリしています、それでいて柔らかそうで


ああ、これが世界レベルの人間の体つきなのかと感心しながら見ていました。




本日2/3の21:00にBSジャパンの番組に”にっぽん原風景紀行”


第55景 八ヶ岳の麓氷点下の暮らし ~長野県茅野 が放送されます。


私の部落の小学校のグラウンドがスケートリンクになる様子も紹介される様です。




雪の降った朝、最初に通学路の除雪、次ぎにスケートリンクの除雪、終わってから自宅の除雪、


出社して会社の除雪。もうへろへろで仕事どころではありません。


でもまたオリンピック選手が出たからこの作業は続きそうです。


恐ろしい~と思うのも地元の本音ではあります。 



2010年1月20日水曜日

スピーカーのレトロフィット

古い家具を大規模に修理したり、その材料を使って新しい家具やその他の物を作ったり、色々な分野でこの種の事を行うと思います。業界では広い意味でレトロフィットと呼んでいます。


ウッドウイルでは希望するお客様に答える形でスピーカーのレトロフィットを幾つも手がけてきましたが、私の好きなメーカーのユニットを収集して幾つかのシステムが組める様になったのでHPに発表しました。良かったら覗いて見て下さい。古くて全く使い物にならないユニットも有れば、最新型を凌駕するのでは?と思うような物もあり製作する側としては大変興味深い経験となっています。




JBLの大型3Wayホーン形システムの製作過程をstereo誌に連載して下さった田中伊佐資氏。その記事のコラムは”オーディオジコマン開陳”と言うのですが、この春にこのコラム(6年分)を再編集して単行本として発刊される事となりました。連載では紹介出来なかった事も含めてウッドウイルの事もバンバン出てくる(田中氏の弁)そうなので今から楽しみです。何でもとんでもなく分厚くて常識外に写真が多いのだそうです。



2010年1月15日金曜日

今年の製作予定などなど

ウッドウイルを開設して3月で丸10年になります。


開設当時の数年間は来る日も来る日も1万円程度のMDFのオーダーキットばかり製作していました。


MDFは切ると大量の切り粉が舞いますのでかなり辛い作業が続きました。


年間数百セットは製作していたでしょうか?それでも台所は火の車です(今もたいして変わらないけれど)。


数をこなしたおかげで基本技が嫌でも身に着きました。


ペア製作ですから正確に同じ物を作る、隣り合わせて隙間無く接するなどの普通の基本の技の事です。


数年前から納期短縮を狙って協力者を募って試しに製作して貰うと左右の寸法が違う、平面が出ていない、


角が直角でないので置いてもがたつく等々でベテランの作家でもこれが出来ないのです??不思議不思議。



話を戻して、この数年は年間の製作数が約10セット前後になりました。


お客様から依頼される仕様内容が高度になって来た為であり、決して私がコントロールしている訳ではありません。


したくても出来る訳がありませんね、ご注文内容はお客様次第です。


高度な分、納期も長く必要でお客様にご迷惑をおかけしている事で心苦しく思っています。


ホームページの更新が少なくなり、お客様には退屈をさせている事と思います。



最近発表したロシアンバーチ合板による標準ラウンドエンクロージャーは、今までの経験を基に高機能と


低めの価格設定(それでも高いと怒られています)、短納期を目指してこの問題を解決する手段としています。



比較的簡単な作品の初期段階での下加工を外注する体制は出来ましたが、最近製作している様な無垢材使用の


ラウンドタイプなどは全て一人で行わなければなりませんのでどうしても時間が必要です。


認めたくは有りませんが体力(持久力)の問題も有りまして、当初程は早くは作業出来ない事もあります。


しかし、経験を積んだからこそ今製作している高度な構造の作品が出来る訳ですから納得せざるを得ないか!


と考えている訳であります。



今年、皆さんに紹介できる主な作品は下記です。


.フロントホーン+バックロードホーンシステム


.38cm3WayJBLシステムの三男でLowther20cmフルレンジ、同じく四男のSEAS EXCELの3Way


.ソナス風17cm2Wayバーチラウンドシステム


.超弩級FW800サブウーファー


.改良型のウイング


.16~20cmクラスのバスレフを含んだ一点音源方式のバーチラウンドシステムの開発(開設10年記念作品?)


.レトロフィットとしてONKYO SCEPTERシリーズのユニットを使ったホーン形3Wayの3種類の提案(提案だけ)。


.来年以降にはModel Aokiの改良型数台の製作や38cm3WayJBLの小型化したシステムも決まりそうです。



バーチ合板の標準エンクロージャー(ピアノ塗装)の中で直方体エンクロージャーは廃止致しました。


問い合わせや受注実績から見て直方体エンクロには感心が薄いからです。


この方式は当工房で無くとも他でも入手可能(仕上げは別として)ですから、ご了解頂きたいと思います。



こんな事で今年も頑張って行きたいと思っていますが、手間のかかる高機能な作品は年内製作は難しいかも知れません。


標準エンクロージャーを基本とした物や大きくとも製作期間の短い物も有りますのでお問い合わせ下さい。



2009年12月20日日曜日

今年感激した一番のコンサートは

コンサートねたを懲りずにまた一つ。

今年のコンサートで一番感激したのは?
話し合って決まったのは...
東京銀座に有る王子ホールのトイレットペーパーの柔らかさ!
トイレから出て来た妻が興奮して言った...
世の中にこんなに柔らかい紙が有ったなんて...でした。

王子ホール、そうです王子製紙の本社ビルの中にあるホールです。
企業の取り組みとして音楽活動を啓発している様です。

コンサートの出演は大好きな五嶋みどりさんでしたが、
触覚が聴覚を上回った結果と言う事で決まりました。

ネットで探したら(キーワードは紙とコンサートホール)、
やはり変人がいるもので何処かのブログでランキングがありました。
やはり最高は王子ホールで最低は何とサントリーホールでした。
日本でも最高峰のホールの一つなんですが硬い紙だそうです。
うーんと考えてしまいすが休憩時のワイン(有料)は美味しかった。

因みにこの柔らかい紙は非売品だそうですが、
市販で8ロール6500円もするお宝の様な紙が何処かの
最高級ホテルで使われているそうです。
セレブの世界はそこまで違うのか!

さて来年のコンサートの一番は何になるやらです。


2009年12月14日月曜日

今年最後のコンサート

今年最後のコンサートは東京オペラシティーホールで行われている
クリスマス/アヴェマリアと言うタイトルの名曲を選りすぐったものでした。


ここ数年はヴァイオリンとチェロに特化したソリストのリサイタルを
いささかストイックな聴き方をしているのですが、
今回は年末と言う事もありクリスマス/アヴェマリアと言うタイトル通り名曲の
美味しいところを厳選した演目でただただ楽しく至福な時間を過ごす事が出来ました。


名門サンクトペテルブルグ室内合奏団の演奏と二人のソプラノ歌手が出演します。
第1、第2ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/コントラバス/ハープの総勢19名の構成です。


バッハのG線上のアリア/バッヘルベルのカノン/アルビノーニのアダージョ/
ヴィヴァルディの四季など誰でも何処かで聞いた事の有る様な有名で身近な曲が
十数曲が次から次と流れて何と心地の良い事か。


4列目の中央の席の目前に広がる弦楽のハーモーニーの美しさと言ったら!
皆さんも聞き慣れているこれらの曲を生演奏で聞いてみては如何でしょう?
きっともっと素晴らしい素敵な発見になると思います。
演目からか、子供から年輩までいつものマニアックな聴衆とは違って家族的な雰囲気も
大変和らいだ雰囲気で好印象でした。


中心となったソプラノによるG.カッチーニ/バッハ/シューベルトによる
3大アヴェマリアは特に素晴らしかったです。
人間という楽器の美しさや表現力にはただただ驚嘆するばかりです。
最近ハマっているG.カッチーニのアヴェ.マリアには思わず涙腺が緩みます。


アンコールで”あかとんぼ”が流れると多分年輩者かと思いますが回りから
すすり泣きが...


もう5,6年は弦楽器再生を最優先にしたスピーカーの音作りを研究してきましたが、
一応の満足すべき成果を得られたと考えて、来年度からはピアノと声楽を加えた
コンサートに通って勉強しようと考えています。


ピアノはシンフォニーでも室内楽でも聞く事は勿論多く有った訳ですが、
声楽は数える程しか経験が有りませんでしたので凄く楽しみです。
今回のソプラノでも一人の方のウエストは間違いなく1mは超えていると思う様な
体型でしたが、その音像は口の大きさそのもの、ほんとにピンポイントに聞こえます。
そこから無尽蔵の様に空気大砲が飛び出して遙か後の標的に向かって声が飛びすぎて行きます。
曖昧に聞いていた声楽の再生音との違いを見せつけられましたが
さてその境界をどの様に埋めていけばよいのか....


弦楽器は演奏者が携帯するし、声楽は勿論の事なのですが、ピアノは特殊な事が
無い限りはホールピアノを使いますので、先ずは気に入ったホールとピアノを
探す事から始めないとなりません。
音楽はど素人の私の勉強が続きます。



2009年12月7日月曜日

ヴァイオリンリサイタル

今日はヴァイオリンのソリストで竹澤恭子さんを初めて聞いてきました。


例によって一番前で聞きました。ホールトーンに負けない楽器その物の音を聞き分ける為です。


彼女の正確な年齢は知りませんが小娘で無い事は間違い有りません。


演奏も落ち着いていて抑制の効いた聞いていて安心感の有るスタイルで好感を持てました。


曲目はブラームスのヴァイオリンソナタ1番から3番までの全曲です。


メロディーラインの綺麗な曲とは違い、かなりマニアック好みのする曲でしたので


好き嫌いの分かれる曲と思いました。


彼女のデビュー20周年の集大成となる作品として選曲したそうです。




さて、曲や演奏技法などはこの辺にして目的の主である音色(音質)の方はどうであったか。


楽器は1710年製ストラディヴァリの”カンポセリーチェ”です。


音量は流石に十分あり、音のフォーカス点は席順で10番目くらいか?と想像しました。


1番目の席では音が通り過ぎて行く印象です。


音像が実物大のヴァイオリンよりも遙かに大きく聞こえるのは十数台聞いたストラディヴァリの中では


初めての経験。一番良く聞いている五嶋みどりのガルネリは距離に関わらず等身大の音像の中から


あらゆる響きが飛び出して来ますのでかなり違和感が有りました。


このまま録音したら再生装置側でどんなに苦心してもピンポイントの等身大音像なんか再現できっこありません。


また、大きな音像の中からあらゆる響きがバラバラに出てくる印象も持ちました。


数ヶ月前に同じホール、同じ席で五嶋みどりを聞いていますから間違いない差だと思います。


これの優劣は私には分かりませんが他の多くの楽器と違うと言う事は理解できました。


この差は演奏技法の差では無くて楽器の個性と思うのですが...


生で聞いて楽器の差でこんなにも違うのだからCD等だけ聞いて音質の判断をしようと考えるのは


かなり危険な事だと改めて思いました。


こんな時にはやはり悩んだとしても生演奏を聴いてみて良かったと思います。


但しこれは職業的にスピーカーを製作している立場から誤った判断でチューニングしないようにとの話であり、


一般ユーザーが好に従って聞かれるのは全く問題無い訳でありまして、


それが私的オーディオ再生/音楽鑑賞の楽しみであります。


ただもう一言...お客様の話を聞きますと生演奏を一度も聞いた事が無い方も多く居られるので、


ケーブル1本アクセサリーを買ったつもりでコンサートに脚を運んで見るのも良いのではと思ったりもします。