2011年4月22日金曜日

視覚と聴覚と痛覚の戦いBy入院生活-2

『映像付音楽と映画による時間の使い方1.』


冒頭で書いた様に映像ソフトも豊富に用意していましたのでそれをいつ鑑賞するかを考


えます。部屋の雑音はイヤフォンで遮断出来、音楽は目を閉じれば済みますが、病室


(4人部屋)では暗黙のルールによりカーテンが開放されているので明るく、人通りも案外ある


ので集中出来ません。初めの頃にカーテンを占めていたら明るく元気で可愛いナースが


気持ちが良いからカーテン開けましょうね!と大声で言われて以後開放のままです。


痛みで寝れずナーバスになっている所に盛大に周りに迷惑をかける病人が新たに同室に


なってもうキレそう!。個室を希望するがより重篤な患者で埋まり我慢して下さいとの事、


うーん。 


治療で入院しているのだから読書/音楽鑑賞/映画鑑賞/などに集中したいと言う方が


心得違いなのかも知れません。しかし治療に必要な事は全力で実行している。限界迄拷問


牽引に耐え、自主リハビリもこなし、8階建て病棟を一日4往復して一日4千歩を歩きました。


それ以外の時間を無にせず有意義に過ごしたいのです。結局は昼間は読書と少しの


音楽鑑賞とパソコンでお客さんへの問い合わせの返事、見積提案等をメール作成する


事に時間を多く割く事となりました。


 


夕方となり夕食(18:00)も終わると夜勤のナースが挨拶に来て夜の過ごし方の確認を


します。今晩の座薬は彼女に頼む事になるのかと複雑な思いを感じながら話を聞きます。


痛め止めを服用するタイミングとか睡眠剤を服用するか等々の相談です。病院側もまともに


寝ていない患者には注意を払う様です。知りませんでしたが私は睡眠剤はあまり効かない


様です。それと便秘(失礼!)普段は超が付く程の快便なのですが、痛みで体中(内臓も)が


相当に緊張していますので通じが悪いのは無理も無いのではと思いました。


それが終わると消灯(21:00)迄は自由時間となりカーテンを閉めたりして鑑賞準備をさりげな


く始めます。


 


消灯迄は切りの良い所まで読書を進めたり、ニュースをワンセグで見たり(携帯の便利さを


再確認出来ました)。日中よりはのんびりして眠りやすい様に穏やかに過ごします。


見舞いに来てくれた妻と談話室に移動してその日の出来事を話したりお茶をしながらしばし


寛ぎます。大事な送信メールもUSBに入れて持ち帰って送信を頼んだりもします。


 


ほぼ毎日消灯直前に一日に服用出来る最後の鎮痛剤を服用して寝ます。15分で薬は効き


出し不思議と簡単に眠りにつく事が出来ます。普段も床につくと数十秒で眠りにつくのでこの


点は助かります。痛みで夜中に(未だ夜中になっていない事が多い)起きた時からがやっか


いなのです。座薬を用いても寝れないのですが、敢えて眠りにつこうなどと思わない様にしま


す。ナースも無理に寝ようとして悶々としても精神的に参るから開き直っても良いのではと


言ってくれます。0時と3時に見回りに来るのですが、ノートパソコンの画面を見つめる姿を


確認しても何も無かった様に黙って巡回して行きます。


 


さてそれからの時間(毎晩11時から1時頃)は基本的には起床時間までの時間つぶしです。


音楽にしろ映画にしろ余程面白い物でないと痛覚に負けてしまいますのでソフトは慎重に


選択します。映画はBSやハイビジョン放送の録画と購入したDVDです。


未だ見ていない物、何度か見た物、中学生や大学時代に見た映画もあり楽しみです。


音楽(映像付き)も殆どが録画ですが何本かは購入した物もあります。


 


『先ずは映像付き音楽から1.ポピュラー編』


1.2010/1月JCBホール  BS2放映 大貫妙子ピュアアコーステック2009


http://www.amazon.co.jp/dp/B002WQSVC4


http://www.youtube.com/watch?v=tccs2R63ks0&feature=related


http://www.youtube.com/watch?v=7Z6EfACV4t8&feature=related


http://www.youtube.com/watch?v=QLco4ZEj5-A&feature=related


 同年代、リアルタイムで活動を見て来た。若い頃は高原サラダみたいな清楚なイメージが


最近は個性が滲み出ています。ぶれずに歌い続けていると何かの形が出来上がっていて


ジャズに聞こえたりシャンソンに聞こえたりと不思議です。人生を重ねて歌う姿に観客の表情


が答えを出している様です。楽曲と歌い手の良さステージの暗さと病室の暗さが見事に


調和。


●痛みを忘れて楽しめた今回一番のソフトで入院中に何度も見た(助けられた)。


上記の黒のクレール(若い頃)と今の歌とを聞き比べると年齢を重ねる事の意味をしみじみ


感じます。


 


2.DVD版 吉田拓郎 ‘93 TRAVELLIN’MAN LIVE NHK STUDIO101 


何時だったかTV放映しているのを偶然見た。昔から知っている曲で「外は白い雪の夜」を


聞いた。聞き惚れて固まってしまった。現代風にアレンジしていて拓郎が進化しているのを


知って嬉しかった。何年も探して見つけたDVD正規版で12曲入っています。下記には同じ


映像が入っています。


 http://www.youtube.com/watch?v=SYQy1hkdx04


●ラジオ番組の邦楽、洋楽ベストテンで「旅の宿」が連続トップの頃に放送を聞きながら


教習所通って車の免許取った。当時を思い出し痛さを忘れる。


 


3.DVD ボックス版 小田和正 「風のように歌が流れていた」2004/9月~11月 


TBSにて6回放映。


ライブでジャズにはまっていたのでリアルタイムでは小田和正を聞いてはいなかった。


友人が我が家のシアターで聞かせてくれと言うのでしばらく預かって鑑賞した。


歌に込めた思いが伝わります。衰えぬ声に驚きます。素晴らしいゲストが多数参加します。


特に山本潤子、鈴木雅之は素晴らしい、彼らのCDを多数持っているがこれが一番良い。


オフコース/赤い鳥が競った第3回全日本ライト.ミュージックコンテスト決勝ライブでの


情熱を込め、生き生きと弾む様な声、これが若さだったかと思い出される音源も入って


います。このコンテストの音源がありCDを購入、因みに高校の時に買った赤い鳥の初LPを


今も持っています。


http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00092QSPK/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&seller=


●我を忘れます、時間を忘れます。


 


4.NHK総合 SONGS 2009/11/11~4周連続放映


“デビュー40周年”を迎えた 井上陽水さんを、“4週連続”で特集する「SONGS 井上陽水」


フォークやニューミュージックなどにはあまり関心が無かったが、陽水の曲は嫌でも耳に、


心に入って来た。今でも現役バリバリ、若手を発掘し、影響力絶大、だんだん妖怪、化け物


風の凄みが出て来た。その割に控えめで丁寧な語り口に照れ屋だから尚更に人間離れした


感がある。


http://www.nhk.or.jp/songs/archive/091111.html


http://www.youtube.com/watch?v=dCRMh2ucrKc


●深夜の病室で視聴する「とまどうペリカン」、何とも言えません。インドでも聞いていたな。


   


 5.NHK総合 SONGS 2010/04/21 放映


 女性歌手の名曲を德永英明さんがカバーする「VOCALIST」シリーズ第4弾


 http://www.nhk.or.jp/songs/archive/100421.html


 http://www.youtube.com/watch?v=w9bxyOGTsrI


 ●4枚入りCDBOXは購入済みで「ハナミズキ」は試聴にも使っています。


   カバーしていると言うより自分の曲に消化しきっている所が見事です。


 


6.NHK総合 SONGS premium 2010/03/12 放映


今年で30周年を迎える松田聖子さんの特集。


http://www.nhk.or.jp/songs/p100312.html


http://www.youtube.com/watch?v=ua-3J8VDTWo


●私が聖子ちゃんの歌を聴いたっていいでしょう!、赤いスイトピーや下記のビールの


CMソングなどで徐々に惹かれていった。この番組での若い頃のヒットメドレーは


ちょっと引いてしまうが、良く見ればいつの間にか大変魅力的で歌もしっとりと聴かせる


素敵な女性になっていました。


 


 7.BSジャパン 2010/04/17 放映


 第3回 逢坂剛 『カディスの赤い星 ギターコンサート』メインゲスト: ハビエル.コンデ


 直木賞作家である逢坂剛はフラメンコギターの名手?で、ギターコレクターでもあります。


 本場スペインから最高峰の演奏家を呼んでコンサートを開催してTV放映もしています。


 第3回目は運良く録画出来ました。いつかは本場でフラメンコを観たいと願っています。


 試聴用には少し前までは世界最高の演奏家と言われたビセンテ.アミーゴを聞いて


 いますが、本場には色々な流派があるらしくそんな事情もこの番組を3回観て少し分かって


 来ました。


http://www.bs-j.co.jp/redstar2010/


番組中の動画は日本人奏者「沖仁」との共演しか見つからず、


つまらないから他の演奏を探した。


http://flamenco-ole.seesaa.net/article/150111002.html


●日本人の第一人者には遠く及ばない音楽性。技巧だけでは足りない、


精神的にでも強いDNAが必要なのだろうか?。農耕民族の喜怒哀楽を表に出さない


日本人と、人生の機微を隠さないで生きている民族。音楽は民族、国境を越えると思える


のだが、本当の所はどうなんだろう?。ジャズに入る前に聞いていたボサノヴァは今はあまり


聞かない、50、60になって彼女の家先でギターを弾きながら愛を囁く音楽を私が本当に理解


出来るのだろうかと考えたからだ。



視覚と聴覚と痛覚の戦いBy入院生活-3

『映像付き音楽から2.クラッシック/オーケストラ編』


 1.2009/10月 東京芸術劇場 NHK教育TV放映 オーケストラの森 


アレクサンドル.ラサレフ指揮 日本フィルハーモニー管弦楽団


.ハチャトリアン バレエ音楽 スパルタクス 


.ラフマニノフ ヴォカリーズ 幸田浩子 ソプラノ


.チャイコフスキー 交響曲マンフレッド 第1,4楽章


NHK FM放送「気ままにクラッシック」通称キマクラ出演の浩子ちゃんファンであるので迷わず


録画。ヴォカリーズも大好きな曲で、この演奏を聴いてからヴォカリーズ(ソプラノ)のCDを


探し周りお気に入りを見つけました。浩子ちゃんにはもっと勉強していただきましょう。


ラサレフ指揮+日本フィルも熱のこもった演奏で聞き惚れました。SS席に座ったとしても


コンダクター、コンマス、ソリスト、と最前列の演奏者がよく見える程度で奥の方の管楽器や


木管、打楽器などのパートは殆ど見る事が出来ません(良く聞こえますが)。その点では映像


付きの演奏は各パートが良く見えて大変わかり易いので楽しめます。この録画ではありませ


んが、大編成の曲では何の音か聞き分けられない、聞こえないなどと言う事があるので映像


付きはハッキリ分かりますので音楽を楽しむ以上に勉強にもなります。


 http://www.youtube.com/watch?v=pbNzCc8nJqw


●痛みを忘れて楽しめました。


 


2.2009/6月 NHKハイビジョン放映 ウイークエンドシアター


クルト.マズア指揮 ライプチヒ.ゲヴァントハウス管弦楽団


アンネ.ゾフィー.ムター(ヴァイオリン)


アンドレ.プレビン(ピアノ)


.メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 (ライプチヒ.ゲヴァントハウスホール)


.メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲 第1番(ピアノ+ヴァイオリン+チェロ)


 ウイーン楽友協会ホール


.メンデルスゾーン ヴァイオリンソナタ ヘ長調 (ウイーン楽友協会ホール)


誰もが認める現代の最高の女性ヴァイオリニストです。何と昨年は松本でコンサートが


ありました。天才少年少女ヴァイオリニストは実は大勢いてその中からソリストとして生き残る


のは極めて少ない、そんな中で彼女はすでに女王として君臨してその風格を漂わせていま


す。共演するピアニストは分かれた亭主。純粋無垢風に聞こえる日本人演奏者と違って演奏


は個性的で色艶とかを含んだ官能的なものです。好き嫌いはあると思いますがある意味


大人の演奏で曲によっては満たされる事もあります。CDを聞くよりは容姿も美しい映像付き


で、勿論コンサートで聞くのが最上でしょう。


http://www.youtube.com/watch?v=_0sDAdyMtnk&feature=related


●痛みを忘れさせてくれる演奏には癒されました。


 


3.2010/12月4日 NHK BSハイビジョン放映 NHKホール


ズービン・メータ指揮  イスラエル.フィルハーモニー管弦楽団


.べートーベン  交響曲 第6番 ヘ長調 田園


.ベートーベン 交響曲 第7番 イ長調 作品92


文句無し、世界最高峰の指揮とオーケストラの共演です。


改めて曲の素晴らしさに聞き惚れます。


初めて聞いたサントリーホールでの時には身震いした事を覚えています。


震災中に国内でオペラ公演中でしたが止む無く中止、4月10日に再来日して


東京文化会館でN響と共演しべートーベン第九のチャリティー演奏を行いました。


4/17日教育TV 21:00からその演奏が放映されます。


http://www.youtube.com/watch?v=TetBZhVpVGo


●演奏会にいる様で没頭出来ました。


 


4.2010/11月25日演奏  NHK BSハイビジョン放映 NHKホール


パーボォ.ヤルビィ指揮 ドイツ.カンマーフィルハーモニー管弦楽団


.ベートーベン 「プロメテウスの創造物」序曲


.ブラームス バイオリン協奏曲 ニ長調


ヴァイオリン ジャニーヌ.ヤンセン


.ベートーベン 交響曲第5番


学校で習ったブレーメンの音楽隊の銅像が有る街を拠点とするオーケストラです。銅像は見


て来ました音楽会に行く暇は勿論ありませんでした。古楽器を取り入れた小編成のオーケス


トラです。指揮者は現在世界から引っ張りだこ問い言われている旬のマエストロで、まるで


サッカーかスポーツの監督みたいな雰囲気の生きの良い指揮者です好感が持てます。


http://www.youtube.com/watch?v=qkIuZAd2Dns


●痛みを忘れさせてくれる元気で生気に溢れる演奏は良いですね、ヴァイオリンも良かった。


 


 


『先ずは映像付き音楽から3.クラッシック/器楽編』


1.○BS2 クラッシック倶楽部 2010/07/06 放映


木嶋真優 ヴァイオリン.リサイタル 2009/6/20 紀尾井ホール


.シャコンヌ  作曲者不詳/シャルリエ編曲


.悲劇的な詩作品12  イザイ作曲


.チャールダッシュ  モンティ作曲


未だ若いのに輝かしい経歴の持ち主です。


http://www.mayumusic.com/jp/homejp.html


http://www.mayumusic.com/jp/discjp.html この中のシャコンヌ聞いて下さい。


http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0011BKMEG/sr=1-1/qid=1303370115/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&qid=1303370115&sr=1-1&seller=


●今度絶対聞きに行きます。


 


2.2009/2月 NHKハイビジョン放映 ウイークエンドシアター 2008年ドイツ製作


.バッハ  バイオリン.ソナタ第3,4,5,6番.


クリスチャン.ツィマーマン(ヴァイオリン)


エンリーコ.パーチェ(ピアノ)


バッハのバイオリンソナタの演奏を中心に据えたドキュメンタリーです。 演奏は宮廷風のサ


ロン形式の音楽会と言った風情で私には(多分殆どの日本人にも)馴染みの無いスタイルで


演奏されます。ツィマーマンは現代の最高のヴァイオリニストの内の一人で洗練された高貴な


演奏スタイル(この番組では)で感動すると言うより勉学の為に聞いてみると言った内容で


す。途中途中には音楽についての考え方、息子への指導の悩み、過去を振り返ったり、


未来を考えたりと決して安楽な毎日を過ごしているのでは無い事が分かります。


●回復したらもう一度聞いてみます。今の状態では全曲聴く余裕はありませんでした。


 


3.2010/6/18日 NHKE(教育放送)放映


ソプラノ:ディアナ.ダムラウ


ハープ :グザヴィエ.ドウ.メストレ


ソプラノとハープのデュエット。詳細は下記で。


http://www.nhk.or.jp/art/archive/201006/03music.html


http://www.youtube.com/watch?v=PJlKYqfo4F8


●ユニークな編成、完成度の高さ、選曲の良さ、永久保存版になりそう。


 魅入り聞き入りました。今回のクラッシック音楽ソースでは一番かな。



視覚と聴覚と痛覚の戦いBy入院生活-4

『映像付き音楽から3.クラッシック/ピアノ編』


1.○ 特集 完全保存版 ぴあのピア 300年の歴史を旅する(ナレーション 宮崎あおい)


 .第1回 2010/3月11日 NHK BSハイビジョン放映


誕生楽器の王様 バロックから古典派 そしてバッハ/モーツアルト/ベートーベン/


シューベルトの時代にチェンバロから現代のピアノへ発展イタリア フィレンツェ メディチ家 


ピッテイ宮殿にて誕生、初演。


2.第2回 2010/3月12日 NHK BSハイビジョン放映


共演 鍵盤の詩人達 ~ロマン派の時代~


.ショパン ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作):


.ショパン ノクターン 第14番 嬰ヘ短調:


.ショパン バラード 第1番 ト短調


.ショパン ピアノ.ソナタ 第3番 ロ短調


.ショパン ボロネーズ 変イ長調「英雄」


●以上の演奏は仲道郁代:綺麗にまとまって音は綺麗/でも世界が狭く弾けない/


音色が堅い/華やか過ぎ/思い入れが強すぎてから回り/こんな演奏者が珍しくないと


思うのですが。


 


3.メンデルスゾーン 無言歌「ないしょ話」


.メンデルスゾーン 無言歌「ベネチアの舟歌」


.メンデルスゾーン 無言歌「春の歌」 


.メンデルスゾーン 無言歌「紡ぎ歌」


.メンデルスゾーン 無言歌「民謡」


 http://www.youtube.com/watch?v=k0ldXFgRp1I


●以上の演奏は田部京子:試聴用に使う程好きな方です。どの曲もメロディーラインが


しっかりしていて安心して聞けるのが良い。女性演奏家特有の強さ、激しさ、きつさが無く


中性的で良い。


 


4.シューマン 子供の情景 第1曲「知らない国々」


                  第3曲「鬼ごっこ」


                  第4曲「おねだり」


                  第7曲「トロイメライ」


                  第13曲「詩人のお話」


シューマン  幻想小曲集  第1曲「夕べに」


                  第2曲「飛翔」


●以上の演奏は伊藤恵:音色は優しく軽やかで表情豊、気持ちが落ち着きます


 


5.ブラームス 2つのラプソディー 第1曲ロ短調


.ブラームス パガニーニの主題による変奏曲


●以上の演奏は若林顕:初めて聞くピアニスト。姿勢が悪くて演奏しにくそう、殆どパスした。


 


6.フランツ.リスト ハンガリー狂詩曲 第2曲


●演奏は青柳晋:初めて聞くピアニスト。難曲の名曲。演奏からイマジネーションは


広がらない。


 


7.フランツ.リスト 愛の夢 第2、3番


●演奏は岡田将:初めて聞くピアニスト。リスト国際コンクールで優勝とか。


メロディーの綺麗な名曲。イマジネーションが広がり他の曲も聴いてみたい。


 


8.フランツ.リスト メフィスト.ワルツ 第1番


http://www.youtube.com/watch?v=0Y0ECT7PSYE


●演奏は野原みどり:ロンティボー国際音楽コンクール1位、リスト国際コンクール2位とか。


ここで聞くリスト演奏者の中では一番ダイナミックで堂々とした姿で演奏しています。


自分の曲の様に弾きこなしている。リサイタルに行きたくなりました。


 


9.第3回 2010/3月13日 NHK BSハイビジョン放映


未来の響きを求めて ~近代から20世紀へ~


.スメタナ 演奏会用練習曲「海辺にて」


.スメタナ チェコ舞曲第2集「フラーン」


http://www.youtube.com/watch?v=GDVpeGsh4Eg


●以上の演奏はイルジー.コレルト:初めて聞くピアニスト.スメタナと同じくチェコの生まれ。


偏見だろうか、音が弾けている、今迄聞いて来た演奏者とは明らかに違う。テクニックでは


コンテストで優勝していても感性が違う。祖国の曲を演奏する違いか。


 


10.ドボルザーク ピアノ三重奏曲「ドゥムキー」第1楽章


ピアノ:野原みどり  ヴァイオリン:江口有香  チェロ:唐津健


●大好きなドボルザーク、この特集では作曲家の経歴を字幕で解説してくれるので


楽しみながら勉強出来る。


 


11.ヤナーチェク 草陰の小道にて「散りゆく木の葉」


                     「一緒においで」


                     「フリーデクの聖母マリア」


●以上の演奏 はイルジー.コレルト:美しい曲です。映像は演奏の様子だけではなく、


曲にふさわしいBGVを流すので尚更素敵です。 


 


12.グリーグ 叙情小曲集 第3集 第6曲「春るに」


                 第5集 第4曲「夜想曲」


●以上の演奏は田部京子:BGVのフィヨルド、ノルウエーを思い出します(行きました)。


作曲家のふるさとの情景が浮かびます。   


 


13.シベリウス 5つの小品 作品75 第5曲「もみの木」


●演奏は田部京子:フィンランドで好まれている代表曲。


田部京子さんが更に好きになりました。


 


14.ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」 第1曲「プロムナード」


                          第10曲「キエフの大きな門」


http://www.youtube.com/watch?v=qV7prk_-9z0


●以上の演奏はイリーナ.メジューエワ:身長180cmは有ろうかと思うロシア女性で鍵盤が


小さく見えます。キエフの大きな門がその通りに大きな門に聞こえます。


 


15.アルベニス スペイン組曲 第1曲「グラナダ」


http://www.youtube.com/watch?v=I-2-FZif3Fk


●演奏は下山静香:マドリードでピアノを習う。こんなにもロマンチックなクラッシック曲が


あるのか? こんな曲を聞いても眠れないなんて。


 


16.グラナードス 組曲「ゴイェスカス」第1部 第4曲「美女とウグイス」


●演奏は迫明義:やはりスペインでピアノを習い活動する。美しい曲です。


グラナードスはUボートに攻撃され亡くなった。


  


17.フォーレ 夜想曲 第1番 


●演奏は野平一郎:フランスの曲は馴染みにくいのです。


  


18.ドビュッシー 版画 第1曲「塔」(印象主義をピアノで表現??)


  .ドビュッシー ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」


  .ドビュッシー 映像第1集 第1曲「水に映る影」


  .ドビュッシー 前奏曲集 第1巻 第2曲「帆」


                  第8曲「亜麻色の髪の乙女」


●以上の演奏はミシェル.ベロフ:「塔」や「水に映る影」は絵画展のBGMなら違和感ないで


す。これらの曲は鑑賞を対象した曲なのでしょうか?。反面、有名な「月の光」は


しっとり綺麗で分かりやすいのに。やはりフランスの曲は私には馴染みにくいのです。


 


18.ラヴェル 鏡 第4曲「道化師の朝の歌」


●演奏は阿部裕之:やはりフランス風で馴染みにくい曲、演奏はなかなかパワフルでこ気味


良い。ラヴェルと言うとやはりボレロですが今回はピアノ曲ですから我慢。


 


19.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ


●演奏は北村朋幹:良く聴く曲で題名が分からない代表みたいな曲ですがうっとり良い曲で


す。 このピアニストは若く芸術家肌で全霊を込めて弾いており注目です。


( 彼と比べると今迄出て来た日本人男性ピアニストは音楽の授業でも開いている様な


 無感情で没個性的と思ってしまいます)


 


20.セルゲイ.ラフマニノフ 練習曲集「音の絵」作品33第2曲


                             作品39第4曲


http://www.youtube.com/watch?v=V5lfrnCFITc


●演奏は小川典子:ラトビア出身でショパンコンクール2位の妙齢の女性ピアニスト。


 ハットする様な粒建ちの際だった演奏で聞いていて目が覚めます。


 寝れないから聞いているのですがね。


 


21.セルゲイ.プロコイエフ  ピアノ.ソナタ第7番 第1楽章


http://www.youtube.com/watch?v=6Ci_1-Ua3f0   


●演奏はディーナ.ヨッフェ:レニングラードをドイツ軍に包囲されていた年の作品と聞いて


驚き。 ヒットラーに占領される危機の時に作曲を通して戦ったと。


 曲は戦争を連想させる激しい調子で演奏家も戦っている様な激しさです。


 とても眠れる様な曲ではありません。



視覚と聴覚と痛覚の戦いBy入院生活-5

『音楽による時間の使い方』


.難病映画というジャンルが有るそうですが、心に残っているのは「レナードの朝」と


「ロレンツォのオイル」 これは心身共に健康で無ければとても見られない、


「ロレンツォのオイル」のDVD買ったが未だ見てない。.戦争映画も大好きで派手にドンパチ


やるものは気になりませんが、リアルに戦闘シーンや傷ついたシーンを詳細に見せる類の


ものはパス。以前友人にリアルな戦争映画を50インチ、7.1chの我が家のシアターで


見て貰ったら途中で辛くて見るのを止めたと、数年後に4回も手術する怪我をして休養中に


その映画を見たら心が痛くてとても見続ける事が出来ませんでした。


経験しないと気持ちを察する事は難しいと実感する事とになりました。


 


1.華麗なる賭 1968年製作 スティーブ.マックイーン/フェイ・ダナウェイ出演


スティーブ.マックイーン 没後30周年記念 NHK BSハイビジョン放映の録画


セレブが愉快犯的に犯した犯罪を美人保険調査員が真相を調べるというストーリーの映画で


す。私はロードショウで15歳の時に見ましたので約40年ぶりに二度目を見た事になります。


子供が見る映画では有りませんが、主題歌に惹かれて悪友と共に見に行きました。


ミシェル・ルグラン作曲の主題歌『風のささやき』アカデミー賞歌曲賞受賞です。


歌っているのがノエル・ハリソンと言う英国のポップシンガーなのですがその爽やかで本当に


ささやく様に語りかける様な歌に惹かれて見に行きました。当時の名画には名曲が必須でし


たのでサウンドトラックが大流行で音楽聞きたさに映画館に脚を運ぶ事は珍しく有りません


でした。当時は米国の生活スタイルは夢の夢、ジェットストリームや兼高かおる世界の旅など


で世界を想像していた時代。映画では庶民の生活も想像も出来ないのにセレブの世界が


広がり、パンナムで颯爽と登場するフェイ・ダナウェイ、サンドバギーで砂浜を駆け、ロールス


ロイスで出勤、ポロを嗜み、グライダーを操ります。想像を超える別世界に心を奪われた事


は言うまでも有りません。刺激されて模型グライダーを幾つも製作しました。映画の真っ白い


機体と風切る豪快な音に見入りましたが、40年後に見たら機体は黄色でした、想像が白にさ


せたのですね。アクション俳優と言われる事も有るマックイーンですが、この映画では演技力


で魅了させます。フェイ・ダナウェイはその前に見た「俺たちに明日はない」のボニー役で


強烈なショックを受けていたので忘れる事の出来ない女優です。着の身着のままのボニーと


は違ってこの映画ではファッションモデル張りのお洒落と色気を楽しませてくれます。


今見ても色あせしない一流の映画として楽しめます。もう一度曲の話を。当時も今も米国や


英国にはスタンダードと呼ばれるジャンルを歌う男性歌手がおり、ネイティブなカントリーや


ソウル、ジャズとは違い、流行のポップスを歌うでも無く、バラードを歌い上げる人達が


いました。ビッグネームではシナトラやディーンマーチン、サミーデイビスJrなどでしょうか。


無名の人が大勢いて未だ子供ながら惹かれていました。何せ貧乏な我が家にはTVよりも


前にステレオがあり、シナトラを聴いて育った(大げさですが)のです。日本には知る限りこの


種の歌い手は未だいませんね。ショービジネスの底辺の広さ、マーケットの大きさの違いで


しょうか。


http://www.youtube.com/watch?v=tg-XaYrbX-o&playnext=1&list=PLA0B72963075DDB1C


http://www.youtube.com/watch?v=0QtKDlZ7FKE


●40年の時を経て見た映画、風のささやきが素敵です。


 


2.THE  ALAMO 「アラモの戦い」 DVD版 1960年製作


ジョン.ウエインが初監督をした映画です。


米国テキサスが独立宣言するも承認しないメキシコ軍7千人が攻めて来る。


迎える正規軍の準備が出来るまで廃墟の教会に立て籠もり全滅を覚悟で時間稼ぎをする


義勇軍185名の壮絶な戦いを史実に基づいて製作した映画です。ジョン.ウエインは


デイビー.クロケット役(これは空想の人物)、大好きなリチャード.ウイードマークは私兵の


ボスでジム.ボウイを演じます。中学生から見ている映画で何度見たか、何度泣いたか覚え


ていない程に大好きな映画です。現在でもジムと言う名のテキサス生まれの米国士官は


自動的にジム.ボウイとニックネームが付く程、米国人には忘れられない歴史的な戦いと


語り継がれているようです。


主題曲「The Green Leavees of Summer」邦題「遙かなるアラモ」は何とブラザーズ・


フォーが歌っています。この哀愁を帯びた曲を聴くだけで涙が出てしまいます。


http://www.youtube.com/watch?v=E-Vwvf1qAMA


●また泣いた。


 


3.ディアハンター 1978年製作 NHKBS2 衛生映画劇場 2010/6/24放映


主演 ロバート.デニーロ アカデミー賞5部門受賞


大学時代に見た映画。本編が終了してクレジットが流れ終わっても誰も席を立てなかった


事が印象深い。もう一度みたいと思い録画してあったが、今見るのは辛いかも知れない。


映画は米国の片田舎、工場労働者の若者が働き、飲んで騒ぎ、週末には鹿狩りを楽しむ


普通の生活を延々と描く。場面が突然変わってベトナムに招集された凄惨な戦いの場面を


映し出す。仲間のリーダー格が帰還して車椅子生活を悲観して軍の病院にいる友を暖かく


街に迎え入れに行く。その病院に他の仲間から大金がベトナムから送られて来ていた。


その彼は精神を病み陥落直前のサイゴンでロシアンルーレットの賭けに興じていた。


助けに行き見つけ出した直後に目前で弾が発射され亡くなる。


街に帰った仲間達と昔の様に鹿狩りに行くのだが、もう生き物を撃つ事が出来なくなって


いた。戦争の狂気を淡々と描くこの映画に米国の苦悩が表れていると思います。


同名の主題曲はクラッシックギターの最高峰、ジョン.ウイリアムズが演奏してヒットしたので


映画を知らずとも曲を聴いている方は多いと思います。


http://www.youtube.com/watch?v=c6gpa8nUa70&p=C793F2CD516033D7


●日常と残酷な非日常、3時間はあっという間に過ぎてしまいました。


 


4.ブエナビスタソシアルクラブ 1999年 DVD 版


キューバ音楽の魅力を再発見する為にギタリストのライ・クーダーとキューバの老ミュージ


シャンたちの交流を追いながら、捉えた記録映画。同名の音楽CDが少し前に発売されて


世界的な大ヒットとなりました。ライ.クーダーはキューバ音楽を築き上げたが、人々からすで


に忘れられていた各ミュージシャンを見つけ出します。彼らは自分が何者であるのかその


ルーツを淡々と話します。世を儚んでいた60代から90代までのミュージシャンが再び脚光を


浴びてCDがヒット、そしてニューヨークの音楽の殿堂「カーネギーホール」を熱狂させた時の


彼らの人生を噛みしめているその表情には何と言ったら良いのか。下記にキューバ最高の


ピアニストを紹介していますが、彼を含めてすでに何人もの方が亡くなっています。


ライ.クーダーが急いだ訳です。


サイドカーを運転しているのがライ.クーダーで、横に座るのは息子です。


http://www.youtube.com/watch?v=6JEdf7XsV5g


http://www.youtube.com/watch?v=zmm_XUiWXtE&NR=1


●最高の音楽ドキュメンタリー映画です。



2011年3月25日金曜日

今日は今年の初コンサート

1月に予定していたヴァイオリン.リサイタルは招待していただいたので、私の不調と妻の風邪を押して出かけたら何とチケットを忘れるという失態を演じて流れてしまいました。


その後は私の治療や入院手術でコンサートどころではなく、今日も果たして行けるか?でしたが、リハビリに通ったついでにこれから手術という主治医を捕まえて、痛み止めの注射やら処方をしてもらい、落ち着いたので出かける事ができました。


上原彩子さんのピアノリサイタルを聞いて来ました。


2,3年前にNHKBS放送でソリストとしての彼女の演奏を聴いて気に入りまして、昨年は地元長野県でロシアのオーケストラを従えての(従っての?)演奏を聴いて大満足。今日はリサイタルですから期待も高まります。


地元、茅野市の市民館コンサートホール。今はどの地方にもありますがここのホールは小規模で(多目的の大ホールも併設してます)殆どクラッシック専門と言える好感度のホールです。ウッドウイルが制作した大型ウッドホーンの開口部に居る様な扇形の一風変わった形状です。挨拶でこのホールが大変気に入って感動していると言っていただきましたので嬉しい。


演奏曲目はシューベルトの3つのドイツ舞曲の可愛い曲と、ショパンのワルツ第6,7番の華麗で哀愁を帯びたダンス曲の対比。ベートーベンのソナタ第3番の難曲。この3曲目に演奏した曲で完全に彼女の世界に浸ってしまいました。後半のショパンのノクターン第8番は期待しなかった(巨匠の名盤をいつも聴いている)のですがこれも良い意味で裏切られて大満足です。同じくショパンの12の練習曲はこれでもかと言う程に表現の世界が違う曲をエンドレスで聴かせてくれ、完全に参ってしまいました。


地元(田舎の)コンサートは土地柄か関係者のツテが多く、一見して音楽にあまり興味のなさそうな人が動員されていてビッグネームの演奏でも儀礼的な拍手が多かったりして興ざめする事が多いのですが、今日は違いました!。観衆の心は見事に打ち抜かれていました。小さなホールでの大喝采はすばらしい!おかげでアンコールを3曲も聞けました。


最近恒例になって来たサイン会が有る時にはCDを買ってサインしていただく。また来て下さいねと言ったら笑顔で事務所の方が呼んでいただけたら来ますと言っていました。ホール関係者に希望を伝えてみましょう。


そうそう、TVでみた時には妊娠中、昨年聞いた時には出産からそう遠くない頃、今は子育てに大変な筈、それでも演奏への集中力は凄いです。五嶋みどりなど知っている何人かの演奏家は音楽家と言うよりアーティストと感じさせるのですが、上原彩子さんもその一人に入るのかなと思います。子離れしてさらに円熟味を増した演奏を聴けるのを待ちながらチャンスが有ればその都度、聞きたいと思っています。


 



2011年1月4日火曜日

サイトウキネン

1992年から始まった長野県松本市を舞台に行われるクラッシックの音楽祭は、
指揮者の小澤征爾さんが総監督する”サイトウキネン”と呼ばれます。


私の所から松本迄は高速を飛ばすと1時間弱で行かれますが、
何故か今迄この音楽祭に出かけた事がありませんでした。
可能な限りの小規模の室内楽中心の演奏会を聞こうとしていた為でもあります。


昨年は小澤征爾氏が体調を崩して1曲しか指揮を出来なかったと言う
音楽ファンには大変残念な年でもありました。


今日のNHK総合で、その1曲の演奏と練習風景を放送していました。
曲はチャイコフスキー:弦楽セレナード 第1楽章
小澤征爾氏にとっては馴染みの曲ですが昨年ばかりは体力の関係で
その7分間の曲の指揮しかできなかったのです。


自身の心内では充分に時間を取る事が出来ていた。
この音楽祭から復帰を果たそうと決めていた。
療養中の音楽から離れていた情熱の高まり。
その気持ちをぶつけてリハーサルを行い、
気心知れた楽員達はそれに情熱を込めてそれに答えてくれている。


TVニュースでその曲の出だしを流していたのちらっと聞いて
これは凄いぞ!と思い、今日の放映を待っていました。
その演奏はすばらしいものでした、感動して熱くなってしまいました。
もう一度、素晴らしかったです。


録音も素晴らしく、各パートの一音一音が聞き取れていながらも
素晴らしいハーモニーが感じられました。
演奏が良ければ装置に無関係に音楽に感動出来るとは言いますが、
有るレベル以上のピュアオーディオで組まれたシアターシステムで
聞きますとリハーサル中に何度も弾き直すコントラバスの重低音の表現の違いも
聞き分ける事などが出来ますのでやはり感動の大きさは違うと思いました。


サイトウキネンの楽団員は全てが一流の人とは限りませんので、
うがった見方でいた事は正直有りました。
逆に一流のオケでも力の入らない演奏会ではつまらない思いをして
帰ってくる事も珍しくありません。
でもこのTVを見た方なら楽団員の生き生きとしたリハーサルの姿や
感情のこもった演奏に心を動かされた事と想像します。
感動が感動を生むのですね。
小澤征爾氏の入魂の指揮だった証であります。


音楽を専攻していない私などは指揮者と言う職業をよく分かりませんが、
小澤征爾氏の若き日を記した”ボクの音楽武者修行 (新潮文庫) ”を
読むと指揮者がどれ程の才能に恵まれながらも勉学と努力と己の道を開き進む苦労を重ねているかが垣間見えますので楽しみながら読み進む事が出来ます。
世界の人からマエストロとして尊敬を集める職業で有る事の理由が少し分かります。



2011年1月3日月曜日

おめでとうございます。

明けましておめでとうございます。


本年もよろしくお願いいたします。


 


各地大荒れの空模様で難儀されている方が多いので大変ですね。


若い頃は年末には帰省していましたので移動中の事故等のご苦労が良く分かります。


ありがたい事に、信州の中部地域は静かな年末年始となりました。


 


ウッドウイルは今春で開業12年目を迎えます。


お客様のおかげで何とかここまで来る事が出来ました、本当にありがとうございます。


 


今年は他には無いオリジナルの高機能キットの発表を計画しています。


このキットを発展させた完成品の製作も準備しようと思っています。


簡単、高性能のエンクロを容易に組み立てられ、完成品よりも割安で入手出来る作品です。


 


また、今迄の経験から得たノウハウを元に無駄を省いたり加えたりと細かな手直しを


設計や製作に盛り込み、受注製作の良さを更に進めてお客様に更に喜ばれる様な


工夫をして行こうと考えております。その都度HPにてご報告させていただきます。


 


昨年は大型作品が多く個人工房の限界も見えましたので、安定製作出来る体制を


作り上げる事も大きな課題として取り組みます。


あまり若くは無くなって来ましたので、中型程度の大きさでハイエンドを狙う様な作品で


一番力を出せるのですが、それは贅沢というか我が儘である事は承知しています。


 


このブログはホームページを訪れてくれる方の半数が見ていて下さる様なので敢えて


申し上げる事といたしますが、今年からはお問い合わせ時に氏名/住所/電話番号を


お知らせいただけない方には対応を行わない(返事をしない)事とさせていただきます。


過去に何度も試行錯誤し、お得意様に意見を聞いたりした経験から決めました。


今迄11年間の活動の中で、初めのお問い合わせ時に氏名/住所/電話番号をお知らせ


いただけなかった方からのご注文は一件も無いという事実がその最大の理由です。


敷居が高くなったり等で恐縮ではありますが、ビジネス視点で決めさせていただきました。


無駄に時間を費やす、ノウハウを知らない方に流出させる事を防ぎたいと思ったからです。


 


年初からかしこまった話ですみません。


今年のHPにはPCオーディオのコラムなどを加えてウッドウイルの作品を買った方、


検討されている方、興味を持って見て下さる方にも楽しんでいただける様な


情報提供をして行こうと計画していますので懲りずにHPを訪れて下さる様お願いします。


 


最後になりましたが、今年も皆様にとり良いお年となりますように。


ウッドウイル 柴田。