2015年11月2日月曜日

30万回キリ番踏み記念サービス終了のその後

ホームページのカウンターが30万回に達しました。

開設当初の無知な変更などで1,2万回分は無効になってはいますが、
30万回とは嬉しい数字です。

ご存じの様にウッドウイルのHPもブログも同一端末からの一定時間の複数アクセスは
カウントしていませんので、かなり正直な数字かと思っています。

開設当初はYAHOOなどの検索サイトでは独自のルールが有りまして、
駆け出しのサイトは検索されずに、試行錯誤したものです。

キリ番サービスもその一環でした。
1万円相当のエンクロージャーキットに20万円程もする完成品まで随分と
大判振る舞いをさせていただきました。
それらの甲斐あってかカウントも増え、検索上位で取り上げられるなど成果は有った様です。
最近は製作に追われるなどで、更新をサボり、停滞気味なのが反省点です。

そして久々の30万回キリ番でした。
その記念サービスはウッドウイル16年のノウハウを凝縮した総合グレード6の
エンクロージャーの30%オフサービスでした。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NewProductMenu.html

100万円の作品なら30万円off
200万円の作品なら60万円off
この恩恵に恵まれた方達の仕様が決まりだして来ました。
数年後にはこれら総合グレード6の作品達の姿をお見せ出来る事と思います。

前にも書きましたが、次の40万回は恐らく訪れる事は無いのでは?。
今のペースでは約6~8年程かかりそう。
そうすると私も70歳近くになります。
鮒釣りから始まって鮒釣りに終わるの如く、
10cmフルレンジの総合グレード6でも作っているかも知れませんが、
38cm3Wayなどの大型はとうに卒業していそうです。


今回のキリ番サービスで総合グレード6を広める事が出来ればとの思いでしたので、
それが個性的な複数組で実現できる事となり大変嬉しいです。
改めてキリ番サービスに参加下さった皆様、
ありがとうございました。





2015年10月5日月曜日

12年前製作の曲面成形合板

12年前製作のラウンド(曲面)成形合板エンクロージャーの品質検証

下記写真の様な作品達です。
























これら側板をラウンド(曲面)させる為にMDF合板で数種類製作してノウハウを得て、
次に製作したのが上記などの無垢の薄板を重ね合わせる(成形)させてラウンドさせる手法です。

大手メーカーなどでは大規模、高価な設備を用いて製作していますが、
個人工房レベル、まして毎回異なる仕様での受注製作するには独自の製作方法が必要です。
その様な製作上のノウハウは公開されていませんのでゼロからのスタートです。

そんな事で考え出した製作手法、当時で数年間の試行錯誤して間違いの無い事を
確認はしましたが、もっと長い期間を経た後はどうなのか?
その確認と経過観察の為に手元に置いていた部材が下記写真。






















全体像、部材状体ですので未だ余分な寸法での粗加工状態です。






















注目点はラウンドしている何枚もの板を重ねた部分が剥がれていないか、
変形等は無いかなどです。
 
12年を経過した現在でも制作時と同じです。
品質は保たれていました。

当時、成形合板によるラウンドタイプエンクロージャーを一品製作で初めて製作発表しました。
今では丸毎コピーする業者も現れて珍しくも無くなった様にも思われます。

この構造では背面が平面です、理想的にはバッフル以外は(ユニットを取り付ける為)
ラウンドにすべきですが、当時の製作技術ではこれが限界でした。
(天板、底板は内部の工夫でラウンドにしています)
 

現在は、ウッドウイル独自の品質評価「総合グレード.6」で表示している様に
背面もラウンドで製作しています。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html

「総合グレード.3」の成形合板ラウンドタイプも背面はラウンドにします。
何故ラウンドに拘るのか!
.定在波を生じさせない
.吸音材を使わない
.音の鮮度や躍動感を失いたくない
これら音質を少しでも良くしたい、そう願うのです。





















こんなイメージになります。
今後は特に問い合わせ等が無い限りは内部構造は非公開、
遅まきながらノウハウ防止対策です。

さて、この12年物の成形合板ラウンドエンクロージャー、
経過観察は充分済んだので作品に仕上げましょう。
13cm口径まででしたら搭載可能ですので、
ご希望の方がいらっしゃいましたら連絡下さい。
価格、仕様など配慮致します。


2015年10月4日日曜日

無垢板の小型スピーカー 15年物を販売します



無垢板の小型スピーカー 
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Kogata-Muku-SP.html
15年前に発表したスピーカーです。



















当時は自他共にMDF合板を多用するスピーカーが主でした。
ウッドウイルも駆け出しの頃で数千円のMDFのキットを毎日々製作していました。

それでも音の響きが良い、音が良いという信念から無垢板を用いた
エンクロージャーを製作しまして、その効果を確認する為にイベント等で発表していました。

F社のコンテストに出品して、音が良いと評価されたのですが、
仕上げが良かった作品が他に無いのでデザイン賞を受賞した、
と言う懐かしい思い出もあります。

無垢板に用いる樹種により個々の特徴的な音色が存在します。
ウッドウイルではある程度言い尽くしたので、ここでは詳細説明は省きますが、
言いたかったのは無垢材を使うには工夫が要ると言う事です。
合板の様にカットして接着して終わりでは済まないのです。

最近では流石に見かける事は少なくなりましたが、
中には無垢材も合板と同じに製作している作家がいまして、
工夫が無いので展示販売先のデモ機は見事に樹が割れていて無残です。

写真はそんな無垢材の性質を考慮して15年前に製作納品した作品と同じ物です。
経年変化する様子を確認する為です。
機能的、構造的には制作時と変わりは有りませんでした。
流石に日焼けが出て(無塗装で15年保管の為)赤くなりました。
音色は熟成が進み、乾燥も充分過ぎる程ですので響きが豊です。
もうこれ以上様子を見る必要は無いでしょう。
15年物として販売する事にします(1セットだけです)。

米松集成材のエンクロージャーです。
集成材を使った意味は、無垢材では入手困難、
出来ても量が多過ぎて使い切れないなどの理由です。
響きが豊で柔らかく大らかに鳴る特徴が有ります。
念の為に市販品で見る米松合板は表面の数ミリが米松で、中身(心材)は正体不明の
材料で作られた物ですので上記の特徴とは無縁の物です。

フォステクス社のFE103En or EF105WKに対応するエンクロージャーです。
ユニットは含みませんのでどちらかお好きな方を選んで搭載して下さい。
米松の良さを活かすならEF105WK、オールジャンルで楽しめます。
伝統のFEサウンドなら勿論FE103En。

.使用ユニット: F社10cmフルレンジユニット(ユニットは付属しません)
           FE103En or EF105WKをご用意下さい
           端子 は差し込み式、ユニットをネジ止めするだけです
.内容積約4L バスレフ型
.寸法: 約W145/H297/D138 mm
.端子/配線材/吸音材 含む
.仕上げ: ソープフィニッシュ(北欧家具に多用、すべすべして半艶)





.価格 :12万円+税+送料
.新規製作も致します。


下記は無垢材の収縮に対応した機構の説明です。





















バッフル板は左下に寄っています(強制的にずらしています)





















 バッフル板は右上に寄っています(強制的にずらしています)





















バッフル板の正常な位置です



2015年9月21日月曜日

最後のキリ番サービス「300000」

ウッドウイルのホームページ300000(30万回)訪問を記念して最後のキリ番記念を
実施させていただきます。

条件: ウッドウイルHP(http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/)の上部カウンターの番号が
     299985~300015を踏んで画像のコピーを送付下さり確認出来た方。

記念サービス内容
.受注金額の30%割引致します。
.対象作品の大きさ/規模/価格は問いません。
.対象作品の品質/機能/グレードには下記の条件が有ります。
 ウッドウイルが発表している「これからの作品」
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NewProductMenu.html
 に有ります、総合グレード.6以上の新規作品(エンクロージャーのみ)の受注分です。
.納期は2年以上で急がない方。
.現在引き合い中の方は除きます。
.他のサービス商品は対象外です。



今回は久方ぶりのキリ番サービスです。
恐らく次回の40万回の頃には肉体的限界に来ているので、
営業しているかどうか??と思われます。
今回が恐らく最後の機会になろうかと想像します。

最後の機会に相応しくウッドウイル最高峰のエンクロージャーを対象とさせていただき、
記念とさせていただければと思います。

総合グレード.6のエンクロージャーの詳細説明は不十分では有りますが、
最高品質のエンクロージャー採用で最高の音質をと希望される方にとっては良い機会かと。
じっくり時間をかけて詳細説明と打ち合わせをさせて頂ければと考えます。








明日、数年ぶり、最後のキリ番サービス発表

明日、数年ぶり、最後のキリ番サービス「300000」発表します。



2015年9月15日火曜日

交通事故目撃のその後

6月24日に急発進事故目前で体験を書きましたが、その後にいて。

先日、地元警察署から電話が有り、目撃した事故の供述調書を作成したいので来てもらいたいと。

随分時間が経ってからの依頼です、断る理由は無いので出かけて行きました。

念の為の確認です、事故を起こしたのでは無くて事故を目撃したのです。

それも目撃したのは私だけの様なのでこのような次第となりました。


供述調書などと言う物と関わるのは初体験。

初めに、何故供述調書を作成しなければならないのか?

作成した供述調書は誰かの利益、不利益につながるのか?

事故を正確に検証、記録する為の作業で有るとの事で納得、協力しました。

約2時間、往復の移動を考えて約半日を使いました。


当日の実況検分と照らし合わせて質問に答える形で作成して行きます。

殆どの時間は警察官が文章にするのを見ているのに費やされます。

警察官は文章力も必要なのだと事務作業の大変さを少し理解しました。

書き終えると読み上げて内容を確認します。

署名、捺印して完成です。


加害者は無傷、被害者は2ヶ月入院して、同じ日に現場検証を出来る程に

回復されたとの事で、それまで待っていたのでしょうか?

警察としては問題は何故急発進事故を起こしたか?の様です。

私が実況検分の間に感じた加害者について意見を求められ、

供述調書の最後にはその意見が添えられています。


私が述べたのは、

自身が起こした事故を認識しているのか?

事故後に被害者の様子を確認しない。

警察官に言われるまで車内に居続けた事。

車から出るのも、歩くのもおぼつかない事。

こんな人が運転する事が許されるのか?

数秒違いで私が被害者になっていたかも知れない事、

などです。



加害者は70代後半の女性。

地方の交通事情から車の運転は生活に必須です。

対して高齢化で認知症や運動能力の低下。

高齢化社会の断面を垣間見た事故でした。


2015年9月1日火曜日

出川氏宅へ納品

出川式電源の出川氏宅へデモ用スピーカーの納品に行って来ました。






























出川式電源の機能を証す為のデモ用スピーカーを製作して初披露したのが6月でした。

埼玉のオーディオセミナーでの初仕事を終えて最終調整の為にウッドウイル工房へ。

調整中に測定していましたら、聴感では気が付かないユニット初期不良を発見。

修理にフランス往復して来て最終チェック。

やっと注文主様のお部屋に納める事が出来ました。



上写真のアンプにCDプレーヤーなどの機材は全て出川式電源に改造されています。

デモ機のユニットは励磁型ですので、その直流電源も勿論出川式。

聞きましたらESOTERIC社の機器は全て出川式だそうです。


ウッドウイル機材も未だ全ての機材には搭載していないので、

試聴と嫁ぎ先確認を合わせての訪問でした。



デモ機の後ろに聳えるYLの5Wayシステムはマニア垂涎のシステムですが、

今後は余り聞く機会は無いだろうとの出川氏の言。

フルレンジで飛びきり優秀なユニットと、

ウッドウイル最高峰となる総合グレード6.のエンクロージャーとの組み合わせは最強です。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round.html
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html



鬼太鼓座演奏の大太鼓では20畳は有るであろうリスニングルーム内の空気を

存分に振るわせていました。

音量だけなら何処でも鳴らしていますが、

皮の張り詰めた緊張感とバチの破裂音を正確に再現するのは大変です。

億単位の部屋と億単位の機材での再生音を聞いていますが、

ただ音がでかいだけでした。


これからはうるさ方 業界人の審判を受けます。

どんな評価が待っているか楽しみです。