2023年7月24日月曜日

20cmフルレンジ オープンバッフルシステム2.1ch

 ウッドウイルのオリジナル作品発表です。

初回残り1組限定格安販売中









オープンバッフル方式の20cmフルレンジを小型の円形バッフルに納めたシステムを

発表、オリジナル製品としての販売開始です。

オープンバッフル方式とは?欧米ではオープンバッフル方式がハイエンドシステムとして

確かな地位を築いています。何故か?それはユニットが自ら発生させたエンクロージャー

内での空気圧が、自らの動きを制約する事で音のダイナニズム、応答性能、

クリアーさへの悪影響を構造的に生じ無くしているからです。


リスニングルームで向き合う聞き方とは違った楽しみ方を推奨いたします。

HiFi用機材としての基本性能を備えた上でのイージーなシステムのご提案です。

家庭の何処にいても楽しめる、カフェや商店、公共の場でも後ろ側にも音が広がる

特徴が有るからです。


このシステムのユニットはバッフル板だけの解放された状態で動作させます。

この構想は突然では無く10代からオープンバッフルに半世紀取り組んで来て、

Jazz Machineとして研究して来た経験からのご提案なのです。


この方式はバッフル面積と低域再生能力が正比例して小型ですと低域が不足します。

低域補正の為にパッシブ型16cmサブウーファーを加えます。

製品構成は20cmフルレンジ左右で2台 / サブウーファー1台と、

市販品の超小型のBluetooth5.0+2.1chパワーアンプ(165W×2+350W)、

サブウーファー出力の独立したレベル調整と周波数を可変出来ます。

以上が初めから構成されていますので手持ちのスマホ、タブレットが有ればBluetoothにて

ワイヤレスでご家族の誰でも簡易に聞いていただけます。

アンプを高級機に替えても良し、RCA入力装備で高品質な入力ソースにも対応出来ます。


それでも小口径ユニットで頑張らせるのは辛いので20cm口径を選択しました。

例えば小型扇風機で涼もうとすると回転数を上げるので風圧を感じて不愉快ですが、

大型の扇風機ですと回転数が低いので柔らかな風となり快適です。

音も小口径では大きな音を出す必要からうるさく聞こえて疲れますが、

口径が大きいと少音量でも余裕で聞こえますので長時間快適に音楽を楽しめます。

抜けも反応も良い大変優れた高性能なユニットを採用しています。

アコーステックの音も特にボーカルが等身大の音像でストレス無しで聴けます。

最も配慮した点です。

チェスト等の家具、カウンター、テーブル等に置いて使う想定ですが、

スタンドを用意されて自由に置いて下さい、小さいので自由度が高いです。


外観塗装は20色(要打合せ)に対応させていただきます。

詳細は個別に説明させていただきますのでメールでご連絡いただければと思います。

woodwill@po5.lcv.ne.jp

概要: 20cmフルレンジユニット L/Rチャンネル 外径350/高360/奥180mm

    16cm口径サブウーファー W210/D250/H260mm 50Hz再生可能

    Bluetooth5.0 + 2.1ch パワーアンプ 165W×2 + 350W×1 RCA端子付き

    上記セット合計価格 330,000円(税込/送料別)

    残り1セット限定特別価格  280,000円(税込/送料別)ベージュ色








只今、ホームページ更新出来ていません(担当廃業汗!)。

自分で操作していますが苦戦中、早い時期に回復掲載します。


2023年7月3日月曜日

 昨日、長野県上田市 日本ヴァイオリン 中澤ホールにて

サウンドエンジンと言うアクチュエーターを取り付けた弦楽器をスピーカー代わりに

すると言う独自のシステムのレコードコンサートを聞いて来ました。

古い録音のLPを主に音源として特殊なイコライザーとアンプを用います。

バイオリンからソプラノが聞こえると言う不思議体験でした。

古い録音では現在の装置では明瞭に聞こえないとは良く聞く事なのですが、

このシステムはその解決方法の一つかも知れません。

比較対象としてスピーカーでは出ない音ですと鳴らした物はかなりの年代物。

ウッドウイルで採用する高音質ユニットと無垢材エンクロージャーの音とは雲泥の差。

比較対象が古すぎたかとも思いました。

それでもコンサートで開演と同時スポットライトが当たり、

演奏者の衣装や勢揃いした楽器を見た瞬間の華やかさ!、

そんな効果は十分に有りました。



2023年6月12日月曜日

 10cmフルレンジ2発+ドームツイーターの2.5Way小型スピーカーシステムです。

エンクロージャーはバーチ合板を積層したハイエンドな外部/内部共にラウンド構造です。

少し変わったコンセプトの構成です。ウーファー2発とツイーターと言うのが通常ですが、

お気に入りのフルレンジを最大限生かす意図です。10cmでも小部屋で小音量なら十分な

低音が得られますが、音色を変えないで中低域の厚みを増す。同じく統一された音色の

ツイーターを加えて華やかさや音場感を高めるのが目的です。

リスニングポイントを合わせる為に専用のスタンドを用意しました。





























このスピーカーはお客様のサブ機となる予定です。

メイン機はVoXAtiv社の20cm励磁型フルレンジ機(私の知る限り世界最高ユニット)搭載、

エンクロージャは100%無垢材ラウンド構造MGESコンプリート仕様搭載のウッドウイルが

製作できる最高の作品となる予定です。


2022年5月21日土曜日

 先日、静岡県の客様のリスニングルームにお伺いして来ました。

注文いただいたスピーカー製作前にどの様な環境でどの様に聞いているのか、

確認しに来て欲しいとのお誘いでした。












お伺いする御宅はお客様の拘りが多く詰まっている様です。

間取りなどの基本設計をご自身で行う。

採用する部材を細部に亘り詳細に検討されたとの事。

一例として大径木の大黒柱2本が1階から2階に突き抜けています。


リスニングルームには重い防音扉を通って入ります。

中に入っての印象は広い、如何にも音楽が溢れる様な空間です。

お気に入りの演奏会に出かけて行く時、

ホール入り口からフロントを通り指定席へ、

最後の音合わせをしている楽員が奏でる独特の音を聞きながら

開始のブザーが鳴るのを待つ。

音楽会での観客の気分を落ち着かせ、高めてから演奏が始まりますが、

そんな会場がご自宅に備わっていると言う様子です。


音響建築専門では有りませんので、音楽を楽しく聴く環境は?、

そんな思いで聞き出します。


物理的にはリスニングルームは定在波と残響時間の影響を受けます。

床面積が広く天井が高いので定在波はかなり低い帯域となり、

数次にわたる高調波も聴感域から逸れている様に感じます。

偶然なのか意識されたのかビート音も聴感上は感じられ無いのは稀有な事です。


広い部屋ですのでリスニングポイントもピーク、ディップの影響の少ない場所を

選ばれている様で、聴感上は違和感を感じません。


既存の家では残響時間を調整する事や音の吸音処理をするには、

壁、天井、床等に何かを貼る、敷く、等での対応となり、

気になる癖等の対策を出来る頃には味も無くなる、

などの弊害も生じますので難し所です。


こちらのリスニングルームは床材に無垢のハードメープルで良質な響きを。

広大な壁は漆喰で吸音処置、兼、美的外観を生み出す。

天井材も無垢材を用いて独自の外観と響きを生んでいる様です。

要所には音響パネル等を用いて微調整されている様です。

当然に部屋の内側構造には防振防音の対策が為されています。


部屋は直方体で並行面が大きく有りますので、

配慮しないと酷い音響的特徴を持った部屋になるのが常ですが、

この部屋で音楽を聴いていて不自然に感じる事が無かったのは不思議です。

事前の準備と完成後のチューニングに相当の労力をかけたと想像します。

情感一杯に歌い上げる女性ボーカルを大音量で聞ける環境は稀有ですが、

オーナーさんの最も好まれるジャンルで有った事が良質のリスニングルーム

完成につながったのではと想像します。


主な使用機材

入力:殆どのCDやハイレゾ音源はネットワーク化し建物内どこでも利用可能

アンプ:GM70PP特注真空官、

    サブ機用特注半導体アンプ

スピーカー:Supravox社励磁型38cm/25cm2発/ツイーターの豪華背面開放型

      サブ機:特注トールボーイ型 Scan-Speak Revelator(ハイエンドユニット)

          22cm/15cm2発/ツイーター(ウッドウイルで改造予定)

ここにVoxativ社 AC-X2励磁型20cmフルレンジを搭載したウッドウイル最高峰の

エンクロージャーのシステムが置かれる予定です。






2021年11月18日木曜日

ハイエンド 励磁型20cmフルレンジ 製作開始

メーカー自身がHPに世界最高のフルレンジドライバーと宣言しています。

Voxativ社 AC-X2励磁型(シリーズ最高峰)のスピーカーシステムを製作準備中です。












上記画像の2ペア有るのは総合的に考えて1ペアは予備としています。

ウッドウイルが以前に世界のスピーカーユニットを調べていて、

その中でも群を抜く性能と美しいスピーカユニットを見つけ、

何方か、このユニットを使ってスピーカーを製作させてくださいと提案していましたが、

それから約10年後に実現する事になりました。

このスピーカーユニットはとにかく美しく、触れる時には手袋をして扱う程です。

受入性能検査と音質確認の為の試験エンクロージャーに納めた仮の条件でも、

群を抜く素晴らしい音が出ています。

当然ながら価格も最高峰となっていますが。

解像度と反応の良さは中高音で言えば最高峰のコンプレッションドライバーと同等ですが、

ホーンで色付けされる事と、これに追従する低域が無い事を考えるとAC-X2に軍配が上がるのではと想像します。














上記画像は仮エンクロージャーに納めた様子。

このスピーカユニットを納めるエンクロージャーの基本構造はウッドウイルの

次世代となる最高峰のフルラウンド+100%無垢材+MGESコンプリート仕様+

回析減少バッフルと言う現在考えられる全てを投入した物です。

















数年後の完成をお待ちください。









2021年11月11日木曜日

オープンバッフルスピーカー3種設計終了

 オープンバッフルスピーカー(以下OBSP)設計完了。





下記2.用のユニットです。   

私が半世紀にわたり研究して来たOBSPです。

ウッドウイルのHPには10年間ほどの試行錯誤の過程を掲載しています。

高校生からのJBLファンで最高峰のプロ用ユニットを用いて挑戦して来ましたが、

専用ユニットでは無い限界を感じてしばらく中断していました。

世界では専用ユニットが開発されており導入しやすい方式で設計しました。


国内では古くから平面バッフルと呼ばれていますが、正確な表現では有りません。

世界標準で正確にはオープンバッフル方式と呼ばれます。

下記の3種類を用意しました。

1.38cm2発+高域コンプレッションドライバー+ウッドホーンの2Wayシステム

  反応の良さ+高解像度を求めてコンプレッションドライバー+ホーン型を。

2.38cm2発+20cmフルレンジの2Wayシステム

  十分な低域再生能力とナチュラルなフルレンジの中高域を。

3.30cm2発+20cmフルレンジの2Wayシステム

  狭スペースでもOBSPを、ウーファー30cm2発+ナチュラルなフルレンジの中高域。


.バスレフ型や密閉型等のスピーカー方式とは音色が違います。

.ユニット自身で生じるエンクロージャー内部圧力による振動板抑制が無く、

 高速応答、スピード感のある音はオープンバッフル方式(OBSP)の独自の特徴です。

.世界ではオープンバッフル専用(対応)ユニットが生まれています。

 ウッドウイルの「Jazz Machine」の様に他用途ユニットを強引に搭載した物とは

 パフォーマンスが違いました。

.ユニットの動作方式の違いから低音が出にくいので大口径ウーファーを用います。

.セッティングにはノウハウが要りますのでアドバイスさせていただきます。

.大型スピーカーですが設置環境許せば次元の違う音楽鑑賞が可能となります。


接続/駆動方法の提案

a.L/C型デバイディングネットワークで通常の接続。

  メリット:接続容易、パワーアンプ1個でシンプル構成

  デメリット:クロスオーバー周波数を低く取れますが高音質品部品は高価で

        有りながら下記選択肢より音質が劣る。

b.デジタルチャンネルデバイダーを用いた2Wayマルチアンプ方式駆動。

  メリット:クロスオーバー周波数を自在に設定出来て好みの音質を得られる。

       室内音場補正機能により理想のセッティングが容易に得られる。

       安価なデジタル式パワーアンプ2台+チャンネルデバイダーの

       合計費用はL/C型デバイディングネットワーク製作費と同額です。

  デメリット:機材取扱いなど初期設定が必要(有料で納品設定できます)

c.機材選択はアドバイスさせていただきます。

  下記画像は説明した室内音場補正とチャンネルデバイダー一体型プロセッサーと

  OBSPとの相性が良いKT-88プッシュプル真空管パワーアンプの例です。



 



d.馴染みの無い方が多く居られる事と思います。

  設置場所を確保出来る方でしたら、遠慮無くご相談ください。

  近日中に試聴機の用意出来ます。