2015年2月24日火曜日

JBL PARAGON 1/13ミニチュアモデル スマホ用限定168台

あのJBLの名機 JBL PARAGON  D44000 が復活!

それもスマホ用の1/13ミニチュアモデル限定168台です。

スピーカーもアンプも内蔵されていません??

スマホの底部(下部)の内蔵スピーカーを機械的に拡大する方式とか。















オルゴールの共鳴箱みたいな物ですね。

ハーマン公式通販サイトの限定発売で価格は44,000円、

これなら買えそうです、いかがでしょうか。
 http://jbl.harman-japan.co.jp/paragon/



ウッドウイルにもこの種の機械的拡大用の作品を作っては?

との声をいただきました、面白そうですがよほど暇で無いと出来ないので実現は無理。



私も昨年からスマホデビュー。

ほとんど自宅(工房)にいるのでスマホは不要なのですが、

生活上の便利な仕組みがスマホでないと実現できないなどの不便さがひたひたと忍び寄る。

AV機器のリモコン代わり、より詳細な設定が出来るなど、無いと困る場面が増えて来たからです。


今、スマホで出来る簡易スピーカー測定のアプリ探しにはまっていますので、

面白いの見つけたらお知らせします。


誰か上記のパラゴン買ったら音の様子を知らせてください。



2015年2月17日火曜日

YAMAHA NS-1000M専用 ウッドウイル版エンクロージャーの注文受付


 2014年12月のこのブログで掲載しました、YAMAHA NS-1000M 専用の
ウッドウイル版専用エンクロージャーの注文受付を開始します。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NS-1000M-woodwill.html

 ウッドウイルは一品の注文製作なので市販品に比べれば高価になります。
その解決方法は同じ物を同時に複数製作する事。

とても簡単なのですが、 知名度も企業力も無い個人工房が
不特定多数の方を想定して標準品を複数製作して在庫する力は無いのです。

そんな理由からこのウッドウイル版 NS-1000M 専用エンクロージャーは
事前に注文を募集します。規定数に達したら製作開始します。
価格は大凡一品オーダー時の50%~60%の価格を目標にします。

2015/2/20から第一回目の募集を開始します。
規定数が集まったら応募した方は格安で購入出来ると言う訳です。

こんな製作方法を採るのは、NS-1000Mの愛好家であるお客様からのアドバイスです。
その方はウッドウイル版 HS-500エンクロージャーをお使いですが、
その音の激変にNS-1000Mにもその恩恵をと言う事からのスタートです。

音質改善は上記URLを読んでいただければお判りと思いますが、
コストダウンについての説明を少し。

.材料はフィンランドバーチ合板、全て24mm厚仕様で第一級の素材で文句無し。
.補強も贅沢に中仕切り方式で万全でNSシリーズのコンセプトに添います。
.構造は直方体です、勿論ラウンドが良いのは分かっていますが、
 高価なラウンドエンクロを同時に複数の方が注文下さる事は無いでしょう。
.バッフル両サイドのラウンド処理
.ユニット類はザグリの落とし込み
.うーん安くなった所は無い!

.塗装はウレタン吹きつけ塗装はコスト高で絶対無理なので、
 この作品用に特注した黒色オイル仕上げ(専門家が相談に乗ってくれました)。
.つき板もバッフルに張って上位機NS-1000X並にします。
.材料の複数発注で木取りの歩留まり向上
 NS-1000Mクラスを1台製作すると材料代で約8万円もするんです。MDFなら一桁安い。
 普通ならこの材料とウレタン塗装で今回の受注金額になってしまいます。
.加工も複数同時で大幅に工数減少。
.ユニットザグリ加工など治具製作に1日、セッティングに半日、加工に数分。
 一品加工の辛さを分かっていただければ幸いです。

初回の募集は二度と出来ない、やる気がしない程の低価格の設定です。
2回目以降(有れば)はビジネスが成り立つ価格にします。


MGESの研究でJBL L-101/LOD HS-500など往年のエンクロージャーを細かく分析しました 。
経年変化が激しいです、有機物はバクテリアに食べられているので合板はボロボロと
砂の様に崩れます、合板の接着剤成分は化学変化と経年劣化と酸化が進み、
やはりかなり酷い状態です。もはや発売当時の音質を維持出来ている訳は有りません。

ユニットとネットワーク部品は信用すると仮定しても、スピーカーの音を決める要素の内、
エンクロージャーは50%を占めます。
若返った音を聞いてみるのは如何でしょうか?


2015年2月9日月曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達



スピーカーシステムやエンクロージャーの機能、構造を新しくして音質向上を狙う。

同時にコストダウンも図る、そんな計画を始めようとしています。



現在、スピーカーシステムやエンクロージャーを検討されているのなら
ぜひ参考にしていただけたらと思います。



その1. オーダーメードによるウッドホーン(簡易型)
      金属や樹脂素材に代表される型から製造される方式のホーンは安価ですが、
      素材の鳴きや強度不足が主因となり癖の有る音でHi-Fi再生には向きません。
      上質の合板を用いて素材臭を出さずに癖の無い音色を生み出すホーン、
      平均的なウッドホーンの1/2の価格での実現を目指します。
      38cmウーファークラスにコンプレッションドライバーの本格的な
      2Wayや3Wayではホーンのコストが負担です。
      コストを気にせずに希望する最低域迄を思いっ切りカバーする
      大型ホーンが手に入れば楽しいシステム作りが実現できます。
      ウッドウイルのプライベート機「Jazz Machine」にはカットフ250Hzの
      弩級ウッドホーンを搭載したいと計画していますが、
      自作出来るとは言えコストがかかります。
      その解決の為に永年暖めて来たアイデアを実現させる作品となります。
  
    
その2. オーダーメードによるウッドホーン(ハイエンド型)
      既に田中伊佐資氏のJBL38cm3Wayにはウッドウイル製の
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JBL435Be-Isashi-main.html
      市販品を凌駕する(これが制作の最優先目標?)大型で最高品質の素材を用いた
      ハードメープル無垢材(音道と繊維方向同一)ホーンの実績が有ります。
      
      市販のウッドホーンは奇麗??な縞模様が有ります。
      これは合板や 集成材等を用いている証なのです。
      どれ程優れた樹を用いても接合する部分には刃物が欠ける程の硬度が有る
      接着剤が不可欠ですが、これが樹の性質を見事に失わせます。
      それを防ぐ対策を講じながら上記ホーンは製作されています。

      (音道と繊維方向同一)これはどんな意味が?
      樹が割れる方向が繊維方向ですが、振動の伝わる速度はこの繊維方向が
      一番早く理想的です。合板は繊維方向を交差に製作されているので
      この意味からは全く外れてしまいます、集成材も同じ事が言えます。
      ドライバーの取付け部、スロートから開口部のマウス迄を
      理想的な音の伝搬速度の樹種を用いて繊維方向を揃える。
      この事は既に実現されています。

      今回の新しい取り組みは?
      ホーンは天から見ると扇状に広がっています。
      スロートから真正面(中央)のマウス迄は繊維方向は理想的、
      しかしながら両端に近づくに連れて 広がり係数と共に繊維方向と有る
      角度を生じます。このズレを極限まで理想に近づける。
      市販品には無い考えです、ハイエンドウッドホーンだからこその課題です。
      解決策は出来ていますのでどのシステムに最初に搭載する事が出来かです。

      もう一つ有ります。
      このハイエンドウッドホーンは制作側に非常な集中力と肉体的負荷をかけます。
      ある程度の数をこなす企業では製造装置も大がかりになります。
      心も体も、懐も疲労しては良い作品は生まれて来ません。
      この点と理想的な音質とをこのハイエンドピュアウッドホーンは実現しています。



その3. 成形合板でより完全なラウンド形状を実現して吸音材ゼロを実現する。
      ウッドウイル独自の評価基準で総合グレード3が4にグレードアップします。
      既に搭載予定の作品が有ります。      
      次回で掲載します。



その4. MGES搭載のノウハウを注ぎ込んだ、
      .「不要振動を極限まで抑え込んだエンクロージャー」
      .「音楽的、官能的に優れた響きを生み出すエンクロージャー」
      .搭載の引合い有リ、これも次回に掲載します。



その5. LCRを用いたデバイディングネットワークについて。




2015年2月6日金曜日

定期的にパソコントラブル

4年程前にリースで導入したデスクトップパソコン。

リースが切れて延長1年、やはり発売時点で最速機種を選んでおいたので

壊れない限り使えるなぁ~とほくそ笑んでいたのだが...


でも五輪やワールドカップみたいに定期的に壊れる様になっているみたい。

HDDが不安定で起動出来る確率5割!、それだけ変えても他は大丈夫??

止む無く替える事にしました。


win7からwin8へ 、ついでに念願のHDDをSSDに換装します。

まるごと引っ越しソフトはwin7 → win7は問題無し、

win7 → win8は駄目、ソフトのサポートは駄目でしたか、諦めてと!

そんなの有り?マニュアルに出来ると書いてあるのに!


さてどうしたものだろうか?

最悪は一つずつアプリケーションソフトをインストールし直しか。

HP作りや運営など何とかやっていますが専門でも無く、好きでもありませんので

この種の対応している時には独特の嫌な気分に包まれます。

HDDさん!何とかもう少し頑張っていて。


そんな悪戦苦闘しているとInternet Explorerのホームページが勝手に書き換えられて

ノートンに変わっている、チャットで依頼してリモート操作で戻して貰ったが、

 脅威があったのでホームページを書き換えて注意を喚起したとの事。

脅威を駆除出来ずにその喚起を英文のHPに勝手に書き換えて訴える。

メール等の連絡では無くてね。

こんな対策って 有りなんですかね。


どいつもこいつも!と思いながらも自分のふがいなさに呆れます。

NECのPC9801から始まったパソコンとのお付き合い、

馴れた頃には新しい環境に知らぬ間に変わっているのでいつも追いかけるのが大変。

早く乗り換え進まないとこんな「ぼやき」の第二段を書いてしまいそうです。



2015年1月26日月曜日

バーチ積層ラウンドエンクロ + FOSTEX














































偶然にもFOSTEXの優れたユニットをバーチ合板積層ラウンドエンクロージャーに
納めた作品の掲載が続きました。

13cmフルレンジのFE138ES-R 2発 +T250D の変則2Way と
10cmウーファーのM100HR-W +T250D の2Wayです。

10cm2Wayは音質改善メカ「MGES」搭載1号機 となりました。

何れもユニットはオーナー様の指定、支給であるので、
こちらはその他の条件も含めてベストなシステムを提案すると言う形となりました。




FE138ES-R 2発 +T250D のシステムについて

エンクロージャーの製作についてはもう馴れた物ですので問題は何もありません。
手こずったのはチューニングで形としてはデバイディングネットワークの設計と
言う事になりました。

自作やユニットを独自に選択、使用した方ならフルレンジを2発の2Way???
とお考えと思います。
そこはオーナー様の思いが込められた理由が有る筈ですので、
後はいかにしてベストな形にまとめるかです。

通常フルレンジ2発では中低域が勝ってしまい高域が負ける(足りなくなる)ので
ツイーターを足してバランスを取ります、フルレンジ同士が喧嘩をしなければ。

FE138ES-Rは大喧嘩です、なだめすかしても、言う事を聞いてくれません。
きっと同じ個性同士が同じ仕事をするのでライバル視してしまうのでしょう。

止む無く仕事の分担を別けます。
1発はフルレンジで、1発は低音補正でと納得して貰います。
その分担量も大筋合意で細部ではまたまた大喧嘩、。
好みも主張も激しいので 納得して貰うのに大いに手こずります。
秀才ですから下手な事は出来ません。

こんなケースではチューニングに数ヶ月かかります。
相手をしているこちらの音感をリセットしながらでないと務まりません。
そうかと言うと数日でピッタリまとまるシステムもあるのだから分からない物です。

クロスの低いシステムですと調整用に揃えるコイルやコンデンサで数十万円も必要です。
全く割の合わない仕事なので考え込む事もしばしば(笑う)。
ですから積極的にチャンネルデバイダーを使ったマルチアンプ方式を勧めています。
完璧に仕上がったデバイディングネットワークでもマルチアンプ方式に負けます。
コストはそんなに変わりませんので如何様にも調整可能なマルチアンプ方式が断然有利。
皆さん考えて見ましょう。



 M100HR-W +T250D のシステムについて

HPに珍しく感想を書いているので参照して下さい。

チューニングは何時もの様にカットアンドトライ、何度も調整を繰り返しますが、
程なくベストポイントが見つかりました。
優秀なユニットです、解像度、反応、申し分有りません、音色は若干優等生気味ですが、
そんな事言うのは贅沢と言う物です。

この完成度に加えてラウンドエンクロージャーですから定位が良くて音場も広い。
吸音処理不要ですので、泣く泣くメカニカルリミッターをかけた様な躍動感を削る
辛い作業も有りません。

嬉しい事に更に加えて音質改善メカ「MGES」を搭載していただける事になりました。
受注時には未だMGESは実用化されていませんでした。

当初、MGESの効果についてはユニットの不要振動(作用反作用運動)を取り除くと
連動してエンクロージャーの不要振動が大幅に減衰して中域の解像度アップ。
低域の分解能アップ。システムのセッティングによる優劣の最小化などを考えていました。

これらの想像した効果は再生音のつまらなさ(誤解を恐れずに)を充分にカバーする
効果を生みました。
そして想像しなかったのが音場の拡大です。
広がった、深まった、音楽ソースによってはモノラルからステレオへと言う程です。
これはHPに載せている比較試聴ファイルでも確認出来ます。

MGESを搭載してもエンクロージャーの不要振動は残ります。
それは振動板の動きによってエンクロージャー内部の空気室の圧力が変化するからです。

振動板が前方に振れるとエンクロージャー内部圧力は低下します。
エンクロージャー全体が収縮する訳です。
振動板による音波の進行方向と逆行する訳ですから、
位相がエンクロージャー周りで乱れに乱れている。
MGESが無いとそれにユニット振動が加わって更に酷くなる。
音場が閉じてしまう様です。



今、ウッドウイルの 試聴室にはLO-D HS-500/JBL L101ランサー/
ウッドウイル代表作「ウイング」/そしてM100HR-W +T250D の2Way。
何れもMGES  搭載機です。Jazz Machineですら搭載準備中。

困った事になりました。
MGES搭載していないと音がのっぺり平らで濁って音場が狭くて...
こんな風に聞こえてしまいます。
M100HR-W +T250Dはお客様の好意でしばらく試聴室に有ります。

是非試聴されて効果を確認してみて下さい。
ブログに何度も書いてしまいましたが、
聞いていただいた方皆さんから「全然違う!」とのお言葉をいただいています。



2015年1月20日火曜日

樫本大進コンサート

 地元岡谷市のカノラホールにて

樫本大進 & エリック.ル.サージュ コンサートを聴いて来ました。

樫本大進と聞いてもクラッシックファン以外には知名度はあまり無いかも知れませんが、

世界最高峰のオーケストラであるベルリンフィルのコンサートマスターと言えば、

その凄さが分かろうと言う物です。

そんな方が地元に来て下さるんですから凄くラッキーな事です。


彼の生演奏を聴くのは今回が初めてです。

ベルリンフィルのコンマス(コンサートマスターの略)で来る時にはべらぼうに高い

チケットを買う勇気がありませんでしたので。


演奏はと言うと、

さり気なく、自然体で、落ち着いています。

音色は鮮やかに変化して感情表現が豊か、

そんな細かな事よりも、聞いていますと直ぐに曲の世界に引きずり込まれてしまいます。

何とも心地良いのです。

世界最高峰の音色です、堪能しました。


ヴァイオリンのソロは五嶋みどりを代表に

女性ソリストを聞くのが圧倒的に多いので、男性ソリストを聞くと違いが分かります。

世間一般では男はいつまでも子供ぽっく、女は現実的で...などと言いますが、

このソリストの世界では違う様です。

男性ソリストは沈着冷静で控えめでそう!大人のスタイルですが、

女性ソリストは感情剥き出し、才能をさらけ出します。


ですから女性ソリストの表現に馴れているので男性ソリストは今一つ足りない物が?

でも2,3年前のパールマンを聞いた時には涙しましたけれど。

この差は何処から来るのか気にかけてみたいと思います。


オーディオ的に気が付いた事は、

カノラホールはクラッシック専用ホールでは無い為か、

前から5列目では残響も少ない事も有るのでしょうが、音が乾いた様な印象を受けました。

残響時間、壁、床、天上、等々の素材でも音色に違いが出るのですね。


今日の演奏では重音奏法(複数の弦を同時に弾く)が有った様ですが、

ピアニッシモでのこの時の音色は決して聞き易く綺麗な音ではありません。

CD等でこの場面を聞くと録音が悪い、会場が、演奏が、などと悪いイメージを持ちそうですが、

目前の音色を聞いてそうなのですから、再生音だけでの評価は難しいと思います。

チューニングに使う曲はやはり生音を聞いた曲がベスト!

いつも心がけている事ではあります。


そうそう!演奏始まって5分程で、ヴァイオリンの弦が切れました。

ぷっつんと音がしたので、目を開けると弦がぶらぶらしています。

演奏中断、弦を張り替えに袖に消えます。

再登場して初めから演奏のし直しです。

初体験!、五嶋みどりの「タングルウッドの奇跡」をつい思い出しました。



2015年1月16日金曜日

何気無い日常の風景

昨日の日中は湿雪が降り続きました。

2014年2月の大雪の時に導入したブロア付きの除雪機を早速動かします。

今冬は既に2回も使用していますが、昨年の様な大雪が来ない事を願います。



左記は昨年2月の大雪





 



樹木には雪が積もると共に湿っているので着雪していましたが、

夕方からの冷え込みで乾雪となり、

着雪の上に綺麗に飾る様に粉雪が積もりました。

その樹に朝の八ヶ岳の稜線をかすめて届くお陽様が差して綺麗です。



1階の室内から見る庭の樹










雪と寒さで決して楽な冬の暮らしではありませんが、

こんな景色に振れる時には、

一服の清涼剤となり心が安まります。


さて、夜に積もった雪をもう一度雪掻きをしましょう。