2013年6月19日水曜日

続 振動型バッフル スピーカーの計画

振動型バッフルスピーカーを製作中です。

ウッドウイルでは100%無垢の樹でスピーカーエンクロージャーを多数製作して
いますが、その製作上の課題は気温や湿度で収縮する樹を使う事による、
密閉度の確保をしながら収縮に対応させる事です。
がんじがらめに固めて製作している方もいるようですがそれでは数シーズンで
構造的に破綻します。

その点は振動型バッフルスピーカーのエンクロージャー部分はバーチ合板なので
安心、心配要りません。バッフルには無垢の樹を使いますが、単独で開放されて
いるので多少の反りや収縮は許容出来ますので自由に動いてもらいます。

そんな事で無垢のエンクロージャーは目に見えない所での戦いが有りますが、
振動型バッフルスピーカーではよく見える所で無垢の樹を使った細工が出来るので
製作していて楽しいのです。そんな事でここに書き込ませていただきました。


振動型バッフルスピーカーの心臓部となるバッフルには山桜無垢材を採用します。
この作品はウッドウイルらしく音質の良さに加えて外観もこだわります。
弦楽器が綺麗に鳴り響く事でしょう。

同じくバッフルにオーク材(楢)を採用します。
この作品は敢えて外観や塗装を最低限にして低価格化を図ります。
これは製作中ですから、完成すればもう少しは綺麗になります。
優しいゆったりした響きに癒される事でしょう。
 
山桜無垢材のバッフルとエンクロージャーを起てる(吊す)為のスタンドです。
未だ製作中、未仕上げなので誤解無く。
コスト高になるので市販品で代用とイーゼル、家具、鏡、自転車展示台等々...
使えそうな物が無いので製作する事しました。
予定ではスタンドまで無垢材にするつもりは無かったのですが止むを得ないですね。
贅沢な樹を使う事で音質的には更に素晴らしくなるのも予定外。


同じくオークのバッフルとエンクロージャーを起てる(吊す)為のスタンドです。
思い切り簡単な面取り仕上げです。

スタンドの土台と脚の接合部です。
ほぞ組で逆方向からくさびを打ち込んで強固に接着します。
長期間にわたりがたついたりしない為の加工ですが、
木工的にはこんなのが面白いのです。

 
上の写真のくさびの飛び出した部分をカットした様子。
塗装してしまえば気が付きにくいですが、
分かる人が見れば一目瞭然で、市販品の良質な家具などに見られます。


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