2024年7月5日金曜日

スピーカー製作前の腕試し作品

 スピーカー製作前の腕試し作品。

ウッドウイルは開業2000年、今は25年目に入っています。

ラジオ製作少年がアンプ製作少年となり専攻と仕事で電子機器設計者が開業前の職。

アマチュアスピーカー作り35年の経験でも木工は素人のまま。

ウッドウイル開業前2年間は専門学校や技術専門校などで2年間木工を勉強しました。

試聴打合せに来られたお客様が使った椅子と机です。椅子は全国家具コンペ入賞作品。

無垢材で曲線を描く作品を制作したかったので独学では困難、塗装技術も難しい。

そんな事で開業に合わせ木工作品を数種類製作した事をすっかり忘れていたら、

その作品の注文が来ました。腕試しの作品でした。


上記写真は直流安定化電源で前職時に設計した物(励磁型ユニットにも使う装置)。

そのデジタル表示回路を応用して桜/ブナ/楢の無垢材で時計を製作(在庫有り)


上記の小さい方が今回注文いただいたCDや本、楽譜を載せる台です。

プロの方や来客を迎えて演奏中のCDを飾るものです(大きいのは在庫有り)


懐かしくてスピーカー以外の作品について述べてみました。


2024年7月2日火曜日

ウッドウイル試聴用スピーカー放出 価格や仕様変更の案内(7月16改定)

 2019年製ウッドウイルを代表。試聴用機「青のスピーカー」を放出します。

 世界に一つのハイエンドスピーカーをご自宅に。

 同構造エンクロージャーは世界的ウッドショック問題で新規受注不可です。


放出価格(ペア税込)

 エンクロージャー  +  ユニット = 990,000


納品輸送費(分解組立費と送料)

 a.引き取りに来られる時は無料(分解組立方法説明します)要運び出しお手伝い。

 b.ウッドウイルで輸送と組立(地域により15万円~30万円の実費)沖縄離島不可

   (要運び入れお手伝い)。

 c.精密構造なので分解しての輸送が必須です。

   現在運送会社各社はスピーカーの扱いを停止していますので業者依頼不可です。


最新型にグレードアップ出来ます。

 .最新型の音場再現性機能を持たせたバッフル浮かせる構造に改造できます。

  失っていた演奏空間やプレーヤーの存在感がリアルに再現出来ます。

  このグレードアップ希望の方だけに塗装色変更対応させていただきます。

  追加料金合計20万円(税込)

    


励磁電源の紹介(青のスピーカーは励磁型ユニットで直流電源が別途必要です)

直流安定化電源 容量12V/4A以上(ペア供給分)

お客様でご用意、ウッドウイル手配もお受けしますのお問い合わせください。

 a.簡易型スイッチング方式(約1万円~)

 b.ローノイズ型直流安定化電源(約7万円)

 c.LB8EXMKⅡ専用特注電源(ウッドウイル使用中)約20万円 


青のスピーカー詳細仕様は下記を参照ください。

2019-MGESコンプリート仕様搭載-試聴用スピーカー (lcv.ne.jp)




2024年6月5日水曜日

ウッドウイル試聴用スピーカー放出 / 仕上色変更可 / 最新型へ変更可

 2019年ウッドウイルを代表する新型スピーカーとして試聴用に製作した

青のスピーカー、「東京オーディオベース」出品に合わせて製作しました。

試聴室の入替から青のスピーカーを放出いたします。

最新型への変更も可能なのでご検討下さい。


A.音質的には無垢材曲面積層合板 + MGESフル仕様で最高品質を維持しています。

  最新型は音場再現性向上の為にユニットをバッフルから浮かせる構造です。

  下記画像の様に既に実機で検証済み。

  音楽ホールの広がりや奥行きの表現に優れます。世界のハイエンド機で採用中。

  ステージが目前に再現されます。


B.20cm励磁型最高峰のフルレンジでもス-パーツイーターを上手に加えると

  低域が締まり音場に色艶が生まれ広がりが出ます。是非試聴体験して見てください。

C.個性的な青色ですが他の色(例:白、黒、茶系、他)などに希望により変更します。

  構造からツキ板の木目は対応出来ませんが艶消しの落ち着いた仕上げとなります。


放出価格は

  .エンクロージャー部半額 / 搭載ユニットは流通価格の6割価格

  .塗装変更(価格6万円)

  .追加仕様のス-パーツイーター、バッフル浮かしなどは要打合せです。

  .青のスピーカーはウッドウイルが設置に行きます。

   強靭な構造のエンクロージャ-に重量級のユニット、更に複雑なメカ構造MGESを

   搭載していますので、分解して移動し、現地で組み立てます。

   お二人以上の人員が必要で、地域による輸送設置の実費が必要となります。

  (現在特別仕立て輸送以外のスピーカーは業者は扱ってくれません)


青のスピーカーの詳細は下記で







2024年3月21日木曜日

丸SP 業務用に採用される

 丸SP(愛称:マルスピ)ウッドウイルのオリジナルスピーカー

20cmフルレンジオープンバッフル2.1chスピーカーが業務用途で採用されました。

















設置場所は古の温泉町、兵庫県「湯村温泉」のバスターミナル待合室。

吉永小百合が国民的人気を得たNHKのTV番組「夢千代日記」の舞台となった地です。

その地域を代表するバス会社のリニューアルされたホテルのロビーの様なお洒落な

待合室ではレコード演奏によるBGMを流して旅人を癒そうと計画とされました。

そのプロデュースは以下のお二方で進められました。


カートリッジ交換針製造大手の日本精機宝石工業(JICO)。

レコード愛好者の方は知らずにお世話になっている方が多いのでは。

レコード針、カートリッジ、アナログ製品の通販 | JICO 日本精機宝石工業株式会社

同社の本社は湯村温泉近くで同郷と言う事で相談を受けたそうです。

尚、同社は良質なレコード演奏を聞ける空間を今後各地に設ける予定だそうです。


もうひと方は、オーディオライターでジャズレコードの第一人者である田中伊佐資 氏。

具体的な装置選びは氏の豊富な専門的/商品知識により選択されます。

レコードプレーヤーはTechnics SL-1500C ダイレクトドライブでカートリッジと

イコライザーアンプが内蔵された製品。

丸SPシステムのパワーアンプRCA端子入力にそのまま接続できます。

レコード再生時以外にはBluetooth 5.0機能でスマホ等の内臓音源で再生出来ます。

つまり丸SPとSL-1500Cが有ればシステムが完成します。


ウッドウイルが氏のメインスピーカーシステムを受注してから19年程のお付き合い。

別件で訪問した時に持ち込んだ丸SPを氏は本気モードで数日間試聴されたとの事で、

このプロジェクトに相応しい「鳴りっぷり」と勧めていただきました。

オープンバッフル方式の抜けの良い音、適度な口径の20cmフルレンジユニットの

音像サイズ。広い空間に居る人々を小音量で音楽で満たす事が出来るのではとの事です。


バス会社の施主様は美しい音色に大変満足とのお言葉を頂いているとの事です。

2024年2月28日水曜日

20cmフルレンジオープンバッフル2.1chスピーカーシステム本格試聴

 「丸SP(仮名称:マルスピ)」ウッドウイルのオリジナルスピーカー

20cmフルレンジオープンバッフル2.1chスピーカーシステム。

Hi-Fiオーディオの音質を持ちながら居間や飲食店その他公共のBGM目的で開発の丸SP。

閉ざされたスピーカーは自らが自らを抑圧。そこから解放されるオープンバッフル方式。

ユニットの前面も背面にも音が広がるオープンバッフル方式。

BGM目的の寛ぎ癒しを再現するには小口径ユニットでは頑張り過ぎます。

20cmフルレンジ口径が自然体でリスナーを疲れさせません。


アナログレコードのJazz解説で第一人者の田中伊佐資邸での丸SP。

本格設定で試聴していただきました。「鳴りっぷりが良い」との嬉しい評を頂きました。

背後のJBL 38cm+ホーン型 3Wayは17年前にウッドウイルが製作納品した作品です。


2024年2月17日土曜日

田中伊佐資邸へ納品スピーカーメンテナンスに

 ウッドウイル製作の過去最高品質+最大規模のJBL38cm3Wayシステム。

搭載ユニットの不調で田中氏 / Stereo誌編集長 / 私と3人で原因解明します。









何故私かと言いますと搭載JBL1500ALウーファーは10数Kg有り、

落し込み加工していますので素手では取り外す事が出来ません。

専用の治具を持ち込んで1500ALを取り外す事になります。













1500ALは20年経過していますのでその間にメンテナンスやグレードアップを

施しており、今回はオリジナルに手を加えた部分の不調が原因と思われますが、

完全解決には諸事情で初夏まで待つ事となりました。

合間にウッドウイルの新作オープンバッフル方式20cmフルレンジ+サブウーファーの

2.1chシステムを持ち込んでの試聴をお願いする事となりました。
















真正面からガチで聞ける品質を保ちつつ小型で愛くるしいデザイン。
音楽で部屋を満たし、疲れない音質でイージーリスニングを。
小型羽根の扇風機で涼もうとすると回転を上げる事となり風当りします、
大きな羽根で低速で送る風は優しく疲れません。
前後に音が漂うオープンバッフル方式で20cm口径、音像が小さくなりません。
エンクロージャー不要で置き場所を選びません。
両氏に開発意図と音質に賛同していただく事ができました。


2024年1月9日火曜日


前回紹介した10cm口径フルレンジユニットに低音ユニットと高音ユニットを追加する

スピーカーシステムの補足です。


小口径フルレンジで足りない低域。

小口径でも物理的に難しい高域再生を高音ユニットで補完。


画像の高音ユニット1種、フルレンジ(中音)ユニット2種、低音ユニット2種の

4種類の組合せで対応を考えたシステムです。


各ユニットの受持ちは図のデバイディングネットワークが行います。

フルレンジはパワーアンプから直接接続して全帯域を受け持ちます。

高音は7~10KHz以上を受け持ちます。

低音は300~600Hz以下を受け持ちます。

強調せず自然に組みますので慎重な調整が要求されます。


ネットワークに中域用の回路を用意すれば、

後から本格3Wayに変更できます。

高音/低音ユニットの未接続とすればフルレンジとして動作します。

詳しい方はウーファーがパッシブラジエーター動作すると解りますが、

蓋を用意する事も出来ます。


受注製作ですのでお客様の多用な使い方を見て対応して来ました。

こんなシステムの提案は如何でしょうか。