2015年7月31日金曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達 その-5

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達

ホームページにこの掲題内容のメニューを追加しました。
トップページの「新しい作品」
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NewProductMenu.html

追加したのはハイエンド機として今後のウッドウイルが製作して行くであろう
エンクロージャーとそれを採用したスピーカーシステムの基本型です。


この基本型の解説は、今迄、ウッドウイルが経験した過程を述べない事には、
説明が難しく、理解が得られないこ事に気が付きました。
エンクロージャーの基本の所からと言う事になりました。

ウッドウイルのお客様は自作マニアでは無いので、
設計手法のノウハウを述べても誰も読んでくれません。
エンクロージャーによる音質を悪化させる点を明らかにする。
言い換えればこの様にすれば音質が良くなる。
そんな形式での説明となりました。

ハイエンド機の基本型と言いましても外観からは丸みが有る程度の特徴で、
特別にインパクトの強い姿形では有りません。
内部は凄い事になっていまして、その概要は説明していますが、
詳細説明は昨今のパクリ対策で控えています。
(希望者には説明させていただきます)



Simple is Best という言葉が有ります。
単純素朴である事が最良である、と言う意味なのでしょうが、
少なくともエンクロージャーには当てはまらない様です。
ただの箱とハイエンドの基本型とではまるで別物の音となりますので、
最良とは全く相反する結果となります。
この言葉は物に対する言葉では無く、精神論の事なのかも知れませんね。
板1枚にユニット付ければ充分と言う様な風に。

ウッドウイルはスピーカーは楽器的に鳴らした方が良いと考えています。
モニター的スピーカーで過去に良いと思ったスピーカーが無かった事もあります。
収録室の様な環境でに日常的に音楽を楽しむ方も良し、
演奏会場での楽しい音楽の聴き方には官能的スピーカーが合う様にも思えます。

ハイエンドの基本型に到達しますと、
実はモニター的スピーカーの方が製作は容易です(手間はかかりますが)
官能的スピーカーは主観が多く入るので作り方が難しいのです。
両者の特徴を活かす為にその両方を基本型に含んでいます。

今回の基本型が出来た事である程度の所に到達した様に思えますので、
製作加工の容易化にもエネルギーを向けようと思います。
短納期ならコストダウンにもつながります。
F1開発は市販車への波及効果が大!
そんな大それた事は言えませんが少しは役立つかも知れません。


ウッドウイルを始めた頃は、スピーカーの音質に与えるエンクロージャーの影響は
30~40%と考えていましたが、今では50%以上と確信しています。
そして何年前からでしょうか?スピーカーの音を聞きますと、
ユニットとエンクロージャーの音とを聞き分ける事が出来る様になりました。
そんな事で少しでも良い音をと願って進んで来ましたので、
ウッドウイルは、いささかマニアックになっているかも知れません。

エンクロージャーはただの箱!ユニットの梱包箱に入れたって音は出る!
某雑誌のオマケスピーカーみたいに。
その様に考えればそれまでなのですが、
問題意識を持ち、工夫して、手間暇かける、
植物や動物と同じ様に大きな成果として答えてくれます。



長くなりました。
 ハイエンドの基本型に到達した限定販売をさせていただきます。
概ね下記サイズのスピーカーシステムにハイエンドの基本型を搭載します。
従来型と同程度の価格で限定三組提供させていただきます。
詳細はHPにて発表いたします。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Latovian-Birch-Round-13cm2Way.html



2015年7月24日金曜日

霧ヶ峰 ニッコウキスゲが満開です

あまりに天気が良いのと町中は暑いので、ビーナスラインを走って霧ヶ峰へ。
自宅から約30分で行けます。
夏の風物詩、ニッコウキスゲが満開でした。
標高1800m、風が爽やかでごきげんです。














花の寿命は一日、毎日入れ替わりで咲きます。
















奥までずっと咲いています。
興ざめな電気柵ですが、設置前は増えたニホンジカでニッコウキスゲは全滅しました。
電気柵の無い所は今でも全滅状態、花は鹿の好物らしいのです。
危険表示が有り、誤って触れても人には安全です。


















奥まで走ると美ヶ原にたどり着きます。
八島ヶ原湿原が見えています。
















奥の山は百名山の蓼科山。
この景色を見ながら豪華なランチが食べられる山小屋が有ります。



2015年7月6日月曜日

Jazz Machine にスーパーツイーター

Jazz Machine にスーパーツイーター、それもリボン型です。





















画像上: スーパーツイーターが付きました。

画像中: ホーンの上に鎮座

画像下: 一番上に専用ネットワークでJBL2405の上、16KHz~上を受け持たせます。


今更スーパーツイーターの効能を言うまでも無いのですが...

若い頃に通い詰めたジャズのライブハウスの音を再現するJazz Machine!。

暴れ馬、暴れ牛、の様にガツン!と 体で感じる様なアタック音を!

ですから最高域などは無関係、

ましてや美しく軽やかな淑女の様なリボン型のスーパーツイーター パイオニア PT-R100。

ガツン系の汗臭いシステムにはそもそも相応しく無い。


そんな固定観念にとりつかれていましたが、

お客様から好意でお預かりした事も有り、つないでみる事となりました。

お客様も来訪時にJazz Machineとの相性に興味を持たれているご様子です。



さてその結果は。

つないでツイーター直前での音出しなのですが聞こえません、

マニアが良くやる手で隠しながらの「イナイイナイバー」でも??

さてリスニングポイントではどうでしょう。


今のJazz Machineはお客様よりお預かりしているSONY SUP-T11+ホーンにつないで、

500Hz~10KHzを受け持っていますが、正式メンバーのJBL2450コンプレッションドライバー

よりかは悔しいかなレベルが数段上なので不思議な現象が生じています。


30cmミッドウーファー(200Hz~500Hz)に38cmダブルウーファー(50Hz~200Hz)との
 

コンプレッションドライバーの金属振動板の音色とダイレクトラジエーターである500Hz以下の

ペーパーコーンの音色の違いが際立ってしまうのです。


この現象は恐らくはSONY SUP-L11 38cmウーファーを用いれば解決するのでしょうが、

平面バッフルで使えるか?1ペアでもとんでもなく高価で、そもそも現在入手が殆ど困難です。

いくら 500Hz~10KHzの帯域が素晴らしくとも、他の受け持ち帯域とのつながりが悪ければ...

そんな思いにとらわれていました。



その音色の差がスーパーツイーターにより大幅に解消しました。

男性ボーカルでは乾いた声が戻ります。

女性ボーカルではキリッと午後にメイクを直した程に美しくなります。

混声合唱では個々の声が粒立ち合唱隊の並びが広がります。

はい、Jazz Machineとは言え、ジャズ以外の曲も聴きます、念の為(笑い)。


私の好きな弦楽器では流石にJazz Machineは苦しいのですが、

音色の輪郭がハッキリして音像の肥大を防いでくれます。

勿論、水を得た魚の様に生き生きして来ます。


さて、打楽器、パーカッションでは。

ドラムの皮の表情が見えて来ます(聞こえて来ます)のでメリハリの効いた心地良い音。

例のロイヘインズのグリーンチムニーのドラムソロでは体で感じる様子が、

グローブをした手で叩かれているのが、素手で叩かれている様なリアリズム。


コンサートピアノでのソロ演奏、

ピアノから飛び出して来る多様な音が大型システムで聞くと

打ち上げ花火の大輪が開いた後にあちこちの方向にヒューンと言って飛び散る様な

そんな花火の様になりがちですが、きちんと出所が同じになる?

それでいて奥行きや広がりが生まれるのです。


恐るべしスーパーツイーターの威力!

今度機会が有ったらホーン型でも試してみましょう。



2015年7月5日日曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達 その-4

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達の続篇。

今迄提案して来た内容は未完成も含めて下記の通りです。
下記の項目を述べたのは2月9日のこのブログ、
これから生まれるウッドウイルの新しい作品達にてです。

その1. オーダーメードによるウッドホーン(簡易型)
      .このブログとHPにて説明させていただきました。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

その2. オーダーメードによるウッドホーン(ハイエンド型)
      .この項目の詳細は未だです、次回触れる事にします。

その3. 成形合板でより完全なラウンド形状を実現して吸音材ゼロを実現する。
      .これは出川氏デモ専用機で実現しました。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round.html

その4. MGES搭載のノウハウを注ぎ込んだエンクロージャー
      .これも上記出川氏デモ機、下記作品や数種の試作機で実現済み。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-M100HRW-T250D-2Way.html

その5. LCRを用いたデバイディングネットワークについて。
      .これから生まれるウッドウイルの新しい作品達 その-3で説明済み。
       HPにはその-1と同じページに掲載しています。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html


その3、その4、の効果は実績として証明出来ました。
その5については、事ある毎に色々な方に話をさせていただいていますが、
?や同意出来ないなどの意見が全くなかったのは意外な程でした。
チャンデバによるマルチアンプ(マルチウエイ)方式の特徴は
隅々に近い程に理解されていると言う事でしょう。
ウッドウイルの作品として発表出来るのもきっと近い事でしょう。


次回の詳細説明はその2を行います。

その次には....
上記項目を全て網羅し....
ウッドウイルの今迄のノウハウを全て結集した....
更にエンクロージャーとして考えられる最高の機能を加えて....
そんな構想は一部のお客様には既に提案しています。
そんな構想(勿論実現可能な形で)それをまとめてみたいと思います。

しばらくお待ち下さい。