2014年5月28日水曜日

JBL 4675C のチューニング























先日も聴いて来た藤村俊介さんのチェロ演奏会場となったご近所の
「Ring Link ホール」にJBL 4675C が置いてあります。

普通は設置してあるとか、設備しているとか言いますが、
ただ置いてあるのです。

数年前に何処からかいただいたらしいのですが 、
知ってはいましたが近づきませんでした。

4675Cは500席ほどのホールや映画館を満たせる程の能力を持ったスピーカーです。
38cmダブルウーファー(ユニット不明)とコンプレッションドライバー(2446)の2Wayです。
それをメーカー推奨クロス630Hzで、マルチアンプ方式で駆動しています。

チャンデバはベリンガーの2Waystereo用/プリもパワーも良く分からない古い機材です。
頑丈な2階床にベタ置きの様子を見るとやはり近づきたくありません。
 
比べてウッドウイルのJazz machineはコンプレッションドライバー(2450)で強力、
今はホーンがショボイ(汗!)、46cmサブウーファー2台にツイーターも加えていますから、
いったい何席のホールを鳴らせるやらですね。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JazzMachine-With-Pro-Powramp.html

その4675Cを誰かがつないで音が出る様にしたらしいのですが、
そのポテンシャルの割りには話題に出て来ない!
きっとまともな音は出ていないのでしょう(想像です)。

 藤村俊介さんのチェロ演奏会のあと、もっと顔を出してと言われて....
そうだ!、2年前に参加した地元有名ホールでのLPレコード鑑賞会の
小規模版を行えば良い!
そう思って取り敢えずは健康診断を行って来ました。

その時にはホールはオープンカフェでお客さんもパラパラ、
機材担当の方がCDを鳴らしています。
??な音が鳴っていて心配です。

F特等の測定出来る機材やらパソコンやら一式を持ち込んで実施、
左右のクロスは一桁違い、パワーアンプもチャンデバもレベルがバラバラ。
L-chの特性は低域が一段下がっています。
R-chの特性は滑り台みたい。
2台有る左右のアンプのゲインは合っているのかな?

左右チャンネルを試行錯誤しながらとにかく特性を揃える事が出来ました。
試しに先程のCDを鳴らすと少しはまともな音になったかな??

バランスが取れると物理的なセッティングの問題が見えて来ます(聞こえて来ます)。
ホーン(2360)は盛大にホーン鳴きしています。
今迄はデットニング無しで鳴らしていたのだろうから、ホールや映画館のPAの音は
今更ながらどんななの??です。

ウーファーエンクロジャーはベタ置きですから、
ユニットからエンクロから床から切れ目無しで音が鳴っているので訳が分かりません。
アンプ類はまともに動いていると信じて、
次回はそれらを少しいじってみましょう。
人様の物だからお金をかけずに知恵と人力で何とかせねば。

先日の藤村俊介さんのアルバムはハイレゾ音源を配信しているので、
その音源とUSB-DACも持ち込んでいたので、
健康診断の後に流しながらオープンカフェでご馳走になります。

先程のCDには何の興味も持ちませんでしたが、
流石にハイレゾ音源では音も良く聞こえました。
同じ場所で生演奏を聴いているのですから少し不思議な感じです。
もっと音を良くして皆さんに楽しんで貰いましょう。













2014年5月19日月曜日

ウイングの弟が完成しました。






















ウイングの弟が完成しました。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Speaker-ord.htm

ウイング-Ⅱの製作ノウハウを盛り込んで製作しています。

8cm口径の名機、フルレンジユニット E.J.Jordan Jhr60HDを搭載。

ラウンド構造で吸音材ゼロですので内部音響エネルギーロス無しも有って
充分な音響エネルギーを放出。

100%山桜無垢材を用いたエンクロージャー。

8cm口径の最高の形の一つと言えるスピーカーです。

職場のニアフィールドで使いますので聞く時間は自宅のメインスピーカーより
格段に多いのです。

その時間を大事にするならば、案外にこうしたシステムに資源を投資するのも有りか!


工夫次第では8cm口径でもスケール感を出す事は可能ですが、
サイズが大きくなるのなら大きな口径のユニットを使えばもっと実用的。

ふさわしいサイズで、音で、場所で、その高度なバランスを備えたシステムを持つのは
製作するのも使う方でも難しい事と思います。

この「ウイングの弟」製作の提案を受け入れて下さったお客様は並の愛好家では
無い事と推察しています。



ハイレゾ音源と本人による演奏比較

このブログで5月17日に書いたウッドウイルの弦(チェロ)のスピーカーチューニングの
リファレンスにしているN響の次席チェリスト「藤村俊介」さんの事です。


藤村さんが192KHz/24bitのハイレゾ音源の音楽配信を始めたので、
初めて私もハイレゾ音源にお金を出してダウンロードしました。
http://www.e-onkyo.com/music/album/mm2166/


5月18日に地元で(直ぐ近く)恒例のコンサートを聴いた後に、
藤村さんにハイレゾ音源の反響は如何ですかと質問!


藤村さん、 はっ?? ハイレゾ?? 何ですかそれ??
聞いたこちらも??です。


録音が終了した後の事はまるで分からないのだそうです。
PCオーディオ用のハイレゾ音源の存在もそのシステムの事も知らない様子でした。
演奏家はそんなものなのでしょうかね。


結局、システムの紹介と導入方法、音源の在処とその購入方法をレクチャーする事に。
エンドユーザーがどの様に聴いているかについては感心を持っていて、
ハイレゾ音源にも興味を持たれていました。






何時もはコンサートに行く前後の日には再生音を聞きません。
特に感動したコンサートの後では1週間は聞きません。
いや、聞けないと言った方が正解かも知れません。
生音と再生音とのギャップに落胆するからです。


昨日は午後のコンサート前にお客様が試聴に来られたので再生音を聞く事となりました。
止せば良いのに録音が良いので「藤村さんの192KHz/24bit」を聞いてしまいました。


天気が良く乾燥していて楽器も快調なのか体調や気分が良かったのか、
スタートダッシュの聞いた最初の一音を聞いた瞬間に、
192KHz/24bitの音源でも遠く及ばないと愕然としてしまいました。


そのショックは私にとってとても大きなものです。
だからこそ、次の作品の構想がもくもくと湧いて来るのではないかと...


いつもはN響で数千人を相手に演奏している藤村さん。
ソロ演奏とはいえ、この演奏会は数十人程で独占しています。
私は正面の2mでの距離で何時も聞いています。
トップレベルの演奏をこの環境で聴ける事をとても幸せと思っています。







2014年5月17日土曜日

ハイレゾ音源を初めて買った
















音楽再生プレーヤー 「AudioGate3」









USB-DAC  「コルグ DS-DAC-100」



ネットオーディオ/PCオーディオ/USBオーディオ
色々な言われ方をしていますが、つまりはCDやLPと言った物理的な媒体に対して
デジタルデーターとしてパソコンや携帯音楽プレーヤー等で使う音楽媒体の事であります。

私はPCオーディオと言う言葉を使わせて貰いますが、
ウッドウイルが扱うのはわざわざ面倒な事をしてまで行うのだから、
CDより音が良くなければ意味が無いと考えるのでCD品質(44.1KHz/16bit)以上で有る事、
96KHz/24bit 以上をハイレゾ音源である事を前提としてお話しします。
 
仕事上、知っておかねばならないのでPCオーディオを数年前から試してはいました。
相応の機材を揃えて音楽配信先から無料でダウンロードしたり、関連雑誌付属音源を聞いて
ふんふん、これがハイレゾ、PCオーディオ?かと納得していました。
雑誌付録の音源はCD品質~ハイレゾ版まで複数ファイルが載っているので比較試聴が
し易いのでした。

でもそこから先には進みませんでした。
とにかくハイレゾ音源で音が良くても、音を聞くのでは無くて音楽を聴くのだから、
好きな楽曲が無ければ意味が無い!。

itunesなど音源が豊富であってもCD並かmp3クラスの音源なら聞く意味が無い。
但し希少版の音源を探すのは別ですが。

そうしましたら国内の配信元で好きな楽曲(アーティスト)が3人もいる事が分かりました。
一人はウッドウイルのスピーカーのチューニングする時の「チェロ」のリファレンスにしている
N響の次席チェリスト「藤村俊介」さんが192KHz/24bit/wavで配信しています。
二日後には地元でのコンサートに行くから感想を述べなければ!

と言う事情で初めてお金を払ってダウンロードしました。
音は良いです、クリアーで静かで柔らかく抑揚が自然で立体的に聞こえます。
楽曲に依りますが、マスターが同じでCDとハイレゾ音源を聞き比べられる音源ですと、
CDの音は平面的で何かスクリーン越しに聞こえる様な、そして作為的な音に聞こえます。

せっかくお金を出して聞くのだからと言う事で古い機材から替えました。
今話題で人気のDSDファイル形式対応のUSB-DAC「コルグ DS-DAC-100」です。
殆どのファイル形式に対応しているのが嬉しいです。
それにDSDファイルのネイティブ再生が可能な「AudioGate3」と言う再生ソフトが付属します。

PCオーディオを聞いている方は再生ソフトを何にするかで悩まれている事と思います。
Windows media player や Real player などは使えないのです。
音質や使い勝手にカスタマイズの方法にと....
私は時間が無いので悩めませんが、「AudioGate3」を入手して問題は解決したと感じています。

一度ダウンロードして味を占めるとアルバムでは無くて、
一曲単位でちょこちょこ買うのも安くて楽しめるので面白いですね。
クラッシックもそうですが、若い頃から好きなモダンジャズなどの古い音源での
ハイレゾ音源を探して世界中の配信サイトを巡ってみようかとも考えています。

ウッドウイルのHPに掲載している「試聴用CD」には「ハイレゾ音源」も加えなければと
思っていますので、また近い内に掲載する事にしましょう。


2014年5月13日火曜日

Parts Express と 国内代理店

Parts Expressは米国のA/V機器通販の大手です。
スピーカーユニットや関連機材の購入でウッドウイルは良く利用しています。


そんな事からか少し前にアンケート調査の依頼が有りました。
米国以外の顧客が持つ不満などをぶつけてくれと言う主旨のアンケートでした。


一番の不満は高い送料だそうで、現在集計した内容から対策を急いでいるそうです。
それだけでもスピーディーで顧客本位なスタンスに感心します。

凄いのは本格対応できる迄の期間は臨時に送料を安くすると言う対策です。
今迄購入して1回だけトラブルがありましたが対応は的確でしたし、
この顧客本位の体制を組む組織に感心しきりで、今度もここで買おうと思います。
私も見習わないといけません。



比べて国内の有るユニット等の某有名販売代理店での数年前の出来事。

納品したお客様のダブルウーファー4本全てのエッジが3年少しで劣化し出したとの連絡。
早速この代理店に連絡を取るとお客様に伝えましたが、経験から余り良い結果には
ならないだろうと付け加えておきました。

クレームでは無く、保証を要求するでも無く、余りに早い劣化なので他に同様のケースは
無いのか、できればメーカーに問い合わせて欲しいと依頼しました。
今後の対策に関わってきますので。

担当者は予想通りにマニュアルで定めた業務以外の対応を出来ない、
しようとする発想もありません。

ここの経営者には代理店開業時にウッドウイルはアドバイス等の協力をしており、
まさかとは思いましたが、二度目の問合せで担当者から「不審者扱い」を
されてしまいました、担当者の処理能力を超えたのでしょう。
流石に参った、参ったでした。

お客様もネットで調べてこの国内代理店が何処か分かっておりました。
実情を知り驚いていました。

こんな事が有ったので 今回のParts Expressとの差が余りにかけ離れているので
例の「ぼやき」の 延長で書いてみました。
当然ですがその代理店からその後取引はしていません。





ウイングの弟





















ウイングのエンクロージャーは山桜無垢材を馬蹄形状にくり抜いた板を積み重ねて製作します。

くり抜いた残りの材料で二回り程小さなエンクロージャーを製作する事が出来ます。

そうして出来上がったのが「ウイングの弟」です。


高価な無垢材をそれも一般的な直方体構造エンクロージャーの数倍の材料を使う構造ですので
材料を無駄なく使う、コストを下げるなどの必要性から生まれます。

詳細は現在HP更新中ですのでもう少しお待ち下さい。




2014年5月4日日曜日

連休を写した

15年通っても飽きない飛騨高山
4連休初日に出かけて来ました。





















明治大正の頃から木造3建住宅は存在した。


















店その物が骨董です。
















家並みが綺麗





















外は高山一番の繁華街
低めの格子戸がバリヤーとなり
勇気のある者以外は中に入り込まない
隠れた真夏も涼しい土間の甘味処


















翌日は何時も通りの仕事で塗装を終えてつかの間の散歩。
視線奥の八ヶ岳稜線にぽつんとヘリの姿。
家に戻ると案の定、頭上を県警ヘリが遭難者救援で旋回。
300mm望遠でベランダから撮影。
遭難者も春山堪能したか。