2013年8月27日火曜日

近況?

8月25日(日曜)に久々のまとまった降雨がありました。
それは夏から秋への切り替えの日でもありました。
26日の最低気温は15度で、勿論窓を閉めて毛布を掛けて寝ました。
信州の高原(山間地)ではこんな日が訪れます。



もう一つ不思議な季節のうつろい。
お盆も夏休みも過ぎると音楽愛好家/オーディオ愛好家の皆さんは
未だとても暑いのに音楽の秋へと気持ちのスイッチが入れ替わります。

例年、梅雨明けからこの時期迄はお問い合わせにHP、ブログ等への
アクセスが急減します。
所が不思議にお盆明けの次の月曜からカウント数が増え出し、
お問い合わせも回復します。

季節柄か個人の方も法人の方も俄然、元気な様です。
未だ甘い実を実感させてはいただけませんが、
「アベノミクス」効果なのでしょうかね?。
期待は膨らみます。



今迄、
やせ我慢して某先生公開の品などは作りませんでした。
貧弱な才能の中からほじくり出す様に、
お客様に教えていただきながら、
オリジナリティの有る作品を作り続けて来ました。
そんな姿を見ていただいているのか、
身に余るお問い合わせもいただける様になって来ている??。

作品作り、困難さ、自身で決めて始めた仕事、
みんなまとめて面白いと思える今日この頃です。


2013年8月15日木曜日

夏休みは無し





















特別な事が無い限り恒例の夏休み無し。

連休の時にはお客様が遠方から来られます。
避暑とか、家族サービスとか、
理由は色々。
私の見る所では嬉しいかな
工房を訪れるのが目的の方が多い様です。

10年前は真夏でも窓を閉め切っていても
試聴するのに問題有りませんでしたが、
数年前からはサウナ状態になるので
エアコンを効かしています。

夏の、
お客さんが来て、
試聴する時だけの、
エアコンです。

今日の午前も見積に忙しく、
嫁さんの顔を見て急遽、
午後から軽くハイキング。

冒頭の写真は
爽やか信州を代表する様な
霧ヶ峰の端に位置する車山の山頂です。
丸い建物は富士山から引っ越して来た
気象用レーダードームです。

アニメの「風立ちぬ」に倣って
白い雲を狙って撮ってみました。

高原のハイキングは快適でした。
冬はスキー場となる厳寒の地です。
私達は冬でもここに来て冬らしさを楽しみます。

2013年8月11日日曜日

湖上花火とペルセウス座流星群

愛知県から友が来て信州の高原を案内した。

白樺湖の湖上花火大会。
ローカルで規模は小さいが人工物の無い湖面直ぐ脇で眼前に観る花火は
山並みに反射して音の迫力があり、薙いだ鏡の様な湖面には
湖面で炸裂する半円の花火が真円に見える華やかさがあった。
友人は肌寒い程のそよ風に吹かれて別天地の高原の湖にご満悦の様子。

毎年恒例の司会進行のお姉さんは人気者で愛嬌たっぷり。
何でも日本で初めて花火を鑑賞した徳川家康から今年は400百年めだとか、
金色に輝く花火は2000度で融けるチタンの反応する光だとか
情報提供してくれるのも楽しい。
ダイエット中の友にマックのバーガーを2個とポテトにコーラをご馳走して、
胸焼けしながらも楽しんでいた様子です。


変わって星見。
ペルセウス座流星群には未だ数日早いのですが、
天の川が盛大に見えるので夜中の田圃を星見に散策。
20分程で私は4個発見、友人は無し。
天の川が盛大過ぎて北斗七星が分からない程の星を見て、
眠いのと胸焼けを我慢して観た甲斐があったと悔し紛れに言っていました。
13日の3時にはもっと良い場所で再度、観る事としましょう。


信州の高原でも日中の陽光の下では結構暑いのですが、
これを書いている今の外気温は22度。
窓を開けすぎて寝ると明け方は寒かったりします。
こちらに越して来た頃には、夏でも半袖 Tシャツを着られるのは2,3週間でしたが、
最近では2,3ヶ月着ていられます。
温暖化の影響を庶民レベルでも感じます。

2013年8月4日日曜日

スタジオ ジブリ 風立ちぬ

久々に映画館に行って来ました。
最後に観たのは台風直撃の渋谷での「This is Bosanova」でした。

「風立ちぬ」は零戦の主設計者である堀越二郎の幼少期から敗戦までを
捉えた内容の映画です。レンタルビデオまで我慢出来ないのでジブリアニメを
初めて映画館で観る事となりました。

マンガやアニメなど子供のものと思っている方も多いかも?
私も仕事に追われ、仕事に燃えていた30~40年代はそんなものと、
気にもしていませんでしたが、ある時TV放送で「紅の豚」を観て変わりました。
アニメであっても何かを訴えるという表現手法に優劣は無いのだと思いました。
主人公の人生観、宮崎駿の飛行機に対する熱い思い、登場人物の
活き活きとした姿に圧倒されて感心して、それ以降はジブリファンになりました。

映画の中の堀越二郎、10代始めで飛行機の設計者になると決心します。
その思いは変わらずに専門教育を受けて実社会へ。
幸か不幸か日本は戦争へ突き進んだ時代で、飛行機の設計者には
夢を実現する環境は揃っていますが、それは殺戮兵器を生む結果となります。
その葛藤と夢の実現を淡々と描き続けるという、
ジブリ映画では初?の完全に大人の為のストーリーです。

堀越二郎は夢の中で設計を見直します、このブログの読者にも居られる事で
しょうが、私も設計図のミスを何度も夢の中で見つけた事があります。
それ程に集中して、好きな仕事であったのだろうと思いました。

私は子供の頃に作ったプラモデルの二式大艇(辛抱さんがヨットでの太平洋横断が、
事故で遭難して救助された海上自衛隊所属の救難艇US-2の前身)を製作した川西航空機のファンです。
同社は大戦末期には零戦や米国の最新鋭機をも上回る
戦闘機、「紫電改」を開発しており、数年開発が早ければ戦局が変わっていたという
程の高性能機で有りましたが、関係書籍や小説を少々読んでいて、
よく三菱重工業の零戦と比較して出て来ますので戦中の堀越二郎の立場が
どの様だったか少しは理解出来て想像しながらの映画を観たので
尚更に楽しむ事ができました。

丁度読み終えたばかりの小説、吉村昭の「関東大震災」でしたので、
震災時の映像には心が痛みました。
妻、菜穂子が結核で養生する高原病院は私の住む隣町の富士見市にあり、
私の住む団地にはその病院の医師も住んでいたなど、
何かしら意味深く観る事の出来たジブリの最新作でした。

お勧めですよ、夏の一時をお楽しみ下さい。