2014年11月30日日曜日

電気自動車用急速充電器(EV Quick Charger)

最近出来た観光道路(表向きは広域農道)に

地元の特産品を扱う市場(路の駅みたい)が出来て大盛況です。

蓼科自由農園


買い物に出かけて駐車しようと思ったら意外な看板が。

電気自動車用急速充電器(EV Quick Charger)の看板です。

えっ!こんな田舎に!
画像の後ろには八ヶ岳連邦が見える所です。

駐車場の中を探して(結構広いのです)見つけたのが添付画像です。





















都会の人には珍しくないのでしょうが、私は見るの初めてで、
まじまじと利用方法を読んでしまいました。

バーコードが表示されていてスマホ等でリンクして登録してネットから支払をするのですね。
現金を入れる装置は付いていません。

ウッドウイルに試聴に来られる方は車が圧倒的に多いのです。
首都圏からですと中央高速の諏訪南インター下車約10Kmで給電出来ます。
そこから3Kmでウッドウイルですので安心ですね。

さてどなたがいつ頃に初の電気自動車で来られるでしょうか、
大変楽しみです。



2014年11月17日月曜日

田中伊佐資氏 MGESとJazz Machineを聞かれる



















オーディオ各誌への執筆に音楽専門衛星放送「MUSIC BIRD オレの音ミゾをほじっておくれ」
のパーソナリティーなど今や幅広いご活躍の「田中伊佐資」さんが久々に訪れてくれました。
 http://musicbird.jp/programs/analog/

オーディオジコマン本の表紙を飾るスピーカーは氏の愛機でありますが、
これはウッドウイルの出来る最高の知恵と技と資材を総動員して作り上げた作品です。

ウッドウイルと言うよりも私のプライベートシステムとして試作を重ねて作り上げて来た、
Jazz Machineは氏のシステムとはかなり方向性の違う物です。

氏のシステムはJBL民生用の最高峰の38cm3Wayで、駆動する機材も豪華絢爛です。
バスレフ式スピーカーを主とする最高峰スピーカーの一つと言えるのではと思います。

対してJazz Machineはと言うと平面バッフル方式です。
平らな板1枚にユニットを取り付けた物です。
この方式はエンクロージャーに納めたユニットが内圧による抵抗を受けて鈍るのに対して
反応が良くのびのびと鳴りますが、低音は全く出ないと言うやっかいな方式です。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JazzMachine-Menu.html

平面バッフルに魅せられて40年、このJazz Machineは既に3,4回は作り直しています。
ユニットから駆動アンプからチャンデバを含めてです。
今の形で基本は完成、間に合わせの樹脂ホーンを超大型ウッド ホーン(勿論自作)へ、
中低域片側3個のウーファーはフロントショートホーンを追加します。

写真の状態で氏に教えていただいた低域の解像度と元気さを確認出来るCD、
ロイヘインズのグリーンチムニーを爆音で鳴らします。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00004TZ2I

互いに慣れ親しんだ曲ですのでこの1曲で全て理解出来ます。
Jazz MachineはJBL最高峰のプロ様ユニット構成です。
パワーアンプもチャンデバもPA用の物です。
20代の頃に通い詰めた六本木ピットインの音が目標と言ったら納得していました。

氏は競うつもりなどまるで有りませんが、
私は方向性の違うシステムの特徴を出し切って
どこまで肉薄出来るかを質、量共に試したいと考えています。
まずはホーンを追加して完成させなければ。

その後にと言うか同時進行でMGES搭載を進めています。
片チャンネルの低域ユニットで38cm2発/30cm1発に用いる各MGES用構造体は
50Kg×3個、両チャンネルで300Kg。
元となるスピーカー本体が片側150Kgですから総重量600Kgなり(汗!)
2階設置ですので住宅メーカーに耐荷重を確認しよう!
待てよ、未だ46cmサブウーファー2個も有った (汗!!)。


氏のMGES比較試聴の感想は。
この種の(ユニットは同じ、信号回路には手を付けず)メカ構造物を搭載しての
音質改善と言う試みは初めてですので不思議がっていました。
構造を良く理解しようと努めていた様です。
音が変わります、良くなりますとこれまた不思議そうです。
LO-D HS-500は比較試聴出来るので差が明らかです。
JBL L101は低域よりも175DLH中高域コンプレッションドライバーが歌い上げます。
MGES搭載1号機でチューニング中のFOSTEX 10cmウーファー M100HR-W
+ドームツイーター T250 は上記の2機種にも負けない、堂々と鳴っていると。

 Jazz MachineへのMGES搭載の効果を確認、様子を見てから
氏の本丸への突入を企んでいます(笑い)。
 そうそう、その前にチャンデバ3台にCDからの信号を分配して送る
スプリッター、それら4台には出川式電源を組み込んで更に高密度と
中低域の厚みを確保しましょう。

出川さんは明日から欧州に招待され出かけて行きます。
出川式も国際化が近そうです。








2014年11月16日日曜日

制作者の喜び



画像は現在製作中の作品。

今や定番のバーチ合板積層ラウンドエンクロージャーです。


組立が終わり表面の仕上げ加工が7割程が終了して今日の作業終了。

翌日、工房に入って作品を見たら、

陽を浴びた表面の曲面が柔らかく光っていました。


あぁ綺麗だ...

優しくなで回します。

7割仕上げでも私の肌よりかは余程滑らかですべすべ。
 
手がかかっても形が見えてくると思いも深まります。

こんな時に作り手でいて良かったと思います。


ここまでが木工家の仕事なのでしょう、

ユニット穴が開くとオーディオスピーカーとして表情が変わります。

スピーカービルダーとしてギアチェンジして作業が続きます。



2014年11月7日金曜日

FOSTEX M100HR-W + T250 10cm2Way + MGES 搭載エージング中





















このクラスでは最高峰と言えるFOSTEX社のユニット
10cmウーファー M100HR-W +ドームツイーター T250 による2Way 。
工事が有りそうなので未塗装でエージング実施。

16cm2Wayの市販機が買える程の価格するネットワーク部品を使い、
バーチ合板積層ラウンドエンクロージャーに納める。
更に音質改善機構メカ「MGES」を搭載した小型2Wayシステム。

エージングを開始して3日目、
特徴的な各要素の音源が含まれたCDに、
途中はFMを流しながらのエージング。
電子的に強制的にエージングするソフトも有りますが、
同室に居る人間が耐えられないので使いません。
エージング中は試聴用のメイン機材では無く、
お手頃な中堅の機材を使って鳴らします。

メールチェックしていた立った今!
ユーミンのdestinyが流れました。
開始早々訳の分からない効果音が流れているのは知っていましたが、
その音は鋸(鋸)みたいな金属薄板を反らしたりして出る独特の音?
正確な名前は知らないのですが、
その音を真似たシンセサイザーの音で有る事が分かりました。

60のおっさんですが、ユーミンも同世代!
当時、リアルタイムでスカGやロータリーを駆って
中央高速で右に見える競馬場...を聞いていたのです。


30数年間聞いていてこの瞬間に分かる音!
これだからオーディオは難しく、面白いのです。

メインの機材を使う前から期待させるこの音。
チューニングは未だしていません。
ハープの音色、音が弾けて瑞々しい玉の様、
音が消えて行く先の静けさ。

どうやら音の感じ方が違う様です。
凄い事になりそう。



2014年11月5日水曜日

MGES搭載イメージとインド国民車「アンバサダー」


















1枚目の写真はインドの国民車だった「アンバサダー」
私が見た時にはこのツートンカラー色が多かった。

















2枚目の写真、ボンネットを開いていますが、
この車は新しい方です。
なぜならボンネット内部に部品が一杯付いているから。






















下部ウーファー奥に見えるMGESメカ構造を入れた所。
下部ウーファーには保護カバーが付いています。



ハイエンド10cm2Way小型システムがMGES搭載1号機と成りました。

複雑なメカ構造を小型システムに搭載するので生みの苦しみを味わっていますが、
今はやっと音出しが出来てエージングの最中です。
MGESで大幅な音質変化が有るのでネットワークの設定もこれからです。
MGES搭載の効果を確認出来る比較音源ファイルを用意しますのでお待ちを。


MGESを組み込んだこのシステムは重い!!
初めて持った時にはえっ!と開発製作担当者も驚きます。
小型なので尚更感じてしまうのでしょう。


ドイツでは今も品質を見極める大きな要素に重さが有ります。
(現地向けに商品開発をしていたので本当の話です)
その意味ではこのスピーカーは最高峰です(笑い)。


メカ構造を組み込んでいて懐かしい有る事を思い出しました。
ここからは例の「ぼやきと 」となりますのでよろしくお付き合いを。
会社員時代、インドに装置の設置に1ヶ月ほど出張していた時の話です。

成田のビジネスクラス用ラウンジで搭乗を待っていると、
日本で研修を終えて帰国する同業のインド人技術者と知り合いになりました。
これが後で大変な助けとなります。

カルカッタに着く筈の便が嵐でニューデリーに、
ニューヨクに行く筈がロスアンジェルスに着いた様なもの。
深夜の税関職員二人でジャンボ機の乗客をさばいています。
この恐ろしい光景を想像出来ます?

宝石などの貴重品は通関出来ないのでここに置いて行けと、
ニューデリーに戻る訳には行かないので断る乗客と税関職員。
こじれると上司の居る部屋に相談に行きます。
これで通関は一時ストップ、上司は窓口では仕事しません。
仕事上のカーストが厳然として存在します。
一人一人がこんな調子ですから、空港から出る迄が難行苦行です。

少しずつ私の番に近づきますが、多分私は大もめにもめる筈です。
大型スーツケース3個で二つは特殊工具、書類に光学系の
特殊パーツが詰まっています。
もう時効だから言いますが総額数千万円!それを申告は30万円(汗!)
税関職員は何度も上司に相談に行きます。
後ろの列は諦め、怒り、睡魔と疲れが入り交じり睨んでいます。
こんな時の為の通行手形を現地の企業から持たされており、
何とかワイロも現物も取られずに通過しますが、
没収された宝石類はかなりあった様です。

税関を通過すると....
誰も居ません。
薄暗くてアナウンス無し、窓口締まっています。
夜中の2時過ぎ...
どうやってカルカッタに行けば良いの??
電話ボックスも鍵で締められています。
通路にはそこらじゅうにインド人がごろ寝しています
途方に暮れていると前述のインド人技術者が!

国内線の窓口に案内してくれます。
早朝の何々便に乗れるからここで待つ様に!
親切に全ての不安を解消してくれました。
その優しさに感謝感激でした。
居なかったらどうなっていたか...

カルカッタの空港には迎え人は来ていませんでした。
1日遅れのホテルにチェックイン。
その後担当が来て、幾つか尋問みたいに質問され、
明日、駅から列車に乗って何処何処の駅で降りろと、
迎えが来ているからとの事。
カルカッタのトップクラスのホテルですが、
謎めいた言葉を、中庭側の窓を絶対に開け無い様に??

きっと初運行してから一度も窓を洗った事が無いのだろうと思われる、
一等席の窓からは薄暗い茶黄色の景色が広がっています。
異国の列車の旅ですが、TVの旅行記とは大違い。

降りる駅です!
その気配を発すると列車内と駅のポーターが勝手に
大型スーツケース3個を運び出します。
荷物が先に行って、本人が降りるのが大変です。
出口の連結部は人で埋まっているからです。

ホームに降りるとこの荷物を何処に持って行くんだと怒って聞いて来ます。
頼んだつもりは無いのに...
こちらも何処に行けば良いか分からずにいると誰か来ます。
私の名前を書いた紙を持っています。
そうだと言っても信じません、パスポートを見せて納得させます。
駅出口の車に荷物を運べと言っている見たいです。
ポーター料を高めに取られて何とかここ迄来たかと一安心。

この男がこれから帰国まで専属の運転手なる人、
車が1番目の「アンバサダー」 なのでした。

この車が有る時、故障して運転手が路上でボンネットを開けています。
私もする事が無くて一緒にボンネット内部を除きます。
運転手は全て整備士でも有る様です。

何も無い!
殆ど地面が見えている。
エンジンとセルモーターとキャブとラジエターぐらいしか有りません。
エアコン無し、電装品で動くのはヘッドライトだけ、
ウインカーも動かない、ワイパーも運転席だけ動く。
その時にボンネットを上から覗いた感覚と、
MGESを搭載するのにエンクロージャー内部を
やはり上から覗いているその感覚が似ていたのです。

エンクロージャーには通常まともな物でも船の竜骨にリブが張り出した様な物と
吸音材程度しかないのです。
「アンバサダー」のボンネット内部みたいです。
そこに電装品や何やら訳の分からないが凄く便利な物が
詰まって現在の車になっています。
MGESを入れたエンクロージャーみたいにです。

これから帰国する迄はそれはそれは大冒険をする事となりました。
それまでアジアの国々を回って来て経験豊富なのでしたが、
このインドと言う国はまるで別物でした。
続けて書くと長すぎて書く方も読む方も大変なので次の機会を待ちます。

最後に、インド最大財閥の工場内、
ベンツにBMが走り、その道の脇の溜め池で半裸の男女が
沐浴をしている日常の光景、
忘れ得ない経験でした。






2014年11月4日火曜日

ヴァイオリニスト 五嶋みどり NHK仕事の流儀に出演

ヴァイオリニスト 五嶋みどり  NHK総合 仕事の流儀に出演。



五嶋みどり、世界最高峰のヴァイオリニスト。
楽器を始めてから今迄の活動内容などを紹介していました。
でも初めて彼女をこのTV番組で見た方は少し驚くかも。


美貌の方が恵まれている様な麗しき女性がしなやかに美しく
奏でる音楽とはほど遠い姿です。


私も何度も書いていますが、彼女はアスリートであり、求道者であり、
ストイックに音楽に向かい合っています。


彼女にとlって美しく着飾るなど言う事は自分自身から排除しています。
内面の自分を出す、音楽をどう表現するかに全てを捧げています。
番組ではこの春に行われた下記の演奏を紹介しながら進行しています。
勿論私も聞いたコンサートです。
その時の様子もブログに書いています。
http://woodwill.blogspot.jp/2014/03/blog-post_7474.html
 2014年3月22日土曜日 ジャンル:音楽
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 五嶋みどり
 演奏:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/指揮:リッカルド・シャイー。
     ヴァイオリン:五嶋みどり
  曲目:メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64。
    ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調op.47/他


この秋に行われた特別プログラムでは
障害者による演奏会を企画、
プロがサポートしてクラッシックの殿堂サントリーホールで演奏を行う。
これだけ見ていますと違和感を感じますが、


彼女は今迄にNPOでクラッシックを聞く機会など無いアジアの国々での演奏会、
日本本国内各地の中学高校を回っての音楽指導。
米国での小学校の予算削減による音楽教育を補う為の活動。
米国での音楽教育者として教授職を通しての後進指導。
等々数え上げれば切りがありません。


その活動の中の一つが障害者による演奏会サポート。
それらを認められてか、

国連ピース・メッセンジャー(国連平和大使)に選ばれています。


CDの「パウル・ヒンデミット作品集」は第56回グラミー賞に輝きました。

五嶋みどりを聞き始めて15年以上。
興味が尽きなく彼女の伝記を殆ど読んでしまいました。
TV番組での事は全て本で知っていましたが、
本人から聞く事は重みが違いました。


順風満帆で今迄来た訳ではありません。
指揮者のズービン.メーターに認められての
11才でのニューヨークデビュー。
華やかなデビューですが、
この時には母子は生活にも困っていたのです。
デビュー初期の頃の衣装は全てお母さんの手作りです。

教育方針や両親の確執、
離婚に渡米しての練習、
成し遂げる為の母子の努力。
みどりはプロになると決めたのは
既に世界的名声を得てからなのと言うのも以外。


TVで言っていましたね。
プロの音楽家は楽譜に有る曲を弾くだけでは無いのですと、
聴衆は他の何かを求めているのだと。
見聞きしたもの,知識、経験、それら全てが音として表れるのだそうです。

五嶋みどりの演奏を聴きますと、
音楽に演奏に没頭している姿に圧倒されます。
音楽を聴いて見ているのですが、
人の生き様を見せつけられてそれに感動しているいるのか?
そんな様に感じられます。


再放送 NHK総合
11月7日(金)午前0時40分~午前1時28分 
是非見て下さい。


2014年11月1日土曜日

NHK BS ベストオブクラッシック 公開収録に行って来ました

公開収録と言う物に初めて行って来ました。
 http://www.chinoshiminkan.jp/ccc/2014/1031.html

私の住む長野県茅野市民会館で行われるので参加希望の往復葉書を出し、
本番前に当選返事のハガキを持って当日の席番札を貰って来ます。
席がどうでも良い方は直前に行けば良し、
例によってなるべく前の中央の席を狙うので早めに席を確保。
席の希望は受け付けてくれないのですが、
早く行けば良い席がとの願いは大当たりでした。


クラッシックの演奏です。
ヴァイオリンとピアノで、共に未だ聞いた事の無い方達です。

専門家では無いのでパンフレットにある経歴を見ても凄そうなのですが、
どんな風に凄いのかは見当も付きません。











































たまに見る「NHK BS ベストオブクラッシック」ではそうそうたるメンバーが
何時も出演しているのでまず間違いの無い方達なのだろうと想像しての参加です。

茅野市民会館と言う名はカビの生えた様な名前ですが、
9年前に建造した立派な施設です。
.クラッシック専用のコンサートホール
 何度もここで書き込みをしていますので覚えた方も居られるかも?、
  300席の扇形の絶賛したい程の大好きなホール。
.マルチホール
 名前の様に多目的にコンサート、舞台、会議、イベント等に使います。
 今回はこちらで、クラッシック用では無いので???です。
 スイッチ一つで観客席が壁の中に入り、広いスペースが出来たりします。
 完成後にホール設計者によるレクチャーが有りました。
 ステージでピアノとヴァイオリンが演奏しています、
 レクチャー参加者はどの席でどんな音がするか?移動しながら体験出来るのでした。
 残響調整板の効果を確認したりして、まるで生き物の様な建物に興味津々で見学です。


さて音質の方は?

クラッシック専用では無いので残響が少なく、直接音が多い様です。
音が痩せて硬く聞こえるのには戸惑います。
ホール内の建築材の違いも有る様です。
マルチホールの床は樹脂のタイル張り、
コンサートホールは 確か無垢のメープル材と段違いです。
ただ、よく言えば音が鮮明で 定位が良い、
ヴァイオリンの音もピアノに負けない様に大きな音で聞こえます。

さて演奏の方は?
結論から言いますとヴァイオリンの米元響子さん。
大変気に入ってしまいました。
30才でオランダの音大の教授なのだそうです。
気さくで少し天然ぽっい所が有りそう(多分気のせい)

私の大好きな五嶋みどりさんや庄司紗矢香さんなどはストイックに演奏に入り込んで行く
まるで求道者やアスリートの様なのですが、米元響子さんはまるで役者みたいに
演奏中の表情が大きく変化して、歌詞の無い演奏の中からどんな情景を
思い浮かべているのだろうと想像してしまいます。

彼女の曲の始まりの第1音、初めの音一つで心に思いが届きます。
派手さは無いのですが、緻密で艶やかで音がとてもしっかりしている、
それでいて表情豊かで ...
お気に入りの音楽家のリストに追加しなければ、
今後はウオッチを続けましょう。
良く聞くラフマニノフ.ヴォカリーズ、
今迄聞いた中で最高のものでしたが、
ピアノに繊細さと情緒が少なく邪魔をしていました。

ピアノの佐藤卓史さん
伸びやかでおおらか、スピーディーな演奏は好感を持てました。
サン.サーンスは聴き応えが有りましたが、
上記のヴォカリーズは不味かった。

12月26日(金)6:00~6:55 BSプレミアム(全国放送)
良かったら聞いてみて下さい。
生演奏と再生音の聞き比べが出来る幸運な機会でした。
放送はブル-レイに録画する事にします。