2016年1月14日木曜日

日曜朝9時~10時 NHK Eテレ 日曜美術館

何事も無く平和な日曜日の朝を迎える事が出来れば

朝食後のお茶タイムに日曜美術館「略して日美」を観るのが習慣となっています。

国内外のあらゆるジャンルの芸術美術を紹介してくれる超優良番組。

番組最後には「アートシーン」と言って、開催中の展覧会情報を。

ここで知った作家も数知れずです。


芸術美術の観点からは申し分無しの番組。

もう一つは映像の美しさです。

受けの良い見栄えを強調した画ではありませんから安心です。



最終製品となったパナのブラウン管方式ハイビジョンTV37インチで見続け、

地デジ対応で止む無く、これもほぼ最終製品となった日立プラズマ方式50インチで現在に至り、

4K放送が日美で放送される頃には国産有機EL大画面が観られるかとの予想は外れ、

故障しそうな気配のプラズマの後はどうしようかと不安です。


音については多少は拘りを持っているのは自他共に認めていただけると思いますが、

映像については余り話した事が有りませんでした。

趣味の登山の目的は人工物から離れてしばし時間を過ごし、

時期と場所が合えば可憐な高山植物をポジで撮影してプロジェクターで鑑賞して楽しむ。


その習慣が長かった為にいつの間にか映像についても一定基準が出来上がってしまいました。

35mmフィルム換算での解像度では8Kでほぼ対等かとの比較がありますので、

自宅で日美をベストで観られるのは未だ々先か。

明暗のレンジや発色に多肉植物の葉の厚さを感じられる映像を35mmで普通に見ていた悲しさ、

国内三管式プロジェクターの技術者であるお客様は35mmポジで観てたら我慢出来ませんねと

笑っておられました。


音にも映にも、自然のままの情報を再現して欲しい。

便利さの犠牲に慣れて、あるがままの姿を思い出せなくなる。

感性を大事にしたいものです。






2016年1月7日木曜日

100%桜無垢材の楕円ウッドホーンの試聴

















山桜100%無垢材楕円ホーンをJazz Machineに搭載した様子。
ホーンにコンプレッションドライバーを取り付けると重くて一人では持てません。
スピーカースタンドでは支え切れないので机の上に置くと言う凄い状態です。

 








 ホーンにコンプレッションドライバーを取り付けた様子。
上には受注作品に搭載するF社純マグネシウムドームツイーターと
リボン型スーパーツイーター を載せています。
コンプレッションドライバーはマニア垂涎で今では入手難の
SONY SUP-T11で、これも受注作品に搭載するのでお預かりした物です。
偶然が重なりもの凄い組合せとなっています。
 


これはコンプレッションドライバー SONY SUP-T11と純正ホーンとの組合せ。
ツイーターとスパーツイーターは垂直に積み上げています。
PA用の三脚式スピーカースタンド(耐荷重50Kg)に載せています。
























スピーカースタンドの天板にコンプレッションドライバーを跨ぐスペーサー、ツイーター台
などを製作して載せています。
一度きりの臨時試聴でも代替えの効かない稀少ユニットですので準備も手が抜けません。



いきなりセットの様子を見ていただきましたが、
目的は100%桜無垢材の楕円ウッドホーンとSONY SUP-T11+純正ホーンとの比較試聴です。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Speaker-ord.htm


ホーン屋さんで無ければ出来ない贅沢な企画(聞くのは私と妻だけ)です。
上記の様な大がかりな設置が要るので簡単に切り替えて比較 試聴とはなりません。
音の記憶を頼りにするのと、マイクで拾った音源で比較試聴を行う事とします。

ホーンのカットオフの高いSUP-T11+純正ホーンに合わせる形で、
受け持ち帯域は440Hz~9.3KHz(24dB/oct)を持たせます。
設置がスタンドと机の違い以外、その他の条件は同じです。

比較試聴用の音源は下記クラウドサービスで用意。
これだけのハイクラスの比較ですので、
くれぐれもPC用スピーカーなどで聞いて差が分からないなどと悲しい事を言わないで、
面倒でもメインの再生システムで聞いてみて下さい。
http://yahoo.jp/box/JEHxpk
山桜楕円ウッドホーン..... : ウッドホーン....
 SUP-T11+純正ホーン.... : オリジナルホーン黒....


試聴した感想。
今迄SUP-T11の音色の素晴らしさを堪能していたのは純正ホーンからの音でした。
山桜楕円ウッドホーンの音を聞いてしまうと素晴らしい音に加えてとても自然に聞けます。
純正ホーンには癖が有ったのか!!と気が付いてしまいます。

山桜楕円ウッドホーンの設計はSUP-T11の低域限界を余裕で再生する能力も備わっています。
SUP-T11はスタジオモニター用の最高峰。
ホーンの発注者はJBL375(往時の民生用の最高峰)を用います。
 勿論、375の能力を最大限に発揮出来るのは言う迄も有りません。

贅沢な比較試聴をさせていただきました。


2016年1月2日土曜日

17回目の新年おめでとうございます。

2016年 新年明けましておめでとうございます。

本年でウッドウイルの活動は17年目に入る事が出来ます。


2000年4月からの開業以来、皆様におめでとうと言わせて頂くのも17回目となります。

皆様のおかげです。ありがとうございます。



未だ珍しかったビスケットジョイント加工した正確無比な数千円のMDFキットを

注文製作する...それがウッドウイルのスタートでした。

怖くて手を抜く事も出来ずに夢中で正確に製作しました。


そのキットはプラモデル並みかそれ以上に誰でも正確に組み立てられました。

それまでの材料加工だけ依頼して製作していた自作エンクロージャーでは、

苦労して位置合わせをして接着し、乾燥後に見るとズレて固まっていた!

そんな自作オーディオの方達の悩みが消える作品で喜ばれました。


リピートのお客様が今度は図面通りに完成品を製作して!


塗装もして...ユニット渡すから設計は任せる...こんなの作れる...

 噂を聞いた方からもお話しが!

国内ユニットメーカー様から指定を頂いたり。

その様にして提案型のご注文を頂く様になるのに5年はかかったでしょうか?


当時はキット製作ですから月に数十台は製作。


現在は年に数台の製作で、内容は大きく変わって来ていますが、良否は分かりません。

お客様もウッドウイルも音質機能を追求する作品が自然と多くなりましたので、

製作期間も費用も多くかかるのがその理由です。

ウッドウイル作品にはグレードを付けていて、

そのグレードも1~6迄に至り ました。

普及クラスからハイエンドにクラス迄を取り扱う事が出来る様になりました。

http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html

 

簡単な作品の製作依頼が少なくなった事を懸念しています。

この範囲の作品に今後、意識を強めようと思っています。

今迄の経験や新しい手法なども取り入れて高音質でお手頃価格をです。


こんな事を考えながら今年も活動したいと考えております。

今年もよろしくお願い致します。