2014年10月26日日曜日

隣の部落の民族芸能「槻木舞台再現」

今の居所に越して来て約20年。
初めの頃は近所を探検しました。
そして回り舞台を備えた朽ちかけた建物があるのを発見していました。

地域の民俗芸能、伝統文化を大切にして廃れた文化を再現して継承する。
そんな動きからその舞台で公演が始まったのが昨年から。
実に50年ぶりと言う事です。
建物は文久2年江戸後期の1862年建造。
昨年は都合がつかずに、本日観る事が出来ました。

隣の部落の槻木「つきのき」と呼び欅(ケヤキ)と言う意味だそうです。
地域全体で支援する行事で市長が挨拶に来て主賓席(地べたに座布団)で
鑑賞していました。

数年前に「大鹿歌舞伎」と言う同じ長野県の民族芸能歌舞伎が映画になり、
今では年に2回の公演では全国から人が集まり大盛況とか。
「槻木舞台」はどうなる事でしょう。
http://www.chinoshi.net/CNet_HP/user/index.php?secid=100242&pageid=5


















槻木舞台の全景です。昨年と今年にかけて修繕を行いました。
回り舞台も稼働するそうです。


















前座の地域の太鼓演舞
音量有るのにPAを使うのでせっかくの和太鼓の音がしません。
音が遅れるのも興ざめで、最近は何故か何処でも使います。


















同じく子供太鼓
いつの間にか真後ろ一列に揃っていて演奏が始まりました。
若く元気な太鼓の音色とパワーが胕まで響いて来ます。
素晴らしい、これが和太鼓です。
















舞台が始まりました。
半沢直樹人気を借りた創作劇みたいです。
左から悪商人、悪家老、それに半沢直助?が世直しをすると言う話。
仕返しは倍返しだそうです。


歩いて行ける場所でこの様な郷土芸能に触れる事が出来ました。
露店に地元産の野菜果物、地域の顔役が揃い踏み、
消防団の若者に公民館に地域総出、
おひねり飛びかう祭りでした。



2014年10月25日土曜日

FOSTEX M100HR-W 10cmウーファー MGES搭載1号機







































MGESの試作機は数機種製作しましたが、
MGESを搭載して納品する1号機がほぼ完成しましたので紹介させていただきます。

FOSTEX M100HR-W 10cmウーファー + ドームツイーターT250D の
2Wayシステムに搭載します。
エンクロージャーはフィンランドバーチ合板の積層ラウンド型です。
これだけで相当に拘った高品質スピーカーである事がお分かりでしょう。

顧客の希望で可能な限りの小型にまとめていますので、
MGES搭載は製作側としては存分に生みの苦しみを楽しませていただきました。

上の画像はスピーカー全体とMGESの位置関係全体を。
下の画像はMGESとエンクロージャー底面との位置関係、
MGESがエンクロージャーから独立して接地するイメージをご理解いただく物です。

ユニットから生じる振動はMGESが吸収し、エンクロージャーに振動を伝えずに
MGESから直接、接地(床やスタンドの意)させるイメージがご理解いただければ幸いです。
詳細は下記で
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-Main.html

搭載ユニットは高解像度、高反応で知られています。
バーチの積層ラウンドはこの特徴を生かす為に採用されました。
今回は受注から製作開始までの期間にMGESが完成し、
お客様にお伝えして直ちに採用する事となりました。

搭載するL/C型ネットワークもこのサイズクラスのユニットの価格を
上回る様な高品質のパーツを使いますので、
M100HR-W/T250Dの最高の形の一つになるのではと考えます。

このスピーカーシステムの高品質とは、
ユニットに何かを付け加えるのでは有りません。
ユニットの働きを邪魔する物を排除するだけです。
ユニットの性能を最大限に引き出したいと考た訳です。

これ以上良くするにはMGESフル仕様+無垢材積層ラウンド+マルチアンプ駆動 と
手がない訳でも有りませんが、無闇にコストを投入すると言うのも考え物です。
常識的には充分に最高の形と考えます。

今迄、MGESを試作搭載して来たのは既存のシステムです。
それもかなり年月が過ぎているのでエンクロージャーは経年劣化しています。
更に当時と今ではエンクロージャーへの考え方、作り方も変わっています。

ウッドウイルが製作する最新のエンクロージャーでのMGES搭載の有無により
どの様な音質差が出るのか大変楽しみです。
完成した時点で比較音源を用意するつもりでいますのでお待ち下さい。


MGESの新規搭載は勿論ですが、
こんな方はいらっしゃいませんか?
お気に入りのスピーカーで取り替えるつもりは無いが、
低音のもたつきや反応不足、
中高域の曇りに音場感の少なさ、
そんな点が気になっている等々...
新しく取り替えると慣れ親しんだ音との別れでショックが多き過ぎる...
そんな方がいましたらMGES搭載を考えて見て下さい。
埋もれていた才能を引き出す事が出来るかも知れません。


2014年10月22日水曜日

ALTEC 515Bの提案に頭が疲れて読むオーディオ風土記では胸が一杯


何時もの日課は、朝起きてストレッチに食事にメールチェック。
最近、某新聞の購読を止めたのでデジタル新聞を漁っています。


騒音対策の自主規制で9時5時で工房での製作活動。
入浴にストレッチに食事が終わると第二ラウンドのメールチェックやら
設計やら見積もり作成やらで2階に上がります...


夜遅くなりそのままではテンション高すぎて寝れないので
読書か、録画したTVでも観てクールダウンして寝るのが何時もの事。
今週は手強いALTEC 515Bの提案に頭を悩ましています。
強力磁気回路のオーバーダンピングのホーン型用ユニットを
温和しくバスレフに納める訳ですから。

詰まって来て諦めて階下に行って一杯やりながら読書。
未だ読み切っていない田中伊佐資氏の「オーディオ風土記」を読みます。
丁度、WOWOWでジャズのライブを放映していたので、
BGMにして聴きながらと思ったが、どちらも頭に入らないのでTVは切りました。


33人ものオーディオに人生を捧げた、賭けた、取り込まれた.....
その方達の思いが強いので続けて読む事が出来ません。
今晩は4人程読み進めましたが、胸が一杯になって閉じました。
こんな読後感(終わってませんが)の本は経験無いな?


読者としてはただ想像を膨らませながら読んでいるだけですが、
こんなにも多彩な多くの方の思いを聞き出せるのは凄い事だな...
先方が進んで話してくれても受け止めるだけでも大変です。
短期集中取材では尚更です。


仕事柄、少しは他人様のシステムを垣間見る事は有りますが、
国内屈指の蒼々たる方々のシステムやその経歴を読んでいると
自分の「井の中の蛙」状態からハットさせられるので胸が一杯になるのと
同時に新鮮さも感じられます。





2014年10月19日日曜日

試聴のお客様JAZZ三昧+MGESに驚き











































引き合い中のお客様が工房見学、試聴、相談にと来られました。

望まれる 音は
ジャズのアタック音を強烈に、ライブハウスの勢いを再現」です。

ALTECの名機「A-5」の各ユニットを用いて挑戦したいとの依頼です。

そんな訳で試聴室の主である室内楽再生を狙った「ウイング」には出番無し。

60~70年代のユニットでのアタック音の確認ですから、

鳴らすスピーカーもJBLランサーL101(MGES搭載機)に、
 JAZZ専門ではありませんが、アタック音を活かす為にも強力な武器である
 MGES搭載のLo-D DHS-500 と非搭載のオリジナルHS-500での試聴です。

鳴らすCDはロイヘインズ(ドラム)の「グリーンチム-ニ」。
お客様もお持ちで長いソロからベースが加わる所など鳥肌物とか。

 もう1枚がミルトジャクソン(ヴァイヴ)THAT’S THE WAY IT IS。
MJQでは味わえない ミルトジャクソンの奔放な演奏が魅力です。
私のスピーカーの鳴らし方は彼のヴァイヴを如何に鳴らすかに、
青春を賭けた!と言っても過言では無い!。

何とこの2枚だけの試聴となってしまいました。
共にウッドウイルの試聴用CDにも紹介しています。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Shityou-CD.html

L101はこれでもかと言う強烈なアタック音を存分に聞かせてくれます。
オリジナルでは尖り具合の角が少し丸くなって消化不良気味になりますが、
MGES搭載では気持ち良い程に鳴ります。
お客さんも目を閉じ、体でリズムを刻みながら楽しんでいるご様子。

HS-500でのMGES搭載機とオリジナル機との比較試聴では
皆さん共通して言われる「全然違うじゃん!」。
まるで別物に近いと驚きのご様子。

MGESはウーファーに効かせているのに、
何故ツイーターからの中高音がクリアーになるの?
何故ライブハウスの空気感までも再現出来るの?
音場が広がるのは何故?

ウッドウイル作品(販売用としての意)のスピーカーを鳴らさないで試聴が
終わると言うのも初めてか!
でも目的はお客さんが満足出来た試聴で有ったかどうかです。

こんな事でお客様の思い描く音の何で有るかを探し出します。
最後はプライベート機「Jazz Machine」の大爆音でとどめを刺して終了。

この間、4時間弱でお客様の思いを私の頭の中でイメージを作り上げます。
そして見積仕様と言う形で提案させていただく訳です。
お客様もそれを求めてわざわざ首都圏から1日かけて来られるのです。

店頭で既製品を買うのとは手順が違います、
これから作る算段をして、それをお客様に見定めていただくのです。


お客様の第二の人生を豊かに過ごせるかどうかは私の腕にかかります。
大げさかも知れませんが、そんな気持ちで取り組ませていただける事が、
光栄であり、楽しみでも有ります。
勿論責任も大きいのですが。





2014年10月15日水曜日

カノラホールでの音大生の定期演奏会






















長野県在住、出身者による東京音楽大学の定期演奏会を聴いて来ました。

学生と卒業生の出演の方の演奏会は初体験でした。

少しコンサート鑑賞に間が空いた、地元での開催、

のんびりと音楽鑑賞したかったので聴いて来た訳ですが、

観客はどう見ても身内や関係者ばかり、そんな物でしょうか。


ソプラノとピアノの演奏が多かったです。

私は音楽のど素人ですが、聞いていて優劣はともかく
違い程度は分かるのでした。

.ソプラノ

  .声が綺麗で良く通るが抑揚と感情移入が少ない方。
  
  .表情豊かなのに残念、声が通らない方。
  
  .声がスコーンと聞こえて来てこれは!と思ったら発音がもぞもぞしていて分からない方。

  .聞いていて良し悪しは分かりませんが違和感が全く無く聞ける方。

  .でも皆さん初々しくて聞いていて楽しいです。

  .同学のソプラノ教授先生のゲスト出演、流石に声に艶も有り声も通りますが、
   若く初々しい学生と比べると新鮮さだけは勝てそうもない。

.ピアノ

  .ここはこうやって強く弾くと教わったままに演奏しているのが分かる方。

  .緊張で中々演奏がスタート出来ない方。

  .姿勢が悪い方(何故か音楽家専門の体使いの講習を受けた事があります)。

  .ソプラノでのピアノ伴奏で弾いた方達は学外かプロの方?
   やはり学生の伴奏とは実力が段違いです。

.その他

  .マリンバのソロを聴いたのは初めて、スポーツジムのインストラクターの様な
   出で立ちが興味深い。
   マリンバは鍵盤楽器なのでしょうが、大きな共鳴器の為か、
   まるで吹奏楽器みたいに聞こえる時がありました。

  .フルートは聞いていてまるで違和感なく最初から最後まで演奏を楽しめました。
   多分上手な方なのでしょう。


 音楽のど素人でも感受性は有るので良い演奏を聴きたくて出かけます。

それも殆どが国内トップで、世界でも通用する様な方達の演奏をです。

それでも演奏が気になって音楽に没頭出来ない方もいますので、

先程の違和感なく聞けたと言う方はひょっとして凄い力量の方なのかも知れません。


イチローの様なトップアスリート のプレーを見ても本当の凄さは分からないのですが、

練習中の何気ない動作に驚愕する様な事が有ります。

音楽家もきっとそうなのでしょう。


練習中、上達過渡期の演奏を聴くのも心洗われる様で楽しめました。



地元茅野市のに二人のソプラノの方がいました。

一人はプロで活躍中みたいですので演奏会を見つけて聴きに行きましょう。


クラッシックはPAを使わないので声楽は同じ人間の生声として理解し易いです。


楽器の超絶技巧も凄いのですが、人の身体能力の凄さにも感動させられます。







2014年10月14日火曜日

お勧め機器の取り次ぎ販売

ウッドウイルが使って来て良いと思う機器を取り次ぎ販売をします。


アンプでは既に実績が有るのですが、


敢えてHPのメニューに加える様な事はして来ませんでした。


マイナーな個人工房で取り次ぎしたとしてもお恥ずかしい台数しか販売する事しか


出来ない事は分かり切っているからでした。




今回は出川電源の出川さんとのエンクロージャーはもとより、


励磁型ユニットの電源、PCオーディオが宣伝程良い音がしないなどで、


試行錯誤などしている時にウッドウイルで取り次ぎして,


試聴室で比較出来るの事には意味があるとの感触を得たので


公開して始める事となりました。




取り次ぐどのメーカーさんもオーナー社長さん(設計開発者)を直接存じており、


その設計思想や物作りを理解し、ウッドウイルでも実際に使って良さを確認している


機器ばかりです。




大きなメーカーでは無いので宣伝も雑誌の記事を飾る事も少ないのですが、


オーディオに熱い志を持った方達が作り上げた製品達です。


ご興味がお有りでしたら是非声をかけて下さい。


http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Toritugi-Maker-.html









2014年10月12日日曜日

田中伊佐資氏 「オーディオ風土記」発売

先日に発刊予定のお知らせをしました。


10月10日に田中伊佐資氏 「オーディオ風土記」が発売されました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4907583273/




前回と同じ様に画像豊富、興味深い登場人物のお勧め盤の紹介。


とにかくシステム全体像の写真見ただけで、失礼ながら笑っちゃいます。


その凄さと、情熱と、思い入れと、そんな方達がこの国に大勢いらっしゃる。


それらまとめて、笑っちゃうのです。


とても楽しくなり、嬉しくなります。


オーディオ機器と言う機材もそうなんですが、そこには「人」がいるのです。


だから興味深いのです。




ウッドウイルのお客様でも


音楽家になる夢を家業を継ぐ為に諦めた。


やっと息子に社を譲った後の人生は、


稼いだ金を惜しげもなく投入して超絶ハウスに超絶機材で超絶音源を再生。


音楽にかける思いもやはり超絶なのです。




ウッドウイルは何処にも出て来ませんが、


「オーディオ風土記」如何でしょう。





2014年10月3日金曜日

ウッドウイルの木工作品 CDスタンド 限定放出










































少し前のイベント用に製作した「CDスタンド」です。

CDを収納するのではなくて、演奏中のCDを見ていただく為のスタンドとして製作。

演奏中でなくとも、お気に入りの愛聴盤として飾って置くのも良いかと思いました。

最近は木工作品と言える様な物は製作していませんので懐かしいです。

シェーカースピーカーのバッフルやスタンドを製作している時は、
木工家としては久々に楽しい物でした。


只今限定放出中
数年間は製作に追われそうなので、二度と製作する機会は訪れないのでは?。



2014年10月1日水曜日

ハイレゾ音源再生の音質向上


 この書き込み内容はスピーカーとは別系の話です。












 

 










上記1枚目、2枚目の写真がUSBから電源供給されるタイプのD/Aコンバーターで、
出川式電源をD/Aコンバーターに接続したハイレゾ音源再生のシステムです。





















3枚目の写真のアダプターにパソコンのUSB端子を接続。
アダプターからのUSB端子をD/Aコンバーターに接続します、つながるのは信号だけです。
このアダプターに左側の「出川式電源」をつなげて、D/A コンバーター用の電源を供給します。
パソコンからの電源はD/Aコンバーターには供給されません。
 




4枚目の画像は以前のシステムで、USBと接続するD/DコンバーターとD/Aコンバーターの
電源を付属のACアダプターでは無くて、バッテリーで動作させているイメージです。
右の電源装置は充電用で再生時には電源を切ります。
3枚目のアダプター使用前はこの様な泥臭い方法でハイレゾを聞いていました。





ウッドウイルの試聴用アンプは「SATRIアンプ」と言う知る人ぞ知るマニアックなアンプです。
何度もこのブログでも書いて来ましたが、心臓部の回路をバージョンアップする事が出来る、
希なアンプでも有ります。

限り無く個性が無いと言うのが個性のSATRIアンプにもやや弱い所があって、
左/右独立型の電源回路+容量アップと自分で改造しています。
オーディオ専用トランスの採用などポイントは幾つも有るのですが、
最大のポイントは「出川式電源」を採用した事です。

田中伊佐資さん自身も含め、「オーディオジコマン」本にも採用している人の事が出て来ます。


ウッドウイルを主宰する前の私の仕事は電源機器設計開発でした。
上記写真の電源がそうなのですが、これは言ってみれば8cmフルレンジみたいな物。
低域ホーンがコンクリートで埋め込まれた家みたいなクラス迄多種多様です。



何かで出川電源を知った時に??と思いましたが良く調べると目から鱗で、
試聴もせずに直ぐに回路部品を取り寄せてSATRIアンプに組み込みました。

見事に弱い所がカバーされ、気が付いていなかった欠落した音が出て来ました。
何も足さない、何も引かないとは行かなかったのですね。
このアンプでウッドウイルのスピーカーはチューニングしているので、
他のシステムで鳴らしていて本領を発揮していない場面に出くわすと、
少し残念な気持ちになります。
今ではこのアンプから離れられない信者になっている様です。


ここからがやっと本題です。
PCオーディオやUSBオーディオにネットワークオ-ディオと名称は良く分からないですが、
とにかくCDより良質な音源をネット上からダウンロードして、
パソコンやデジタル機材を使って良質な音楽再生に出川式電源が効果的と言う話です。
 A&R Lab 代表  出川三郎
 http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm

最初に出川さんにお会いした時に、PCオーディオを始めましたと話しました。
でも手間をかけた割りにはイマイチ感激が無いのだと話すと、
そりゃそうだ、デジタル機器の電源は最悪だからね!と。

その通りなのですが、新しい取り組みに足下を見失っていた様です。
その直後に鉛バッテリー6Vを4個使って6V~24Vの純潔DC電源で動作させました。
画像の当時使っていたDC/DCコンバーターにD/AコンバーターのACアダプターを
使わずにバッテリー駆動とした訳です。隣の直流安定化電源は充電用です。

刺々しさや音痩せなどの気に障る所が消えました。
綺麗な音場が広がって来ます!
真面目に聞いても良いと初めて思いました。

パワーアンプと違ってデジタル機材は消費電力が極小。
電源にコストをかけた機材は希です。
スイッチング型の小型で軽く、発熱しない低価格のACアダプターが標準的です。
パソコンからUSBで供給もされますが環境は同じです。

ハイエンドアンプでさえ、電源に「出川式」を採用すると激変するのです。
比べて考えると自明だったのです。

読者は従来のハイエンド機のアナログ式とデジタル機材では事情が違うのでは?
と考えられるかも知れません。
スイッチング電源方式を内蔵したデジタル機器も外部接続のACアダプターも
目的は高効率にして軽く小さく発熱しなくて安価にする事です。

 その為のアナログ式との一番大きな違いは商用周波数での整流(交流から直流へ)から、
内部で作り出した高周波回路で整流する事です。
これで目的の殆どを達成出来、その回路方式がスイッチ動作に近いから
スイッチング電源と呼んでいます。薄い筐体で軽いので直ぐに見分けが付きますね。

「出川式電源 」が優れているのはその従来型の整流方式を改良している点に有ります。
スイッチング電源にも扱う周波数は違っても従来型の整流回路が存在しているので、
 「出川式電源 」で音質が改良されるのです。
そう、あの純潔なバッテリー電源の様にです。

既存のアンプを改造して「出川式電源」を搭載するのは 一般的ではありません。

ACアダプターとデジタル機器機の間に「出川式電源」を挿入するのです。
そうすれば殆どの機機にどなたでも対応可能です。

USB端子から電源供給されるタイプの機器は掲載写真の
コルグ DS-DAC-100などの様にUSB端子からアダプターに一旦入り、
信号だけがそこから出てD/Aコンバーターにつながります。
アダプターには出川式電源が供給されますので、D/Aコンバーターは
 パソコンの電源から遮断され良質な電源によって音質を向上させます。

興味深いのはデジタル機器のグレードに関わらず効果が期待できる事です。
安価な機器でも少ないコストで効果が大きく、
高価な機器でも電源による音質機能の損出を カバーしてくれます。
オーディオ評論の大御所先生がこんな小さな機器なのに使ったらもう離せない
などと言っていて、案外的を得ているんだなどと生意気に同感したりしています。

出川さんは技術屋さんだけあって、自身のA&R Lab と言う会社のHPを見ても
分かってから見れば理解出来ますが、初めて見たら何が何だかさっぱり??
みたいな所があります。

ここまで書いておいて、良くある私は勝手に言っているだけで何も貰っていません、
とは言いません、出川さんから宣伝してと言われています。
私が使って良いので皆さんにも体験していただけたらと思います。
ウッドウイルの試聴室で体験できますので来られる時には
ノートPCやDAC、ハイレゾ音源媒体などをご持参下さればと思います。

近々ウッドウイルのHPにメニューを用意致します。