2015年11月23日月曜日

森麻季&仲道郁代 デユオ.リサイタル

森麻季(ソプラノ)&仲道郁代(ピアノ伴奏とソロ演奏) デユオ.リサイタル 聞いて来ました。

お二人のデユオ.リサイタルはこれが3回目です。



全て長野県内で聞けましたので、このお二人は精力的に全国を回っておられる事と想像します。

同じステージに立つのにまるで異なる雰囲気のお二方。

仲道郁代さんは控えめな可愛らしい人柄で、

森麻季さんは立ち居振る舞いが本場オペラの舞台に立つ方らしく華やかの二乗くらいの方、

でも丁寧でユーモラスで、正反対のお二人はきっと気が合うのでしょうね。



ピアノは外見らしくなくダイナミックです。

一曲一曲説明されて弾かれるので曲に入り易く、とても親切な進行です。

名曲が何故に名曲になったのか!楽譜に込められた秘密を少し知りました。



ソプラノは1200席の広さを完全に埋め尽くす様な声量で情感豊かに歌い上げます。

彼女のオペラを見たらさぞ素晴らしのだろうなと想像させます。

前にも書いた様に思いますが、NHKドラマの「坂の上の雲」は大好きな番組なのですが、

時代に翻弄されながらも活躍する人物や社会背景が、

彼女の歌い上げるメイン.テーマを聞いていますと、

まざまざと想い描かれて来るのは驚きです。


オペラは数度しか観ていませんが、

熱狂的なファンの気持ちが少し分かって来た様に思います。

特に室内楽を聞く事が多いのですが、

声楽も素晴らしいので良い機会を探していきたいと思います。


2015年11月19日木曜日

最近の動き

しばらくぶりの更新です。


.11月7日 長野と新潟の県境にある妙高市での「第23回妙高オーディオ倶楽部発表会」に参加 。

6月の埼玉県に続いてのこの種のイベントでした。

県外からも多数の発表者が居られてビックリです。

主に真空管アンプの発表で、人気回路の再現、自作トランス、等々各氏の並々ならぬ

自己研鑽の成果に驚き、高校生の頃を思い出していました。

教科書を開かない事はあっても、ハンダこてを握らない日は無かった毎日でしたから。

参加は6月に続いて出川氏のデモ機の説明でした。

形から長岡先生のスワンに似ている事からの誤解を解く、

MGESやラウンドの基本構造などを説明させていただきました。

上記アンプのデモではA7を使っていたので、20cm励磁型フルレンジ+MGESの音は

新鮮に皆さんに届いた様子など、慰安会でお話していただけた事は貴重な体験となりました。



.久しぶりのオーディオマニアの訪問試聴。

ウッドウイルのお客様は殆どが音楽愛好家(音楽マニア)です。

オーディ機材は無いと音楽が聴けないので止むを得ずに調べて調達している?

どの様な音楽を聴きたいのか分かって居られるので、

その思いを説明に来られる、ウッドウイル作品を見て聞いて、工房を見学してと、

ご訪問目的は明快です。

対してオーディオマニアのご訪問者は?

試聴室に有るスピーカーを全部聞きます。

CD1枚1曲 だけを試聴、切り替え接続している時間の方が長い。

設計開発者と制作者、私一人なのですが、その意図や説明は聞いていただけません。

目前のスピーカーもまともに見ようとはしない。

訪問目的も意図も話してはいただけません。

まるでA7聞いて、B&WのNautilus聞いて、10cmフルレンジ聞いて帰られた様な物です??。

オーディオマニアの方達は何時もこんな調子ですから、

ご注文頂く事も、長時間お付き合いした感謝のメールも来る事は無いのです。



.新たな国産ユニットメーカー誕生か!!

妙高の発表会にてデモをされていて知りました。

国からの技術支援を受け、新たな振動板開発!

ウッドウイル試聴室でじっくりと試作機を聞く機会を得ました。

原作を読んで感動、最近ドラマ化された下町ロケットを見て再度感激。

熱い経営者の率いる佃製作所のロケットエンジン要の部品開発の話です。

やはり新しい物を作り出す人々は熱いのです。

そんな話とダブらせながら開発秘話を聞かせていただきました。

大変素質が良いので上手く仕上げれば凄い物が出来るかも!


近い将来、ウッドウイル作品に搭載される日が来る事を願っています。



2015年11月2日月曜日

30万回キリ番踏み記念サービス終了のその後

ホームページのカウンターが30万回に達しました。

開設当初の無知な変更などで1,2万回分は無効になってはいますが、
30万回とは嬉しい数字です。

ご存じの様にウッドウイルのHPもブログも同一端末からの一定時間の複数アクセスは
カウントしていませんので、かなり正直な数字かと思っています。

開設当初はYAHOOなどの検索サイトでは独自のルールが有りまして、
駆け出しのサイトは検索されずに、試行錯誤したものです。

キリ番サービスもその一環でした。
1万円相当のエンクロージャーキットに20万円程もする完成品まで随分と
大判振る舞いをさせていただきました。
それらの甲斐あってかカウントも増え、検索上位で取り上げられるなど成果は有った様です。
最近は製作に追われるなどで、更新をサボり、停滞気味なのが反省点です。

そして久々の30万回キリ番でした。
その記念サービスはウッドウイル16年のノウハウを凝縮した総合グレード6の
エンクロージャーの30%オフサービスでした。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NewProductMenu.html

100万円の作品なら30万円off
200万円の作品なら60万円off
この恩恵に恵まれた方達の仕様が決まりだして来ました。
数年後にはこれら総合グレード6の作品達の姿をお見せ出来る事と思います。

前にも書きましたが、次の40万回は恐らく訪れる事は無いのでは?。
今のペースでは約6~8年程かかりそう。
そうすると私も70歳近くになります。
鮒釣りから始まって鮒釣りに終わるの如く、
10cmフルレンジの総合グレード6でも作っているかも知れませんが、
38cm3Wayなどの大型はとうに卒業していそうです。


今回のキリ番サービスで総合グレード6を広める事が出来ればとの思いでしたので、
それが個性的な複数組で実現できる事となり大変嬉しいです。
改めてキリ番サービスに参加下さった皆様、
ありがとうございました。





2015年10月5日月曜日

12年前製作の曲面成形合板

12年前製作のラウンド(曲面)成形合板エンクロージャーの品質検証

下記写真の様な作品達です。
























これら側板をラウンド(曲面)させる為にMDF合板で数種類製作してノウハウを得て、
次に製作したのが上記などの無垢の薄板を重ね合わせる(成形)させてラウンドさせる手法です。

大手メーカーなどでは大規模、高価な設備を用いて製作していますが、
個人工房レベル、まして毎回異なる仕様での受注製作するには独自の製作方法が必要です。
その様な製作上のノウハウは公開されていませんのでゼロからのスタートです。

そんな事で考え出した製作手法、当時で数年間の試行錯誤して間違いの無い事を
確認はしましたが、もっと長い期間を経た後はどうなのか?
その確認と経過観察の為に手元に置いていた部材が下記写真。






















全体像、部材状体ですので未だ余分な寸法での粗加工状態です。






















注目点はラウンドしている何枚もの板を重ねた部分が剥がれていないか、
変形等は無いかなどです。
 
12年を経過した現在でも制作時と同じです。
品質は保たれていました。

当時、成形合板によるラウンドタイプエンクロージャーを一品製作で初めて製作発表しました。
今では丸毎コピーする業者も現れて珍しくも無くなった様にも思われます。

この構造では背面が平面です、理想的にはバッフル以外は(ユニットを取り付ける為)
ラウンドにすべきですが、当時の製作技術ではこれが限界でした。
(天板、底板は内部の工夫でラウンドにしています)
 

現在は、ウッドウイル独自の品質評価「総合グレード.6」で表示している様に
背面もラウンドで製作しています。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html

「総合グレード.3」の成形合板ラウンドタイプも背面はラウンドにします。
何故ラウンドに拘るのか!
.定在波を生じさせない
.吸音材を使わない
.音の鮮度や躍動感を失いたくない
これら音質を少しでも良くしたい、そう願うのです。





















こんなイメージになります。
今後は特に問い合わせ等が無い限りは内部構造は非公開、
遅まきながらノウハウ防止対策です。

さて、この12年物の成形合板ラウンドエンクロージャー、
経過観察は充分済んだので作品に仕上げましょう。
13cm口径まででしたら搭載可能ですので、
ご希望の方がいらっしゃいましたら連絡下さい。
価格、仕様など配慮致します。


2015年10月4日日曜日

無垢板の小型スピーカー 15年物を販売します



無垢板の小型スピーカー 
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Kogata-Muku-SP.html
15年前に発表したスピーカーです。



















当時は自他共にMDF合板を多用するスピーカーが主でした。
ウッドウイルも駆け出しの頃で数千円のMDFのキットを毎日々製作していました。

それでも音の響きが良い、音が良いという信念から無垢板を用いた
エンクロージャーを製作しまして、その効果を確認する為にイベント等で発表していました。

F社のコンテストに出品して、音が良いと評価されたのですが、
仕上げが良かった作品が他に無いのでデザイン賞を受賞した、
と言う懐かしい思い出もあります。

無垢板に用いる樹種により個々の特徴的な音色が存在します。
ウッドウイルではある程度言い尽くしたので、ここでは詳細説明は省きますが、
言いたかったのは無垢材を使うには工夫が要ると言う事です。
合板の様にカットして接着して終わりでは済まないのです。

最近では流石に見かける事は少なくなりましたが、
中には無垢材も合板と同じに製作している作家がいまして、
工夫が無いので展示販売先のデモ機は見事に樹が割れていて無残です。

写真はそんな無垢材の性質を考慮して15年前に製作納品した作品と同じ物です。
経年変化する様子を確認する為です。
機能的、構造的には制作時と変わりは有りませんでした。
流石に日焼けが出て(無塗装で15年保管の為)赤くなりました。
音色は熟成が進み、乾燥も充分過ぎる程ですので響きが豊です。
もうこれ以上様子を見る必要は無いでしょう。
15年物として販売する事にします(1セットだけです)。

米松集成材のエンクロージャーです。
集成材を使った意味は、無垢材では入手困難、
出来ても量が多過ぎて使い切れないなどの理由です。
響きが豊で柔らかく大らかに鳴る特徴が有ります。
念の為に市販品で見る米松合板は表面の数ミリが米松で、中身(心材)は正体不明の
材料で作られた物ですので上記の特徴とは無縁の物です。

フォステクス社のFE103En or EF105WKに対応するエンクロージャーです。
ユニットは含みませんのでどちらかお好きな方を選んで搭載して下さい。
米松の良さを活かすならEF105WK、オールジャンルで楽しめます。
伝統のFEサウンドなら勿論FE103En。

.使用ユニット: F社10cmフルレンジユニット(ユニットは付属しません)
           FE103En or EF105WKをご用意下さい
           端子 は差し込み式、ユニットをネジ止めするだけです
.内容積約4L バスレフ型
.寸法: 約W145/H297/D138 mm
.端子/配線材/吸音材 含む
.仕上げ: ソープフィニッシュ(北欧家具に多用、すべすべして半艶)





.価格 :12万円+税+送料
.新規製作も致します。


下記は無垢材の収縮に対応した機構の説明です。





















バッフル板は左下に寄っています(強制的にずらしています)





















 バッフル板は右上に寄っています(強制的にずらしています)





















バッフル板の正常な位置です



2015年9月21日月曜日

最後のキリ番サービス「300000」

ウッドウイルのホームページ300000(30万回)訪問を記念して最後のキリ番記念を
実施させていただきます。

条件: ウッドウイルHP(http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/)の上部カウンターの番号が
     299985~300015を踏んで画像のコピーを送付下さり確認出来た方。

記念サービス内容
.受注金額の30%割引致します。
.対象作品の大きさ/規模/価格は問いません。
.対象作品の品質/機能/グレードには下記の条件が有ります。
 ウッドウイルが発表している「これからの作品」
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NewProductMenu.html
 に有ります、総合グレード.6以上の新規作品(エンクロージャーのみ)の受注分です。
.納期は2年以上で急がない方。
.現在引き合い中の方は除きます。
.他のサービス商品は対象外です。



今回は久方ぶりのキリ番サービスです。
恐らく次回の40万回の頃には肉体的限界に来ているので、
営業しているかどうか??と思われます。
今回が恐らく最後の機会になろうかと想像します。

最後の機会に相応しくウッドウイル最高峰のエンクロージャーを対象とさせていただき、
記念とさせていただければと思います。

総合グレード.6のエンクロージャーの詳細説明は不十分では有りますが、
最高品質のエンクロージャー採用で最高の音質をと希望される方にとっては良い機会かと。
じっくり時間をかけて詳細説明と打ち合わせをさせて頂ければと考えます。








明日、数年ぶり、最後のキリ番サービス発表

明日、数年ぶり、最後のキリ番サービス「300000」発表します。



2015年9月15日火曜日

交通事故目撃のその後

6月24日に急発進事故目前で体験を書きましたが、その後にいて。

先日、地元警察署から電話が有り、目撃した事故の供述調書を作成したいので来てもらいたいと。

随分時間が経ってからの依頼です、断る理由は無いので出かけて行きました。

念の為の確認です、事故を起こしたのでは無くて事故を目撃したのです。

それも目撃したのは私だけの様なのでこのような次第となりました。


供述調書などと言う物と関わるのは初体験。

初めに、何故供述調書を作成しなければならないのか?

作成した供述調書は誰かの利益、不利益につながるのか?

事故を正確に検証、記録する為の作業で有るとの事で納得、協力しました。

約2時間、往復の移動を考えて約半日を使いました。


当日の実況検分と照らし合わせて質問に答える形で作成して行きます。

殆どの時間は警察官が文章にするのを見ているのに費やされます。

警察官は文章力も必要なのだと事務作業の大変さを少し理解しました。

書き終えると読み上げて内容を確認します。

署名、捺印して完成です。


加害者は無傷、被害者は2ヶ月入院して、同じ日に現場検証を出来る程に

回復されたとの事で、それまで待っていたのでしょうか?

警察としては問題は何故急発進事故を起こしたか?の様です。

私が実況検分の間に感じた加害者について意見を求められ、

供述調書の最後にはその意見が添えられています。


私が述べたのは、

自身が起こした事故を認識しているのか?

事故後に被害者の様子を確認しない。

警察官に言われるまで車内に居続けた事。

車から出るのも、歩くのもおぼつかない事。

こんな人が運転する事が許されるのか?

数秒違いで私が被害者になっていたかも知れない事、

などです。



加害者は70代後半の女性。

地方の交通事情から車の運転は生活に必須です。

対して高齢化で認知症や運動能力の低下。

高齢化社会の断面を垣間見た事故でした。


2015年9月1日火曜日

出川氏宅へ納品

出川式電源の出川氏宅へデモ用スピーカーの納品に行って来ました。






























出川式電源の機能を証す為のデモ用スピーカーを製作して初披露したのが6月でした。

埼玉のオーディオセミナーでの初仕事を終えて最終調整の為にウッドウイル工房へ。

調整中に測定していましたら、聴感では気が付かないユニット初期不良を発見。

修理にフランス往復して来て最終チェック。

やっと注文主様のお部屋に納める事が出来ました。



上写真のアンプにCDプレーヤーなどの機材は全て出川式電源に改造されています。

デモ機のユニットは励磁型ですので、その直流電源も勿論出川式。

聞きましたらESOTERIC社の機器は全て出川式だそうです。


ウッドウイル機材も未だ全ての機材には搭載していないので、

試聴と嫁ぎ先確認を合わせての訪問でした。



デモ機の後ろに聳えるYLの5Wayシステムはマニア垂涎のシステムですが、

今後は余り聞く機会は無いだろうとの出川氏の言。

フルレンジで飛びきり優秀なユニットと、

ウッドウイル最高峰となる総合グレード6.のエンクロージャーとの組み合わせは最強です。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round.html
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html



鬼太鼓座演奏の大太鼓では20畳は有るであろうリスニングルーム内の空気を

存分に振るわせていました。

音量だけなら何処でも鳴らしていますが、

皮の張り詰めた緊張感とバチの破裂音を正確に再現するのは大変です。

億単位の部屋と億単位の機材での再生音を聞いていますが、

ただ音がでかいだけでした。


これからはうるさ方 業界人の審判を受けます。

どんな評価が待っているか楽しみです。



2015年8月9日日曜日

標高2400mで珈琲

 
















南八ヶ岳を望みます。
 
















3000m近い尾根に風が当たり、上昇しながら雲が湧いています。


















大の字になって寝転び、真上を激写!



今夏の登山は無しの模様。

テントを背負って行く登山ならば、

既に2,3回は足慣らし登山を 済ませておかねばなりませんが、

今夏はゼロ!今から行きたくとも準備が出来ていないので無理。

 製作待ちの作品達の材料が、今か、今かと工房でざわめいていますので、

その声に従う事に。



昨年は計画した登山期間の全てが荒天予想(有料山岳専門予報で)なので中止。

強行したパーティーが多数気象遭難(夏でも有ります)したとニュースで聞きました。

来年はどうなる事か。



この週末は余りに天気が良くてムズムズするので、

お気に入りの展望台(北八ヶ岳標高2400m)でドリップ珈琲を入れ、

ドーナツを食しながら展望を楽しんで来ました。




広がる原生林、山の峰々、青空、雲、トンボが秋を告げ、

ほんの少し、自然を楽しんで来ました。

午後から工房で製作、製作...










2015年7月31日金曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達 その-5

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達

ホームページにこの掲題内容のメニューを追加しました。
トップページの「新しい作品」
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NewProductMenu.html

追加したのはハイエンド機として今後のウッドウイルが製作して行くであろう
エンクロージャーとそれを採用したスピーカーシステムの基本型です。


この基本型の解説は、今迄、ウッドウイルが経験した過程を述べない事には、
説明が難しく、理解が得られないこ事に気が付きました。
エンクロージャーの基本の所からと言う事になりました。

ウッドウイルのお客様は自作マニアでは無いので、
設計手法のノウハウを述べても誰も読んでくれません。
エンクロージャーによる音質を悪化させる点を明らかにする。
言い換えればこの様にすれば音質が良くなる。
そんな形式での説明となりました。

ハイエンド機の基本型と言いましても外観からは丸みが有る程度の特徴で、
特別にインパクトの強い姿形では有りません。
内部は凄い事になっていまして、その概要は説明していますが、
詳細説明は昨今のパクリ対策で控えています。
(希望者には説明させていただきます)



Simple is Best という言葉が有ります。
単純素朴である事が最良である、と言う意味なのでしょうが、
少なくともエンクロージャーには当てはまらない様です。
ただの箱とハイエンドの基本型とではまるで別物の音となりますので、
最良とは全く相反する結果となります。
この言葉は物に対する言葉では無く、精神論の事なのかも知れませんね。
板1枚にユニット付ければ充分と言う様な風に。

ウッドウイルはスピーカーは楽器的に鳴らした方が良いと考えています。
モニター的スピーカーで過去に良いと思ったスピーカーが無かった事もあります。
収録室の様な環境でに日常的に音楽を楽しむ方も良し、
演奏会場での楽しい音楽の聴き方には官能的スピーカーが合う様にも思えます。

ハイエンドの基本型に到達しますと、
実はモニター的スピーカーの方が製作は容易です(手間はかかりますが)
官能的スピーカーは主観が多く入るので作り方が難しいのです。
両者の特徴を活かす為にその両方を基本型に含んでいます。

今回の基本型が出来た事である程度の所に到達した様に思えますので、
製作加工の容易化にもエネルギーを向けようと思います。
短納期ならコストダウンにもつながります。
F1開発は市販車への波及効果が大!
そんな大それた事は言えませんが少しは役立つかも知れません。


ウッドウイルを始めた頃は、スピーカーの音質に与えるエンクロージャーの影響は
30~40%と考えていましたが、今では50%以上と確信しています。
そして何年前からでしょうか?スピーカーの音を聞きますと、
ユニットとエンクロージャーの音とを聞き分ける事が出来る様になりました。
そんな事で少しでも良い音をと願って進んで来ましたので、
ウッドウイルは、いささかマニアックになっているかも知れません。

エンクロージャーはただの箱!ユニットの梱包箱に入れたって音は出る!
某雑誌のオマケスピーカーみたいに。
その様に考えればそれまでなのですが、
問題意識を持ち、工夫して、手間暇かける、
植物や動物と同じ様に大きな成果として答えてくれます。



長くなりました。
 ハイエンドの基本型に到達した限定販売をさせていただきます。
概ね下記サイズのスピーカーシステムにハイエンドの基本型を搭載します。
従来型と同程度の価格で限定三組提供させていただきます。
詳細はHPにて発表いたします。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Latovian-Birch-Round-13cm2Way.html



2015年7月24日金曜日

霧ヶ峰 ニッコウキスゲが満開です

あまりに天気が良いのと町中は暑いので、ビーナスラインを走って霧ヶ峰へ。
自宅から約30分で行けます。
夏の風物詩、ニッコウキスゲが満開でした。
標高1800m、風が爽やかでごきげんです。














花の寿命は一日、毎日入れ替わりで咲きます。
















奥までずっと咲いています。
興ざめな電気柵ですが、設置前は増えたニホンジカでニッコウキスゲは全滅しました。
電気柵の無い所は今でも全滅状態、花は鹿の好物らしいのです。
危険表示が有り、誤って触れても人には安全です。


















奥まで走ると美ヶ原にたどり着きます。
八島ヶ原湿原が見えています。
















奥の山は百名山の蓼科山。
この景色を見ながら豪華なランチが食べられる山小屋が有ります。



2015年7月6日月曜日

Jazz Machine にスーパーツイーター

Jazz Machine にスーパーツイーター、それもリボン型です。





















画像上: スーパーツイーターが付きました。

画像中: ホーンの上に鎮座

画像下: 一番上に専用ネットワークでJBL2405の上、16KHz~上を受け持たせます。


今更スーパーツイーターの効能を言うまでも無いのですが...

若い頃に通い詰めたジャズのライブハウスの音を再現するJazz Machine!。

暴れ馬、暴れ牛、の様にガツン!と 体で感じる様なアタック音を!

ですから最高域などは無関係、

ましてや美しく軽やかな淑女の様なリボン型のスーパーツイーター パイオニア PT-R100。

ガツン系の汗臭いシステムにはそもそも相応しく無い。


そんな固定観念にとりつかれていましたが、

お客様から好意でお預かりした事も有り、つないでみる事となりました。

お客様も来訪時にJazz Machineとの相性に興味を持たれているご様子です。



さてその結果は。

つないでツイーター直前での音出しなのですが聞こえません、

マニアが良くやる手で隠しながらの「イナイイナイバー」でも??

さてリスニングポイントではどうでしょう。


今のJazz Machineはお客様よりお預かりしているSONY SUP-T11+ホーンにつないで、

500Hz~10KHzを受け持っていますが、正式メンバーのJBL2450コンプレッションドライバー

よりかは悔しいかなレベルが数段上なので不思議な現象が生じています。


30cmミッドウーファー(200Hz~500Hz)に38cmダブルウーファー(50Hz~200Hz)との
 

コンプレッションドライバーの金属振動板の音色とダイレクトラジエーターである500Hz以下の

ペーパーコーンの音色の違いが際立ってしまうのです。


この現象は恐らくはSONY SUP-L11 38cmウーファーを用いれば解決するのでしょうが、

平面バッフルで使えるか?1ペアでもとんでもなく高価で、そもそも現在入手が殆ど困難です。

いくら 500Hz~10KHzの帯域が素晴らしくとも、他の受け持ち帯域とのつながりが悪ければ...

そんな思いにとらわれていました。



その音色の差がスーパーツイーターにより大幅に解消しました。

男性ボーカルでは乾いた声が戻ります。

女性ボーカルではキリッと午後にメイクを直した程に美しくなります。

混声合唱では個々の声が粒立ち合唱隊の並びが広がります。

はい、Jazz Machineとは言え、ジャズ以外の曲も聴きます、念の為(笑い)。


私の好きな弦楽器では流石にJazz Machineは苦しいのですが、

音色の輪郭がハッキリして音像の肥大を防いでくれます。

勿論、水を得た魚の様に生き生きして来ます。


さて、打楽器、パーカッションでは。

ドラムの皮の表情が見えて来ます(聞こえて来ます)のでメリハリの効いた心地良い音。

例のロイヘインズのグリーンチムニーのドラムソロでは体で感じる様子が、

グローブをした手で叩かれているのが、素手で叩かれている様なリアリズム。


コンサートピアノでのソロ演奏、

ピアノから飛び出して来る多様な音が大型システムで聞くと

打ち上げ花火の大輪が開いた後にあちこちの方向にヒューンと言って飛び散る様な

そんな花火の様になりがちですが、きちんと出所が同じになる?

それでいて奥行きや広がりが生まれるのです。


恐るべしスーパーツイーターの威力!

今度機会が有ったらホーン型でも試してみましょう。



2015年7月5日日曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達 その-4

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達の続篇。

今迄提案して来た内容は未完成も含めて下記の通りです。
下記の項目を述べたのは2月9日のこのブログ、
これから生まれるウッドウイルの新しい作品達にてです。

その1. オーダーメードによるウッドホーン(簡易型)
      .このブログとHPにて説明させていただきました。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

その2. オーダーメードによるウッドホーン(ハイエンド型)
      .この項目の詳細は未だです、次回触れる事にします。

その3. 成形合板でより完全なラウンド形状を実現して吸音材ゼロを実現する。
      .これは出川氏デモ専用機で実現しました。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round.html

その4. MGES搭載のノウハウを注ぎ込んだエンクロージャー
      .これも上記出川氏デモ機、下記作品や数種の試作機で実現済み。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-M100HRW-T250D-2Way.html

その5. LCRを用いたデバイディングネットワークについて。
      .これから生まれるウッドウイルの新しい作品達 その-3で説明済み。
       HPにはその-1と同じページに掲載しています。
       http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html


その3、その4、の効果は実績として証明出来ました。
その5については、事ある毎に色々な方に話をさせていただいていますが、
?や同意出来ないなどの意見が全くなかったのは意外な程でした。
チャンデバによるマルチアンプ(マルチウエイ)方式の特徴は
隅々に近い程に理解されていると言う事でしょう。
ウッドウイルの作品として発表出来るのもきっと近い事でしょう。


次回の詳細説明はその2を行います。

その次には....
上記項目を全て網羅し....
ウッドウイルの今迄のノウハウを全て結集した....
更にエンクロージャーとして考えられる最高の機能を加えて....
そんな構想は一部のお客様には既に提案しています。
そんな構想(勿論実現可能な形で)それをまとめてみたいと思います。

しばらくお待ち下さい。


2015年6月25日木曜日

あの「DOUBLE WOOFERS」の会員様が来訪されました

「 DOUBLE WOOFERS」 ダブル.ウーファーズとは?

田中伊佐資さんの「ぼくのオーディオジコマン開陳」に出て来ますが、

JBLウーファーを片チャンネルに2発使ったユーザーで、

この会に入るには会員の推薦が要ります。

書類選考が済んで?会員様数人が乗り込んで来て

音質やら人間性?やらオーディオへののめり込み具合などを総合的に審査され、

合格すると晴れて会員となれるJBLファン憧れの会です。



ウッドウイルのJazz Machine も方チャンネル38cmダブルで、

おまけに46cmのサブウーファー方チャンネルに1個筒ずつ付いていますので、

最低限の基準はクリアーしていますが、

その他の要件は分かりません、いつかはDOUBLE WOOFERS....



その会員様が遠路はるばる打ち合わせに来られました。

工房を見学、最新の出川氏専用デモスピーカーを鳴らし、

Jazz Machineも聞いていただきました。

さて、その試聴結果は如何だったのでしょうか 。



その会員様はJBLスタジオモニター4350を中心に

あらゆるハイエンド製品を豊富な知識と経験による

まるでレコーディングエンジニアの様に官能的評価に、最新技術を駆使して

オーディオ機器を測定、解析されております。

リスニングルームも完全防音処理済みなど、

殆ど他の方では成し得ない程の完成度でシステムを構築されています。

それこそオーディオ誌のオーディオファイルを飾るにふさわしい方です。



ウッドウイルの顧客の殆どはオーディオマニアと言うよりも

音楽マニアが多いのです。

音大を出て音楽家を目指すも家業を止む無く継いで、

残された人生を音楽鑑賞して暮らしたい。

その為のシステムを構築してくれ等々です。


私も自然とそちらの方向でのお話しが多くなり、

今回の様な真剣勝負の様な打ち合わせは緊張にも似た物が有りました。



この様な経験豊富な方へ、スピーカーエンクロージャーという

一般的には安易に取り替えも比較試聴する事も難しいオーディオ機器を

提案を出来ればと始めたのがWOODWILLです。

それこそ真剣勝負でノウハウを絞り出して提案をさせていただこうと思います。



結果はどう有れ、その過程で信頼関係が出来たならば...

いつかはDOUBLE WOOFERS....

糸がつながる事が出来たならば望外の喜びです。



2015年6月24日水曜日

急発進事故目前で体験


 最近よく見聞きする自動車の急発進事故を目撃しました。

 あと数秒で私が被害に遭っていたケースでぞっとしました。



 病院の受診が終わり、隣接する薬局に徒歩で院内の通路を歩いていました。

少し先には同じ様な目的であろう歩行者がいました。

私の歩いている歩道に沿った道路に一旦出てから院外に出るのであろう車が、

脇の駐車場から徐行してノーズ先を出して来ました。

そしてその道路に出ようとしたところで急発進しました。

恐らくアクセル全開と思われますが、プリウスは静かに急発進です。



90度の左折をしなければならないのに急発進の為に 45度程の方向に突っ込みます。

0度の直進だったら私が被害に遭っていたかもです。


対面の歩道との縁石に激突して車体全体が少し浮いた様に見えました。

着地して更に進み直ぐさまもっと大きな縁石と地中埋め込みのポールに激突して


土埃が周りに立ち上がって車は停止しました。



先程の歩行者が見えません、

車の向こう側で一瞬浮いて見えた様に思いました。

この間、1,2秒でしょうか、立ちすくんで見てしまいました。

直ぐに事故車迄走って行き、歩行者が倒れている事を確認しました。

薬局からも人が出て来ましたが騒いでいるだけ、

駐車場の誘導員も遠目で見ていて動きません。



私は走って戻り救急車の出入り口の有る救急病棟に入って行って

そこで交通事故発生、人がはねられたと何とか言葉にして話しました。

医師二人が間髪入れずに樹脂の橇みたいな物と道具箱みたいな物を持って

走り出しました。



後を私が追いかけて現場に行くとその医師達が治療を始めており、

追う様にストレッチャーを看護師が手で押して来ました。

そこでやっと事故現場全体を見回しました。

被害者はうつ伏せで倒れていて動きません。



車のフロントガラスは大きく歪んで凹んでいます。

被害者がぶつかった後か...

右側タイヤは前後輪共にパンクしていてホイールもギザギザ。

フロント前と右前照灯当たりは欠けた様に壊れていました。

私にはもうする事が無いので薬局に行き処方されるのを待っていました。



窓からちらちら見ると警察が来て規制が始まりましたが、

加害車の運転手以外に人が居ません。

事故現場の目撃者などがいない様子です。

そうなのか、私が一番近くで全てを目撃した者なのかと気がつき、

薬局に警察に説明しに行く事を告げて現場に戻りました。



私は警察が好きではありませんが、一市民としての責任は果たさなければと

それから1時間以上、実況検分に立ち会う事になりました。

知り合いに見られなければ良いのだが、

規制されて止まっている車や歩行者から好奇の目にさらされている様です。

目撃位置や、被害者のいた場所に立って写真まで撮られて

こりゃ絶対あいつが事故起こしたんだろうと思われてるなと覚悟しました。



事故車の運転手は70代後半の女性で、

車から出るのも歩くのもおぼつかない様子で、

自分が何をしたのか分かっているのだろうか?と思う様な方でした。



実況検分の警察が言うには、急発進事故でブレーキとアクセルを間違う人は、

運転中にブレーキにもアクセルにも足を添えていないのだと言いました。

だから位置を間違えるのだと。

私はアクセルを踏んでいる時以外は、踏まなくともブレーキペダルに足を添えていて

何かが有ったら即座にブレーキを踏める様にしています。

皆さんもその様に教わった筈ですよね!。



日頃心がけている、と言うよりその様にしなければと言う事が有ります。

震災の時に、揺れをただじっと見ている、

危険から身を守るとっさの行動をとらない方が多いのだと。

その一瞬の判断の差で生死が分かれる。

だから、その場に居た時に何をしなければいけないのかと。



今日は医者に走る事でそれが実行出来た様に思います。

病院の前という状況ですが、119番や警察に電話したりするより

幾らかは早く救助に役立ったかと。

今日も状況を見極め切れずに傍観する人ばかりでしたので。

私の住む地も予想される東南海地震では大被害が想定されています。

お客様の口癖ですが、ご安全に!!。


被害に遭われた方は命に別状無い事が分かりました、良かった。



2015年6月22日月曜日

川口オーディオセミナー参加











 
















 



埼玉県川口市のオーディオセミナーに参加して来ました。


出川式電源の出川氏がご自身で開発した機器をデモする為のスピーカーを

ウッドウイルが製作し、その初デビューとなったセミナー、

スピーカー制作者として参加して来ました。


 ウッドウイルは注文製作ですのでいわゆるユニバーサルデザインの様な

どなたにもフィットする、気に入ってもらうスピーカーを製作するのとは方向が違う。

そんな事でこの種のイベントには無縁かと思っていましたが、

こんな機会に巡り会えました。


セミナーには
.自作真空管アンプのデモ
.自作カートリッジのデモ(パーツ材質による音の変化は興味深かった)
.石井伸一郎氏による「オーディオルームクリニック」
  ウッドウイルのお客様で氏に設計していただいた方が居ます。
  氏はウッドウイル作品をご存じでした。
.ローヤル産業励磁型ユニットのデモ
.出川式電源装置の試聴
  CDプレーヤー、KT88パラアンプ、励磁電源などに出川式電源を採用すると
  どの様な音質変化となるかなどをウッドウイルスピーカーでデモ


出川氏デモ専用スピーカーとは?
.EMS社 励磁型スピーカーユニット LB8EXMKⅡ 20cmフルレンジ
.出川式による励磁電源
.初の成形合板式で背面もラウンド曲面としたエンクロージャー
.MGES搭載による抜群の解像度と臨場感再生
.独特の形状はユニット部が外れる分割式エンクロージャー構造
 デモ時の機材搬入は大変ですので機能を落とさず、
 搬入を容易にするというこれも国内、いや世界初の構造では。


セミナーには100人以上が参加でしょうか
終了後には親睦会も有り有意義に参加者の皆さんと情報交換出来ました。
主なものは
.ラウンドエンクロージャーを初めて発表した工房ですよね。
.パクリの工房を知っていますよ。
.HPの隅から隅まで見ていますよ。
.相談に行くつもりでした 。
.MGESと似た構造を試作した事が有ります、その良さが出ていましたね。
.マルチウェイ派だがフルレンジでは頑張っていたね。


皆さんありがとうございました。

 出川氏デモ専用スピーカーの詳細は近日中にHPに掲載します。

2015年5月31日日曜日

公園でランチ

天気が良いので近くの自然公園でランチ。

この公園の主。

と勝手に思っている素晴らしい樹です。

大木の三兄弟です。

連休後半には未だ葉っぱも出ていなかった。












人も少なく

女の子が独占する芝生。

左端にはお母さんも寛いでいます。










ベニバナイチヤクソウ

暗がりで自然群生している所は

まるで「もののけ姫」に出てくる

「こだま」みたいに可愛いです。














イカリソウ

先日は青かったが

今は紫になりました。

船の碇に似てますね。









芝生に寝っ転がり

青葉を通してみる木漏れ日

こんなちょっとの時が

癒やしになります。










新緑と白樺

高原を代表する樹木

360°から小鳥のさえずりが聞こえて来ます。
















 キンポウゲ

春先は黄色の花が先を争って咲き

次には紅い花が続きます。

夏には青い花が競って、

白い花はいつも彼らを引き立てます。



高山のお花畑に咲く深山キンポウゲも仲間、

独特の香りに誘われて又逢いに行きましょう。








2015年5月28日木曜日

Jazz Machine に超弩級SONYスタジオ用プロユニットを接続して見たら
















Jazz Machineの前にSONYのコンプレッションドライバーを置きました。


















Jazz MachineのJBL2450コンプレッションドライバーとJBL2405ツイーター


















SONY SUP-T11+ホーン 2450より二回りは大きくて重い!


















SONY SUP-L11 38cmウーファー 重い!!
今回はウーファーは鳴らしていません。
エンクロージャー完成まで我慢。


お客様よりお預かりしているSONY SUP-T11+ホーンを
許可を得てJazz Machineで鳴らしてみる事にしました。

Jazz MachineはJBL2450コンプレッションドライバーなど
JBLのプロ用(主にPA用途)の最高峰のユニットを搭載したシステム。

SONY SUP-T11+SUP-L11はスタジオモニター用の最高峰を目指して
製作されたユニットです。
残念ながら製造中止となり、一部のマニアからは入手困難な垂涎の的となっています。

同じ様なユニットではTADが有りますが、性能では遙かに凌ぐらしいのですが、
贅沢な作りでコストが嵩み、ビジネス的に継続が難しくて...と聞いた事があります。

そのSONYのユニットを限られた時間ではあっても聞ける事、
そのエンクロージャーを製作させていただける事、
ありがたい事です、感謝せねば。
それから「MGES」も搭載させていただきます。


聞いた感想は?

初めから言い訳をと考える有様です。
Jazz Machineは憧れだったJBLのプロ用ユニットを使って
平面バッフルで、マルチアンプ方式で駆動する。

中低域から高域までをJBL2450コンプレッションドライバーに任せる。
実際には500Hz~10KHz迄を任せています。
その2450に負けない様な中低域を30cmで200Hz~500Hz。
 200Hz以下を38cmダブルで。

最低域は46cmバスレフのサブウーファー2台で50Hzから下を受け持たせます。
最高域は2405で10KHz~上を任せます。

以上の5Wayを合計1.5KWのパワーアンプで駆動しています。
2450用のウッドホーンは設計出来ていますが未着手。
HPの新メニュー「新しい作品」に詳細有ります。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html


同じく中低域のフロントホーンも未着手。
こんな未完成な状態での SONY SUP-T11+ホーンの登場。

癖が無いです。
優しいです。
奥行きがあります。
自然な音です。
細部を表現するも刺々しさは皆無です。
全ジャンルの音を平然と鳴らします。
中低域の平面バッフルのチューニングの荒さをさらけ出してくれます(涙!)。
可聴帯域の500Hz~10KHzと言うポジションの重要性を再認識させてくれます。

唯一、JBL2450コンプレッションドライバーが勝るのは
荒々しいアタック 音と広がりでしょうか!
開店当時から夜な夜な通った六本木ピットイン。
最前列のテーブル席で聞いた音の再現。
それが 「Jazz Machine」 なのでした。



2015年5月12日火曜日

BH + FH エンクロージャーの受注を始めます

もう10年近くになりますか、BH+FHのシステムを製作しました。

BH:バックロードホーン
FH:フロントロードホーン

ウッドウイル開設以来、BHのご依頼やお問い合わせはかなりの数にのぼりました。

私自身は平面バッフル方式と同じくらいBHを愛好していましたが、
多様な音楽を聞く、経験を増すなどしてBHの長所も短所も見えて来ました。

そんな事からBHの製作は控えていました。
それに師と仰ぐN先生とは同じ物は作らないとの決意も有りました。

そんな中での有るお客様から、BHの良さを活かしつつ、欠点を補う良い方法は無いものか??
との提案をいただき、考えて実現させたのがBH+FHというシステムでした。

設計も試作も難航、何とか作り上げました。
その試作?号機(大きくて試聴室が満杯)を先日、オークションに出品しました。

落札はウッドウイルファンの方が落として下さいましたが、
驚くのはその数、アクセス数4500/ウオッチ数150と言う結果でした。

15年のオークション歴で過去最高値(カシオGショック初代機でアクセス3000!)を
軽く超えてしまいました。
外観もかなりインパクト有りますね。

 これは試作機です、念のため。
流石にこのままの姿ではデザインのセンスを疑われます。
それでFH部分を本体に埋め込んだのが次の図面です。

これはFOSTEXのFE138ES-R用に設計した物です。
これをベースに10cm~16cm口径のユニットに対応するエンクロージャーの
受注を始めようと思います。

FHを採用するのは??

BHはユニット背面側から出る主に低域成分を音道によりホーン負荷を加え、
室内空間とホーン開口部との音響インピーダンスを揃えて音変換効率良く出すシステム。
その効果で中低域が力強く抜けが良く出て来ます。

それでは中高域は??
ダイレクトラジエーション(ユニット振動板の直接音)によって出されます。
ホーンロードの音と直接音が同居します。

中高域のホーン型で低域は直接音という逆のケースもありますが、
中低域のエネルギー量はあまりに多いのでその差が際立ちます。

BH+FHは全体域にホーンロードを加えて音質、音色の統一性を確保する。
冒頭のお客様の提案の通りにBHの良さにFHが貢献する訳です。

私がオーディオを始めた頃から既にBHファンは多くいらっしゃいました。
今回のオークションの結果で改めてその人気ぶりを再確認させていただきました。

HPの新しいメニュー「新しい作品」に近々具体的な事を掲載させていただきます。




ダブルアーム用ターンテーブル

使っていたダブルアーム用のターンテーブルをオークションに出しています。

試聴室に来られる方はダブルアームについて馴染みが無かった方が多かったので

少しだけ触れてみたいと思います。











この画像はターンテーブル用のケースでアームが右側と奥側に取り外し式の
アームボードに取り付ける物です。
 http://audio-heritage.jp/VICTOR/etc/cl-p2d.html

いたずらしたのでアームボードの穴が多くなり、
使い勝手が悪いので新規に製作、取り付けて出品しています。

通常のPHONO入力端子のプリアンプ/プリメインアンプは端子が1個なので
ダブルだと切り替える毎に抜き差しして切り替える??
面倒だな....

ダブルアームを使う人とは?
 .カートリッジの質量に合わせて軽量型、重量型のアームを備える。
 .カートリッジを複数使い分けて曲により、気分により使い分ける、
  その都度カートリッジの取り外しは面倒だから。
 .レコードの演奏中に切り替えてカートリッジの音の差を聞き分ける。
 .同じカートリッジを同時に使って特にMC型などでは負荷抵抗を替えて聞き分ける。
 .         〃           再生カーブ(周波数特性)をRIAA型、マランツ型...で
 .シングルアーム型でターンテーブルを複数台という手も有ります。


こんなマニアックになりますと普通のプリアンプでは手に負えないので、
少し工夫が要ります。








ラフな手書きで恐縮ですが、図の様にPHONO端子が2個、
実は3個のトリプルアームも珍しく有りません。

その次にMCカートリッジの負荷抵抗をベストな値に変化させる。
PHONOアンプのゲイン(増幅度)を可変にするのでMM型もMC型も使える。
そしてレコードの録音時の特性を逆カーブして元の特性に戻す再生カーブを選ぶ。
主な物で10種類ぐらいは有りましょうか?RIAAカーブは一番有名です。

この回路をL/R分を一組、二組、三組をプリアンプに組み込みますと、
かなり面白い体験が出来ると言う次第です。

最近のアナログレコードブームでは、ここまで拘る方が出てくるか??
オーディオの装置全体を何度も何度も構築しては成功失敗を繰り返して成長し、自立。
CDプレーヤーでは機械を丸ごと替える、D/Aコンバーターを替えるだけなど、
(いやいや中にはクロックを替えて、出川式電源を入れてなどなど言われる方も)
いかにも単純そうですが、以前はダブルアームを備えて細部に神は宿るのごとく、
色々楽しんだ(未だ現在進行形)、そんな方は珍しくは有りませんでした。


本業とは違う楽しみを書いてみました。
アームボード単体でも出品しています。
肝心のターンテーブルも出品用意が出来ました。
VICTORのTT-81、局用ターンテーブルの民生化した高品質で、お気に入りです。

オークションですので早い者勝ちです。
是非ダブルアームを楽しまれては。
そうそう、上記のマニアックなPHONOアンプを用意するお手伝いも出来ます。























2015年5月8日金曜日

新ハイエンドスピーカーとこれから生まれるウッドウイルの新しい作品達

http://diasoul.co.jp/jp/












最近、目に止まったハイエンドスピーカー(上記画像)が有ります。
このブログにシリーズで書いている「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達」の
中で考えている事など共通する点が有りましたので紹介したいと思います。

ウッドウイルではユニットの支給を受けたり世界中の市販品の中からベストな物を
選択利用したりするので、ユニットについての考察は控えておきます。
 
最初に受ける印象はやはり低/中/高と分離されたエンクロージャー構造です。
 .各ユニットの動作領域を確保する。
 .他のユニットに影響を与えない。
 .他のユニットの影響を受けない。
まとめるとこんな事でしょうか?これら実現の為の理論、手法などがHPで説明されています。

音を出す為には振動板を振動させなければならない。
しかし、不必要な各種の機械振動も同時に生じるので、
このクラス(一式1千万円!)では全く無視出来ないので本格的に取り組んでいます。

色々と難しい表現で説明されているようですが読者の皆さんは、
独特なデザイン、構造の必然性を理解出来ましたでしょうか?。

このクラスの製品に比して書くのもおこがましいですが、
本年2月9日、その4に簡潔に書いた「不要振動を極限まで抑え込んだエンクロージャー」
が上記対策と同様な物です。
不要振動を押さえると言うより発生しなくする構造を「MGES」で実現します。
上記画像の詳細な構造は知る術も有りませんが、
「極限まで抑え込んだ」の意味はMGESで振動制御された各ユニットは機械的アースされ、
エンクロージャー構造の天地の中心を貫く心柱状の物に連結されます。

各ユニットは仮想アースから支えられた独立構造体です。
この時点で各ユニットの振動板位置を揃えての位相合わせも容易です。
中高域部は定在波や回析の影響を受けない事に留意すれば良くなります。
低域も同様に留意した上で、さてエンクロージャーはどの様にすれば??

この時点でエンクロージャーは解放されています。
重いユニットを支えなくて良いのです。
MGESで振動が激減しているので、不要振動対策も不要なのですから。

残されたのは2種類の選択です。
.更にガチガチに強固なエンクロージャーとしてユニット以外からの音漏れを防ぐ、
 所謂モニター的な音の最高の形を追求です。
.解放されたので、良質の材を使って響かせてもっと解放させましょう。
 官能的な響きを生み出します。楽器その物は官能的に鳴っているのです。

以上の選択が、「不要振動を極限まで抑え込んだエンクロージャー」を実現出来れば
可能となります。過去全てのノウハウの結集により実現出来ます。



次にインパクトを受けるのは、
このスピーカーは初めからチャンネルデバイダーとパワーアンプを搭載した
マルチアンプ方式と言う事です。

ウッドウイルのお客様はどちらかというとオーディオマニアと言うよりも、
音楽マニア(音楽愛好家)の方が多いのですが、
それでも数百万円のシステムを構築されている方の中には
ご自身でマルチアンプ方式で聞かれている方が多いのです。
音質や音楽性を追求するとたどり着く方式と言えましょうか。
そんな意味からもこのシステムは大変自然な方向を向いていると好感を覚えます。

このブログの本年3月29日「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-3」に
少し詳しく書いています。
下記のHPにも書いています。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

パワーアンプとスピーカーユニットの間には音質を悪化させる様な物を介在させない 。
どんなに優秀な従来のクロスオーバーネットワークでも無いのがベストです。

モニタースピーカーのアクティブ方式などの様にセッティング不可のタイプから、
 チャンデバ操作を可能としたタイプ。
搭載パワーアンプも任意で選択できる構造など。
更には室内音響補正をも可能とするなど機能は広がります。
お好きな再生音を得る為のエンドユーザーの選択肢は格段に広がります。


長くなりましたが、そんな考え方や機能を盛り込んだ上記のシステム、
同タイプの製品が今後は増えるのでは?

新規製作でのウッドウイルの最高峰のエンクロージャーはこんなスタイルになります。

マルチアンプ方式は直ぐにでも搭載開始します。
上記の1千万円は別にしても、 クロスオーバーネットワークの制作費と
大きく変わらないクラスから上級クラスまで選択肢は無限です。

ウッドウイルの作品をお持ちの方で、マルチアンプ方式を希望の方がいましたなら、
スピーカーの改造は無償で行います。
今は出ていない隠れた素材(ユニット)の味を引き出されては如何でしょうか!



2015年4月25日土曜日

田中伊佐資邸へメンテナンスと試聴


数年ぶりに納品先で有る田中伊佐資邸を訪問して来た。
訪問内容が濃すぎて写真を撮る間も無く、少し古い画像を使わせていただきます。

訪れる度に思うのですが、玄関の広さと言ったら、
誰かが書いていましたが、私の1LDKのマンションが玄関にすっぽり入ってしまいますと。

恐らくオーディオ雑誌に記事を書いている著者の中ではダントツで全国の
オーディオファイルを 訪れている方で有ろうと思いますが、
氏のシステムは着々と進化していて、訪れる度に驚きを禁じ得ません。

今回も期待を裏切らない完成度で聞かせていただきました。
氏もある程度形が見えて来たのかも知れないと...
下の画像の入力装置が今は少し変わっていますが、
アンプ類にスピーカーはこの数年来は同じです。

とは言っても、ウッドウイルの製作した最高のスピーカーシステムは、
ありがたい事に代々受け継がせると言っていますので、
この田中邸から出る事は私の生きている限りは無いかも知れません。
 














入力装置の変更、それは知る人ぞ知る、田中伊佐資さんは今はアナログレコードに
ぞっこんで、とうとう1960年代頃のRCAの局用プレーヤーにたどり着いた様です。
2極インダクションモーターに車みたいなギアボックスが有って、
その全てが目に見える、例えばSLみたいな機械です。
ターンテーブルの上に人が乗っても動く様な超弩級トルクの持ち主。
これで聞く60年代のモノラルで聞くJazzボーカルは、
濃い!、汗が飛んで来そう、唾が飛んで来そう。



試聴させていただいた後はメンテナンス。
下記は制作時の様子の写真ですが、
このスピーカーシステムは100%ハードメープルの無垢材で、
塗装には一般的なウレタン塗装をせずに、
ソープフィニッシュという自然素材で出来た塗料を擦り込んでいます。
塗膜を造らずに汚れや埃から守る最低限の保護材としての
塗装を行っていますので、数年置きにメンテナンスが必要です。
画像の塗料(普通の店では売っていません)をタンポと言う
照る照る坊主みたいな形にした布でごく軽く上塗りします。
その塗り方を伝授して来た訳です。
自然木の響きを最大限活かす、その為には少しの手間は厭わない。
そんな方だけが採用出来る塗装方法です。





















下記がその塗料です。
夏以外は固形で、25度以上になると液体になります。
赤ちゃんが呑んでも安心な無害な自然塗料です。

話はそれますが...
スピーカーの塗装の話を 塗料屋さんと話すとウンチクが多く飛び出します。
スピーカーに楽器に、販売したり塗装工事をしたりなどで耳年増になっているのです。
楽器は人が手に持つのが多いので汚れ対策が必須です、
バイオリンやギターが無塗装なら大変な事になります。
ガチガチの塗膜を形成して音が良くなったので有れば、元々の素材がひ弱だった。
用途に素材に構造に、そして好みによって、
実際に音を比較して聞き分けて見ないと分からない事が多々有りますので、
私もこれがベスト!とは簡単に言えないのでした。
 




















それにしても田中邸のシステムの築き上げた完成度の高い音は感動でした。
やはり音は優しいですね、聞く人も、システムその物も、
音を鳴らしていると心地良いと感じるのは多分、隙が無いからと感じました。

翻って私の JazzMachine はじゃじゃ馬で暴れ牛で(その様にしていますが)、
まとまりの無さに恥じ入ります。
きっと完成度が高まるのは引退した後か、
今は貴重な実験機でも有ります、未だ未だ色々とトライします。



2015年4月8日水曜日

やはり来た最後の降雪


































例年は3月末頃に冬納めのお印の様にどか雪が来て、

ああこれで今冬も終わりかと置き土産に難渋しながらも一安心出来るのですが、

今年は来ないので??と疑心暗鬼になっていました。

スタッドレス(冬タイヤ)を夏タイヤに履き替えるのもサボっていて、

怪我の功名で、ご近所や地元のタイヤを履き替えた方達はきっと、

タイヤ交換で今朝は大忙し、遅刻して、渋滞にはまり、

散々な一日のスタートとなっている事でしょう。


その点は自宅での自営業は余裕で辺りを見回しています。


久々の辺り一面雪景色で、7,8cm程の降雪か、

昼頃迄雪が続くようです。

朝九時でもマイナス2℃。
 
春の陽気に慣れ始めた体には寒さがこたえます。




2015年4月1日水曜日

顧客邸の下見と納入後、各々2軒の訪問

















大変珍しく、現在製作準備中の神奈川県の顧客邸へ、下見に伺いました。
恐らくは日立 LO-D HS-500 の最も優れた使い方になるであろう仕様の物です。
バーチ積層ラウンド+MGES搭載を6台。
フロント2段積み仮想同軸+リアという構成です。
それも全てマルチアンプ駆動と言う豪華さ。
ピュアオーディオ+シアターのサラウンドがシステム化されています。
更には石井式リスニングルームにリフォームされていると言う完璧さです。
納品前のシステムで聞いても何が不満なのか??と思う程の完成度でした。
http://homepage2.nifty.com/hotei/index.html

お客様の試聴環境を把握する事は重要ではありますが、
中々双方の都合もあるのでご訪問には結びつかない事と、
ウッドウイルは信州の高原に籠もって中々外に出て行きませんので...
上記の理由だけではお客様宅迄訪れる事は無かったとかと...




















もう一軒の訪問は、既に数年前に納品済みの「ウッドウイル版HS-500」のオーナー様宅です。
そう!このお二人のつながりはHS-500なのです。
このお宅には前述のお客様と揃って伺いました。
 
HS-500を愛好する方達の仲間である前述のお客様が 「ウッドウイル版HS-500」を
大変気に入っていただき、この作品の更に数ランク上の仕様で製作をとなった訳です。

「ウッドウイル版HS-500」の納品先での試聴は今回が初めて(左の赤っぽいもの)。
懐かしく撫でながら聞かせていただきました。

そうそう、この方は 「Old & New Shop」と言う、選りすぐりの名盤・名録音と言われた
高音質復刻盤メーカーのアナログ レコードを主に販売をしていらっしゃいます。
アナログLPを良質な音で聞けるレーザー方式のプレーヤーも手がけています、
一度訪れてみて下さい。
 http://www.old-and-new-shop.com/


話は未だ続きまして、話題の中心は今度は「YAMAHA  NS-1000M」です。
これも名器として名高いスピーカーですが、このエンクロージャーを高性能型に変えて
聞けば、今でも素晴らしく鳴っているN-1000Mが更に素晴らしくなるのではとの思惑です。

ウッドウイルのHPには既にN-1000M専用エンクロージャーのご注文を呼びかけていますが、
その発端となったのは、この画像のN-1000Mの鳴りっぷりからでした。
ここでもN-1000Mはオリジナルのネットワークは外してマルチアンプ方式で聞かれています。
ウッドウイル版ではマルチアンプ対応の端子も追加せねばと考えています。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NS-1000M-woodwill.html

価格を抑える為に5セットの注文をいただいた時点で製作開始となります。
5セットに満たないと掲示価格での製作不可 です。
満たされれば感謝ですが、初代の5セットは限界価格なので、
その後の製作が実現してもビジネスが成り立つ数割高めの設定となってしまいます。


HS-500、N-1000Mなどかなりの時が過ぎても現在でも十分どころか、
最新型にも無い個性を主張したスピーカーが存在します。
名器達を更にグレードアップして高音質を楽しもうと言う計画。
何もスピーカーだけでは有りません、アンプにアナデジどちらでもプレーヤー等々、
そんな活動も続けたいと願っています。

先ほど出ました、デバイディングネットワークでスピーカーを駆動するのでは無く、
マルチアンプシステムを組んで更に良質な音を!と言う動き、
今回の両者のシステムはハイエンドに近い高価で緻密で高音質なシステムでしたが、
「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-3」で提案した下記では
もっと気軽に安価に、システムはお客様が組んでもウッドウイルが組み込んでも良いのです。
スピーカーとパワーアンプに関してのシステム構築はウッドウイル任せで、
より音楽を楽しむ為の音源探しに集中してみては?
ご検討いただければ幸いです。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html


2015年3月29日日曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-3

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-3
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

その2では標準的なウッドホーンの半額で製作出来る非球面成形合板ウッドホーンでした。

その3ではスピーカーには必須のデバイディングネットワーク(以下ネットワーク)の使用を止めよう??

と言う、何処からかお叱りを受けそうな提案です。


こんな提案をするのは止むに 止まれぬ事情、経験があるからです。

お客様にとっては?

  .オーダーメードで製作するコスト内訳ではネットワークの価格が大きく占める。

  .その同じコストでチャンデバを用いたマルチチャンネルシステムのローコスト型出来る。

  .同じ価格で音質の優れた方を選択するのは自然な事と思います。

  .スピーカー制作と同時にアンプの購入を考えているのなら、
   そのコストを含ませていただいたら、マルチチャンネルシステムの高機能型が出来る。

制作側は

  .高音質の ネットワーク回路素子がべらぼうに高いので顧客に
   制作費を請求しづらい(本音です)汗!

  .チューニングにはその高価な回路素子を納品する数倍の数を在庫する必要が(汗!)。

  .ネットワークのチューニングには エンクロージャー制作と同じかそれ以上の期間を費やす
   事も珍しく無いが、やはりそのコストは請求しづらい。

  .それらのコスト、時間をかけるより、もっとより良い解決方法が有り、音質も良い。


以上からデバイディングネットワークの使用を止めようとの提案です。

お客様の中にはこれらを承知で最初からシステムをご自身で構築する方が多くいらっしゃいます。

上記の説明をして納得して導入する方もおられます。

特に大型システムでは この特徴が顕著なので、事ある事にお客様に提案しているので、

この記事を読まれて、ああ、あの事だなと思い出している方も多いと思います。


その3での提案はこのマルチチャンネルシステムをスピーカーの中に組み込む、

又は小型の外付け型でスピーカーの横に設置と想定しているのです。

パワーアンプも 小型、低価格、高音質、チャンデバもDSPを使ったり、

場合によってはディスクリートで回路設計製作も行います(実は以前はこちらが専門でした)


ここまでの記事内容を読まれたコアな読者は、このシステムのグレードはハイエンドを

狙った物では無いな!!と感づかれたでしょう。

その通りです、ハイエンドはその様に提案できます。

今回のは中高級機を狙った提案です。


小型2Wayでネットワークにまともなコストをかけると回路素子だけで10万円は軽く超えます。

その価格で マルチチャンネルシステムのローコスト型が構築できて音も良い。



頑張って制作したエンクロージャーに優れたユニットを載せます。

条件の許す限りの工夫をしてトータルのパフォーマンスを上げたいと願うの自然な願い。

そんな手伝いが出来れば!

皆様は如何お考えでしょう。



wiin8.1 IE ver.11 でウッドウイルの画面が激しく点滅

このブログをご覧になっているwiin8.1 インターネット.エクスプローラー ver.11 の環境で

ウッドウイルの画面が激しく点滅する症状の方はおられるでしょうか?

今朝、上記の環境の私のパソコンでHPを見ましたら、

今迄見た事も無い様な異常な画面(激しく画面が点滅する)に遭遇しました。

他のウエブページを見ますと異常の有るもの、無いもの等、ランダムに発生している様です。


ネットで調べますとwinn8.1はIEの表示を厳しく監視していて管理を超えてエラーとなる...

訳が分かりませんが、相性が悪い様です(同じマイクロソフトなのに?)。


Firefoxと言うブラウザーですと問題無く見られました。

症状に困っている方は試してみて下さい。

https://support.mozilla.org/ja/kb/how-download-and-install-firefox-windows


解決方法を知っている方がおりましたら一報いただけると助かります。

蛇足ながら、win8.1に変えてから頻繁にフリーズして業務への支障が大です。

(設定はDELLのエンジニアが行ったのです)

せいぜい32bit→64bit程度へのバージョンアップでwin7搭載パソコンへの交換、

にしておけば良かったか?と...かなり後悔しています。



2015年3月28日土曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-2

 今年の2月に書いた「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達」 の続篇です。

 オーダーメードによるウッドホーン(簡易型)についてHPに掲載しました。
「非球面成形合板によるウッドホーン」についてです。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

ウッドホーンの市販品の殆どがハイエンド志向の高機能/高音質/高価格です。
ウッドウイルでもその形態の頂点を目指す様な作品を制作していますが、
そこまで余裕の有る方はそんなに多くは無いのでは?。

高価になる理由は
  .高価な材料を大量に使う
  .製作設備への投資が多い
  .製作難易度が高い=制作費も高い
などなど理由が多いのですが、その殆ど逆を行えば良いのです。


ウッドウイルのお客様はハイエンド志向と言う訳では無いのですが、
どちらかというと「ハイエンド音楽志向」とでも言ったら良いのでしょうか。

それでもユニットには無条件に投資し、何とか理解いただいてエンクロージャーへも
気を(予算を)使っていただきますが、ホーンその物には???と言うケースを
しばしば見受けます。

ウッドホーンはハイエンド志向が多くて廉価型は殆ど無い!。
ましてや特注製作は皆無、ウッドウイル以外で製作している所は有るのでしょうか?。

逆に金属や樹脂のホーンは廉価型が殆どで、ハイエンド志向が少ない!。
少ないと言うか、見た事有りません。
これらはハイエンド再生とは目的が違う、殆どがPA用なので無理も無いのですが。

自慢ではありませんが、私も予算が無いので金属や樹脂の国内外の殆どのホーンは
試して来ましたが、予算か、音質か、どちらかを犠牲にせねばならないのが実情でした。

そんな例を見るに付け、何とか打開案は無いものか??
ラウンドエンクロージャー用の成形合板を用いての製作例からヒントを得て
試行錯誤して製作の目処を付けたのがこの新しい作品の
「非球面成形合板によるウッドホーン」です。

完成例をお見せすれば一番良いのですが、
何しろ受注製作のスタイルですので、ご注文をお受けしなければなりません。
その内にウッドウイルの「Jazz Machine 」に搭載しますが(実はこれが目的で開発)、
どちらが先になるか分かりません。


今やホーン型の2Wayや3Wayの形式その物が希です。
私の大好きな某○○○社がホーン型を出し続けてはいますが、
(新作が出ると毎回聞きに行っています)
はっきり言ってホーンへの誤解を招くだけと言う物です。
中クラス以下の機種は予算的に大変なのでしょうが、聞くと辛いです。
こんな事で一般への認知度は下がる一方です。

ましてや本格的な、低域/中域のクロスが350Hz~500Hz程度のシステムなど、
見た事も聞いた事も無いと言う事になります。

前にも書きましたが、ウッドウイルの 「Jazz Machine 」、
その大型システムに該当するのですが、
試聴室に来られる多くの方は縁の無いシステムと思ってか、
興味を示さない方が多いのです。
部屋も経済力もある方達なのですが...


.従来品の半額
.素材の鳴きや共振音から解放される
.余裕の有るカットオフ周波数で設計しますので実用クロスが低くとれます。
.受注製作なのでスロート径やカットオフも任意に設計します。
こんな仕様のホーンが少しでもお役に立てればと願います。

2015年3月26日木曜日

JBL L101 ランサー / 日立 LO-D HS-500 をオークションに出品しています
















http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e159518675

















http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e155541094



音質改善メカMGESの比較試聴に用いた上記画像の機材をオークションに出品しています。

何れも名器と言われる人気の機種です。

ウッドウイルのHPに比較試聴音源としてアップロードしているくらいですから
音出し問題有りませんので、オークションでの失敗落札は有りませんから、
希望の方は至急連絡下さい。



試聴室のスペースが今の倍も有れば保管も出来ますが、
辛い所ですが放出します。

名器と呼ばれてはいますが、
最新の設計手法や素材を用いた現代機を扱っていると粗も見えてきます。

MGESはユニットもエンクロージャーにも手を付けないでオリジナル状態を保存しながら
音質改善出来ます。
他の機種にももちろん応用出来ます。

ユニットだけを使って全て作り直すとオリジナルとは別次元の音となりますが、
その評価は難しいようです。
経年変化の劣化を許容しながらオリジナル を楽しむ。
ユニットの元気な事さえ確認出来れば、新しい能力を引き出してあげたい。
何れも愛情表現の違いなのです。

これもオーディオの楽しみの一つなのでしょう。