2019年5月23日木曜日

Jazz Machine 用のバッフル+スタンドをオークション出品中

Jazz Machine 用のバッフル+スタンドをオークション出品中です。

現在の姿で研究と試作を終え、新たな完成形へと変化する為に

現行の試作機を処分しています。

ユニットやドライバー類/アンプ類/チャンデバ類は処分完了
問題はバッフルとそのスタンドです。

ユニット、アンプは誰でも買えますが、このバッフルは売っていません。
作る人もあまりいないでしょうし、どうやって、どの様に作るか?
そもそも平面バッフル方式のスピーカーとは何?

大きくて重くて、試作機だから見た目は良くない。
少しでも平面バッフルの良さを知っている方がいましたら
このJazz Machine 用のバッフル+スタンドは救世主となる筈です。

どなたか使っていただけませんか?

オークション開始価格は98000円でその先どうなるか?
送料はかなりかかります、出来れば引き取りに。
もう二度と作りません、限定品です。






2019年5月17日金曜日

ウッドウイル 糸ドライブ アナログレコードプレーヤー 納品例

シンプルなシングルトーンアーム構成の
糸ドライブ アナログレコードプレーヤーのお客様から写真が届きました。


















 従来はDENONの完成品レコードプレーヤーをお使いで、

そのスペースに合わせたラックが有りますので、

そのスペースのサイズに合わせて仕様を決めました。


カートリッジは今迄聞いていたオーディオテクニカ上位機種であるMC型。

このレコードプレーヤーに換えて音質が激変したとの事で報告をいただきました

.結果として、かなりのレベルアップを実現出来た。

.音場がより深くなった。

.各音源特にヴォーカルの粒立ちが良くなって、新たに感動している。

.ありがとうございました。

通常はカートリッジを換えて音質変化を味わいますが、

カートリッジが同じでレコードプレーヤーを換えて音質変化を感じるのは

あまり多く経験出来る事では無い様に思います。


.トーンアームは自重の数十倍も有るベースで共振を減少。

 ベース板からのスピーカー振動、モーター振動を振動遮断構造。

.プラッターも重量級スタンド+振動遮断構造。

.モーター部も自重の数十倍も有るベースで共振を減少。

 ベースとベース板とに二重の振動遮断構造。

.ベース板は20Kgの天然大理石トラバーチンの1枚板で箱構造で生じる共振を防止。

 水平確保出来る高さ調整式スパイクインシュレーター+防振構造

 

外観はシンプルですが、レコードプレーヤーで生じる、又は悪影響を受ける要素を

一つずつ潰し、上記の様な主な工夫を凝らして全体の品質レベルを上げ増した。


ウッドウイルの最新スピーカーに搭載したMGESコンプリート仕様でも

.音場がより深くなった。

.粒立ちが良くなった。

と言う効果を実感しています。

原因を調べますと軽い低域から中高域までの音源に含まれる微少な信号が、

従来のスピーカーやレコードプレーヤーでは不要共振と言う影響で

キャンセルされたり乱れている事が分かります。

両者に言える事は、音が静かになった、無音の音が綺麗になった?。

ご近所の イベントでのCD/LP比較視聴時にも聞かれた感想でした。



別件ですが...

少し前に発表されたダイレクトドライブターンテーブルの産みの会社の製品。

価格も弩級で注目を浴び、関係各方面で旧型機との比較試聴が行われたそう。

こちらの情報源によると、比較開始から数秒で皆さん血が引いたとの事。

どうしよう、もう注文しちゃった...

正確な比較試聴とする為に取付ベース/アーム/カートリッジ等は同条件で実施との事。

オーディオはスペックも大事だが、音質はもっと大事。

技術者達は恐らく必死でスペックと格闘したんでしょうね、

問題は同じかそれ以上に官能評価(試聴)を自分達でしたのかですね。


自分達でしたのかどうか...

これ大事で、欧州のエンジニアは幼少からクラッシックコンサートに馴染んでいて、

官能評価する素養が身についている様です。

ウッドウイルのお客様には法人も含まれていて、担当者に何時も質問しますが、

コンサート(アンプラグな)には殆ど行かない...

そんな方が多い様に見受けられますが、

さてそれがどの様な結果を生むのかが興味有る所です。



自作オーディオ、ラジオ少年だった私が作る楽しさは別として、

音質を求めて初めて購入したのがONKYOのIntegraシリーズのアンプでした。

スピーカーも同社のセプターシリーズを買わないけど愛していました。

(自分用に完成品スピーカーを買った事は有りません、自慢して良いと言われたので)

当時の半世紀も前のユニットを未だ所有しています。

そのONKYOがホームオーディオ部門を身売りすると今週聞きました。



30数年程前に国内専業メーカーがことごとく廃業したあの悪夢の時代が又襲うのか?

かなり前にケンウッドに就任した社長が、これからは良い音の製品を作りますと言った。

音響専業メーカーと思いそれまで購入していたユーザーはどんな思いがした事でしょう。

団塊の世代が大挙して引退、余暇を楽しむ筈だからと、某ダ◯ヤト◯ンブランドを

引っ張り出して来て高級機を再販売、売れないので直ぐに廃盤。

オーディオマニアや音楽愛好家は生涯を賭してこれに情熱を注ぎ込んでいます。

そんなに出たり引っ込めたりしたらお付き合いしたくとも出来ない。

色々な事情は勿論あるのでしょうがね...

ウッドウイルではお客様の指示が無い限り、国産ユニットを使わなくなっています。

最も殆ど有りませんがね。理由の一部は上記に有るのかもですね。

生意気な事を書いてしまいましたが、いつも思っていた事ではあります。




2019年5月14日火曜日

大型ユニット取付/取外し用の治具を製作

大型ユニット取付/取外し用の治具を製作しました。


















11年程前に納品した田中伊佐資邸のスピーカーシステム
左が田中伊佐資氏/中が私/右が音楽之友社Stereo誌編集長吉野俊介氏

JBL 1500AL 38cm ウーファーを搭載したハードメープル無垢材100%の
フルラウンドエンクロージャーですが、
このエンクロージャーには調整可能な内部補強構造を仕組んでいます。
(構造的補強では無く音質調整用補強)

納品時には補強を最大限効かせた状態で11年経過しました。
田中氏はここへ来て、補強の調整を実施しようと言う事になりまして、
製作者として私は出かけて行きました。

先ずはユニットを外して内部補強構造を....
となる筈でしたが....
ユニットが外れません....
一度、違う方が外した時にパッキンを付けたのがこびりついたか....

取付けネジを外してもびくともしません。
落し込み加工を施し隙間無くピッタリ加工している事が更に困難に。
こんな場面での秘密道具でも効きません。
もう半日が経過....
ホームセンターで各種道具を探して来て挑戦するも....
最終的にはユニット止めネジ穴に秘技ネジタップを切って、
ボルトを回しこんで外せました。

緩んだユニットをエンクロージャーから取り出すのも大仕事。
18Kg有るユニットで、マグネットは後方ですから、バランスが悪い。
フランジで18Kgを支えるのは数倍の重量に耐えねば成りません。
取り出し終えた時には大人3人はへろへろです。

これを2台分、 内部補強構造を調整して、再度ユニットを取り付ける。
これで最終電車に間に合うかどうかの時間。
調整はこれを何度か繰り返す必要が。
時間切れで、再度出直し、仕切り直しです。

私は決心しました。
ユニットを緩めるのは 解決しています!
ユニットの取付/取外しに肉体的苦痛とならない治具を製作する!!
へろへろはもうご免です(肉体的な危険も伴いますので)!!!
そうして完成しました(下記写真)!!!!


















ユニットを治具に取り付けて引き出した状態。
治具の高さはジャッキ状の物でハンドルで、
時計状の回転方向に調整出来ます。
18Kgのユニット重量を支えます。

これで本来の目的の「内部補強構造を調整」
に楽しく専念出来ます。

100%無垢材で製作している内部補強構造、
11年経過しても元のままでガッチリと緩み無く効いていました。
うーん流石だなと一同唸りました。




バーチ合板使用の積層ラウンドエンクロージャーの放出

バーチ合板使用の積層ラウンドエンクロージャーを放出します。

積層ラウンドエンクロージャーは構造上目的のサイズの部材の
一回り、二回り小さな部材を得る事が出来ます。

その部材を用いて格安にエンクロージャーを製作させていただきます。
13cm2Way で2ペア限定品
13cmダブルウーファー+2Way で1ペア分(早い者勝ちの限定品)

ユニットは支給下さるか、希望の音色を当方が選択提案します。
成形合板では製作上の制約が多いのですが、
積層構造は自由度が高いです。
直方対構造のエンクロージャーより部材を4倍以上用いる贅沢な構造ですが、
フルラウンド構造が可能で、吸音材使用量ゼロ。

内部音響ロスが無いので二回り程大きな口径のスケール感を生みます。

構造が強靱で箱鳴り、共振等で音を濁す事無く自然な音色を生みます。
「自然な音色を生みます」実現するのは実は大変なノウハウが必要です。
バッフルから側板後方への音の流れがスムースで、
音場や定位感を損なう事の無い構造が可能です。

サイズは小さめですが一般家庭の部屋では充分な音量で満たす事が出来ます。
独特な外観も高感度で迎えられています。

詳細はホームページをご覧下さい。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/housyutuhin-11.html

















2019年5月10日金曜日

開業20年と令和元年記念限定スピーカー その2


開業20年と令和元年を記念した限定スピーカーの注文を受け付けしています。
その2は「モノリス」スピーカー(平面バッフル/平面型)です。
その1と同様に記念限定製作で20%オフで提供させていただきます。

この10年間程、ウッドウイルの試聴室に来られた方は、
正面の試聴用スピーカーの脇に有る大型平面バッフル方式の「Jazz Machine」を見て
そのシステムの異様さに驚かれたと思います。

市販製品には無いその姿に質問さえ差し控える様なお客様から、
これは何だと興味津々に試聴を請う方と反応は様々でした。
この「Jazz Machine」目当てに来られるかも相当数いらっしゃいました。

「Jazz Machine」を聞くにはアンプやチャンデバ等の機材を10数台の電源を入れ、
リスニングポイントを数メートル後ろに下げます。
そして私の愛聴盤で再生開始します。

聞かれた時の皆さんの反応は、表情の変化や頭の動きなどでは無く、
危険が迫った時の様な咄嗟の身体反応を示します。
聞き終えますと、鼓動などの太鼓演奏集団を目前で聞いたかの様な軽い疲労感を伴う
感動の余韻が残ります。

生演奏で完動するのは、楽曲や演奏家が素晴らしくステージ等の臨場感が有り、
目と音で豊富な情報が溢れる様に観客に飲み込まれるからと思います。
その中の音に私達は注目しています。

声や楽器の綺麗で迫力有る音が何故再現出来ないか?
マイクからスピーカーに至る迄の数々の機材が良い事、悪い事の影響を与えます。
スピーカーの問題では、音源となる楽器やホールなどと比べて物理的に小さ過ぎる。
小太鼓一つとっても皮の張り感や躍動感が弱まります。
スピーカー自身の都合で楽器の反応に対応出来無い。
それらが重なって感動の少ない再生音になってしまう。

その様に考えた時に平面バッフル方式に有利な事が見えて来ます。
密閉やバスレフのエンクロージャー空気室のバネの力で特にウーファーは動きを制約される。
小型で低音を出そうとするので、鈍重で緩い反応の音となる。
比べて小口径ダイレクトラジエター方式やコンプレッションドライバーなどは
空気室の影響も受けず、小口径=軽量で強力な磁力を得やすい事から悪影響が少ない。

システム全体のバランスを取るのは至難の業で、私は半世紀を費やしてノウハウを得ました。
高能率で強力な磁気回路のユニットを使いますので、
人の耐えられる限度以上の音圧を発生出来ますし、小音量でも音痩せしない静かな再生も出来ます。
比較的大型の装置になりますので設置スペースの有る方限定になりますが、
平均的なスピーカーでは出せない次元の違う再生音を楽しんでみては如何でしょうか。

ホームページには違う説明も有りますので合わせてご覧下さい。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-20nen-and-reiwa-gannen.html



下記写真は「Jazz Machine」の最終型(現在は全面改造中)試作機なので外観は無視しています。



国内とはまるで違い欧州では平面バッフル専門メーカーやユニットメーカーも有ります。
デザインの参考にご覧下さい。


































2019年5月9日木曜日

開業20年と令和元年記念限定スピーカー

開業20年と令和元年を記念した限定スピーカーの注文を受け付けしています。

その1はウイングスピーカーの新型Ⅱ型です。

ウイングは器楽曲、特に弦を綺麗に鳴らそうとの考えから、
響きの綺麗な山桜100%無垢材を用いてフルラウンド構造(曲面構造)を
世界的にも例が無い程の贅沢な仕様と高度な製作技術を採用した作品です。

Ⅱ型は同じ構想ながら、11cm2WayのⅠ型を上回るスケール感を出す為に、
13cmダブル2Way~18cm2Wayの構成を考えています。
音色を更に特化出来る様に多様な無垢材樹種を採用します。

Ⅰ型当時は存在しなかった音質改善メカ「MGESコンプリート仕様」を搭載します。
更に推奨としてL/C型ネットワークを用いずに、デジタルチャンネルデバイダーを
用いたマルチアンプシステムも提案します。

Ⅰ型でも吸音材使用量ゼロによる音響エネルギー損出が無い事から、
多くの試聴されたお客様は驚きの声を上げていましたので、
Ⅱ型ではオーケストラやジャズのフルバンド再生も圧倒的な迫力を生み出す事でしょう。

音楽再生能力が高くどんなジャンルの曲も高度な水準で再生します。
その上に更に特化した好みの響き、音色を持たせます。
「MGESコンプリート仕様」の搭載で、低音が豊かとか迫力とかのレベルを超えて、
どの様な楽器がどの様に鳴っているかを判別出来る様になります。
又、室内楽やコーラス、ジャズのライブ演奏などのステージ感、音場感等を再現する
貴重な信号をキャンセルする ユニットフレームの不要振動を大幅に減衰させるので
奏者の立ち位置なども正確に判断出来る様になります。

以上の機能を搭載しながらお客様の希望する仕様でウイングⅡ型を限定製作します。
価格は仕様により変化しますが、記念限定製作で20%オフとさせていただきます。
ご希望の方はお早めにご連絡下さい。詳細を打合せさせていただきます。

下記画像はウイングⅠ型と同構造の派生型38cmホーン型3Wayです。
この2作品の 中間位置を締めるのがウイングⅡ型となるでしょう。