2017年12月27日水曜日

サンクトペトログルプ室内合奏団

クリスマス時期恒例のサンクトペトログルプ室内合奏団を聞いて来ました。
家族サービス、趣味、仕事を兼ね、これで4回程か、毎回楽しんでいます。


公演場所は東京新宿のオペラシティコンサートホール。
今は一番良く通っているホールです。
大編成のオーケストラはここでは無理で、
2,30人程の室内楽にリサイタルが適した所です。


このコンサートは恒例行事のお楽しみ会。
シリアスな雰囲気は無し、恐らく演奏者も。
子供から年配まで楽しめます。


誰もが聞いた事が有るのではと思う名曲が続きます。
二人のソプラノも色を添え、ハープの美しい音色も素敵。






何故、オペラシティコンサートホールに通うかと言いますと。
 最前列に座ってホール音響をなるべく避けて楽器、声楽の直接音を聞きたいからです。
その目的にぴったりで、好きな演奏者を多数聞く事が出来ます。

最前列中央で何時も聞いていますと、2F、3Fの側壁席が気になります。
あの席からの眺めは、音はどんなだろう??
 http://www.operacity.jp/concert/facilities/ch/panorama/
仕事での鑑賞ではリスクが有るので、今回初めて2Fを予約して聞きました。
このイベントは安価でどの席も同一料金というのも安心でした。

合奏団の音色は1Fと2Fの中間に浮かんだ様な定位で聞こえます。
個々の音も良く聞き取れます。
左右幅の音の展開は流石に苦しいですが、普通車の視野から4トン車の視野に
移った様に見晴らしが良いので視覚でカバー出来ます。

声楽は考え物です(普通に聞こえてはいますが)。
声楽中心のコンサートでは前方から2/5程の中間位置で席を取ります。
バズーカ砲のごとく声楽家の狙いを定めた位置にいないと声が集中しませんので。
演奏家に聞きますと、ホールや楽曲に合わせて音の狙いを何処にするか、
考えて演奏しているとの事でした、どうやるんでしょうね?。

有る曲では、5人のヴァイオリン、5人のヴィオラの内、ヴィオラのリーダーの方が
少し遅れて演奏に入ります、その変化がどの程度確かめられるか興味津々でしたが、
予想を遙かに超えて激変するのでビックリです。
この人数が必要な理由の断片が理解出来ました。

前述した様にこの音楽会はお楽しみの趣が有りますので、
コンマス(コンサートマスター)が曲の解釈をかなり変えて特徴づけたり、
アンコール曲ではクラッシク以外のタンゴをリズミカルにダイナミックに
演奏するなどでとても楽しめました。

クラッシックの演奏会は演奏者も観客も静かに礼儀正しく恒例に倣って行われるもの、
そんな風に考えていたのですが、時には驚かされる事も有ります。
印象的だったのはスネアドラムの独奏、ジャズでは珍しくも有りません。
クラッシックですからアンプラグドで後方位置で背壁の反射とホール全体に響く音は
驚き、感動、ドラムってこんなに凄いの、綺麗なの....

ウッドウイルのお客様は音楽愛好家が多い様で尋ねますと演奏会に良く行きますよと、
オーディオ愛好家は演奏会には殆ど行かないとも言われます...。
理由は名盤を聴いていると良く分からない他の演奏を敢えて聞く気には??と、
分からなくも無いですね...
現役の名演奏を聞き逃す事にもなりますが...

さて、オーディオショップが完成品を売るのとは違い、
ウッドウイルでは極小規模ながら音作りして作品製作する側です、
再生音を聞いても音作りの参考にならない(再生装置作っているのに?) 。
自分のリファレンスを持つ為、維持する為、感動する為にコンサートに出かけます。

皆さんも出かけませんか?会場は何時も一杯ですよ。


2017年12月16日土曜日

ウッドウイル版2号機 Lo-D HS-500+MGES 明日嫁入り

この作品は変わった形でのエージングになりました。
色々と有ってベストの形で嫁入り前夜となりました。
好きな曲を聴きながら明日の立ち会いチューニングの準備です。

パノラマ撮影して不自然に左右を短縮した画像です。
 












いつもBGMで聴いているジョン.ルイス(MJQのピアニスト)の
バッハ、プレリュード&フーガ(ジャズマンですがクラッシックの素養大な方)、
日本人の琴線に触れる様なフレーズがそここに有ります。
その中で演奏している各パートの楽器はこんな音色だったの?ハットします。
聴く方はBGMでも演奏する方はベストの録音をしている訳だから、
リスナーを唸らせる為の成すべき事は成している。
反省、反省、更にこのCD曲が好きになりました。

さて、スピーカーその物は既に何組も製作している為か、
チューニングはほぼ一発で決まりました。
このスピーカーは内蔵のL/Cによるクロスオーバーネットワークは用いずに
マルチアンプシステムを組んで駆動します。
その為に下記の機材が必要です。
チャンネルデバイダー/2Wayなのでパワーアンプを二組、
全体の音量調整するパッシブ型のレベルコントローラー、
XLRバランス型ケーブルなどです。

オーナー様支給の真空管式アンプの相性が悪い...
低域用は初中級クラスからグレードアップして高級クラス(Accuphase P-300)へ。
良くなりました、高域用はエージングで納まってくるか???...駄目でした。
手元の小型デジタルアンプにつないだらこちらの方が断然良い。
でも聞き込んだらこれでは不味い、HS-500が悪者にされる。
それで納品待ちのお客様から お預かりしているLINN X-PW10で試します。

Accuphaseで低域の量感が自然に、解像度も充分、音像の前後感も豊かです。
高域はH-70HDが悪ものにされそうな 程にキンキン耳に付いたのが、
LINNに換えると滑らか、芳醇、でも鋭さは失っていません。
1ビットデジタルアンプの凄さを実感。
HS-500の各ユニットはここまで準備して上げると生き返る、
ウッドウイル版2号機としてオリジナルを超えてくれています。

スピーカーから音が出ていると言う主張がありません。
素っ気ない程に自然な音。
解像度が良いからリアルです。
でも良く無い機材は分かり易く拒否します 。
音源の悪さを補正する様な気の利いた事は主義主張として行いません。

立ち会いチューニングの都合の良いレイアウトにすべくCDとチャンデバ間を
離してケーブルを 2mから5mに伸ばしましたら、
H-70HDがいきなり機嫌が悪くなりました、
まずいまずい、謝って元のレイアウトに戻しました、
参ったなこんな経験、殆ど無いのですが。

気に入った作品は自分用に作ろうと何時も思うのですが、
作った試しが有りません。
そんな暇が有ったら...大勢の誰かの声が 聞こえてきますので。
お別れと言う事で久々に妻と数曲聴かせてもらいました。



2017年12月14日木曜日

名器 日立 Lo-D HS-500 にMGES搭載

10月24日にここで掲載した「名器 日立 Lo-D HS-500にMGES搭載」の
作品が完成しましたので紹介させていただきます。
ウッドウイル版の2号機となります。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/HS-500-2gouki-MGES.html























製作内容のノウハウは多く有りますので、ここでは大まかな項目だけの説明です。
詳細はHPの各項目に有りますので参照して下さい。



.オリジナルと同様の内容積とバスレフのチューニング
.良質なフィンランドバーチ合板の採用
.往時には無かった音場空間再現をエンクロージャーの工夫で実現
.音質改善メカ「MGES」搭載で解像度と音場再現をもたらします。
.L/C型クロスオーバーネットワークを用いずにマルチアンプ方式で駆動

更に音質の優れた製作方法も有りまして現在製作進行中では有りますが、
上記だけでもオリジナルHS-500を遙かに凌駕します。
元々の音質は物理特性が優秀、飾りの無い、どんなジャンルの曲も難なく
再生するスピーカーですが、この2号機で聴きますと、
濁りや曖昧さが消え、音源がリアルに聴けます。
録音の違いや接続する機材の違いを明確に判別出来る様になります。
その意味でグレードの違う別のスピーカーの様に思えます。

20cm口径ウーファー「L-200」
アルミ削り出しホーンツイーター「H-70HD」
この相性の良いユニット達は素晴らしく、最新ユニットにも負けません。

しかし、ネットワークのコンデンサや切り替えスイッチは劣化して使えないレベル。
エンクロージャーはボロボロで形を維持しているのが不思議な程です。
悲しいかな現在では、まともな音が出る状態を遙かに過ぎ去っています。
愛聴しているHS-500をお持ちでしたら、是非お手入れして上げて下さい。

下記画像はHS-500の背板です、板の周辺は手で触ると角が崩れます。
ペンチで掴んで見ますとウエハースの様に折れて剥がれます。
エンクロージャーの材料と言うより板材として寿命を過ぎています。















このブログの訪問者人気のベスト5にHS-500が入っています、人気の程が分かります。
因みに他の記事は
.FOSTEX FW800HS 80cm口径サブウーファー
 安くは有りませんが価格よりスペースが無いと置く事が出来ませんね。
 この記事のオーナー様は自社ビルのワンフロアー全てがリスニングルーム(汗!)
.MDFの音質
 制作側都合だけの材料と辛い切り口の記事、音楽様としては 使いませんの様な記事。
.10cm口径フルレンジスピーカー
  8cm、10cm、13cmなどは常に製作しているスピーカーサイズです。
 小口径しか持たない方、大口径とは別のサブ用、サブが各部屋にと...
 多くを語る必要の無い課題、それでもユニットは数千円から数十万円まで有るのです。



2017年11月24日金曜日

サンロクカフェでJazz 満員御礼

サンロクカフェでJazz 満員御礼


満員御礼とはとても思えない左記写真。

片付けていたらオーナーさんが、
写真撮るの忘れてた!
ウワー、私も忘れてた!
と言う後の祭りの様子です(汗!)
互いに忙しかった!
http://r.goope.jp/sanroku
のブログを見て下さい。





2017/11/23 19:00 勤労に感謝して不慣れなイベントをサンロクカフェサンと開催。
60年代Jazz~現代近くまでをCD中心で楽しむ会を行いました。

Jazz通で無くとも誰もが聴いた事の有る曲を、
優れた演奏、優れた音質、高い評価を得ているアルバムから。
厳選した20曲程を聴いていただきました。
2時間の予定が3時間に、最後まで多くの方にJazzを楽しんでいただいた様です。

勿論、サンロクカフェさんの美味しいおつまみ、特別メニューの軽食に、
各種お酒に飲み物を楽しみながらの時間を過ごしていただきました。
実はオーナーさんは席が全て埋まるとは想像もせず、
自分も聴いて楽しもうと考えていましたが、
奥様も少しの手伝いの筈がフルで働いてしまい、
嬉しい誤算で忙しい思いをされました。。

試聴室ではスピーカーから出る音の質を確認しながらふさわしい楽曲を選びますが、
今回は楽曲そのものを楽しんで貰う会なので何時もとは勝手が違います。
出だしは思った事を殆ど説明出来ずに進めてしまいました。
自分が席に座ってウイスキーでも飲みながら楽しめればと...何回か思ったりして。

休日夜の会は年配のペアの方が多かった様です。
仲間と来て会話も進んでいる方達も。
青年が一人、じっと聞き込んでいます。
近くの音楽ホールの前オーナーさんも来られました。
オーディオ仲間が誘いあわせて来られています。
スピーカーユニット設計エンジニアにも来ていただきました。

使用機材は
.CDP マランツ SA8005 出川式電源/ルビジウム超高性能クロック 搭載
.サトリアンプ AMP5511 最新IC/出川式電源/強力左右独立外部電源に改造
.スピーカー EMS社LB8EXⅡ励磁型20cmフルレンジ
       密閉型/MGESハーフ仕様搭載

.ハイレゾ再生機材 DEL JBL特別仕様ノートPC/KORG USB-DAC DS-DAC-100
.ケーブル、電源タップ等も高品質オーディグレード 。


初回は大盛況でしたので2回目の望みが...
その時にはハイレゾ音源対応の楽曲を中心にと考えています。
叶うならばウッドウイル作品のお嫁入り直前(納品前)のハイエンド機を
鳴らせればと考えます。

お客様が大盛況の様子を写真に納めている筈、
ブログ等で見つけたらリンクさせて貰います。

ウッドウイルの新作発表会や音楽会でお世話になっていた
フリーアナウンサー他、多彩な 小林節子さんのブログに掲載されていました。
http://www.kobayashisetsuko.com/haramura/haramura_top.html




2017年10月24日火曜日

名器 日立 Lo-D HS-500 にMGES搭載

名器 日立 Lo-D HS-500 の熱烈なファンが多くいらっしゃる様です。

1970年代前後の製品で、私が高校生でアルバイトをしていた日立の電気店では、、
店頭デモしていて毎日音を聞いていました。

しかしながらもう50才になろうかと言う壮年、
ユニットはオーバーホールしてくれる所が有ります。
ネットワークのコイルやコンデンサも交換可能です。
最近はL/Cを嫌ってマルチアンプ方式で聴く方も多いのですが、
ここで紹介する作品もそうで、完成後にはシステムを詳しく紹介させていただきます。

問題はエンクロージャーです。
今で言うパーチクルボード製の材料は木材チップを樹脂で固めて熱圧締した物。
樹脂と接着剤はバクテリア等に喰われて木材組織は崩壊目前。
親指と人差し指で強く掴むと蛇紋岩の様にボロボロと崩れます。


そこでウッドウイルの出番です。
オーバーホールは不可能ですので最新の設計思想を盛り込んで作り直します。
予算があれば無垢材のラウンド構造、もしくはバーチ合板。
標準的な直方体構造でもバーチ合板使用は欠かせません。
往時と変わって幅の狭いトールボーイ風のすらりとした姿形。
音場再現に有利な方法です。

その他細々した細工や配慮は数えきれません。
そして出て来るのが「MGES」です。
8月28日のこの欄で掲載してからもMGESの比較試聴目的のお客様が来られています。
MGES搭載して何曲もじっくり聴いた後、MGESを外して聴きますと、
短時間で数曲聴きますと、皆さん直ぐにMGES無しで聴く事は考えられないと。
この効果は他の機材ではカバー出来ない種類の音であると。
比較試聴の結果、受注済み作品の殆どはMGES搭載仕様となりました。

前回も書いた様にハスキーだと思っていた女性ボーカルは実は緻密で甘い声だったとか、
何故か奥行きや広がりが出て音場感が増すなど予定外の効果も。
周波数特性などの波形では認識出来ない微細な信号が音楽情報には含まれていて、
その音楽成分は分析出来ている定在波や回析現象などの原因の他にも、
ユニットの作用反作用による振動がエンクロージャーを震わせ、
微細で大事な音楽情報をノイズキャンセラーヘッドフォンの動作原理の様に
キャンセルして消してしまうからと言う事が分かって来ました。

これは当初予測出来なかった嬉しい誤算です。
既存の製品にも取り付け可能です(要確認)。
高価になり重量も増えます。
制作側としては木工の世界では高難度とされる0.5mm程の構造精度が要求され、
精密機械加工の助けも必要ですが、その努力の成果として、
.音が良くなります。
.再生音楽で感動出来ます
.充実した楽しい時間が生まれます。

下記画像は組み立ててしまえば見る事の出来無いMGES ハーフ仕様Aの
実作品に組み込んでいる様子です。
こんな機械構造から素晴らしい音が生まれるのは不思議でもあります。


仮組立の正面の様子























ウーファーを取り外した様子
奥のMGES本体に正確にドッキングさせねば成りません
ウーファー落し込み部の黒い部分はユニットを
機械的に絶縁させる為の特製振動防止素材
























ギャザードエッジで有名なL-200 20cm口径ウーファーと
MGES本体とドッキングさせる為の連結器





















背板を外して内部を覗く
MGES本体を機械的に絶縁させながら支持させる構造と兼ねて
エンクロージャ不要振動対策の補強
部材はフィンランドバーチ合板24mm
L-200に負けない人気を誇るホーン型ツイーター H-70HDも見えます






















詳細説明や実測定値は下記で

MGES音質改善の説明


MGES導入方法



2017年10月15日日曜日

サンロクカフェでJazz (山麓珈琲店でJazz)

 「「 サンロクカフェでJazz
   地元工房のスピーカーで聴く良質な音楽を 」」 

2017/11/23 19:00~
http://r.goope.jp/sanroku



ウッドウイルの工房から車で数分の所にサンロクカフェが昨年にオープンしました。
イタリアンとバーとを併せ持つ美味しいレストランです。
ロケーションの良さと夜の静けさが料理や飲み物を引き立ててくれます。


オーナーさんはJazz好きで店内のJBLから流れるBGMも勿論Jazz。
ウッドウイルとしても私個人としても 色々な意味でとても興味深く美味しい環境です。
お話をしてウイークデーの夜に良質な機材を用いてのJazzを楽しむイベントを開こう!


そんな事で「 サンロクカフェでJazz 」を開催と言う事になりました。
初回の日時は11月23日(木)で19:00~約2時間程。
この時間帯は石窯焼きピザやパスタはお休みで、
お酒にソフトドリンク、当日限定軽食を用意されるそうです。

普段はピザを焼いているマスターが、シェーカーを振ってカクテルを作るかも。
イベント料金は無しで、各自飲食物を適当にお楽しみ下さい。





























写真は夜の落ち着いた時間の様子です。


当日はウッドウイル試聴室の常設機材を持ち込んでの音楽鑑賞。
普段聞けない様な良質な音で音楽を楽しんでいただければと思います。


初回はCDによるJazz中心の曲を聴いていただきます。
60年代前後の全盛期の曲に比較的新しい曲、
ボーカルも入れて見ようかと予定しています。


美味しくお酒をいただき、良い音で音楽も楽しんでいただきたいとの願いから、
雰囲気を大事にする選曲に努め、
いわゆるオーディオマニア的な選曲は控えるようにしたいと思います。


それでも2度目、3度目の開催につながる様でしたら、
CDに代わって「ハイレゾ音源」での回、
「アナログレコード」での回などに出来れば、
普段体験出来ない新しい音楽の楽しみを見いだせるかも知れません。



予定使用機材
.CDプレーヤー: Marantz SA-13S2
.パワーアンプ  : SATRI AMP AMP5511 (SATRI-IC 最新バージョン)
            出川式左右独立電源改造型
.スピーカーユニット : 仏EMS社 LB8EX-MKⅡ 20cm励磁形フルレンジ
               出川式専用電源使用
.スピーカーエンクロージャー: オリジナルバーチ合板製密閉型
                     音質改善ユニット「MGESハーフ仕様B型」搭載
                     音質改善ツール 「ラウンドステック」取付け

*注文製作では作品完成後直ぐに納品してしまうので、
 素晴らしいハイエンドの作品を皆さんにお見せする(お聴かせする)事が
 出来ないのが残念です。今回は常設機材での開催ですが、
 次回以降にタイミングが合えばそんな機材での開催出来ればと思います。
 


こちらの地域ではその頃には深秋と言うよりは初冬の季節感に近いかも、
静かな八ヶ岳山麓での一時をお楽しみいただければと思います。




2017年9月27日水曜日

第64回日本伝統工芸展(平成29年)

第64回日本伝統工芸展(平成29年)を鑑賞して来ました。
 http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/64?bunya=&honor=award&keyword=&page_num=1&tab=work&sort=number


全国を巡回しますが、用事と重なったので東京日本橋の三越で鑑賞する事が出来ました。



ここでは国内最高峰の工芸品を鑑賞する事が出来ます。
 
画像の一つも掲載したいのですが、

会場は厳しく撮影禁止 、HPからの抜粋も禁止で

つたない文章の説明でご勘弁を。



物作りの極致か、立ち止まって動けなくなる様な作品がいくつも有ります。

どれだけの情熱を、どれだけの犠牲を払って続けて来たのだろうと想像を巡らします。



技法を極める努力、

思い描く作品のイメージを具現化する苦悩、

その完成度を高める集中力。



そんな事を考えますと国内外の国宝などとして残っている古の作品からは、

日常の糧を得ながらの創作活動では不可能だったのではと?
 
将来の選定されるべき作家さん達はどの様な暮らしをと?



 ウッドウイル開設当初は物作りの力試しにコンペに応募して数点で入選、入賞が有りましたが、

本職のスピーカー作りは実用品、量産品などと区別され、

応募規定から弾かれると言う悲しい現実が有り、

上記の伝統工芸のジャンルでは門前払いとなるのでした。



注文製作という仕事が仕舞となったなら思いの込めた作品を作ってみたい...

そんな思いに囚われる様な工芸展でした。



私が一番惚れたのが 朝日新聞社賞 透網代花籠「清閑」 河野祥篁 でした。

作者いわく、素材との語らい、素材から部材への加工などが楽しくて仕方がないとの事。
 


出かけられない方の為に、NHKのEテレ、日曜美術館で再放送が有ります。

http://www4.nhk.or.jp/nichibi/2/




2017年9月21日木曜日

80才のチャリダーに抜かれた!


このブログのラベルのスポーツ欄、2015年3月6日、9日に掲載した、
友人がスキーの準指導員に合格した話。
(数週間前もこの記事が多く読み返されていた)

検定の現場に立ち会い友人の挑戦する姿に刺激を受けて始めたのがサイクリング。
その年は体慣らしで先ずはクロスバイクで忘れていた感覚を戻す。
翌年(昨年)はロードレーサー(ロードバイク)に換えてスピード追求。
そんな訳で今回は自転車の話です。
 






















追い抜かれた坂道です。向こうは八ヶ岳。






















山麓沿いには谷が多いので橋が沢山有ります。















幹線道路を離れて 、牧歌的な田舎道へ。
左奥に見える牛舎のローカルコロンを避ける為の
息止めが続けられるかが体調を知る目安です。


















数日後の晴れた日に撮りました。
黄金色の稲穂と真夏の様な積乱雲を被った八ヶ岳。



軟弱な登山とスキー では運動不足、
仕事では立ちっぱなしで部分的にハードな筋肉労働。
体全体のバランスが悪く、足腰も弱っている。
友人は先ずは体を鍛えた筈である。
テクニックはその上に被さるのである。

そんな訳でサイクリング再会して今年で3年目。
5月からは古傷の治療で3ヶ月のお休み。
この数週間前から再会して足慣らし走行。

一番上の画像は平均勾配7%/1.5Kmの登りの様子です。
そこを時速約8Kmでトボトボ走っていると、
お先に!!とチャリダーが追い抜いて行きます。

何を!と追いかけるも離されるばかり。
登り終点で待っていてくれて(初対面ですが同じスポーツ仲間としての儀礼です)
何処の人?と息も切れずに話しかけられました。
同じ町に住んでいて同じショップで自転車の面倒を見て貰っている事が分かりましたが、、

聞くと八十うん才とかで大病して体力落ちたと言っていました。
今の坂を時速12Kmで走って来たと、私が追いつけない筈です。
私が63才と言うと、一番強かった頃だと。
全国のヒルクライムレース(坂を上るレースです)を総なめしていたとの事。

参りました、凄い人が居るものです 。
足慣らしが済んだら先ずは10Kmで上れる様にしましょう。
来年には12Kmで上れる様にしなければ。
高校生の地元チームは18Kmで上るのだそうですが、
それは聞かなかった事にします。

サイクリングも本格的に始めるとチームに入り、
走り方のテクニックやチーム走行のノウハウなどを覚える事が必要になるそうです。
個人競技にしか興味の無い私には無縁ではありますが、
時速12Kmで上るという目標が出来たので、ここは一考が必要か??

八ヶ岳の麓を走っているので上り坂には不自由しません。
近くには最上級コース(平均勾配7.7%/距離27Km)も待っています。
何時かは覗きにでも行ってみましょう。

自動車で走ったら気が付かない景色や
辛い傾斜も自転車なら気が付きます。
25年住んでいても叫びたい程の景色や天気に遭遇する事が有ります。
なかなか楽しいものです。
続けられる限り走ってみましょう。






2017年9月4日月曜日

閲覧して下さるロシアの方々

昨年のリオデジャネイロオリンピックの前後からか?

ロシアからの訪問者が目立って増えて来ました。

ブログを始めて数年間はロシアからの訪問者は無し、

3~5年程前からか?少しだけ訪れて来る様になりました。






















上記画像はブログの管理者用ページの抜粋です。


今では国内よりも多く訪れてくれる期間もあります。

ロシアの方は日本語が分かる?

ネット翻訳して読んでいる?

それともロシアに住んでいる日本の方?

良かったら一言、コメントを!

 

ウッドウイルでロシアとの関わりで考えられるのは、
バーチ合板のロシア産 「通称ロシアンバーチ」を使っている(作品により)だけ。


以前調べたら、訪れて来る国は約60ヶ国も有りました。
でも出荷実績は1作品、1国のみです。
30~40代は年の半分は海外出張でパスポートの増刷常連。
今や国際化とは無縁に国内専門で活動を行っているのでした。



2017年8月28日月曜日

お客様によるウッドウイル音質改善メカ [MGES] 搭載有無の比較試聴

お客様によるウッドウイル音質改善メカ [MGES] 搭載有無の比較試聴。

MGES搭載の有無を比較試聴する為に用いたスピーカーです。
実はこのエンクロージャー、ウッドウイル製では有りません。
出川さん用にウッドウイルが製作したデモ機の納品前に、
使用していた物で、置き場所に困るのでとお借りしている物。
今回は大変役に立ちました。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round.html

バッフル両脇にはウッドウイルオリジナルの
「ラウンドスティック」を取り付けています。
直方体エンクロージャでも回析現象による
定位や音場感の損出を和らげる効果を狙った物です。
今やラウンドスティック無しでは聞く気にならない必須品です。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Round-Stick.html









背面の蓋を外してユニットを見た所です。
既存製品に後付けする為の細工が必要です。














MGES搭載しました。
このユニットとエンクロージャー用に設計したMGESでは有りませんが、
在庫品を生かして取り付けてみました。
気になる接合部はノウハウ流出防止で
お見せする事は出来ません。
個別対応はさせていただきます。









今やウッドウイルのハイグレードなスピーカーシステムでは
MGES搭載がほぼ標準になっています。
機能説明とMGES搭載の有無による音質比較が出来る用に
比較音源を下記に用意しています。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-Main.html
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-Main-Tousaihouhou.html

現在引き合い中のお客様はウッドウイルが提供出来る最高峰の材料と
機能を盛り込んだエンクロージャーを詳細に検討中です。

先ずはEMS社 LB8EXMKⅡ 20cmフルレンジ励磁形の搭載を決められました。
お客様は他社の励磁形を用いた大型マルチウエイ型を既に所有されており、
励磁形の優れた音質は承知しています。

更に20cmフルレンジの究極型を求めていらっしゃると言う事で、
ウッドウイル試聴室で LB8EXMKⅡ(MGES非搭載)を試聴され、
出川電源の出川様邸にてLB8EXMKⅡ(MGES搭載)聞かれました。

ユニット、エンクロージャー、MGES、出川電源等の優れた機材により
充分に高品質な音を確認された様です。
しかし前述の比較音源でのMGES の機能は確認し、
搭載済みの現物のスピーカーでも聴いても、
実機でのMGES搭載の有無を目前にて切り替えて比較試聴したいとの事。
恐ろしく執念深い(いや納得出来る迄の音への情熱が凄い)申し入れで、
ウッドウイル試聴室のLB8EXMKⅡ用エンクロージャーを
MGES取り外しが出来る用に改造して聞いていただきました。

試聴する音源は本人が月に一度はライブに行くという
アーティストを中心に聞かれました。
初めからMGES搭載状態で聞いていただきます。
それが自然な音質で有ろうと強く思ったからです。
一通り聞いてからMGESを外して非搭載で聞き始めます。

楽曲を最後まで聴く必要は無かった様で直ぐに演奏を止めて、
数曲を短時間聞いただけで終わりました。
MGES非搭載の選択はあり得ないですねと一言。
一曲だけ長く聴かれていましたのは、
既存の自宅システムでMGESを追加搭載すると どの様に聞こえるか、
今迄聞き慣れた音との決別をどうしよう?
それを考えながら聞いていたとの事でした。

文章での比較感想を記述するのは困難なのですが、
女性ボーカルではMGES無しでは声が痩せてハスキーになります。
ピアノの艶やかな張りの有る高密度な音は平坦でスケールが小さくなります。
前述のURL記載の実測データからも言えますが、
ユニットによる音とエンクロージャー振動によって生じる音の位相は逆ですので、
ユニットの音はキャンセルされ、更にエンクロージャー振動による音が
ユニットの音に被さるのですから深刻な影響です。

MGESの影響は物理的な物の影響です。
音源からの電気信号の影響では有りませんので、
他の機材に換えてもこの影響を取り除く事は出来ません。

この比較試聴を行った事で、MGES搭載有無比較試聴が出来る様になりました。
ご興味持たれた方は是非足を運んで下さい。
新規でも既製品(対応不可も有るかも)でもMGES対応出来ます。




2017年8月13日日曜日

MUSIC BIRD ターンテーブルで音はどう変わる? 聞かれましたか?

MUSIC BIRD ターンテーブルで音はどう変わる? 聞かれましたか?

MUSIC BIRDの8月4日に放送されたこの企画を聞かれましたか?
 http://musicbird.jp/programs/shinkukan/

カートリッジからスピーカーまでの機材は共通、
モーター/ターンテーブル/アーム/全体を組み込むベース/で組み合わされた、
仕様の違うレコードプレーヤーを二組 用意して、DENON DL-103と
新型のオルトフォン SPU#1Sの二種での比較試聴と言う趣旨です。


2時間の放送、リアルタイムでは聞き逃すので久々のエアーチェックしてみます。
専用チューナーのSPDIF(光デジタル)出力をオーディオインターフェースでUSBに変換。
ノートPCで録音用ソフトで録音して、再生はハイレゾ対応ソフトを使い、
USB-DACを通して試聴室メインのアンプへ接続。

信号系の機材は共通でメカ構造の機材のみを比較試聴と言う趣旨です。
果たして音は変わるの?、結果は見事に変わりました。
但し、スタジオで比較試聴している試聴の感想と、
それを放送、受信、録音、再生と言うかなり余分なプロセスを通して聞く、
リスナーとは音質の差が出て当然です。
試聴に用いた音源を何枚か持っているので、当方の試聴室で直接聞くLPの音と、
上記の受信した音ではクオリティーの差が生じているのは止む無し。

それを差し引いての感想です。

同時比較するから分かるのでは?と言う程の僅差とは違いました。
まるでアンプを変えた様な差が出ます。
モーターはACモーターとDCモーター、駆動トルクの違いや回転数調整の方法等々、
現在では制御回路が進んでいるので機能の優劣は無いのでは?
プラッターは共にアルミ削り出しの様です。
トーンアームのカートリッジ対応重量や長さ(ショートとセミロング)などの差。
ベースについては硬質MDFとかで詳細説明は無し。
これらの違いで音は変わる、アナログの世界は奥が深いですね。


このような企画をここに書き込むのはウッドウイルでもアナログプレーヤーを
開発して販売開始 していて、この様な経過を経て商品化したからです。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/WARP-shisakuki.html

ウッドウイル製は糸ドライブ方式です。
モーター振動はプラッターに伝わらず、交換糸は安価に大量に容易に入手出来ます。

プラッターは主にマイクロ製の高級機からハイエンド品の中古品を使います。
お客様が使用中のプレーヤーから取り外して使う事も可能です。

アームは新品市販品か往年の名機の中古品、
お客様が使用中のプレーヤーから取り外して使う事も可能です。

全体組み込みケースはフラットな板状の重量級(30Kg~)、
モーターとプラッターを載せて、アームは好きな本数載せられます。

上記比較試聴の企画は、
モーター/ターンテーブル/アーム/全体を組み込むベースが一組でしたが、
ウッドウイル製はモーターは固定でその他は交換、追加が容易なので
殆どあらゆるレコードプレーヤーの要素を交換して比較試聴が可能です。

現在は1号機、2号機の制作中ですのでもう少しで完成した品をお披露目出来ます。


アナログレコードプレーヤーをお使いの方はとうにご存じとは思いますが、
初歩のセッティング状態の健康チェックを少しだけ。

1.どんな方式のプレーヤーでも同じです。
  回転を止めてレコード盤に針を下ろします。
  何時も聞く最大限の音量までボリュームを調整します。
  .そこでハウリングしたら「×」
  .不安定なノイズが出る様なら「△」
  .ケース、オーディオボード等を叩いて音が響くならこれも「△」
  .            々          音がコツコツと言うだけなら「○」

2.ベルトドライブ方式では。
  ベルトを外してプラッターの回転を止めてレコード盤に針を下ろします。
  何時も聞く最大限の音量までボリュームを調整します。
  .モーターを回転させます。
  .モーターの振動音が聞こえてきたら「×」。

皆さんのシステムは如何でしょうか?






2017年8月9日水曜日

台風一過

梅雨が晴れても、台風が通り過ぎても

スッキリ晴れる事が近年無くなって来ましたが、

今朝は文字通りの「台風一過」

文句なしに綺麗な空に空気、山と爽やかな風。

少し強すぎるくらいの日射しです。

これが信州の高原の正しい夏です。(家の周りから見える景色限定です)















南アルプスの甲斐駒ヶ岳(2967m)















蓼科高原、八ヶ岳連邦に位置する蓼科山「2530m」



2017年8月2日水曜日

MUSIC BIRDでターンテーブルで音はどう変わる?

ウッドウイル試聴室には「MUSIC BIRD」高音質衛星デジタル放送を設置しています。
http://musicbird.jp/

MUSIC BIRD知ってはいましたが、導入するきっかけは 田中伊佐資さんが
パーソナリティーを受け持つ「アナログ.サウンド大爆発!~オレの音ミゾをほじくっておくれ」
の番組に招待されて収録させていただいた事です。

家周りのリフォームでしばらく聞けずにいて、いざ聞こうとしたら業者がBSアンテナを
動かしてしまったらしく、音が出ない!
受信機のマニュアルと南の空を睨みながらパラボラアンテナの調整。
スマホのコンパスと傾斜計のアプリが役立ちます。

そんな訳で久々にMUSIC BIRDのHPを覗いたら、
AUDIOのジャンル一覧を見ると
「ターンテーブルで音はどう変わる?」と言う美味しそうなタイトルがありました。
ベルトドライブ式の駆動モーター、ターンテーブル、ユニバーサルトーンアーム、
全体のベースを二組用意して比較試聴を行うらしい。
カートリッジやフォノイコライザーアンプは共通で使うので
違いが確認出来るか!と言う趣旨の企画らしい。
http://musicbird.jp/programs/shinkukan/


最近はウッドウイルも糸ドライブ式のアナログターンテーブルを開発して
受注を開始して、只今制作真っ最中ですので興味津々。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/WARP-shisakuki.html

ウッドウイルのアナログターンテーブルはこの企画で使う機器より上のグレードを
目指しているので、フォノイコライザーアンプも市販品の改造や自作など数種類試聴して
ターンテーブルの機能を充分に引き出せる様に工夫してます。

1970年代初期に購入した今では名盤と言われる「オスカーピーターソンのガールトーク」では
CDとSACDとLPとの同時比較試聴など行いながらアナログの音を噛みしめています。

同じく同時期の「SHELLY MANNEの234」などのドラムの切れはCDよりアナログの方がシャープ!
などと当時高校生だった頃には案外良い音で聞いていたのか?と感心したりします。

当時のティアックのベルトドライブターンテーブルの不安定さから病んだトラウマも、
DENON最高峰のダイレクトドライブターンテーブルの不完全な音からも、
脱却したくて自作を開始して販売に漕ぎ着けた糸ドライブ式ターンテーブル。
音が静かになり、まとわり付くものが無くなりました。

マイ電柱と専用配電盤と配線を行った事で、
電源ケーブルやコンセントの素材、メッキ処理の違いが分かる様になったのと同様に
カートリッジやユニバーサルトーンアームの違いも明確に認識出来て、
何となく違うかな?では無くて具体的に違いが分かる様になりました。
これで好みの音作りをするベースがやっと出来たと言う事です。
(かなり遅い、47年も経ってしまった)。


 ジャズにクラッシックに多くのジャンルをカバーして全部で200チャンネルほど有る「MUSIC BIRD」
最近はハイレゾ放送も有るので面白いと思います。






2017年7月26日水曜日

ウッドウイルの考える理想的なエンクロージャー

何度か説明して来た内容ですが、
広く周知を計りたいと思いまして改めて掲載させていただきます。

最近、HPにウッドウイルの考える最高のエンクロージャーとして説明をさせていただきました。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Enclosure-SyousaiSetumei.html
ここでは意図は同じですが、説明の切り口を変えた説明をさせていただきます。

最初の簡単な図1
スピーカーユニットが何物にも邪魔されない理想動作するイメージ。
 補足例)回路図で部品と部品を結ぶ直線は只の導線と考えますが、
     現実には抵抗分、インダクタンス、キャパシタンス、熱、電磁波の放射に吸収など
     それらの対策を行わないと動作すらしない問題を抱えます。





















 現実的な問題点を見ると図5





















 対策を施すと図6






















これらの現実を踏まえて、制約に縛られずに高音質を追求した理想的なエンクロージャーとは。
そんな視点でスピーカーやエンクロージャーの理想の姿を考えます。

以前からスピーカーはユニットを(箱、ボックス、キャビネット等)に取り付ければ音が出るものと
安易に考えられており、現在の専門家の中にも多数居られる様ようです。
ユニットの慎重な選択に比してエンクロージャー選択への考慮は?。

先ずはエンクロージャーを箱やボックスと言う呼称で呼ぶ限りに於いてはスピーカーシステムを
二分する構成要素で有るエンクロージャを理解する事は出来ないだろうと考えます。
今迄にも言って来ましたがエンクロージャーの「エンクローズ」とは囲い込む事です。
ユニット背面側から出る音を囲い込み、ユニット前面からの音と干渉させない働きを指すのです。
ですからエンクロージャーにユニットを取り付ると言う役目は本来無い筈なのですが、
他に適当な構造物が無いからエンクロージャーに取り付けているのが現状です。

.スピーカーシステムの問題点を考えると。
 1.ユニットは振動板の動きにより作用反作用の振動を生じ、取り付け構造体に不要振動を伝える。
 2.エンクロージャーはユニットの前方と後方の音の干渉を防ぐ働きをしながらも、
   以下の不要振動が伝わり、その振動が音質を大きく悪化させている。
   .ユニットの作用反作用の不要振動が伝わる。
   .振動板の前後運動でエンクロージャー内部の気圧差を生じ、それが不要振動を生む。
   .エンクロージャーは作用反作用と気圧差による両方の不要振動が伝わり、
    それが振動体として音を発生してユニットの音を干渉してしまう。

.ウッドウイルが考える理想的なエンクロージャーは。
 1.ユニットが決まったら以下の理想的な動作をさせる方法を考えます。
   .密閉型、解放型、バスレフ型等の方式と適切な内容積。
   .官能的かモニター的な音かを選択して材料、板厚や補強等を適切に選ぶ。
   .形状は理想的には球体、いかにユニット構成に合わせた現実的な形状に作り込むか。
 
 2.ユニットの作用反作用を減衰させる
   .ウッドウイル独自のMGES「Mechanical Ground Earth of Speaker Unit」を搭載して、
    ユニットの作用反作用を大幅に減衰させる。
   .振動板質量を考慮したメカニカル構造を導入、機械的に接地、独立自立させる。
  
 3.エンクロージャーとMGESを個々に独立して自立させる。
   .ユニットを搭載したメカニカル構造と、
    エンクロージャー構造は相互に機械的絶縁した上で独立して自立させる。
   .ユニット振動とエンクロージャー振動が相互に干渉する事を防ぐ。

.以上の考え方を取り入れ、応用した作品は既に製作、発表を始めています。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/SONY-SUP-L11-38cm-Hard-MapleEncro.html
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round.html
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-M100HRW-T250D-2Way.html

 今後も受注している作品の発表が続きますのでHPやブログをご覧いただければと思います。
 シンプルな標準的なエンクロージャーに、ウッドウイルオリジナルのハイエンドエンクロージャーまで
 各種取り組んで製作しています。




2017年7月16日日曜日

2010年紫陽花の葉っぱ君に花が咲きました

2010年、庭の紫陽花があまりに綺麗で一輪差しで机上で楽しんでいました。
このブログに掲載したので覚えている方も居られるかもです。





















花が終わっても枯れずに髭の様な根が生えていました。
もしやと思い、地植えしました。



















それから7年、今年初めて花が咲きました。















蕾と併せて二つが咲きそうです。
冬には雪と-15度の試練が有るので枯れずに頑張っているなと
何時も見守っていました。
株は大きくなったので来年にはもっと多くの花を
咲かせてくれる事と楽しみにしています。



















こちらはお母さん株ですが咲いた時期は同じでした。

















毎年不思議なのは、花が咲く頃には何処からか蛙が来て
葉の上に鎮座しています。
餌を捕るでも無い、黙って座っています。
あちこちの葉の上にざっと見ても10匹は居ます。
どこから、何をしに来るのでしょうね??















2017年7月4日火曜日

日本自然保護協会と緑のgoo

ここ信州の高原に越してくる前からの日本自然保護協会の会員です。
以前は出かけて行った先に今は暮らしているので、登山もスキーも回数は多くなったが、
朝起きてから空を見て行動を起こす日帰りが多くなり、濃密度では薄くなったかもだが、
一応はナチュラリストを自負しています。
 http://www.nacsj.or.jp/


日曜日にニッコウキスゲが見られるかと思い霧ヶ峰に出かけましたが、
未だレンゲツツジが最盛期でほんの数株しか見られませんでした。
今年は1~2週間は遅いようです。

この高原一帯はニホンジカの個体数増加で食害が深刻です。
柔らかく栄養豊富な花は真っ先に食べられてしまいます。
信州の山岳地帯まで出没し、花の名山だった所が全滅など悲しい現実。
霧ヶ峰は電気柵を広範囲に巡らせて対策を行っています。

そんな情報は会報だったり、霧ヶ峰には自然保護センターが有るので
常駐のスタッフと話したりして自身で感じた事と、
地域で起きている事の摺り合わせをしたりしています。
















大群落のレンゲツツジ

















 やっと見つけたニッコウキスゲ、次の週末頃から見頃か。
















高原でも窪地は湿気も多いのでコバイケイソウが咲いています。


今月の会報には面白い情報が!
ネットでは情報を調べる為に検索サイトを利用しますが、
緑のgooなる検索サイトを利用すると、
そのサイトでの売り上げの一部を自然保護活動等を行っている団体に寄付されるそうです。
ウッドウイルでも早速に公私共にこの検索サイトを利用しています。
メニューを見て、今時の華美な雰囲気が薄れているのは好感が持てます。

https://www.goo.ne.jp/green/


日本自然保護協会、少し前までは如何にも学者さんの集まりの様で、
真面目過ぎて堅物過ぎて、閉口していましたが、
少しずつ庶民感覚に近づいて来ました。
活動内容は尊敬に値する地道な活動です。
資金集めが下手な(苦手な)団体ですので、なにとぞご協力を。



2017年6月26日月曜日

只今、製作少しお休み中

只今は古傷治療の為に少しお休みをいただいています。

10年程前にも同じ様な事が有りまして、その時には製作がお休みの代わりに

デスクワークに専念して自分でホームページ(以下HP)を作り替えました。

今回も同じ事を考えて進めています。


つまり10年間近くHPの構造やレイアウト等は変わっていないと言う事です(大汗!)

その頃はHP製作依頼先が思う様に動いてくれずに業を煮やしていました、

その勢いを駆って自身で製作したという次第でした。


あれから10年、現在のHPの問題点を上げますと

 .プロバイダーに預ける容量が今の状態でも限界に来ている。

 .動画や音声ファイルをアップするなどのリンク機能が今利用中のプロバイダーには無い。

 .今のフレーム構造では見に来られた方が中を自由に動き回る事が難しい。

 .自覚は希薄ですが、どうも全体の雰囲気が古い!とも言われています(汗!)。

等々の問題を認識してはいましたが、製作最優先、次に新製品開発となり、
HP改造は後回しとなっていました。


これらを解決するには今迄使っていた環境を一新する必要があるらしいです(またまた大汗!)

そのシステムは専従者がいないと構築出来無い程の難易度と言われているので自作は断念。

ありがたい事にウッドウイル初期の頃のお客様がこの業界に居られます。

今迄にもアドバイスをいただいていたのですが、

今度のHP改造(殆ど新規に近くなる)では概要設計をお願いしようと進めています。



もう一つ大事な問題が有ります。

ノウハウ流失防止の為に、最近はHPへの作品情報を制限して来た事です。

お客様も不満、私も残念です、一部の不埒な同業者の為に迷惑を被っています。

今度のHPには一般客用ページと会員様用ページとに分けるつもりです。

氏名/住所/電話番号をお知らせいただき、知り得た情報を営利目的に使わない、

この事を承認していただき、会員となっていただきたいと思います。

会員には従来通りの作品情報を存分に公開したいと思います。

99.9%以上のお客様には何の不都合も無い筈の工夫と考えています。

限定販売品などの情報は会員ページ限定になると思います。



もうしばらくしましたらブログとHPにて会員を募集させていただきますので、

その時にはよろしくお願い致します。

希望者が居られましたら直ぐにでも連絡いただいてかまいません。

お待ちしています。



2017年6月6日火曜日

Jazz Machineの進化

ウッドウイルの試聴室に来られる方達から
Jazz Machineを聞かせてとの声が多くなって来た様です。

少し前までは規模が明らかに一般家庭用とはかけ離れているので、
見て見ぬ振り、話題にもならなかった様に思います。

少し前までのJazz Machineの中域はお客様から預かっていた
フラット形ユニットをつないでいました。
Jazz Machineとは性格が違い過ぎるかと思いましたが、
案外聞けるのでしばらく様子を見ていましたが、
ガツン系(暴れ牛系の音)のお客様には役不足で、
その前の中域、高域ドライバーを変え、
ホーンも変えて元の音質に戻しました。

フラットユニットを使った中域















JBL プロ用 広帯域コンプレッションドライバーと
大型ホーン

高域は同じく中高域コンプレッションドライバーと
ホーンの構成で高域を受け持たせます。













この構成の詳細は下記URLで。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JazzMachine-Chenjide-Driver-Yunit.html


JBL 2445J  コンプレッションドライバーは以前の2450Jよりも荒削りで
Jazz Machineにはこちらが良いみたいです。
新製品が常に旧型を凌ぐとは限らない様です。

 接続するホーンは相変わらずの樹脂製既存品を使いました。
(自分用に大型木製ホーンを製作する暇は未だ取れません)
以前の用途では業務用PAとして使っていた様ですが、
ホーン鳴きは盛大で、バッフルに付けていたとは 言え、
デッドニング(防振対策)を何もせずに使っていたとは信じられません。
ドライバーの音質など評価出来る以前の問題で耳が、頭が変になります。

ホーン外側 全てに防振材(自動車のドアやダッシュボードの共振止めに使う物)を張ります。
慎重に中低域側とのクロス周波数とレベル調整を行います。
何とか使える、聞けるレベルまでに落ち着きました。

2450Jと合わせて使っていた高域には2405Hを使っていましたが、
民生用の075の方が肉太の音が出ていた事も有り、
D220TIと言う1KHz~21KHz迄の中高域 コンプレッションドライバーを
3.5KHz以上を受け持たせてツイーター代わりとします。

クロス周波数は余裕ですので思いっきりドライブ出来ますので、
Jazz Machineの中低域のエネルギーに負けていたツイーターに変わって活躍してくれそうです。
骨太のガツンとしたシンバルの音に満足です。


 Jazz Machineは基本は平面バッフルです。
24mm厚のバーチ合板を三重に使うので低域ユニット3個を搭載しなくとも一人で持つのは苦痛。
 低域ユニット3個を搭載すると方チャンネルだけで軽く100Kgオーバー。
そのバッフルを安全に建てるには工夫が要ります。
試行錯誤の結果から特注の金属フレーム製で組んでいます。
移動の為に大型で重加重用のキャスターを付けます。
その構造物の上に中域と高域のホーン付きコンプレッションドライバーを載せます。
ユニットとホーンを別にしてもその構造体だけで相応の価格になるJazz Machine。
 Jazz Speakerでは無くMachine です。

試聴には5mは離れて聞き、音を体感します。

音を出さずに見ているだけで何らかの満足感が有る様な気もします。

2017年5月19日金曜日

吉祥寺ジャズ喫茶メグにて出川氏デモ 使用スピーカーはウッドウイル製

都内の吉祥寺に有るジャズ喫茶メグ。
Jazzファンやオーディオファンなら良くご存じの有名店。
オーナーは「寺島レコード」の寺島靖国氏。
http://www.meg-jazz.com/ 


メグでは定期的に各種イベントを催していますが、5月27日(土)19:00~
メグ・ジャズ・オーディオ愛好会 Vol.84 祝! 7周年♪『出川式電源特集』
として発表試聴会があります。

出川式電源はかなり前からウッドウイルの試聴機材に使っている事から
出川氏とは懇意にさせていただき、出川式電源の効果をデモする為の
スピーカーシステムをウッドウイルが製作させていただきました。
今回のメグでの試聴会にもこのスピーカーが使われます。
私も参加し、機会が有れば直接にスピーカーの説明をさせていただきます。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round.html























この出川式電源機能音質評価用 デモスピーカー は
ウッドウイル独自の評価基準で最高のグレード6に該当します。
何時も製作に追われているので製作難易度の高いこのスピーカーを
工房の試聴室用に用意する事も出来ていませんので、
ご興味の有る方は是非、足を運んで聞いてみて下さい。



2017年5月2日火曜日

何気ない春の訪れ

今年の春はゆっくりの様子です。
我が家に訪れた春の草花を紹介。
興味のある方は信州の高冷地の季節の違いを感じられる事でしょう。


 ユキヤナギ(雪柳)
小さな花が行列して奥が見えない程に
例年なら密集して咲いている 頃です。
 シャクナゲ(石楠花)
雪の積もっている頃からの蕾。
少しづつ大きくなって来て、
蕾を少し間引いてましたが、未だ未だ固い。
学生時代に居候した湯の丸高原スキー場、
寮長にいただき、毎年綺麗に咲いてくれます。
ライラック(リラ)
白い花が付きます。
未だ蕾も
確認出来ない。
香りが素敵です。
 ブナ(橅)
この数日で蕾が開きました。
山中ではこの木の幹周りの雪が先に溶けて
この新緑が眩しく輝きます。
この連休に春山に行く方は出会うかも。
植えた時は親指程のひょろひょろが、
今は私の胴回り近くに育っています。
 ナナカマド
お隣同士のブナといつも競争しながら
若葉を広げます。
何時もナナカマドの勝ちですが、
2,3年前頃から梢の高さでブナに負けています。
望遠で撮ったら花の蕾を発見。
白い密集した花が咲き、秋には深紅の実が。
木々の実が少ない不作の年だけ、
小鳥がこの実を食べに来る事から、
そんなに美味しくは無いのでしょうか。
 シバザクラ(芝桜)
この花は日当たりの良い真南の為か、
例年に近い頃から咲いています。
北面のピンクは未だ未だ咲く気配が無いです。
タンポポ
野原に咲くタンポポなら綺麗で可愛いが、
家の庭に立派に咲くと 、
如何にも手入れを怠っている庭として、
悪名が付くので心中穏やかではありません。
 ツツジ(躑躅)
北面の庭に一番早く咲いてくれて、
毎年、喜ばせてくれる株です。
ご近所にも春を告げています。

オーディオ好きには!
ツツジの奥に電柱と柱上トランスが見えます。
右の柱上トランスが「マイ電柱」と呼ばれる
オーディオ専用電源用で、
ウッドウイルの試聴室に導かれています。
左の柱上トランスは工房の三相電力用です。

 レンギョウ
上のツツジと下のユキヤナギと 同時に賑やかに
咲くのが例年なのですが...
かなり寂しいですね。
生まれは東京です。
ユキヤナギ
上のは朝撮った物。
お昼には少し開きました。
この頃は気にして毎日 覗いています。
1週間もすれば満開かな?
また撮影しましょう。

2017年4月26日水曜日

信州の高原都市はやっと桜が満開も我が地域は未だ二分咲き














標高770mの茅野市内は桜が満開















標高約1100mの我が地域は未だ一、二分咲きか?

スマホで車内からの撮影で分かりにくいですが、

何とか五月の連休前には咲き出しました。

以前は連休中に咲いたと思ったら雪が降って雪見と花見が同時に!

田植えは未だ未だで、水仙や芝桜にタンポポが咲いています。

木蓮も咲いていたが、レンギョウやユキヤナギは未だです。

早咲きのツツジの蕾が今にも開きそう。

雪が消えて水墨画の様な土色、枯れ葉色の景色に彩りが戻るのももう直ぐです。

スタットドレスタイヤを夏タイヤに、

除雪機も引っ込めなければ、

この地域、季節の変わり目は何かと忙しいです。


2017年4月16日日曜日

直方体エンクロをラウンドコーナーエンクロへ、新しいスピーカー音質改善ツール






















18cmダブルのトールボーイのコーナーにラウンドスティックを取付け
全高全てに取り付ける必要は有りません。
 





















20cmフルレンジのコーナー45度面取りにもラウンドスティックを取付け。
45度では回析現象から逃れる事は難しい様です。






















10cmフルレンジのコーナーにラウンドスティックを取付け。
小口径の良さが引き出されます。















丸棒を半分にした様な形状のラウンドスティック、えっこんな物が!!


これはオーディオ機器アクセサリーに良く有る様なオカルト的な物では有りません。
ウッドウイルが10数年前から開発販売していますラウンドエンクロージャーの設計開発の為に
独自に工夫開発したツールを基に製作した物です。

旧タイプのスピーカーや、現行機の中級クラス以下のエンクロージャーには直方体構造が
よく使われています。
バッフルの両サイドが直角になっている外観構造の物です。

この構造では回析現象と呼ばれる音波の伝搬を妨げる弊害が生じます。
その防止の為にはラウンドコーナーを採用すると文献には書かれています。
14,5年前はラウンド構造のスピーカーは未だ少なかったので、
その回析現象の弊害を実感する機会は有りませんでした。

その効果を確認する為に用いたのが、このラウンドスティックの原型です。
ラウンドコーナーとしますと試聴によって明らかな音質向上が認められます。
定位の向上、臨場感の向上、音がリスナーに向かって前に出て来ます。
この説明通りに音質改善されたなら音楽が素晴らしく聴けると想像される方も多い事でしょう。

バッフル両サイドが直角ですと音が狭い範囲に、ユニット近くの周りにへばりついている、
この様に音の違いを確認出来ます。
ただ、この感想だけを強調しては前述のオカルト的な物と変わりが有りません。

この違いを物理的、測定により証明しなければなりません。
試聴での比較確認は容易でしたが、証明は難しい物でした。
ホームページには測定データと解説が有りますのでご覧下になって下さい。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Round-Stick.html

ウッドウイルで製作販売する物では例外的に安価な物ですが、
その音質改善効果は大きな物です。
この安価な物でもウッドウイルらしく、お客様所有のスピーカーに合わせて、
一品での注文製作します、ただ角を丸くすれば良いという物では無いからです。


このラウンドスティックの効果を実感されたなら、
エンクロージャーがスピーカーの音質へどれ程に影響しているかご理解される筈です。

バッフル両サイドを丸くするのはラウンドエンクロージャーのごく一部の機能に過ぎません。
ウッドウイルでは何種類もの構造の違うラウンドエンクロージャーを発表して来ました。
今はラウンドエンクロージャーが基本で、更に高音質機能を付加して音質を良くしています。


現在、ウッドウイルのエンクロージャーはバッフル両サイドを直角にした物は作りません。
その事が音質への優位性を語っているとご理解いただければと思います。
少しの投資で良質な音楽鑑賞は如何でしょうか。