2012年2月20日月曜日

冬のパノラマ写真

何度か撮影してきた場所ですが又懲りずに撮影しました。


今朝方-14℃を記録して未だ冷え込みの厳しい午前中に何時もの散歩道での景色です。


自慢は体を回さないと景色が視界に入らない360度のパノラマが広がる事です。


80Km先の山が見えるなんてちょっといいですね。


 


下のパノラマ写真では八ヶ岳-蓼科山-車山-霧ヶ峰-北アルプス-乗鞍が写っています。360度写したのですがPhotoshopのパノラマ合成機能が処理出来ずに蚊取り線香みたいな画像(結構面白い画像でした)になったので約180度分の画像で我慢しました。


八ヶ岳-北アルプス-パノラマのコピー


下はパノラマに入りきらなかった南アルプスの甲斐駒ヶ岳と千丈ヶ岳。


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下は綺麗だった蓼科山とピラタスロープウェイが通る八ヶ岳の横岳です。


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寒風に顔は痛いですがお日様のおかげで体はポカポカの気持ちの良い散歩となりました。



2012年2月18日土曜日

SATRI- IC- ULの驚き

ウッドウイル試聴室の常用アンプは改造型のSATRI-AMP AMP-5511です。故障しましたので修理依頼しました。内蔵SATRI-ICの最新型が発売された直後でしたのでついでに最高峰のICに交換、バージョンアップしました。


SATRI-AMP は心臓部の回路部分を交換する事により購入後でも最新型にバージョンアップ出来るシステムになっています。AMP-5511は古い機種ですがこれで最新型+改造型の最強アンプとしてしばらく使う事が出来そうです。


一般的にアンプの機能や構造を考えると、最終出力段素子の選定と出力段のドライブ回路、ドライブ回路を動作させる為の信号増幅回路、出力を満足する電源部とに分かれます。真空管アンプが分かり易い例です、三極管か5極管か、そのドライブ方式はシングルかプッシュプルかなどと考えて構成を考えるのと同じです。SATRI-ICはその構成の内、ドライブ回路と信号増幅回路を交換して機能や音質を進化させようと言う考えのアンプです。


ウッドウイルの改造型というのは電源部分を左右独立にしてチャンネルセパレーションや干渉を改善する、電源容量が倍になるので中低域の余裕が出ている等の一般的な機能向上の他に、オーディオ専用Rコア電源トランスに交換している事、整流回路に出川式電源を採用しているなど、最高峰の電源を備えたアンプになっています。音としてアンプから出力される電力はこの電源から供給される訳ですから回路がどんなに素晴らしくとも電源の品質が悪ければどうしようもありません。因みに試聴室のコンセントは電柱からマイトランスで専用配線で試聴室に給電されています。


肝心の音質がどの様に変化したか?SATRI-AMPを採用している主な理由は色づけされていないピュアな音質と音場感が優れている事、ノイズが少なく綺麗な音質である事です。スピーカーの機能を確認する目的があるので個性的な音質のアンプは避けます。そうしている内にSATRI-AMPを使い続けているという状態になっています。


バージョンアップしたSATRI-ICはSATRI-IC-ULよ呼ばれる機種です。この音を表現するのに悩みました。言葉や文章で表現するのは商売とは言え難しいです。聞いた素直な印象は戸惑いを伴う驚きでした。このブログや試聴室に訪れた方達は私がコンサートに良く出かけている事をご存じの事と思います。ショップやイベント等でハイエンドの再生音を聞くよりも生の音を基準にしてスピーカー作りをしたいと思うからです。


そんな私でも良くも悪くも試聴室で聞く時には再生音を聞くという慣習に心身が馴染んでしまっていると言う事に気づかされました。SATRI-IC-ULで聞く音楽では音と言うより演奏家の存在が際立っていてその事に驚いてしまうのです。例えれば再生音は綺麗で平面的な写真と認識していて、それがその画像以上の綺麗さで動画として動き出したら驚きますし感動もします。少し大げさで抽象的でもある表現ですが、そんな感想を持ったのが正直な所です。


バックで団子の様になって聞こえていた各パートの演奏者の存在が目前のステージに広がってよりリアルに実像感をもって聞こえてきます。あぁこの楽器はこんな音色だったんだと再確認する連続なのです、何と嬉しい事でしょう。


音が更にクリアーになったとか情報量が増えたとかオーディオで言う言葉は色々有りますが、そんな表現で表される性能向上の行き着く先にはやはり理想とする生音が有るのでしょうね。ちょっとだけ近づいたかな?またまた楽しみになって来ました。


 



バーチ合板積層ラウンドエンクロージャー(6)

組立が終了した状態とサンジング途中の様子をご覧下さい。


 


天板/底板を接着組み立てた直後の様子です。この作品のシリーズはキットも販売する予定ですので興味のある方は良くご覧下さい。ダボで穴位置が決まりますので圧締とはみ出した接着剤を乾かない内に綺麗に拭き取れば誰でもこの状態に持って来る事が出来ます。但しユニット穴の加工処理は別です。


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下記は上記の状態からサンドペーパー60番で電動サンダーでサンジング、その後に微妙な凸凹(写真では分かりません)を堅い板に張った同様の60番で手加工で平らに直し、再度60番を使い電動サンダーでサンジング、その後に80番/120番とサンジングした様子です。この後お湯拭き(毛羽立ちを先に起こさせてしまいます)して180番/240番と進めて終了する予定です。


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サンジング前と後の比較です。左側がサンジング前の様子です。


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次はサンジングの残りを終わらせて、最終段階の塗装工程へと進めます。


 


 


 


 


 


 


 


 


 



2012年2月9日木曜日

バーチ合板積層ラウンドエンクロージャー(5)

仕上げ加工の追加と組立の様子を説明させていただきます。


下記の画像は仕上げ加工している途中に押さえ具(保持具)のハンドルと刃物の距離が未だ近過ぎて恐怖を感じましたので1段高くしました。又、ルーターテーブルは大型の物を使用していましたが取り回しが悪いのと集塵(削り屑)が悪いのでテーブルを新規に製作しました(ホースが下から出ているのが分かりますね)。加工途中でも作業性が悪かったり危険を感じると手間でも手直しをする、学習機能が働いています。


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下記の画像は仕上げ加工が終了した部材(部材になりました!)を積み重ねた状態です。


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これから天板と底板を除いた本体の接着組立を行います。加工時には治具との位置合わせに用いた穴は、ダボ(木栓)による接着強度を高める役目も果たします。


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接着剤が乾くまでは写真の様に圧締します。


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本体の接着組立が終わった様子です。


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次にユニットとバスレフポートの開口部穴を空けます。画像や構造から分かる様にこのエンクロージャーは組立が終了してからでないと開口部の穴は空けられません。ジグソーで荒穴を空けて治具を用いてルーターで仕上げ穴加工を行いました。


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次の工程は端子穴を空け、天板/底板を接着、積み重ね部を重点的に電動サンダーを用いてサンジング(紙やすりかけ)し、天板/底板の面取りを行います。加工精度が予定通りにでたのでサンジングだけで済みそうです。誤差が大きいと手鉋等で段差を削る必要が有りました。その後には塗装工程が控えています。



2012年2月3日金曜日

バーチ合板積層ラウンドエンクロージャー(4)

前回の荒木取りした材料を仕上げ加工している様子を説明させていただきます。


 


下の写真の中央が材料、右側が治具、左側が新しく製作した治具で仕上げ加工する時に材料を安全に保持する為に用います。


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下の写真は上記の3点を位置決め用の専用ピンで組込み、材料の外側を治具形状に沿って加工している様子です。写真からは大まかにしか分かりませんが、保持具から飛び出している部分が削られて行きます。


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下の写真は同様に内側の飛び出した部分を削っている様子です。


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これらの加工を1枚づつ行いますので大変な手間暇が必要となります。高音質なエンクロージャー製作は簡単には出来ません。


この製作報告の(1)~(4)を経て材料は初めて部材と成ります。一般の平行面を持つ箱形のエンクロージャーは板材をカットすればそれだけで部材となる訳ですから、その困難さを理解いただければ幸いです。


この仕上げ加工をしているのはルーターと呼ばれる機械で、刃物がむき出しで毎分22,000回転もする恐怖の機械でもあります。私が今迄に病院で治療を受ける程の怪我は全てこの機械による物です。応用範囲が広くて便利なのですが使い方によって危険の種類も多いのでやっかいです。今迄の痛い経験から安全対策を重視して写真の様な押さえ具を考案して製作使用しています。今回は5種類のラウンドエンクロージャーを製作していますので、その大きさに合わせて保持具も5種類製作します。間違っても体が刃物に触れない様にする、基本中の基本、馴れや怠惰が怖いですね。


 


次回は組立の報告をいたします。


 



SONGS 山本潤子

昨晩、NHKのSONGSと言う番組で大好きな山本潤子を見ました。


この番組はひいきにしている番組で殆ど毎回録画して見ています。


 


しかし、昨晩は良く無かった!


山本潤子らしからぬメイクに(本人の意志とは思えない)バックバンドのレイアウトに客席の配置に、何より音が悪かった、そんな環境の為かどうか私は過去40年で一度も見た事が無い様な彼女の調子悪さを見てしまった。


 


最近悪評の高いフジTVだが、この局で放映している小田和正プロデュースの幾つかの番組に彼女はゲストとして呼ばれる事が多い。そこで歌う曲も歌も音も素晴らしく、彼女のCDを何枚も持っている私ですが、CDは聞かずに番組の録画を見ています。流石に私がプロオーディオの世界に入り始めの頃に鍛えられたフジTVであると陰ながらに思っていました。


 


SONGSは好きな番組ですが、よく考えてみると出演した歌い手さんは皆、バックバンドを前提とした方達ばかりでした。山本潤子には特に必要有りません、敢えて必要とするならギター1本で充分なのです。バックバンドの演奏がうるさくて耳障りでまるでJPOPSのドンシャリ音作りのCDみたいでした。


NHKには山本潤子を理解するディレクターはいないのだろうか?いても諸事情で出来ないのだろうか、もしそうなら結果的にはいないのと同意語となってしまう。


 


難しいものですね。



温暖化で暖冬にはならないの?

今年の冬は寒い!


下の画像は先日の夜に1日2回目の除雪が終わった所です。何故か雪かき中は猛吹雪で終わると示し合わせた様に止むのは何故?


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今日は日中もかなり寒い、未だ陽が高いのに既に-8℃。明け方には-15~-20℃になるのは確実そうだ!、もう日中でもマイナスの日が2週間連続で、体が固まってきそうです。


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今冬は全国的に冷え込んでいますので北から南まで、皆さんそれぞれの肌感覚で寒さに耐えている事と思いまが、こちらは困る事があります。こんな寒さですと塗装が困ります。塗料の工事環境としては+5℃以上なのです。外が-10℃として室内を20℃(まともな時間で乾燥が進む温度)に保つには30度も温度を上げる必要があります。夏で外が40℃の異常気温としても室内25℃とするには温度差は15度ですからその厳しさが分かろうと言う物です。暖房で二酸化炭素出すやら省エネに反するやらで困った、困った。


温暖化で夏の暑さを訴える学者さん達はこの冬の寒さには無口なのです、どうなっているんでしょう?。物理の法則から言って夏暑けりゃその分冬も寒くて差し引き零となってつじつまが合うなんて事があるのでしょうか。