2016年11月24日木曜日

ねむの木学園からのお知らせ

東京の六本木に国立新美術館が出来た頃の話。

こけら落としのイベントが続いて「モネ展」 が開催される。

大好きな画家で家にも大判のポスターを数枚飾っている。


学生の頃には週末には遊びに行っていた六本木も

今では縁遠い地となっていて、新開発された街も、

最早、場違いな気がして落ち着かない。



国立新美術館の開館時間には未だ時間があるので、

暇つぶしに、六本木ヒルズ内にある美術館に行ったら

ねむの木学園の子供達の絵画展を開催していた。


ねむの木と言う「樹」も趣があり、植えていた事も有る程に好きな樹ですし、

宮城まり子さんが未だ役者をしていた頃も知っていて、ねむの木学園を自力で開園して

国に先んじて福祉を実践されている事も知っていたので、

迷わず入場しました。


初めて見るある種のハンディーを持った子供達の絵画。

妥協や労力を惜しむと言う世界を知らない子供達の絵には打ちのめさせられた!

感性はハンディーなど関係無いらしい...
 
著名な画家の原画を見る機会を作っては鑑賞して感動しているのではありますが、

この絵画展の作品はまるで違う種類の感動に訴えて来ます。


このショックが冷めやらず、これからプロの大人の絵を見る気になれずに、

長野から出かけて行ったのに、モネ展を見ずに帰りました。 

その時から、年末近くになると「ねむの木学園」から「宮城まり子」さん

自筆の案内状が届いて近況報告と、子供達の描いたカレンダーの案内が来ます。

掲載の絵は来年に群馬県太田市に出来た美術館での絵画展の案内です。


宮城まり子さんは来年で90歳ですのであと何回、自筆の案内状を読めるか心配です。

http://www.nemunoki.or.jp/












 

2016年11月16日水曜日

タモリ倶楽部でマイ電柱

泊まりに来ていた友人がたまたま見つけたタモリ倶楽部。

オーディオの関連でマイ電柱ってやっているけれど知っている??。

知っているよ、我が家もマイ電柱だからと言う話になった。


きっと出て来るだろうなと思ってTV見ていたら、やはり出て来た。

出水電器の島本さん。

初めて知ったのが田中伊佐資さん関連の連載記事だったか?

オーディオジコマン本の最初の項の記事が出水電器さんによるマイ電柱話です。
www.amazon.co.jp/dp/4860203631


TVではマイ電柱の効果をかなり危ないマニアックな説明をしていました。

その費用が約200万円で、オーディ機器では安い物と軽く言い放します。

タモリも珍しく驚いた様に試聴していました。

その感想はこんなクリアーな音は初めてと、

汚れた自分の耳には不似合いだとか...


ウッドウイルでは工房用に三相の動力電源を曳いているので、

嫌でもマイ電柱が建ちました。

後はオーディオ専用回路を確保して家まで曳き込み、

試聴室まで内部配線してもらいます。

配電盤設置に200V-100V変換工事も当方側でやりました。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/shotyshitu-1.html



工事費用は地域や手続きその他で千差万別なのでは?

出水電器さんは一応専業なので全て有料なのでしょうが、

私は家と工房と、知人とお客さんへの紹介などでよく知る工事会社にお願いしたので、

曳き込み工事と配電盤の機材費だけで済みました。

仕事で必要な工事で申請したので、マイ電柱も、柱上トランスも費用は電力会社持ちです。


上記URLにウッドウイルのHP、試聴室の電源周りを紹介しています。

気になる音質向上なのですが、ウッドウイルでは電源周りに拘っていて、

出川式電源にマイ電柱など耳から聞こえるスピーカーの音の

元々のエネルギー源は電柱から来る電気なのですから、

ノイズの少ない、他の影響(電圧変動)の少ない電気で悪くなる筈が有りません。

不味い水道水に浄水器を付けて飲むか、綺麗な水源の水を飲むかの違い??

音は静かで広がりも奥行きも有り、ステージを目前に表す目標に近づいた音が出ています。


試聴室の来られた方はご存じですが、

コンセントやプラグの電極の素材の違いや表面処理の違いを明記しています。

その違いが分かるのでは無く、どれが良いか、嫌いか、までハッキリ分かります。

以前は良し悪しでは無く、何となく違いは分かるなと言うレベルでした。



一つ心配が、

TVで紹介までされるとマイ電柱は大丈夫か??

趣味に合わせてられないと、電力会社が許可を出さなくなるのでは??




2016年11月8日火曜日

例のボヤキ...家電等がやたらと壊れている

例のボヤキ...家電等がやたらと壊れている。

何時もの?ボヤキシリーズです。

家の物が短期間に壊れて行きます、
そして、壊れるのは物だけでは無い様な。

1.家の壁、屋根の塗り替え
  これは徐々に劣化して来るので止むを得ませんが、
  これがきっかけで、次々に。

2.玄関のコンクリ床が剥げた。
  真冬と真夏の温度差(約50度)が大きく影するのだろうが、
  それにしても惨めな状態で、手抜き工事と思います。
  門から玄関迄の導入路はレンガが埋まっていてお気に入り。
  剥がれたのは畳1枚程なので自分でDIYしよう。
  見積もると下記の有機ELテレビが買える程になります。

  一番大変なのが剥がれたコンクリの床を取り除く事です。
  10Kgは有る様な鉄の棒(震災時にガレキを持ち上げる様な物)が
  有るのでそれで少ししずつ剥がして、移動させます。
  案の定ですが、中はすかすかでした。
  今日発生した博多駅前の道路陥没みたい(大げさですが)。
  レベル出しに使った木の杭迄埋まっていた。
  
  家の周りの砂利をかき集めて鳴らしてジャンプして地固め?
  砂を蒔いて正確にレベル出し。
  工房は自作でしたので基礎工事は知っています。
  後は半端になる箇所に合わせてレンガを切ります。
  電動グラインダーなども本職での治具制作に良く使うので、
  道具、工具は全て揃っています。
  レンガを綺麗に並べ、花壇にお気に入りの花を植えた時の様に
  最後の水やり、疲れを忘れて、うーん綺麗だ!
  素人がこの程度で出来る作業をどうやって手抜きするんだろう。
  ウッドウイルでは手抜きなんか怖くて出来ませんから。

  独立してからは庭の雑草ぼうぼうでも見て見ないふり。
  玄関もそうでしたらから一安心。
  自分の意思で休みは自由なのに、
  会社員時代の様な休みは無くなりました。


3.妻が絶対の信頼を持っているジムニー。
  10万キロ走ったら「オイル下がり」が始まってとうとう、もうもうと煙が!
  朝エンジンをかけるとマフラーから白煙が出て、走り出すと止まる。
  原因は主に下記らしい
   a.ピストンシリンダーのオイル止め用のヘッドガスケットが摩耗、
   b.ターボが摩耗
   c.何種類かの連結管の漏れ
  何時も点検をお願いしている地域で一番大きなメンテナンス工場、
  地元人気 タレントがCMもしています。
  a,b,cの何処が悪いか限定出来ませんと担当者、
  一ずつ交換して、治った時点で完成、
  悪くない所を交換してもお金は請求しますと。
  何度聞いても、何処が悪いのかの特定はしないのです。
  止む無く自分で調べてa.を交換してと頼むがb.c.はどうするの?と。
  呆れて遠くのジムニー専門店で見てもらうと納得の説明が得られた。
  結局エンジン交換(汗!)、念の為、発注前に地元業者に聞いたら
  5割も高い見積り。
  細かな修理は嫌、責任回避、そして高額修理費、こんなもんですかね。

4.床暖房設備故障
  信州の高原では暖房は必須、真冬に壊れたら凍死します。
  電源不要で単独で燃える灯油ストーブは非常用に確保しています。
   屋根で暖めた不凍液が外壁から漏れ出している!!!。
  土曜日の午後、慌てて業者に電話するも休日で出ない、
  HPを見たら当日に社内でイベント開催とか、
  ダメ元でメールしたら新規客と思ってか電話をくれた。

  その女性は20年来のベテランで、いつも電話対応する人だった。
  装置の取り使いは空で受け答え出来て、構造も殆ど記憶している、
  故障の時の対応も的確に単独で即答です。
  今回も、修理に行くまでこれこれの処置をして待っていて下さいと。
  修理に来たやはりベテランの担当者が言うには、
  大学と自宅との間にあるのでアルバイトで来ていたが、
  就職難で教育者になれずにそのまま居着いたとか。
  今ではユーザーの声を一番知る社員となり、
  商品開発メンバーになっているのだと。
  うーん人生は分からん。

5.プラズマテレビが壊れた
  見ていたらプツーンと真っ暗に。
  前に見ていたのは松下のブラウン管式最後のハイビジョンテレビ。
  今のは日立の最後のプラズマテレビ。
  次に交換するのは有機ELだろうと予想していたのだが、
  大型の有機ELは国内メーカー撤退。
  好きでは無い国のLG社が作っているのは知っていたがきっとバカ台高いのだろうと。

  液晶はまるで見る気がしなかったが、4Kになってからはかなり良くなった。
  スマホの5インチフルセグ画面と自作音声出力端子を設けてAVアンプで
  何とか見た6日の真田丸には泣けた(50インチが5インチですから)。
  価格.COMにも有機ELが無い事を確認して止むを得ずに量販店で
  液晶テレビを見定めるか...

  水面や金属の光る様子はかなり良くなって綺麗。
  出も肌は誇張されて色が浮いている...
  最上位機は暗闇も結構暗い(今迄の映画の暗闇シーンは夕方シーンでした)。
  最上位機は高くてパス、周りを探すと見慣れない機種が。
  韓国製LG社、有機ELテレビ55インチが有りました。
  それも購入可能な価格帯で。
  暗い部分は電源が入っていない状態です。
  当たり前ですね、ブラウン管もプラズマも有機ELも自己発光ですから、
  信号が無ければ光りません。

  液晶は自身では光らないのでバックライトが必要です。
  この原理の差が見た目に明らかに出ます。
  ネットを改めて探したら、ユーザーの評価では民生用テレビでは最高の画質と
  皆さん書き込んでいました。
  危ない危ない、最近では実店舗に行く事は殆ど無く、ネット買いばかりでしたから。
  それに量販店の力なのか、諸々サービス付きの総合価格では最安とと言う
  事実にも少し驚きました。
  テレビ売り場責任者が言っていました、買われるのは全員がプラズマからの
  買い換えだそうです。

  書き忘れる所でしたが、メーカーの修理担当者の持ち物は工具鞄とスマホだけ。
  重たいのでお手伝いするつもりで見ていましたら、スマホの指示通り動くだけで、
  中を見ようともしません。メイン基板交換で5万円ですと。
  部品在庫期限が切れているから今後の修理は不可との事。
  私の予想では電源回路加熱防止回路の不良ではと思いましたが、
  そんな事を話しても理解出来る様な担当者では有りませんでした。
  昔は修理技術者、次はチェンジニアと呼ばれた部品交換者、
  今はスマホのアプリを操作出来れば良いのだと見せつけられました。
  担当者を揶揄するのでは有りません、メーカーとその関連会社の
  時代に合わせたシステムなのだろうと思います。

   同じプラズマテレビをお持ちの方が居ましたらこの数日間なら、
  送料だけでお分けしますよ、部品用として如何ですか?
  日立 P50-XR02 取説リモコン付き/紫煙、ペット、子供無しで綺麗。
   小澤征爾のサイトウ記念 チャイコフスキーの弦楽セレナーデが録画されています。
  うーん残念。

  皆さんもこんな経験ありませんか?
  何故か有る短期間に家電等が続けて壊れる何て。


2016年10月24日月曜日

納品した作品「フォステクスW-300AⅡ3Way」のお客様からの報告

お客様に納品したスピーカーのその後の報告を頂きましたので掲載させていただきます。

この作品はHPのトップページにも掲載しています。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Contents.htm

http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/FOSTEX-W300A2-30cm3Way-Berchi-Encro.html


















全てのユニットはフォステクス社、30cm3Wayシステムです。
HPにも詳しく掲載していますが、ポイントは基本をしっかり押さえた、
バーチ合板バスレフ型エンクロージャー(未塗装で納品)に、
中域がコンプレッションドライバー+ホーンでは無く、
12cmフルレンジを用いた事に有ります。

マルチアンプ駆動で鳴らされています。
デジタルチャンネルデバイダー使用でセッティングは自在です。
良くも悪くも自在ですので、お客様仕様ピッタリに合わせるのは、
選択肢が多いだけに苦労は絶えません。

ユニットのエージングも終わり、その選択がある程度まとまって来た!
そんな事で連絡をいただいた次第です。

以下はお客様からの報告そのままです。
皆さんのお役に立てばウッドウイルルもお客様も大変嬉しく思います。





柴田様

大変ご無沙汰しております。
さて、少し時間が空いてしまいましたが、3Wayバスレフの近況につき、下記
の通り報告申し上げます。

1、都合500~600時間(推定)稼働させ、最近は特に変化も無く、エージ
ングはほぼ完了したと考えております。
今思うと、柴田さんが以前おっしゃった通り、この間かなり変化したと思います。
その都度、チャンデバのセッティングを変更して対応していましたが、確かに、
エージングが終わらないと、本来のセッティングは出来ませんね。
特に、約300時間を境に、ウーファーが大きく変化したように思います。
現在は、下記のセッティングに落ち着いています。

*C/O=200Hz&2750Hz
*低音レベル=▲2dB(ウーファー効率=93dB)
*中音レベル=±0dB(スコーカー効率=89dB)
*高音レベル=+2dB(ツイーター効率=90dB)

2、バスレフポートも、当初は、ソースによって全閉にしたり、半開にしたり・
・・と試行錯誤していましたが、現在は、ソースに拠らず、素のままで丁度良い
感じです。

3、結果として、本機の最大のテーマであります「歯切れの良い低音&重低音の
獲得」に成功し、併せて「快活な中音」と「キレのある高音」も達成できており、
ソースを選ばないオールマイティーな、期待通りのSPに仕上がりました。

4、パワーアンプは、現在はKRELLの3chアンプ(KAV-250a/3)
×2台に変えており、引き続き、インプレッションに継続性の問題が有りますが、
涼しくなってきましたので、最初の300B×12本仕様に戻し、変化を見てみ
る積りです。
当初はパワーアンプの特性云々を考えましたが、SPのエージングが未完了だっ
た事より正しく評価出来てないと思われ、改めてチェックしたいと思います。

5、いずれにせよ、上記の通り、満足の行くSPとなり、週に数日は稼働させて
至福の時間を過ごさせて頂いています。
ありがとうございました。



2016年10月18日火曜日

田中伊佐資さんアナログプレーヤー関連書籍発売

田中伊佐資さんの四冊目の書籍が10/19に発売になります。
 オーディオ
   そして
     レコード
 ずるずるベッタリ、
   その物欲記

毎回面白いタイトルですね。
ウッドウイルも少しだけ登場しますので良かったら読んでみて下さい。
www.amazon.co.jp/dp/4276962587























 この本は主にアナログプレーヤーの機材についての氏や多彩な方達の
思い入れを取り上げた本ですので興味深いです。

音の入力機器としては他にチューナー、CDプレーヤー、ハイレゾ配信、等々
有りますが、それらはデジタルや信号処理だけの機械ですから、
その機材、構造には愛着と言う感情が少ない様に思います。

比べてアナログプレーヤーは回転する、アームが溝を追従し、
ピックアップはいかにも音溝を拾っているのが目に見えて、
嫌でも構造を理解出来て納得してしまいます。
その愛着やこだわりを面白く書いた本です。



以前にもこのブログに掲載しましたが、
ウッドウイルでもアナログプレーヤーを制作中です。
スピーカー製作工房が何故???。

又の機会に詳しく書きますが、
アナログプレーヤーを上手く使い切れなかった苦い経験があります。
その40年以上前のトラウマを克服しました。
ですので今は、アナログプレーヤーに正しく向かい合う事が出来ます。
丁度、アナログレコードでの試聴の機会も増えましたので、
納得する機材をオリジナルで製作しようと言う事にしました。

正確にはアッセンブリー化すると言うのが正解かも。
アップルのスマホみたいな物で、開発も部品も自社では造らないですが、
アッセンブリー化、システム化する事でオリジナリティーの高い製品を造る。
そんなイメージです。

一番 苦労させられた回転精度の確保とトラブル時の確認と保守性が実現出来ました。
モーターとプラッターの回転を独立して正確に監視する。
モーター振動をプラッターやアームに伝えない。
プラッターやアームは推奨機器でもユーザーがお持ちの機器でも使えて、
自由に工事無しで交換、追加して使えるフレキシブルなシステム。
年内目標で完成予定です。





























2016年10月10日月曜日

遅れた秋の飾り...その他

やっと終わらせた週末、仕事疲れで久々の休日。

例年、玄関を飾る栗の実、少し遅れて赤味が出て来ていたが散歩がてら拾って来て飾った。















その帰り道、Model Aokiのオーナさんが車で通りかかり声をかけて下さった。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/wing-13cmDublewoofer2Way.html

最近、HPもブログも更新がありませんね...
反省して慌てて書いている次第です。

更新をサボっては いますが、頭の中では常に草稿を練ってはいます。


書きたい中の一番は、38cmクラスの大型スピーカーシステムの
低中域(約150Hz~2KHz)を担うユニットに何を使うかと言う事です。

私も含めて2インチクラスのコンプレッションドライバーと大型ウッドホーンの組合せが
唯一の方法と信じて今迄来ました。

ドライバーやホーンに何を使うか、駆動は旧来のLCネットワークは除外して、
デジタルチャンデバを、それも多様で悩みます。

そんな中で知った情報に戸惑いと驚きが。
おそらくは国内オーディオファンの中では豊富な経験と知見を持って先頭を走り、
そろぞれ面識の無い方達が同じ様な考え方で取り組んでいる方法。

厳選されたドーム型ユニットや平面ユニットを用いてコンプレッションドライバーに
置き換えだした事です。

繰り返しますが、取り組まれているのはそうそうたるオーディオファイルの方達、
国内外のハイエンド機などを幾多も経験されているのですから傾注に値します。

その機材の選び方、設定、等々は困難を極める物と想像します。
ホーンによる音響変換による他に無い音色の魅力に対し、
それらはダイレクトラジエター方式による直接放射です。

大型ホーン製作に情熱を燃やしている私では有りますが、
Jazz Machine に平面ユニット搭載で試してみる事にします。
















 過去に数種類の平面ユニットを聞く機会が有りましたが、
その全てが1曲全部を聞くに堪えない物ばかりでしたが、
世の中には素晴らしい物が有るのですね、驚きました。


今日は体育の日。
NHK TVで東京五輪の2020年、貴方の目標はと?
考えてみました、「受注残をゼロに」ですね。



2016年8月6日土曜日

法人様エンクロージャーのチューニング

法人様エンクロージャーのチューニング。


ここで言うチューニングとは内容積やバスレフポートのfob(共振周波数)などの
ユニット性能によりある程度決まってしまう仕様の事では有りません。


よく言われるエンクロージャーを鳴かせる、鳴きを押さえると言った
観念的、官能的な感覚に依存する内容です。


以前に専門家(スピーカーシステムの開発設計者)から言われた事が有ります。
ウッドウイルさんはエンクロージャーの鳴き(響き)を随分と押さえ込むのですねと。
ジャズやポップス系の明快、歯切れの良い音では鳴きを抑え気味に、
クラッシックやアコースティック系なら音色を考慮した響かせ方などなど、
私なりに注文主様の志向に合う様にスピーカーシステムをチューニングしているだけで、
作品により、鳴きが多かったり少なかったりと多種多様なので、
断定的に言われた事にかなり違和感を覚えた事が有りました。
専門でもエンクロージャーの事はよく知らないのだなと。


志向が明確で拘りの強い方とは、「立ち会いチューニング」などを行い、
一日かけてチューニングを行います。
その様な経験をこの十数年繰り返して来ました。


そのノウハウを知ってか知らずか、
法人様や研究施設様から、開発用や研究用の用途でご依頼が有ります。


先程、「観念的、官能的な感覚に依存する」と書きましたが、
個人用途とは別の用途で使われる機材装置に個人的趣向が含まれてはなりません。

開発、用途が明確で、主に比較試聴でチューニングが行われる事から、
カットアンドトライ的なチューニングにも明確な目的の項目が存在します。
a.と言う項目を満たすチューニングを行い、その得点を与えます。
b.と言う項目での得点は?それによるa項目の変化の傾向は?。
c.と言う項目での得点は?それによるa.b項目の変化の傾向は?。
d.と言う.....
e.延々と続きます.....

延々と続いている間、私はウッドウイル試聴室で控えながら聞いています。
要求される項目を満さない時には解決の為のチューニング手法を
アドバイスし、その場で瞬時に実施します。


集中して試聴するには体力が要ります。
自己満足するだけで聞いているの時とは違い、
問題解決と言う工事を伴いながらのチューニングを行うので集中します。


以前にレコーディングエンジニアの為の「My Speaker」を作らせていただいた時、
検収に半日の間、大音量で聞かされ続けた時の疲労は、
八ヶ岳の赤岳日帰り登山以上かと思いました。
次の日は半日仕事が出来なかった...


延々と書きました。
お話ししたかった事は、
これ程にエンクロージャーのチューニングで
大きく音質が変わると言う事を専門家は承知で対応をしている事。
この種の受注で、今迄のエンクロージャー製作のノウハウが
有効であって、具体策に於いて活かす事が出来ていると言う事でした。


ブログは勿論の事、
HPの更新はまるで無し、
上記の種類はHPには書けません。
心身共に忙し過ぎる事も有りますが、
更新、もう少し待っていて下さい。





2016年6月18日土曜日

軽井沢大賀ホール 五嶋みどり リサイタル




久々に五嶋みどりさんのリサイタルを聞いて来ました。

場所は同じ長野県の軽井沢にある大賀ホールです。
 ソニーの名誉会長である大賀典雄氏が自費を投じた事で有名。
600名程収容、全て木製の五角形の独特な形状をしています。

ホール周辺には公園や大きな池、樹木が並び、
新緑の今はそれはそれは素晴らしい環境です。
話を聞いた五嶋みどりさんは堪能する為に駅から歩いて来られたとの事です。


演奏前に30分間程のトーク時間を設けていて、
過去現在、今後の活動内容などを話して居られました。






今回のリサイタルは1時間です。
一般的には2時間程(休憩時間20分、アンコール曲など含めて)が多いのですが、
高齢化で二時間の鑑賞に堪えられない観客、
短い曲から始まり、後半にメインの曲と言うのが常の構成も
独自の考えで練られた選曲など、世界のトップを走る五嶋みどりさんの事ですから、
きっと今後のコンサートの在り方に影響を与えるのでは?
と考えてしまいました。


何度もここで書いて来ましたが、
ヴァイオリンの音色のリファレンスは五嶋みどりさんです。
もう二十年以上聞き続けています。
頭にこびりつく程に聞いていますが、
聞く毎に新たな発見が見つかります。
今回もそうでした。

偶然にも今月初めには庄司沙矢香さんのリサイタルも聴いて来ました。
何か音楽へのとり組む姿勢が五嶋みどりさんと通じる様な気がして、
大好きな演奏家です。
今回は不遜にも、彼女の音色に近づける事は出来るのでは?
臨場感やホールトーンなどの演奏会の雰囲気は別として。

変わって本日の五嶋みどりさん。
アンコールに良く使われる様な短くて特徴的なメロディーを持つ曲を、
敢えてプログラムの中に入れています。
良く聞き知っている曲です。
ですが、五嶋みどりさんが演奏するとまるで別物の様な表情を魅せます。
 繊細で
 軽やかで
 柔らかく
 表情豊かに
 ダイナミックで
 ドラマチックに
 綺麗で
 激しく
 美しく
 この様に感じる感覚の恐らく最高峰のものがここに有るのでは

 こんな音色をどうやって再現するの
 絶望的
 振動板に質量が有ったらもう駄目
 でも楽器には質量が有るな
 工夫すれば??

こんな事を感じながら聴いて来ました。
この刺激が必要です。
創作意欲が湧いて来るのです。


2016年6月7日火曜日

音楽を聴く時に目を閉じる、開ける??

音楽を聴く時に目を閉じる、開ける??

中々興味深い課題で日々考えています。


現在、歯医者に健診で通っています。
治療中は何時も目を開けます、医師や看護師と目が合うのを避けながら。
目を閉じると、ドリルなどの振動や音が意識を占有するのが嫌、と言うより怖い。



先日聞いて来たお気に入りの庄司沙矢香さんのヴァイオリン.リサイタル。
綺麗なメロディラインの曲は安心して目を閉じます。
意識の全てを音に集中する為です。

今回は初演という曲演奏がありました。
作曲者も紹介されていました。
曲は現代クラッシックで良く聞く調子の極めて ストイックでシリアスで、
ただならぬ様子から目を開けて全てを見届けてしまいました。






















話は変わって。
ウッドウイルで製作するエンクロージャーは無垢材から作り始める事が多い為か、
製作には大変な労力が要ります、きつい肉体労働そのもですす。
その為の疲労や怪我がつきもので悩ましい。
正しい体使いが必要と考え古武道を勉強したりもします。
この数年は「アレクサンダー.テクニーク」の指導を受けています。
舞台俳優に音楽家にアスリートなども受講しているそうです。

その受講中に体感覚や意識などに集中する為に目を閉じてしまうのですが、
日常の生活では目を閉じる事は無い筈と、
目を開けて受講して下さいと指導されました。



目を閉じる、開ける、皆様は如何でしょうか?
私などは音楽を集中して聞くのが日常の生活になっているので、
目を閉じる事が多いのです。

ほ乳類などの動物の成長過程を見ると、
心臓が生まれ、脊椎が伸び、次には脳と眼球が育ちます。
耳は何処? と思います。
脳の処理能力に占める視力の割合がいかに多いかが分かる様な。

処理能力の貧弱な者が聴力に集中するには
目を閉じて視力をoffさせ、
脳のマルチタスク負荷を減少させ、
聴力に集中させる。
こんな事が脳内で起きているのでしょうかね。

要は如何に音を集中して聞くか、感じるかです。
何かの機会に調べて見たい物です。



2016年5月21日土曜日

LPレコード再生 その-2

LPレコード再生 その-1(2016/2/18)の続篇です。

現在は試聴に使う糸ドライブターンテーブルシステムを制作中ですが、

LPレコード再生システムに欠かせないフォノアンプの製作も同時に進めています。


ゼロから自作する暇は無いので安くて構造が単純で改造等が容易な機種を選択、
MC型対応、ディスクリート回路構成、半導体式フォノアンプ、オペアンプを使用しない
機種を選んで当工房の試聴環境に合う様に改造します。

 最終的には信号経路の部品を全てオーディオグレードに交換。
AC電源駆動を使わずにバッテリー駆動とする。
鉛バッテリーは効果薄く、エネルギー密度の高いリチウム電池を用いて、
電力を殆ど使わない回路ではありますが、電源の内部抵抗低下が音質面で有利で有る事を、
試聴結果から確認して採用しています。

下記写真の左上がフォノアンプ本体、右上がリチウム電池搭載電源回路です。
 


























 これらの改造でかなり音質向上しました。
それでも中級機クラスの半導体フォノアンプの範囲内か?
LP盤の良さである柔らかさ、重厚さ、しっとり感に満足出来ていません。

次の対策として、この改造フォノアンプの次段に真空管式のバッファーアンプを追加します。
やはりシンプルな構造の市販品を選び、信号経路の部品を全てを真空管アンプで
評価の高いオーディオグレード部品に交換。
搭載されているローコスト品をウエスタンの真空管に交換します。
一桁高価ですが、元には戻れない良さがあります。
 動作点も若干変更してベストなポイントを選びます。
そのバッファーアンプが写真の右下です。

ここ迄進んだ所で改造は一旦、小休止します。
60年代に聞いていたジャズの名盤LPとそのマスター音源からCD化されたものを
同期させて再生して、瞬時に切り替えて比較試聴します。















うーん中々良いです。
と言うよりLPの方が格段に優れています。
ピーターソンのガール.トークなどはライブ感や暑さが伝わって来ます。
先ずは合格点に達したのかな?。

画像の左下は、同じく基本回路に忠実そうなMC型対応の半導体式フォノアンプです。
こちらはディスクリート回路構成では無くてオペアンプ構成です。
最新、最高峰のオペアンプの音を確認しようとの目的です。
このアンプのオリジナル状態で、上記の改造フォノアンプにそんなに負けていないのが
実は悔しい所なのですが、また時間をみて色々改良して、
現状を上回るフォノアンプに仕上げたいと思っています。

それに、MC型に対応するのにヘッドアンプ式かトランス式か!
その比較もせねばと楽しみは1杯残っています。
下記は一応整ったアナログプレーヤー(直ぐに糸ドライブに変わります)、
CDプレーヤーと出川式に改造したサトリアンプなどです。


















2016年5月19日木曜日

どうあっても win10 をインストールさせるつもり

前回書いたwin10がいきなりインストールされた!

その理由が分かりました。


win7、8を使っているPCには煩雑にwin10へ乗り換えを!と

小窓が開いて呼びかけます。


邪魔だからと無視して「×」 印で小窓を閉じていると、

恐ろしい計画が練られている事に気が付きません。


相手は知らぬ間に、そうやって「×」印で閉じる輩に対応策を練っていたのです。

小窓を読まずに黙っていると、win10へのインストールスケジュールが決められていくのです。


私はその計画に気づかず、計画されたその期日にインストールが始まるその瞬間を

目撃してしまったのです。


この話を聞いた知人が、周りの数人のPCがいきなりインストールが始まった!!

と言う事を教えてくれました。


きっと日本中、世界中の方達がこの恐ろしい計画の犠牲になっているのだろうと想像します。

最近はPCに限らず、この手の手法が蔓延していますが、これで良いのでしょうか??


追)
  .前回 はwin10の快適さは未体験と書きましたが、
   今のところの実感ではシャットダウンがとても早く、3~5秒程で完了する事です。
  .Edgeの使い方は未だ分からない、従来の延長での操作では駄目、
   真面目にマニュアル見ないと使えそうも有りません。


追)2016/5/25付けのYAHOOトップニュースから
  パソコン基本ソフト(OS)ウィンドウズのアップグレードを利用者に促すポップアップ・ボックスの
  仕様について、マイクロソフトを批判する声が上がっている。ウィンドウズ10への更新を推奨する
  ポップアップ右上の赤い「x」をクリックすると、ボックスが閉じるのではなく、更新手続きが始まる
  からだ。

  赤い「x」をクリックするとポップアップは閉じるのが、これまで通常だった。それだけに、
  ウィンドウズ利用者の間に混乱が広まっている。

  マイクロソフトによると、アップグレード開始時間を知らせるポップアップが開くので、
  そこでアップデートをキャンセルできる。

  ポップアップ・ボックスの仕様が変わったのは、このアップグレードが「推奨」に分類されており、
  今では多くの利用者がセキュリティー対策として「推奨」更新を受け入れるようパソコンを
  設定しているからだだ。
  つまり、ポップアップを不要扱いしても更新を不要扱いしたことにはならない。
  ウエブサイト「PCワールド」の編集者、ブラッド・チャコスさんは「汚いトリック」だと批判する。

  「こういう汚いトリックは、長年のウィンドウズ・ユーザーを怒らせるだけだ。
  おなじみで大好きなOSを使い続けるだけの理由がある人たちなのだから」と
  チャコスさんは書いた。




2016年5月13日金曜日

いつものボヤキ Win8 ~ win10へ

検索サイトの記事をクリックしたら何故かwin10のインストールが始まってしまった。

win10にする必要を感じていなかったので、煩雑な催促は無視していたのに...

どうやら記事へクリックした瞬間に同じ位置にwin10への催促ウインドウが

起動してしまったのが悲劇の始まりです。



インストール中は触るな見たいな警告が出るので...恐ろしくて中断も継続も出来ないのだが、

先方は勝手にインストールを始めている...



お頼みましますから無事何事も無く、今迄の仕事が出来ます様にと願いながら見つめるだけ。

何度かのリセットが勝手に行われて着々と進んで30分経過、
 
未だ未だ時間 がかかりそうなので、工房へ。



戻って来て見たら見慣れぬトップ画面が、ドアから後光が射している様な絵です。

恐る恐る先ずはメールソフトのOutolookを起動するも、

今迄のアカウントは何処にも見当たりません 。

大変まずい事になっています(冷や汗!)



次にエクスポーラーを起動してネットにつながるか?

何とエクスポーラーが有りません(愕然)、

ノートPCを動かして調べるとwin10には「Microsoft Edge」なるブラウザに取って代わったみたい。

その「Microsoft Edge」を起動するもエラーで動きません。

やはり最悪の結果の何も仕事出来ない win8 ~ win10 へのバージョンアップ完了です(大汗!)。



 自慢じゃ無いですが、win10の事は何も知りません、知ろうとも思いませんでしたので。

でもどうやら、win10のインストールには成功したのかしら。

 エクスポーラー覗くとデーターファイルは有ります。

でも起動用HDDの「C」以外のHDDの記号は全部変わっています。



さてどうしましょう??、今迄のIE11をプログラムファイルから探し出して起動、

設定は真っ新で入れ直しするもブックマークは使えて、ネットにつながりちょっと安心 。

その時に再起動したら、何故かwin8の昔のトップ画面が出て来て、

見慣れたアプリでメールも動いた(ほっと一息)。

裏ではwin10が動いているらしい??。



しかし、強制起動の IE11 は動画再生出来ず。

エラー表示に従うも 「Microsoft Edge」が動かないと全ての操作が止まってしまう仕組み。


 「Microsoft Edge」を動かそうとノートPCでヘルプ検索して各種試すが駄目!

 今のPC環境は勝手に自動更新など行っているので、正規のブラウザが動かないと

殆どの操作で行き止まってしまいます。

PCトラブルは何時もこうやって、望まぬ泥沼に入ってしまうのです。



受信したお客さんのメールにリンクした資料が見られない、

IE11を正規で再インストールするも、最新バージョンがインストールされております...

と慇懃丁寧に断られてしまいす 。



強制起動  IE11  で何とか画像を見られる様にと、

他のブラウザでエラー表示の出ているAdobe Flash playerだかを再ダウンロードするなど、

色々試すも全て駄目!

ノートPCでこのボヤキで検索すると、何とご同輩がいました。

IE11の設定をリセットすると治ったと在るでは有りませんか!

早速実行すると回復、動画再生出来ました。



試すと「Microsoft Edge」も起動しました。

受信メールのリンク先にもつながりました。

良く分かりませんがwin10が動く様になったみたいです。



私は必要に迫られてHPを自己製作して運用、ついでにブログをくっつけてと、

(でもフェースブックとかは仕事関連の情報漏れが怖くて未着手)

PCは8ビットマイコン(大学時代)からPC9801のBASICの時代(就職初期の頃)と、

止むを得ずに使ってはいますが、オーディオの様に好きでやっているのでは無くて...



PCでトラブルと何故か、皆さん同じ精神病に罹患する様です、それも数年置きに。

特効薬は自分で問題を解決するか、友人知人に助けを求めて解決するか、

良い薬は未だ開発されていない様なのです。



今回は約2日間で抜け出せました。

皆さん、win10へのアップグレードは充分に暇で精神状態の良好な時に行ってみて下さい。

念の為、win10の快適さは未だ何にも実感していません。



2016年5月6日金曜日

上社 御柱祭 里曳き終了

 
長野県諏訪地域に1200年も続く祭り「式年造営御柱大祭」。

私達の地区「本宮四の御柱」の里曳きが終了して、平成28年の御柱祭は終了しました。

山の中腹から大木を曳いて急坂を落とす木落し、川を渡す川越しが4/2~4の「山出し」。
里まで曳いて来た大木を諏訪大社境内に建てる里曳き5/3~5の「里曳き」。

合計6日間にわたるお祭りです。
かぞえで7年毎に開催するお祭り、地域総出の祭りですので毎年開催は不可能。
太平洋戦争の最中にも中断しなかった祭り。
単なる祭りを超える地域の暮らし、文化 、人とのつながり、あらゆるものが、
この祭りを通して今のこの地域を支えて来て、未来に引き継がれて行くのでしょう。



 

















 里曳きは山出しとは一変、平和なお祭りで開始します。
 




















 御柱祭のあらゆる行事は神事です。
諏訪大社上社から御柱お迎えのお船が出かけて行く所です。
 

















御柱街道には多くの見世物や出し物が揃ってまつり参加者を楽しませてくれます。
ハイ、危ない場面ばかりではありません。

















快晴、お天道様、若者、何処へゆくのか飛行機雲。




私がこの地域に越して来て20数年、御柱祭参加4度、祭りの実行委員に参加させていただき、
役をいただいての参加が3度目になります。
今回は写真撮影の経験から祭りを記録する係として参加しました。
おかげでまつり中心部の出入りが許されると言う信じられない役となりました。


御柱祭は見るだけの祭りでは有りません、地域総出の参加型の祭りです。
「上社」だけで8本ある御柱に各々数千人の氏子が綱を曳かなければ大木は動きません。
柱につながれた綱から先端まで200~300メートルもあります。
先の綱に居ると柱がまるで見えない、どんな動きをしているのか分からない程です。


今回は1日は雨と強風で体力を消耗しましたが、
後は気持ち良く晴れて快適でした。
祭り最後の挨拶では次の7年後まで「生きていろよ!」でした。

2016年4月26日火曜日

珍しく未塗装未完成品エンクロージャーの紹介






















中域のバックキャビティーと補強中仕切り板 。
バッフルが厚いです。























 組立中の様子、大きく重いので一度には接着出来ません。























未塗装で完成、穴加工等の現物合わせで用いたユニットを取り付けてみます。
ユニットからの音は聞いていませんが、エンクロージャーの補強や吸音材等のチューニング、
その他は設計、シュミレーションに加えて他の感覚でも確認出来ます。



ホームページには少し書きましたが、下記ユニットを搭載するこのシステムは、
周回遅れでは無く、先頭を行くシステムになると考えられます。
デジタルチャンデバ、マルチアンプ方式、各種プロセッサー等々を駆使すれば可能となります。
フォステクス社 W-300AⅡ 30cmウーファー/FX120A 12cmフルレンジ/FT28D ドームツイーター。


スピーカーシステムを構築していく 段階でエンクロージャーの力不足による、
性能を発揮出来ないとは良く聞くお話です。
他の機材に比べて投資する予算が低いのが残念。
但し、ご自身でシステム構築される方や自作系の方のお話しです。
計億単位の装置、、ユニットに一千万円超え、でもエンクロに数百万円は出さない!
(とんでもない要求に、とんでもない仕様で答えての事)
と言われた方も居られました。


ウッドウイルの完成品を求められる方の価値判断は違う様です。
エンクロージャーにより音の質が5割は変化すると認識されている様です。

このエンクロージャー、基本的な性能は全て満たしています。
ハイエンドスピーカーと呼ばれる製品より余程贅沢な仕様で製作しています。
システム完成後の依頼者様のお話しを聞くのがとても楽しみです。




2016年4月18日月曜日

17歳時の機材と今後のアナログプレーヤー

















当時17歳前後の私のオーディオ機材(約45年前なので汗!)
家電店での修理アルバイトで全て自力で購入製作したお宝。
何度も修理、オーバーホールして全部現役で働きます。

.TEAC TN-80C 磁気浮上ベルトドライブターンテーブル
.GRACE G-545 トーンアーム
.audio-technica ATVM35 VM型カートリッジ その他2個

.LUX CL-35   真空管式プリアンプ
.LUX KMQ-60 真空管式パワーアンプ(キット) 

.ONKYO FR-12A 12cmフルレンジ
.ONKYO FR-16A 16cmフルレンジ
.ONKYO FR-20A 20cmフルレンジ
.エンクロージャーは自作















 現在のウッドウイル試聴用アナログプレーヤー

.VICTOR TT-81 ダイレクトドライブターンテーブル(表示青色LEDに改造)
.GRACE G-545 ダブルトーンアーム
.DENON DL-103 MC型カートリッジ
.audio-technica AT150E VM型カートリッジ その他数個
.MC/MM 対応のフォノアンプは現在制作中
 














現在製作準備中の糸ドライブ式レコードプレーヤー

.産業用サーボモーター + 制御アンプ 回転数可視化
.特注プーリー + ケブラー糸
.プラッターは既存ターンテーブルを応用 回転数可視化
 例:マイクロBLシリーズなど
.トーンアームは任意の既存品を利用
.全ての要素部品は単体で独立し組合せ自由とする



ウッドウイルではアナログ盤利用の試聴が増えて来ています。
現在のアナログプレーヤーには情熱を注いでいない後ろめたさがあり、
お客様にも見透かされるている様で恥ずかしい。
そこで懸案を解決し、最高機能/最高音質/最高の自由度備え/余り高価で無い。
そんなアナログプレーヤーを製作します(アッセンブルします)。

主流のダイレクトドライブ方式は?
.ダイレクトドライブはやはり振動が音に影響を与えている。
.名器と言われた機材も特に電子回路が故障しており、部品取りに数台揃えていても
 そろそろ回復出来なくなってきている。

ベルトドライブ方式は?
.駆動回路=可変速機能の無いシンクロナスモーターでは正確な回転数を維持出来ない。
.ダイレクトドライブと同じで電子回路故障で回復困難になって来ている。
.オリジナルのベルトの入手が不可か大変難しい。
.ベルトの種類で回転数も維持出来ない。
.上記TEAC TN-80C も同様でベルト交換と共に回転数調整の為にプーリーも交換していて、
 維持するのに神経を使います。
.総じて機能の不安がつきまとう。




ウッドウイルの考える糸ドライブ方式は?
.何を先祖返りみたいなと思い浮かべるでしょうが!

.ほぼ全ての一体式アナログプレーヤーの設計上の悩みは駆動モーターの振動を
 如何にプラッターとトーンアームに伝えない事!に尽きるのでは?

.上記ラフ図の様に頑強なボード上に置いた各々単体の駆動モーター/プラッター/トーンアームは
 独立して防振構造を持たせるので、この時点で前述の振動問題から解放されます。

.ベルト式でも振動を伝えるので糸ドライブは究極の無振動回転伝達 手段でしょう。

.産業用の駆動モーターと駆動回路は正確無比で安定し、回転数もトルクも自由に選択可能。
 部品交換、要素の機種交換も将来にわたり安定供給が可能。
 産業用途が寿命が来たから、機種変更されたからと言って使用不能になる事は許されません。

.ベルトの伸びや劣化の心配から解放される。

.糸は代替え品豊富で安価、伸びても機能上何ら問題無く使用出来る構造。

.モーター回転数可変範囲が広く回転数を監視出来、低速駆動が可能で振動も少ない。

.プラッターは既存の所有する物を用いる、中古を入手して用いる、新製品を用いる等任意です。

.MICROのBLシリーズで充分、RXシリーズなら最高峰が可能。他の重量級プラッターも利用可能。

.駆動モーターや駆動回路故障で使用不能でもプラッターは使えるので有効利用します。

.プラッターに正確で安定 したデジタル式回転計を装備して駆動系の監視や調整が容易とします。

.トーンアームも既存の所有する物が使えます(アームレストが一体のもが有利)。
 高価ですが最近の新製品も勿論使えます。

.頑強なボード上に必要な質量を持たせたアーム支柱支持構造物を任意の場所に置くだけの
 設置ですので、ショートタイプでもロングタイプでも自由、同理由でシングル、ダブル、
 トリプルアームも自由です。




上記45年前の機材で悩まされ続けているのはアナログプレーヤーでした。
高校を卒業する間際にテクニクスの世界初のダイレクトドライブターンテーブル「SP-10」が発売。
高価で買えませんでしたが、廉価機種を買って悩みから解放されました。
でもそれは音質からの解放では無くてトラブルからの解放でした。
今やっとその当時の気持ちのリベンジ、機材のリベンジを行おうとしている訳です。
きっかけはアナログレコードの人気ですね、感謝感謝です。


2016年4月5日火曜日

御柱祭り 続篇

御柱祭り前半の「山出し」3日間が終了。

次回は諏訪大社上社で5月3,4,5の3日間です。

体力使い切って昨日夜の書き込みは不可で、翌日の掲載です。

TVなどで目にする機会も多いと思いますので、

この回は係員など内部でしか見られない様子をご覧下さい。















木落坂の直前、雨の中を氏子達が御柱を曳いて来ました。




















木落坂真上から眼下を見下ろします。
遠くの桟敷席は観光客用、真下は氏子以外は立ち入れません。
木落最中に通過する中央線特急あずさは減速して乗客サービスをします。
 体力と度胸の有る者以外は右側の階段で安全に下ります。



















3日目にして御柱が木落坂上に顔を見せ始めました。

最大の見せ場(最も危険な場面)が始まります。


 















木落を終えて山出し終着点の直前に待ち構える川越です。

雪解け水で御柱を清めます。
寒さに負けず若者代表がふんどし姿で、
綱の先端を泳いで対岸に渡します。
事故も多く、左側には警察レスキュー隊が待機します。



















圧倒的な数の氏子に曳かれ、守られて御柱本体が
今や川に飛び込む瞬間。


簡単な案内でしたがこれが我が地区の「本宮四の御柱」です。
諏訪大社上社では全部で八本の御柱が有り、
地区々の習わし流儀で安全に行われた様です。


来週は諏訪大社下社の八本の御柱の曳航が三日間開始されます。
会社も学校も休み、地域総参加の「式年造営御柱大祭」。
ごく普通のお父さんが言いました、
御柱祭、「魂が震える」と。

 http://www.onbashira.jp/



2016年4月3日日曜日

信州諏訪地域 御柱祭り始まる

7年に一度の1200年続く土着のお祭り。

地域の氏子総掛かりで取り組む御柱祭り。

奥山の大木、氏子の手により里まで曳いて神となる。

全国の諏訪大社の総本山がこの地区に四社有り、

御柱を立て替える単純明快で地域総掛かりの大祭。































画像は全長18mの大木を直角90度の道路を通り過ぎる所。

道路や歩道は人で埋まり、TV局のカメラは屋根の上から撮ります。

道路壁に人が押しつけられ押すな押すなの大騒ぎの真っ最中です・

前回はこの画像の中で役をこなしていました。

1本の柱に3000人の氏子がつながります。

その柱が8本で、数万人が参加する祭り。

見る祭りでは無くて参加する祭り、

明日は最大の見せ場が有ります。




2016年3月26日土曜日

書き込み思いっきりサボっています。

1ヶ月半も書き込み無し。

HPの方は2ヶ月半も...

記録的なサボりですね。
 
仕事に集中し過ぎたり、難儀したり、雑用に振り回されたりがまとまって...


可笑しな物で、下手な書き込みするより、黙っていた方が

過去の記事を読み返してくれているのか、来訪者の数が増えています。

分からない物です。


最後の書き込み内容の「レコードプレーヤー」について。

フォノアンプやヘッドアンプの改造改良を重ねてほぼ終了。

世界的にも最高峰の半導体素子を見つけて搭載、

回路的には100万円台製品と同等クラスでさて音質は?


レコードプレーヤーも過去のトラウマから脱却して、

高音質、高安定度、組換え自由、などのシステム構想が終了。

ベルトドライブから始まってダイレクトドライブを永く愛用。

また先祖返りでベルトドライブ忘れる為にしばし付き合って、

終点は糸ドライブとなります。

回転振動を針に伝えない、回転は安定して監視機能付き、

アームは無振動、独立自立で自由に移動可能。

1本でも2本でも3本でも、ショートでもロングでも、

こんなシステム欲しかった。

試聴用途だけではもったいないので販売も視野に製作準備しています。



これら発表や記事をお待ち頂くのとは別に、例のぼやき風なお話し。

皆さんは大河ドラマ「真田丸」を観ていますか?

現在の展開では主役みたいになっている(草刈正雄(63才)真田昌幸役。

本来の主人公である堺雅人(真田信繁(通称・幸村)の父です。

この草刈正雄を初めて見たのは...


私が高校生時代の頃の田舎の会館でのオーディオフェスでの事。

ゲストで出て来て唄ったりなにやらステージで動き回っている見知らぬ奴!。

イケメンで高身長で絶対に女子には受けるタイプですから我らには総スカン!

それでも地道に○○周り をしていたらしい。

その後に資生堂の男性化粧品の専属モデルでTVで見てあの時の!...

でもその後は鳴かず飛ばずで...40年...


それがNHKの「美の壺」に亡くなった谷啓の跡継ぎで出演。

未だいたのと思いましたが、癖は有るがまあまあの出来で観ていたら、

そしたらいきなり大河ドラマの主役級、それも大評判で面白い!

毎週演技を観ながら考えますね。

継続は力なり、重い言葉ですね、心底感心します。


今日は北海道新幹線開通です。

高卒後の就職試験に旭川から函館、

連絡船に乗り、青森から上野までの長旅でやっと東京へ。

帰省も逆コースでほぼ丸一日の移動です。

飛行機も有りましたが未だ高価で利用は困難。

津軽海峡冬景色の一場面、

「北へ帰る人の群れは誰も無口で、海鳴りだけを聞いている」


寝台特急で熟睡出来ずに早朝に乗り換えて連絡船に乗り換えます。

年末の帰省では寒さも加わり、はしゃいでいる人なんか居やしません。

詩的に唄えばこんな風かなと、同乗した家族も今は少なくなり...

そうだ!新幹線で田舎に帰ろう!

こんな贅沢を実現しましよう。


2016年2月18日木曜日

LPレコード再生 その-1

つい先日のニュース、国内LPレコード用の針(カートリッジ用)製作がフル稼働でも

生産が間に合わないとの事(製造部門の要員は6人)。

新譜ではCD発売にLP盤もと言う形からLP盤だけと言う物も出始めています。

単なるレトロ趣向を超えて高音質再生の一つの手段として認められつつ有ります。

ウッドウイル開業当初はレコードプレーヤーを備えていませんでした。
少しずつ、少しずつですが、試聴に来られるお客様からLPでお願いしますとの声。

最近、試聴に来られたお客様の約3割程はLPで聞きたいとの希望。

そんな事で10年程前からレコードプレーヤーを備えています。
でも何となく力が入らずに適当な装置で間に合わせていました。














ターンテーブル: VICTOR TT-81 ダイレクトドライブ
トーンアーム:  GRACE G-565/G-840 ダブルアーム
カートリッジ:   SHURE V-15Ⅱ/audeio-technica AT15E
フォノアンプ:   手持ちの70~80年代の中堅プリメインを数台代用使用
この様な機材でカートリッジはMM型だけと言う物です。
全体を撮影した写真も撮っていなかった(汗!)。


ここ最近、その中堅プリメインが全部寿命を全うしました。
TT-81も不調で2台の予備機を含む3台の部品で何とか回復させました。
地元に別荘として住まわれる知人はアナログ派、。
田中伊佐資さんはかなり前から入れ込んでいてラジオ局でLPジャズ流すパーソナリティーです。
これを機会に反省して真面目に取り組もうと心を入れ替えて試行錯誤の開始です。
今回のお話しが「その-1」と 言う事になります。

先ずはフォノアンプを何とかしないと。
スピーカーを購入されたお客様から機材一式を頼まれる事はたまに有りますので、
フォノアンプもMCカートリッジ用のヘッドアンプも心当たりは有るのですが、
自作から入ったオーディオマニアの拘りとしては当たり外れの無い評価を受ける
機材をそのまま購入では面白くないのです。
それに感覚的にはコスト対音質に納得がいかない。
安くは無いスピーカー製作の私が言うのも何ですが...

一つの例えとして。
今はどうか知りませんが、私の現役のメーカー技術者だった頃の話ですが、
どれ程高い製品や機材でも重量対コストでは「金」(金属の純金の事です)を超える物は無い!
例外として唯一の近い例は最新鋭の戦闘機であると。

米国の最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」250億円/機体重量約14.000Kg
金価格約4,900円(直近1ヶ月平均) /g  (1Kgでは490万円です)
250億円 ÷ 14,000,000g≒1,790円
F22は1g当たり1,790円となります。(武器その他は含まず)

比較の例に出して申し訳ありませんが有名どころで、
.オルトフォン MC型 カートリッジ ウインドフィールド ¥486,000円で13g : 1gで37,385円
.トーンアーム SME シリーズ5 ¥982,800円で400g(予想): 1gで2,457円
.フォノアンプ パス  XP-25 ¥1,512,000円で5Kg(予想): 1gで302円
.ターンテーブル オラクル社のDelphi ¥1,850,000円で18kg : 1gで103円

カートリッジは100万の機種も有るので、私の常識ではF22の30倍近い価格は
理解を超え、製品では無く宝石の類に感じてしまいます。
何処で聞いてもハイエンドクラスのオーディオ機材の価格は異常に高騰との話を聞きます。
アンプのガレージメーカーの営業担当者は30万円の価格では気に止められないので、
150万円で売っていると言っていました...
ウッドウイルの100万円のスピーカーは40Kg近く有るので1gでは2.5円 ...
何とかしようかな??。

そんな訳でゼロから自作する暇は無いので安くて構造が単純で改造等が容易な機種を入手。
MC型に対応するにはヘッドアンプが良いか、昇圧トランスが良いかも評価するので、
ヘッドアンプ搭載を前提とします。実は経験した昇圧型の殆どが低域に不満が有ったのです。
以上、試聴しながら気になる所を改造すると言う手法で機材調達を進めます。

















上記画像がMC型対応の半導体式フォノアンプ、オリジナル状態の内部です。
オペアンプを使用せずにディスクリート回路構成の機種を選び内部把握も改造も容易です。
試聴すると何もかも足り無い様な印象でしたので全体の見直しから。
取り敢えずは安価な機種なりのコンデンサー類を全てオーディオグレード専用品に交換します。
この部品代だけでオリジナル器の50%程のコストが必要となりました。


次回は部品交換後の試聴とその後の対策を...

2016年2月17日水曜日

メグ・ジャズ・オーディオ愛好会《vol.69》出川式電源特集!!

メグ・ジャズ・オーディオ愛好会《vol.69》出川式電源特集!!

東京の吉祥寺に知る人ぞ知る 「ジャズ喫茶メグ」があります。
 メグのオーナーさんは寺島レコード(録音の良いジャズ盤で人気)を主宰されている方。
 http://www.meg-jazz.com/index22.html
http://www.meg-jazz.com/top.


何時もはライブ演奏で週末にはCDやLPの試聴会などを行っています。

アバンギャルドを中心とした蒼々たる機材が揃っています。


そのメグで出川さんによる出川電源のデモと試聴会が開かれます。
http://www.meg-jazz.com/1602.html


試聴用スピーカーはウッドウイル製の「出川電源試聴用スピーカー」です。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round


2月27日(土)19時~ (直ぐ満席だそうですので早めが良いそうです)
私も参加しようと思っています。
首都圏近くの方は如何でしょうか。

 ジャズ喫茶メグ
武蔵野市吉祥寺本町1-31-3
TEL:0422-21-1421

2016年1月14日木曜日

日曜朝9時~10時 NHK Eテレ 日曜美術館

何事も無く平和な日曜日の朝を迎える事が出来れば

朝食後のお茶タイムに日曜美術館「略して日美」を観るのが習慣となっています。

国内外のあらゆるジャンルの芸術美術を紹介してくれる超優良番組。

番組最後には「アートシーン」と言って、開催中の展覧会情報を。

ここで知った作家も数知れずです。


芸術美術の観点からは申し分無しの番組。

もう一つは映像の美しさです。

受けの良い見栄えを強調した画ではありませんから安心です。



最終製品となったパナのブラウン管方式ハイビジョンTV37インチで見続け、

地デジ対応で止む無く、これもほぼ最終製品となった日立プラズマ方式50インチで現在に至り、

4K放送が日美で放送される頃には国産有機EL大画面が観られるかとの予想は外れ、

故障しそうな気配のプラズマの後はどうしようかと不安です。


音については多少は拘りを持っているのは自他共に認めていただけると思いますが、

映像については余り話した事が有りませんでした。

趣味の登山の目的は人工物から離れてしばし時間を過ごし、

時期と場所が合えば可憐な高山植物をポジで撮影してプロジェクターで鑑賞して楽しむ。


その習慣が長かった為にいつの間にか映像についても一定基準が出来上がってしまいました。

35mmフィルム換算での解像度では8Kでほぼ対等かとの比較がありますので、

自宅で日美をベストで観られるのは未だ々先か。

明暗のレンジや発色に多肉植物の葉の厚さを感じられる映像を35mmで普通に見ていた悲しさ、

国内三管式プロジェクターの技術者であるお客様は35mmポジで観てたら我慢出来ませんねと

笑っておられました。


音にも映にも、自然のままの情報を再現して欲しい。

便利さの犠牲に慣れて、あるがままの姿を思い出せなくなる。

感性を大事にしたいものです。






2016年1月7日木曜日

100%桜無垢材の楕円ウッドホーンの試聴

















山桜100%無垢材楕円ホーンをJazz Machineに搭載した様子。
ホーンにコンプレッションドライバーを取り付けると重くて一人では持てません。
スピーカースタンドでは支え切れないので机の上に置くと言う凄い状態です。

 








 ホーンにコンプレッションドライバーを取り付けた様子。
上には受注作品に搭載するF社純マグネシウムドームツイーターと
リボン型スーパーツイーター を載せています。
コンプレッションドライバーはマニア垂涎で今では入手難の
SONY SUP-T11で、これも受注作品に搭載するのでお預かりした物です。
偶然が重なりもの凄い組合せとなっています。
 


これはコンプレッションドライバー SONY SUP-T11と純正ホーンとの組合せ。
ツイーターとスパーツイーターは垂直に積み上げています。
PA用の三脚式スピーカースタンド(耐荷重50Kg)に載せています。
























スピーカースタンドの天板にコンプレッションドライバーを跨ぐスペーサー、ツイーター台
などを製作して載せています。
一度きりの臨時試聴でも代替えの効かない稀少ユニットですので準備も手が抜けません。



いきなりセットの様子を見ていただきましたが、
目的は100%桜無垢材の楕円ウッドホーンとSONY SUP-T11+純正ホーンとの比較試聴です。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Speaker-ord.htm


ホーン屋さんで無ければ出来ない贅沢な企画(聞くのは私と妻だけ)です。
上記の様な大がかりな設置が要るので簡単に切り替えて比較 試聴とはなりません。
音の記憶を頼りにするのと、マイクで拾った音源で比較試聴を行う事とします。

ホーンのカットオフの高いSUP-T11+純正ホーンに合わせる形で、
受け持ち帯域は440Hz~9.3KHz(24dB/oct)を持たせます。
設置がスタンドと机の違い以外、その他の条件は同じです。

比較試聴用の音源は下記クラウドサービスで用意。
これだけのハイクラスの比較ですので、
くれぐれもPC用スピーカーなどで聞いて差が分からないなどと悲しい事を言わないで、
面倒でもメインの再生システムで聞いてみて下さい。
http://yahoo.jp/box/JEHxpk
山桜楕円ウッドホーン..... : ウッドホーン....
 SUP-T11+純正ホーン.... : オリジナルホーン黒....


試聴した感想。
今迄SUP-T11の音色の素晴らしさを堪能していたのは純正ホーンからの音でした。
山桜楕円ウッドホーンの音を聞いてしまうと素晴らしい音に加えてとても自然に聞けます。
純正ホーンには癖が有ったのか!!と気が付いてしまいます。

山桜楕円ウッドホーンの設計はSUP-T11の低域限界を余裕で再生する能力も備わっています。
SUP-T11はスタジオモニター用の最高峰。
ホーンの発注者はJBL375(往時の民生用の最高峰)を用います。
 勿論、375の能力を最大限に発揮出来るのは言う迄も有りません。

贅沢な比較試聴をさせていただきました。


2016年1月2日土曜日

17回目の新年おめでとうございます。

2016年 新年明けましておめでとうございます。

本年でウッドウイルの活動は17年目に入る事が出来ます。


2000年4月からの開業以来、皆様におめでとうと言わせて頂くのも17回目となります。

皆様のおかげです。ありがとうございます。



未だ珍しかったビスケットジョイント加工した正確無比な数千円のMDFキットを

注文製作する...それがウッドウイルのスタートでした。

怖くて手を抜く事も出来ずに夢中で正確に製作しました。


そのキットはプラモデル並みかそれ以上に誰でも正確に組み立てられました。

それまでの材料加工だけ依頼して製作していた自作エンクロージャーでは、

苦労して位置合わせをして接着し、乾燥後に見るとズレて固まっていた!

そんな自作オーディオの方達の悩みが消える作品で喜ばれました。


リピートのお客様が今度は図面通りに完成品を製作して!


塗装もして...ユニット渡すから設計は任せる...こんなの作れる...

 噂を聞いた方からもお話しが!

国内ユニットメーカー様から指定を頂いたり。

その様にして提案型のご注文を頂く様になるのに5年はかかったでしょうか?


当時はキット製作ですから月に数十台は製作。


現在は年に数台の製作で、内容は大きく変わって来ていますが、良否は分かりません。

お客様もウッドウイルも音質機能を追求する作品が自然と多くなりましたので、

製作期間も費用も多くかかるのがその理由です。

ウッドウイル作品にはグレードを付けていて、

そのグレードも1~6迄に至り ました。

普及クラスからハイエンドにクラス迄を取り扱う事が出来る様になりました。

http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/enkuro-menu.html

 

簡単な作品の製作依頼が少なくなった事を懸念しています。

この範囲の作品に今後、意識を強めようと思っています。

今迄の経験や新しい手法なども取り入れて高音質でお手頃価格をです。


こんな事を考えながら今年も活動したいと考えております。

今年もよろしくお願い致します。