2016年2月18日木曜日

LPレコード再生 その-1

つい先日のニュース、国内LPレコード用の針(カートリッジ用)製作がフル稼働でも

生産が間に合わないとの事(製造部門の要員は6人)。

新譜ではCD発売にLP盤もと言う形からLP盤だけと言う物も出始めています。

単なるレトロ趣向を超えて高音質再生の一つの手段として認められつつ有ります。

ウッドウイル開業当初はレコードプレーヤーを備えていませんでした。
少しずつ、少しずつですが、試聴に来られるお客様からLPでお願いしますとの声。

最近、試聴に来られたお客様の約3割程はLPで聞きたいとの希望。

そんな事で10年程前からレコードプレーヤーを備えています。
でも何となく力が入らずに適当な装置で間に合わせていました。














ターンテーブル: VICTOR TT-81 ダイレクトドライブ
トーンアーム:  GRACE G-565/G-840 ダブルアーム
カートリッジ:   SHURE V-15Ⅱ/audeio-technica AT15E
フォノアンプ:   手持ちの70~80年代の中堅プリメインを数台代用使用
この様な機材でカートリッジはMM型だけと言う物です。
全体を撮影した写真も撮っていなかった(汗!)。


ここ最近、その中堅プリメインが全部寿命を全うしました。
TT-81も不調で2台の予備機を含む3台の部品で何とか回復させました。
地元に別荘として住まわれる知人はアナログ派、。
田中伊佐資さんはかなり前から入れ込んでいてラジオ局でLPジャズ流すパーソナリティーです。
これを機会に反省して真面目に取り組もうと心を入れ替えて試行錯誤の開始です。
今回のお話しが「その-1」と 言う事になります。

先ずはフォノアンプを何とかしないと。
スピーカーを購入されたお客様から機材一式を頼まれる事はたまに有りますので、
フォノアンプもMCカートリッジ用のヘッドアンプも心当たりは有るのですが、
自作から入ったオーディオマニアの拘りとしては当たり外れの無い評価を受ける
機材をそのまま購入では面白くないのです。
それに感覚的にはコスト対音質に納得がいかない。
安くは無いスピーカー製作の私が言うのも何ですが...

一つの例えとして。
今はどうか知りませんが、私の現役のメーカー技術者だった頃の話ですが、
どれ程高い製品や機材でも重量対コストでは「金」(金属の純金の事です)を超える物は無い!
例外として唯一の近い例は最新鋭の戦闘機であると。

米国の最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」250億円/機体重量約14.000Kg
金価格約4,900円(直近1ヶ月平均) /g  (1Kgでは490万円です)
250億円 ÷ 14,000,000g≒1,790円
F22は1g当たり1,790円となります。(武器その他は含まず)

比較の例に出して申し訳ありませんが有名どころで、
.オルトフォン MC型 カートリッジ ウインドフィールド ¥486,000円で13g : 1gで37,385円
.トーンアーム SME シリーズ5 ¥982,800円で400g(予想): 1gで2,457円
.フォノアンプ パス  XP-25 ¥1,512,000円で5Kg(予想): 1gで302円
.ターンテーブル オラクル社のDelphi ¥1,850,000円で18kg : 1gで103円

カートリッジは100万の機種も有るので、私の常識ではF22の30倍近い価格は
理解を超え、製品では無く宝石の類に感じてしまいます。
何処で聞いてもハイエンドクラスのオーディオ機材の価格は異常に高騰との話を聞きます。
アンプのガレージメーカーの営業担当者は30万円の価格では気に止められないので、
150万円で売っていると言っていました...
ウッドウイルの100万円のスピーカーは40Kg近く有るので1gでは2.5円 ...
何とかしようかな??。

そんな訳でゼロから自作する暇は無いので安くて構造が単純で改造等が容易な機種を入手。
MC型に対応するにはヘッドアンプが良いか、昇圧トランスが良いかも評価するので、
ヘッドアンプ搭載を前提とします。実は経験した昇圧型の殆どが低域に不満が有ったのです。
以上、試聴しながら気になる所を改造すると言う手法で機材調達を進めます。

















上記画像がMC型対応の半導体式フォノアンプ、オリジナル状態の内部です。
オペアンプを使用せずにディスクリート回路構成の機種を選び内部把握も改造も容易です。
試聴すると何もかも足り無い様な印象でしたので全体の見直しから。
取り敢えずは安価な機種なりのコンデンサー類を全てオーディオグレード専用品に交換します。
この部品代だけでオリジナル器の50%程のコストが必要となりました。


次回は部品交換後の試聴とその後の対策を...

2016年2月17日水曜日

メグ・ジャズ・オーディオ愛好会《vol.69》出川式電源特集!!

メグ・ジャズ・オーディオ愛好会《vol.69》出川式電源特集!!

東京の吉祥寺に知る人ぞ知る 「ジャズ喫茶メグ」があります。
 メグのオーナーさんは寺島レコード(録音の良いジャズ盤で人気)を主宰されている方。
 http://www.meg-jazz.com/index22.html
http://www.meg-jazz.com/top.


何時もはライブ演奏で週末にはCDやLPの試聴会などを行っています。

アバンギャルドを中心とした蒼々たる機材が揃っています。


そのメグで出川さんによる出川電源のデモと試聴会が開かれます。
http://www.meg-jazz.com/1602.html


試聴用スピーカーはウッドウイル製の「出川電源試聴用スピーカー」です。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/DEGAWA-DEMO-MGES-Full-Round


2月27日(土)19時~ (直ぐ満席だそうですので早めが良いそうです)
私も参加しようと思っています。
首都圏近くの方は如何でしょうか。

 ジャズ喫茶メグ
武蔵野市吉祥寺本町1-31-3
TEL:0422-21-1421