2018年3月27日火曜日

フェイスブックで知った新しいスピーカーユニット

 周回遅れでのフェイスブック(FB)参加。
先週1週間で友達が約200人。
半分がお願いして半分がお願いされてでした。
今迄の作品で外観的にインパクトの有る写真を掲載したのが理由か?

殆どがオーディオをアクティブに発信する方達の友達で、
FBの中には趣味を同じにするグループが存在して、
知らぬ間に幾つかのオーディオ関連のグループに招待されていました。

そのグループ同士が情報を交換すると連絡が入って来ます。
その中でインパクトの有った情報をご紹介します。

私の個人的嗜好で製作途中のJazz Machineですが、
特徴の一つは平面バッフルで低音を再生する。
もう一つは昔からの憧れであるJBL プロユニットを使う。

平面バッフルは譲れません。
望むスケールから大型になり、低域に負けない大型中域ホーンドライバーも必須。
JBLは?実は悩んでいます。
最低域はカットしても平面バッフルによる振動板の空振りによる高負荷に
往年のJBL低音ユニット達は苦戦しているからです。

欧州製のユニットに交換か?と考えていましたら!!
下記写真(黒いの)をグループからの情報で知りました。
おお!何と美しい無骨さで、バッフルも無い程の平面バッフルシステム。
ミュンヘンで開催されるハイエンドオーディオショーに参考出品とか。
ですから、きっと実用度無視のプロトモデルです。
下の白い方の写真が実用となるモデルでしょう。





























何故にこんなに美しく小型のバッフルで可能となるのか??。
調べると、この低音ユニットは、未知のユニットメーカーのもの。
密閉用/バスレフ用/そして平面バッフル用仕様のユニットを揃えているのです。

JBLのプロ用ユニットにフロントショートホーン仕様などは有りましたが、
平面バッフル仕様のものは有りません。
私の知る限り平面バッフル仕様のユニットは世界に有りませんでした。

FB始めたその週にこんな嬉しい情報で大収穫です。
始めて良かった。

ですからJazz Machineは仕様の再検討。
やり直しです。
嬉しい。

平面バッフルシステムはバックロードホーン(BH)の様に
強烈な個性を持ったシステムです。
最低でも正面面積はBHの数倍は有ろうかという、
日本の室内事情には不向きなシステム。

上記写真の他にも世界には未だ未だ個性的で魅力的な
平面バッフルのシステムをFBで発見しています。


いつもご覧下さっている皆さんへ。
今迄お願いした事は一度も有りませんでしたが、
もし、興味を持たれたらブログ記事最下部の
リアクションにチェックを入れてみて下さい。
ホームページの大幅変更進行中ですが、
反応乏しければ反省を込めてブログ中止をと考えています。


2018年3月25日日曜日

ピョンチャン冬季五輪女子500mスピードスケート金メダリスト小平奈緒の凱旋パレード
































彼女は私の住む町、長野県茅野市出身です。
今日は暖かな好天の中、町中心部を凱旋、歓迎パレードが行われ、
街頭応援して来ました。

八ヶ岳や蓼科の山麓に位置する町ですので殆どが傾斜地、
普段は歩く人や自転車などが殆どいないのですが、
今日ばかりは人で溢れていました。

雪は少ないですが気温が低いので校庭のグランドはアイスリンクになります。
冬の子供達の外での運動はスケートですので、
才能に恵まれやる気の有る子にはチャンスが有ります。

こちらに越してからでも茅野市からは五輪スケート選手が3人も輩出しています。
凄い事ですね、感動をありがとうです。


2018年3月20日火曜日

フェイスブック始めました

大変遅まきながらフェイスブック(以下FB)を始めました。

FBで製作されているホームページを見る必要に迫られての事です。

スマホのLINEなどもそうなのですが、

上手に利用しないと電話帳の相手先が全て自動的に「お友達 」になったり

もっと大事なのが画像等のノウハウ凝縮物の流出などが心配され、

ついつい動きを止めてしまっていました。

もう一つ、ウッドウイルのお客様で利用されている方は殆ど居ないのでは??

などとも考えていました。


始めて見て思った事は、海外も国内も垣根は無いと言う事。

国内の音楽ファン、オーディオファンは世界レベルで有る事。

しかし、ある程度の規模の法人レベルでのメーカーは有っても
ガレージメーカー(ウッドウイルなど) などの小規模の
オリジナルデザインのメーカーが極めて少ない事です。

ウッドウイルが活動開始した2000年にはエンクロージャーのノウハウを国内で

得る事は不可能でしたので、止む無く海外から入手しました。

この事情は今も同じですが、FBで海外を探すと目がくらむ程です。


書き手が下手で内容も今一なのは分かってはいますが、
このウッドウイルのブログで書いた記事には
コメントはおろかリアクションも皆無なのは、
闇夜に向かって叫んで居るみたいな気がしていました。

FBは違いますね。
今週始めたのに、海外の興味深いメーカーを幾つか見つけ、
代表と(従業員では無い)メール交換。
ウッドウイルの作品にも「いいね」、コメントも連発してくれます。
書いている方はとても楽しく、実入りも有ります。

そんな訳でウッドウイルもFBでしっかり情報発信しようと考え始めました。
下記は私(ウッドウイル)のFBアドレスです。
仕組みから個人的なお友達もいますが、目的はビジネスです。
FBやっている方、良かったら覗いて見て下さい。
https://www.facebook.com/kimio.shibata


2018年3月12日月曜日

菩提寺本堂の音響特性

掲題の寺での法事が有る毎に何時も思い出し感じていた事が...

都内の寺、周辺の交差点には何時も警察が検問している様な環境。


大使館や政府関連の建物が集中している様な場所。
こじんまりした古刹(こさつ、古い由緒ある寺の事)が菩提寺なのですが、
昔から住んでいただけで普通の庶民としての代々の檀家。

寺院は平成になり建て替えをしました。
現代的に基礎や基本構造は鉄筋コンクリートで、
本堂の中だけは相応の内装を施してあります。
休憩場所などは落ち着いた和風ホテルの様です。

新しくとも本格的な又は古くから残る寺院なら構造や造作に興味を
そそられますが、割り切った現代風寺院には特別な感情移入を感じません。
途中で見かけた寺院などは1,2階に飲食店、その上の5階程までがお寺と
大変合理的に出来ていました。

さて、ウッドウイルのブログらしい内容に移ります。
本堂の住職がお経を唱える場所と檀家の皆さんが居る場所の位置関係で、
住職の綺麗に通る声が割れて歪んだお経が天井から降り注ぎます。

寺院本堂の残響時間は平均して0.7~0.8秒とか?
ここは感覚的にはもう少し短そうです。
気になるのは定在波と音の吸収です。

調べてみると、消防法の関連で密集地域には木造建築は建てられない。
寺院であっても同じで嫌でも鉄筋コンクリート造りとなってしまう。
すると低音域の吸収は特別な配慮が無いと期待出来無い。
木造建築はその点は適度に音抜けして最適でした。

 不謹慎ながらお経を聞きながら本堂の間取りを計算してみました。
畳と襖が有るのでこんな時には大変便利です。
目算でかなり正確に寸法が分かりました。

建築用シミュレーターは持っていないのでエンクロージャー設計ツールで
記憶した寸法で計算してみました。
エンクロージャーなら音楽は流せない様な壮大な定在波が発生しています。
特にお経で唸って長く謳う聞かせ所の帯域が凄い。
私は何時も途中で頭が痛くなり耳鳴りがしていたので納得です。

この特徴はあちらこちらの寺院で問題になっている様です。
吸音と分散させる特別な装置が考案され、実用化されているそう。
何でも劇的に改善されて、本堂のイメージが変わる程とか。
さて、この知見を住職に伝えるべきか否か?
そんなに高価な装置とは思えず、工事も最小限か。
この音障害で泣き出す子までいる案外深刻な問題でも有ります。
知らぬ振りをして、今後20年程?我慢すべきか悩む所です。