2017年6月26日月曜日

只今、製作少しお休み中

只今は古傷治療の為に少しお休みをいただいています。

10年程前にも同じ様な事が有りまして、その時には製作がお休みの代わりに

デスクワークに専念して自分でホームページ(以下HP)を作り替えました。

今回も同じ事を考えて進めています。


つまり10年間近くHPの構造やレイアウト等は変わっていないと言う事です(大汗!)

その頃はHP製作依頼先が思う様に動いてくれずに業を煮やしていました、

その勢いを駆って自身で製作したという次第でした。


あれから10年、現在のHPの問題点を上げますと

 .プロバイダーに預ける容量が今の状態でも限界に来ている。

 .動画や音声ファイルをアップするなどのリンク機能が今利用中のプロバイダーには無い。

 .今のフレーム構造では見に来られた方が中を自由に動き回る事が難しい。

 .自覚は希薄ですが、どうも全体の雰囲気が古い!とも言われています(汗!)。

等々の問題を認識してはいましたが、製作最優先、次に新製品開発となり、
HP改造は後回しとなっていました。


これらを解決するには今迄使っていた環境を一新する必要があるらしいです(またまた大汗!)

そのシステムは専従者がいないと構築出来無い程の難易度と言われているので自作は断念。

ありがたい事にウッドウイル初期の頃のお客様がこの業界に居られます。

今迄にもアドバイスをいただいていたのですが、

今度のHP改造(殆ど新規に近くなる)では概要設計をお願いしようと進めています。



もう一つ大事な問題が有ります。

ノウハウ流失防止の為に、最近はHPへの作品情報を制限して来た事です。

お客様も不満、私も残念です、一部の不埒な同業者の為に迷惑を被っています。

今度のHPには一般客用ページと会員様用ページとに分けるつもりです。

氏名/住所/電話番号をお知らせいただき、知り得た情報を営利目的に使わない、

この事を承認していただき、会員となっていただきたいと思います。

会員には従来通りの作品情報を存分に公開したいと思います。

99.9%以上のお客様には何の不都合も無い筈の工夫と考えています。

限定販売品などの情報は会員ページ限定になると思います。



もうしばらくしましたらブログとHPにて会員を募集させていただきますので、

その時にはよろしくお願い致します。

希望者が居られましたら直ぐにでも連絡いただいてかまいません。

お待ちしています。



2017年6月6日火曜日

Jazz Machineの進化

ウッドウイルの試聴室に来られる方達から
Jazz Machineを聞かせてとの声が多くなって来た様です。

少し前までは規模が明らかに一般家庭用とはかけ離れているので、
見て見ぬ振り、話題にもならなかった様に思います。

少し前までのJazz Machineの中域はお客様から預かっていた
フラット形ユニットをつないでいました。
Jazz Machineとは性格が違い過ぎるかと思いましたが、
案外聞けるのでしばらく様子を見ていましたが、
ガツン系(暴れ牛系の音)のお客様には役不足で、
その前の中域、高域ドライバーを変え、
ホーンも変えて元の音質に戻しました。

フラットユニットを使った中域















JBL プロ用 広帯域コンプレッションドライバーと
大型ホーン

高域は同じく中高域コンプレッションドライバーと
ホーンの構成で高域を受け持たせます。













この構成の詳細は下記URLで。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JazzMachine-Chenjide-Driver-Yunit.html


JBL 2445J  コンプレッションドライバーは以前の2450Jよりも荒削りで
Jazz Machineにはこちらが良いみたいです。
新製品が常に旧型を凌ぐとは限らない様です。

 接続するホーンは相変わらずの樹脂製既存品を使いました。
(自分用に大型木製ホーンを製作する暇は未だ取れません)
以前の用途では業務用PAとして使っていた様ですが、
ホーン鳴きは盛大で、バッフルに付けていたとは 言え、
デッドニング(防振対策)を何もせずに使っていたとは信じられません。
ドライバーの音質など評価出来る以前の問題で耳が、頭が変になります。

ホーン外側 全てに防振材(自動車のドアやダッシュボードの共振止めに使う物)を張ります。
慎重に中低域側とのクロス周波数とレベル調整を行います。
何とか使える、聞けるレベルまでに落ち着きました。

2450Jと合わせて使っていた高域には2405Hを使っていましたが、
民生用の075の方が肉太の音が出ていた事も有り、
D220TIと言う1KHz~21KHz迄の中高域 コンプレッションドライバーを
3.5KHz以上を受け持たせてツイーター代わりとします。

クロス周波数は余裕ですので思いっきりドライブ出来ますので、
Jazz Machineの中低域のエネルギーに負けていたツイーターに変わって活躍してくれそうです。
骨太のガツンとしたシンバルの音に満足です。


 Jazz Machineは基本は平面バッフルです。
24mm厚のバーチ合板を三重に使うので低域ユニット3個を搭載しなくとも一人で持つのは苦痛。
 低域ユニット3個を搭載すると方チャンネルだけで軽く100Kgオーバー。
そのバッフルを安全に建てるには工夫が要ります。
試行錯誤の結果から特注の金属フレーム製で組んでいます。
移動の為に大型で重加重用のキャスターを付けます。
その構造物の上に中域と高域のホーン付きコンプレッションドライバーを載せます。
ユニットとホーンを別にしてもその構造体だけで相応の価格になるJazz Machine。
 Jazz Speakerでは無くMachine です。

試聴には5mは離れて聞き、音を体感します。

音を出さずに見ているだけで何らかの満足感が有る様な気もします。