2015年5月31日日曜日

公園でランチ

天気が良いので近くの自然公園でランチ。

この公園の主。

と勝手に思っている素晴らしい樹です。

大木の三兄弟です。

連休後半には未だ葉っぱも出ていなかった。












人も少なく

女の子が独占する芝生。

左端にはお母さんも寛いでいます。










ベニバナイチヤクソウ

暗がりで自然群生している所は

まるで「もののけ姫」に出てくる

「こだま」みたいに可愛いです。














イカリソウ

先日は青かったが

今は紫になりました。

船の碇に似てますね。









芝生に寝っ転がり

青葉を通してみる木漏れ日

こんなちょっとの時が

癒やしになります。










新緑と白樺

高原を代表する樹木

360°から小鳥のさえずりが聞こえて来ます。
















 キンポウゲ

春先は黄色の花が先を争って咲き

次には紅い花が続きます。

夏には青い花が競って、

白い花はいつも彼らを引き立てます。



高山のお花畑に咲く深山キンポウゲも仲間、

独特の香りに誘われて又逢いに行きましょう。








2015年5月28日木曜日

Jazz Machine に超弩級SONYスタジオ用プロユニットを接続して見たら
















Jazz Machineの前にSONYのコンプレッションドライバーを置きました。


















Jazz MachineのJBL2450コンプレッションドライバーとJBL2405ツイーター


















SONY SUP-T11+ホーン 2450より二回りは大きくて重い!


















SONY SUP-L11 38cmウーファー 重い!!
今回はウーファーは鳴らしていません。
エンクロージャー完成まで我慢。


お客様よりお預かりしているSONY SUP-T11+ホーンを
許可を得てJazz Machineで鳴らしてみる事にしました。

Jazz MachineはJBL2450コンプレッションドライバーなど
JBLのプロ用(主にPA用途)の最高峰のユニットを搭載したシステム。

SONY SUP-T11+SUP-L11はスタジオモニター用の最高峰を目指して
製作されたユニットです。
残念ながら製造中止となり、一部のマニアからは入手困難な垂涎の的となっています。

同じ様なユニットではTADが有りますが、性能では遙かに凌ぐらしいのですが、
贅沢な作りでコストが嵩み、ビジネス的に継続が難しくて...と聞いた事があります。

そのSONYのユニットを限られた時間ではあっても聞ける事、
そのエンクロージャーを製作させていただける事、
ありがたい事です、感謝せねば。
それから「MGES」も搭載させていただきます。


聞いた感想は?

初めから言い訳をと考える有様です。
Jazz Machineは憧れだったJBLのプロ用ユニットを使って
平面バッフルで、マルチアンプ方式で駆動する。

中低域から高域までをJBL2450コンプレッションドライバーに任せる。
実際には500Hz~10KHz迄を任せています。
その2450に負けない様な中低域を30cmで200Hz~500Hz。
 200Hz以下を38cmダブルで。

最低域は46cmバスレフのサブウーファー2台で50Hzから下を受け持たせます。
最高域は2405で10KHz~上を任せます。

以上の5Wayを合計1.5KWのパワーアンプで駆動しています。
2450用のウッドホーンは設計出来ていますが未着手。
HPの新メニュー「新しい作品」に詳細有ります。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html


同じく中低域のフロントホーンも未着手。
こんな未完成な状態での SONY SUP-T11+ホーンの登場。

癖が無いです。
優しいです。
奥行きがあります。
自然な音です。
細部を表現するも刺々しさは皆無です。
全ジャンルの音を平然と鳴らします。
中低域の平面バッフルのチューニングの荒さをさらけ出してくれます(涙!)。
可聴帯域の500Hz~10KHzと言うポジションの重要性を再認識させてくれます。

唯一、JBL2450コンプレッションドライバーが勝るのは
荒々しいアタック 音と広がりでしょうか!
開店当時から夜な夜な通った六本木ピットイン。
最前列のテーブル席で聞いた音の再現。
それが 「Jazz Machine」 なのでした。



2015年5月12日火曜日

BH + FH エンクロージャーの受注を始めます

もう10年近くになりますか、BH+FHのシステムを製作しました。

BH:バックロードホーン
FH:フロントロードホーン

ウッドウイル開設以来、BHのご依頼やお問い合わせはかなりの数にのぼりました。

私自身は平面バッフル方式と同じくらいBHを愛好していましたが、
多様な音楽を聞く、経験を増すなどしてBHの長所も短所も見えて来ました。

そんな事からBHの製作は控えていました。
それに師と仰ぐN先生とは同じ物は作らないとの決意も有りました。

そんな中での有るお客様から、BHの良さを活かしつつ、欠点を補う良い方法は無いものか??
との提案をいただき、考えて実現させたのがBH+FHというシステムでした。

設計も試作も難航、何とか作り上げました。
その試作?号機(大きくて試聴室が満杯)を先日、オークションに出品しました。

落札はウッドウイルファンの方が落として下さいましたが、
驚くのはその数、アクセス数4500/ウオッチ数150と言う結果でした。

15年のオークション歴で過去最高値(カシオGショック初代機でアクセス3000!)を
軽く超えてしまいました。
外観もかなりインパクト有りますね。

 これは試作機です、念のため。
流石にこのままの姿ではデザインのセンスを疑われます。
それでFH部分を本体に埋め込んだのが次の図面です。

これはFOSTEXのFE138ES-R用に設計した物です。
これをベースに10cm~16cm口径のユニットに対応するエンクロージャーの
受注を始めようと思います。

FHを採用するのは??

BHはユニット背面側から出る主に低域成分を音道によりホーン負荷を加え、
室内空間とホーン開口部との音響インピーダンスを揃えて音変換効率良く出すシステム。
その効果で中低域が力強く抜けが良く出て来ます。

それでは中高域は??
ダイレクトラジエーション(ユニット振動板の直接音)によって出されます。
ホーンロードの音と直接音が同居します。

中高域のホーン型で低域は直接音という逆のケースもありますが、
中低域のエネルギー量はあまりに多いのでその差が際立ちます。

BH+FHは全体域にホーンロードを加えて音質、音色の統一性を確保する。
冒頭のお客様の提案の通りにBHの良さにFHが貢献する訳です。

私がオーディオを始めた頃から既にBHファンは多くいらっしゃいました。
今回のオークションの結果で改めてその人気ぶりを再確認させていただきました。

HPの新しいメニュー「新しい作品」に近々具体的な事を掲載させていただきます。




ダブルアーム用ターンテーブル

使っていたダブルアーム用のターンテーブルをオークションに出しています。

試聴室に来られる方はダブルアームについて馴染みが無かった方が多かったので

少しだけ触れてみたいと思います。











この画像はターンテーブル用のケースでアームが右側と奥側に取り外し式の
アームボードに取り付ける物です。
 http://audio-heritage.jp/VICTOR/etc/cl-p2d.html

いたずらしたのでアームボードの穴が多くなり、
使い勝手が悪いので新規に製作、取り付けて出品しています。

通常のPHONO入力端子のプリアンプ/プリメインアンプは端子が1個なので
ダブルだと切り替える毎に抜き差しして切り替える??
面倒だな....

ダブルアームを使う人とは?
 .カートリッジの質量に合わせて軽量型、重量型のアームを備える。
 .カートリッジを複数使い分けて曲により、気分により使い分ける、
  その都度カートリッジの取り外しは面倒だから。
 .レコードの演奏中に切り替えてカートリッジの音の差を聞き分ける。
 .同じカートリッジを同時に使って特にMC型などでは負荷抵抗を替えて聞き分ける。
 .         〃           再生カーブ(周波数特性)をRIAA型、マランツ型...で
 .シングルアーム型でターンテーブルを複数台という手も有ります。


こんなマニアックになりますと普通のプリアンプでは手に負えないので、
少し工夫が要ります。








ラフな手書きで恐縮ですが、図の様にPHONO端子が2個、
実は3個のトリプルアームも珍しく有りません。

その次にMCカートリッジの負荷抵抗をベストな値に変化させる。
PHONOアンプのゲイン(増幅度)を可変にするのでMM型もMC型も使える。
そしてレコードの録音時の特性を逆カーブして元の特性に戻す再生カーブを選ぶ。
主な物で10種類ぐらいは有りましょうか?RIAAカーブは一番有名です。

この回路をL/R分を一組、二組、三組をプリアンプに組み込みますと、
かなり面白い体験が出来ると言う次第です。

最近のアナログレコードブームでは、ここまで拘る方が出てくるか??
オーディオの装置全体を何度も何度も構築しては成功失敗を繰り返して成長し、自立。
CDプレーヤーでは機械を丸ごと替える、D/Aコンバーターを替えるだけなど、
(いやいや中にはクロックを替えて、出川式電源を入れてなどなど言われる方も)
いかにも単純そうですが、以前はダブルアームを備えて細部に神は宿るのごとく、
色々楽しんだ(未だ現在進行形)、そんな方は珍しくは有りませんでした。


本業とは違う楽しみを書いてみました。
アームボード単体でも出品しています。
肝心のターンテーブルも出品用意が出来ました。
VICTORのTT-81、局用ターンテーブルの民生化した高品質で、お気に入りです。

オークションですので早い者勝ちです。
是非ダブルアームを楽しまれては。
そうそう、上記のマニアックなPHONOアンプを用意するお手伝いも出来ます。























2015年5月8日金曜日

新ハイエンドスピーカーとこれから生まれるウッドウイルの新しい作品達

http://diasoul.co.jp/jp/












最近、目に止まったハイエンドスピーカー(上記画像)が有ります。
このブログにシリーズで書いている「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達」の
中で考えている事など共通する点が有りましたので紹介したいと思います。

ウッドウイルではユニットの支給を受けたり世界中の市販品の中からベストな物を
選択利用したりするので、ユニットについての考察は控えておきます。
 
最初に受ける印象はやはり低/中/高と分離されたエンクロージャー構造です。
 .各ユニットの動作領域を確保する。
 .他のユニットに影響を与えない。
 .他のユニットの影響を受けない。
まとめるとこんな事でしょうか?これら実現の為の理論、手法などがHPで説明されています。

音を出す為には振動板を振動させなければならない。
しかし、不必要な各種の機械振動も同時に生じるので、
このクラス(一式1千万円!)では全く無視出来ないので本格的に取り組んでいます。

色々と難しい表現で説明されているようですが読者の皆さんは、
独特なデザイン、構造の必然性を理解出来ましたでしょうか?。

このクラスの製品に比して書くのもおこがましいですが、
本年2月9日、その4に簡潔に書いた「不要振動を極限まで抑え込んだエンクロージャー」
が上記対策と同様な物です。
不要振動を押さえると言うより発生しなくする構造を「MGES」で実現します。
上記画像の詳細な構造は知る術も有りませんが、
「極限まで抑え込んだ」の意味はMGESで振動制御された各ユニットは機械的アースされ、
エンクロージャー構造の天地の中心を貫く心柱状の物に連結されます。

各ユニットは仮想アースから支えられた独立構造体です。
この時点で各ユニットの振動板位置を揃えての位相合わせも容易です。
中高域部は定在波や回析の影響を受けない事に留意すれば良くなります。
低域も同様に留意した上で、さてエンクロージャーはどの様にすれば??

この時点でエンクロージャーは解放されています。
重いユニットを支えなくて良いのです。
MGESで振動が激減しているので、不要振動対策も不要なのですから。

残されたのは2種類の選択です。
.更にガチガチに強固なエンクロージャーとしてユニット以外からの音漏れを防ぐ、
 所謂モニター的な音の最高の形を追求です。
.解放されたので、良質の材を使って響かせてもっと解放させましょう。
 官能的な響きを生み出します。楽器その物は官能的に鳴っているのです。

以上の選択が、「不要振動を極限まで抑え込んだエンクロージャー」を実現出来れば
可能となります。過去全てのノウハウの結集により実現出来ます。



次にインパクトを受けるのは、
このスピーカーは初めからチャンネルデバイダーとパワーアンプを搭載した
マルチアンプ方式と言う事です。

ウッドウイルのお客様はどちらかというとオーディオマニアと言うよりも、
音楽マニア(音楽愛好家)の方が多いのですが、
それでも数百万円のシステムを構築されている方の中には
ご自身でマルチアンプ方式で聞かれている方が多いのです。
音質や音楽性を追求するとたどり着く方式と言えましょうか。
そんな意味からもこのシステムは大変自然な方向を向いていると好感を覚えます。

このブログの本年3月29日「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-3」に
少し詳しく書いています。
下記のHPにも書いています。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

パワーアンプとスピーカーユニットの間には音質を悪化させる様な物を介在させない 。
どんなに優秀な従来のクロスオーバーネットワークでも無いのがベストです。

モニタースピーカーのアクティブ方式などの様にセッティング不可のタイプから、
 チャンデバ操作を可能としたタイプ。
搭載パワーアンプも任意で選択できる構造など。
更には室内音響補正をも可能とするなど機能は広がります。
お好きな再生音を得る為のエンドユーザーの選択肢は格段に広がります。


長くなりましたが、そんな考え方や機能を盛り込んだ上記のシステム、
同タイプの製品が今後は増えるのでは?

新規製作でのウッドウイルの最高峰のエンクロージャーはこんなスタイルになります。

マルチアンプ方式は直ぐにでも搭載開始します。
上記の1千万円は別にしても、 クロスオーバーネットワークの制作費と
大きく変わらないクラスから上級クラスまで選択肢は無限です。

ウッドウイルの作品をお持ちの方で、マルチアンプ方式を希望の方がいましたなら、
スピーカーの改造は無償で行います。
今は出ていない隠れた素材(ユニット)の味を引き出されては如何でしょうか!