2017年4月16日日曜日

直方体エンクロをラウンドコーナーエンクロへ、新しいスピーカー音質改善ツール






















18cmダブルのトールボーイのコーナーにラウンドスティックを取付け
全高全てに取り付ける必要は有りません。
 





















20cmフルレンジのコーナー45度面取りにもラウンドスティックを取付け。
45度では回析現象から逃れる事は難しい様です。






















10cmフルレンジのコーナーにラウンドスティックを取付け。
小口径の良さが引き出されます。















丸棒を半分にした様な形状のラウンドスティック、えっこんな物が!!


これはオーディオ機器アクセサリーに良く有る様なオカルト的な物では有りません。
ウッドウイルが10数年前から開発販売していますラウンドエンクロージャーの設計開発の為に
独自に工夫開発したツールを基に製作した物です。

旧タイプのスピーカーや、現行機の中級クラス以下のエンクロージャーには直方体構造が
よく使われています。
バッフルの両サイドが直角になっている外観構造の物です。

この構造では回析現象と呼ばれる音波の伝搬を妨げる弊害が生じます。
その防止の為にはラウンドコーナーを採用すると文献には書かれています。
14,5年前はラウンド構造のスピーカーは未だ少なかったので、
その回析現象の弊害を実感する機会は有りませんでした。

その効果を確認する為に用いたのが、このラウンドスティックの原型です。
ラウンドコーナーとしますと試聴によって明らかな音質向上が認められます。
定位の向上、臨場感の向上、音がリスナーに向かって前に出て来ます。
この説明通りに音質改善されたなら音楽が素晴らしく聴けると想像される方も多い事でしょう。

バッフル両サイドが直角ですと音が狭い範囲に、ユニット近くの周りにへばりついている、
この様に音の違いを確認出来ます。
ただ、この感想だけを強調しては前述のオカルト的な物と変わりが有りません。

この違いを物理的、測定により証明しなければなりません。
試聴での比較確認は容易でしたが、証明は難しい物でした。
ホームページには測定データと解説が有りますのでご覧下になって下さい。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Round-Stick.html

ウッドウイルで製作販売する物では例外的に安価な物ですが、
その音質改善効果は大きな物です。
この安価な物でもウッドウイルらしく、お客様所有のスピーカーに合わせて、
一品での注文製作します、ただ角を丸くすれば良いという物では無いからです。


このラウンドスティックの効果を実感されたなら、
エンクロージャーがスピーカーの音質へどれ程に影響しているかご理解される筈です。

バッフル両サイドを丸くするのはラウンドエンクロージャーのごく一部の機能に過ぎません。
ウッドウイルでは何種類もの構造の違うラウンドエンクロージャーを発表して来ました。
今はラウンドエンクロージャーが基本で、更に高音質機能を付加して音質を良くしています。


現在、ウッドウイルのエンクロージャーはバッフル両サイドを直角にした物は作りません。
その事が音質への優位性を語っているとご理解いただければと思います。
少しの投資で良質な音楽鑑賞は如何でしょうか。




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