第64回日本伝統工芸展(平成29年)を鑑賞して来ました。
http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/64?bunya=&honor=award&keyword=&page_num=1&tab=work&sort=number
全国を巡回しますが、用事と重なったので東京日本橋の三越で鑑賞する事が出来ました。
ここでは国内最高峰の工芸品を鑑賞する事が出来ます。
画像の一つも掲載したいのですが、
会場は厳しく撮影禁止 、HPからの抜粋も禁止で
つたない文章の説明でご勘弁を。
物作りの極致か、立ち止まって動けなくなる様な作品がいくつも有ります。
どれだけの情熱を、どれだけの犠牲を払って続けて来たのだろうと想像を巡らします。
技法を極める努力、
思い描く作品のイメージを具現化する苦悩、
その完成度を高める集中力。
そんな事を考えますと国内外の国宝などとして残っている古の作品からは、
日常の糧を得ながらの創作活動では不可能だったのではと?
将来の選定されるべき作家さん達はどの様な暮らしをと?
ウッドウイル開設当初は物作りの力試しにコンペに応募して数点で入選、入賞が有りましたが、
本職のスピーカー作りは実用品、量産品などと区別され、
応募規定から弾かれると言う悲しい現実が有り、
上記の伝統工芸のジャンルでは門前払いとなるのでした。
注文製作という仕事が仕舞となったなら思いの込めた作品を作ってみたい...
そんな思いに囚われる様な工芸展でした。
私が一番惚れたのが 朝日新聞社賞 透網代花籠「清閑」
河野祥篁 でした。
作者いわく、素材との語らい、素材から部材への加工などが楽しくて仕方がないとの事。
出かけられない方の為に、NHKのEテレ、日曜美術館で再放送が有ります。
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/2/
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