2019年9月11日水曜日

製造から15年ウイングスピーカー(100%無垢材ラウンドエンクロージャー)の化粧直し

ウッドウイルがオーディオの業界に広く認知されたきっかけとなった
ウイングスピーカー。stereo誌に1ページを割いて紹介れました。
約15年間、ウッドウイルの試聞室で多くのお客様に聞いていただきました。
今回、化粧直しをしてお客様のもとに嫁いで行きました。

15年と言えば電気製品補修部品の保有期間が5~9年です。
ウイングのエンクロージャーは山桜100%の無垢材ですが、
現在は木材の乾燥、構造的ストレスに馴染んで熟成して最良の状態に届いた所です。
今後、弦楽器の様に更に熟成が進む事でしょう。

響きの良い材料を使えば良い音になる!誰でもその様に考えますが、
無垢材は板材となっても生きていますので、温度/湿度/物理的ストレスで
常に収縮を繰り返しています。
その特性を考えて構造的に破綻せずに長期間安定して良質の音を届ける、
その工夫が有って初めて成り立つ無垢材採用のエンクロージャーです。

古いスピーカーのエンクロージャーがボロボロになっているのを知っています。
長く使う事を考えて材料選択していなかったり、発売時には気が付かなかった
経年劣化する素材が有ったりもした筈です。
ウイングの木材は数百年は持つでしょう、構造にも絶えます。
接着剤は有機物を含まないタイプで長寿命で有りながら、
音質を損なわない物を採用しています。

15年の間にツイーターは2回交換(何れもアンプ故障による損傷)しましたが、
アクシデント無ければ長く使えるタイプを採用。
ウーファーは3回交換(アンプによる損傷/日焼けによる色あせ/振動板傷付け等)、
これもアクシデント無ければエッジの劣化だけですが、
もっとも多い市販品はウレタンエッジ製で8年前後で劣化するのに対して、
ゴム系エッジなので20年は持つ事でしょう。

15年間に試聴室でレイアウトを変えたり、グレードアップを繰り返したりで
小傷が付きましたので古い塗装を取り、傷の修復を行いましたが、
構造的には全く異常無し、それを確認して再塗装しました。
再塗装して問題なく使える!そんな製品は他に無いのでは
ウレタン吹付着色塗装します。乾燥時間が長いので手間暇かかります。
業界標準はラッカー塗装です、乾燥が早く手軽ですが対候性が劣り傷も付き易い。

外から見るだけではこれらの内容を知る事は難しいです。
こんな説明も読んでいただければウッドウイルの作品の理解が進むかな?。
注)若干ページのレイアウトが乱れていますがブログ側のエラーです。

古い塗装をはがした様子(構造上の問題は有りませんでした)














同じく専用スタンドの塗装もはがします















新し塗装を行いました
 
ユニット等を取り付けて試聴している様子
嫁入り前の最後のお別れ









搭載するユニットとネットワーク部品
この説明は後程                                                            


















1 件のコメント:

  1. Plenty of on the web diagrams regarding clustering have fundamental phrase inside of a range, with the involved phrases throughout their personal groups and even strains developing these products in to any principal term. https://imgur.com/a/WJoUZDw https://imgur.com/a/Id79oAX https://imgur.com/a/aOvtGEP https://imgur.com/a/jDyE4nr https://imgur.com/a/yww3Td1 https://imgur.com/a/b7ETFWu https://imgur.com/a/xgKZRHd

    返信削除