完成した スピーカーがどの様な環境で製作されているのか?
今回の円形オープンバッフルスピーカーの一部は外部の作業所を使って製作。
完成した作品をお披露目に行って来ました。
ウッドウイルの工房は職住同一、製作と試聴が同敷地で出来る様にしていますが、
コロナ過で昼間人口増え、人々のストレスも増え、過敏になっている事も有り、
20年以上自主規制しながら騒音に気を付ける様に務めて来ましたが、
とうとうクレームが来てしまいました。
専門家に相談しながら工房建屋の防音、機械の防音(アクティブ/パッシブ)、
一部外注、騒音規制準拠の確認測定しながら注意深くです。
木工加工は大きな音が出ます、製作作業の前段階では特に機械を多用しますので、
騒音規制に触れます、ご近所とは仲良く暮らしたいので、そんな作業は作業場所を借りて
外で製作すると言う苦渋の選択を強いられています。
ウッドウイルの工房は上記写真の設備を凝縮したコンパクトな工房ですが、
開業する数年前からはこの様な環境で勉強訓練をしていました。
専門は電子工学なのに木工職人の世界に40代半ばで飛び込みました。
オーディオの知識、音響工学勉強していても形にはなりません。
手を使って作業せねばなりません。
完成した作品でヴァイオリンソナタを聞いている所だけ切り取ると優雅ですが、
実は過酷な肉体労働と職人と呼ばれる技を試されているのが仕事の8割なのです。
木工の世界は案外狭く、ここの管理者も同種の専門校卒。
どの先生に教わったかなど共通の話題多く孤独な自営業者には少しは気休めに。
近くには同業者もいて直ぐに音を聞きに来ました。
最新号のStero誌にここが紹介されていました。
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