2009年12月14日月曜日

今年最後のコンサート

今年最後のコンサートは東京オペラシティーホールで行われている
クリスマス/アヴェマリアと言うタイトルの名曲を選りすぐったものでした。


ここ数年はヴァイオリンとチェロに特化したソリストのリサイタルを
いささかストイックな聴き方をしているのですが、
今回は年末と言う事もありクリスマス/アヴェマリアと言うタイトル通り名曲の
美味しいところを厳選した演目でただただ楽しく至福な時間を過ごす事が出来ました。


名門サンクトペテルブルグ室内合奏団の演奏と二人のソプラノ歌手が出演します。
第1、第2ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/コントラバス/ハープの総勢19名の構成です。


バッハのG線上のアリア/バッヘルベルのカノン/アルビノーニのアダージョ/
ヴィヴァルディの四季など誰でも何処かで聞いた事の有る様な有名で身近な曲が
十数曲が次から次と流れて何と心地の良い事か。


4列目の中央の席の目前に広がる弦楽のハーモーニーの美しさと言ったら!
皆さんも聞き慣れているこれらの曲を生演奏で聞いてみては如何でしょう?
きっともっと素晴らしい素敵な発見になると思います。
演目からか、子供から年輩までいつものマニアックな聴衆とは違って家族的な雰囲気も
大変和らいだ雰囲気で好印象でした。


中心となったソプラノによるG.カッチーニ/バッハ/シューベルトによる
3大アヴェマリアは特に素晴らしかったです。
人間という楽器の美しさや表現力にはただただ驚嘆するばかりです。
最近ハマっているG.カッチーニのアヴェ.マリアには思わず涙腺が緩みます。


アンコールで”あかとんぼ”が流れると多分年輩者かと思いますが回りから
すすり泣きが...


もう5,6年は弦楽器再生を最優先にしたスピーカーの音作りを研究してきましたが、
一応の満足すべき成果を得られたと考えて、来年度からはピアノと声楽を加えた
コンサートに通って勉強しようと考えています。


ピアノはシンフォニーでも室内楽でも聞く事は勿論多く有った訳ですが、
声楽は数える程しか経験が有りませんでしたので凄く楽しみです。
今回のソプラノでも一人の方のウエストは間違いなく1mは超えていると思う様な
体型でしたが、その音像は口の大きさそのもの、ほんとにピンポイントに聞こえます。
そこから無尽蔵の様に空気大砲が飛び出して遙か後の標的に向かって声が飛びすぎて行きます。
曖昧に聞いていた声楽の再生音との違いを見せつけられましたが
さてその境界をどの様に埋めていけばよいのか....


弦楽器は演奏者が携帯するし、声楽は勿論の事なのですが、ピアノは特殊な事が
無い限りはホールピアノを使いますので、先ずは気に入ったホールとピアノを
探す事から始めないとなりません。
音楽はど素人の私の勉強が続きます。



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