2011年7月15日金曜日

サントリーホールの二日間

サントリーホールでホールのイベントの一つである6月のコンサートと五嶋みどりのリサイタルを聞いて来ました。


イベントコンサートは


.チェロに堤鋼でサントリーホールの支配人でもあり、ソリストとして何度か聞いている。


.ヴァイオリンに竹澤恭子、ブラームスの演奏に生涯を捧げている様です。


.ヴィオラに豊嶋泰嗣、国内オケでは主席で演奏しているのを何度か聞いている。斉藤記念にも参加されている。


.ピアノにメナヘム.プレスラー、高齢だがかなりの実力者だそうであり初めて聞きました。


演奏曲目はシューマン:ピアノ四重奏/ドホナーニ:弦楽三重奏の為のセレナード/


ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲でした。


感想としては個人の力量は素晴らしいのに今回の四重奏では感動は無かった。無味無臭の素っ気ないイベントの最終日を飾るコンサートとしては如何な物かと静かに帰りました。


 


この日のコンサートに対して次の日の五嶋みどりは圧巻です。伴奏のピアニストを変えた様ですが息も表現もピッタリです。演奏曲目はモーツァルト/ヤナーチェク/ラベル/ベートベンそれぞれのピアノとヴァイオリンのためのソナタでした。美しいメロディーラインの曲とは違って取っつきにくそうな難しい曲の連続でした。


一曲目が終わって周りの観衆が囁くには音楽会ではなくて演劇でも観ているみたい!。それ程に音楽表現が豊かで私も全く同じ感想を持ちました。毎回進化しています。素晴らしい。きっと他の方が演奏したら難解で難しいだけの演奏となっていた筈ずと思いました。


今回は先行予約のS席でしたが一番外れの席で音質を判断する事は諦めて音楽を楽しみました。座席指定の出来ない先行予約は次回からはしない事に決めました。あと、室内楽ではサントリーホールは大き過ぎて音響が良くない。東京オペラシティーホールや浜離宮朝日ホールなどの中型ホールが良いのですが、そうそう希望通りの環境には巡り会いませんね。



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