2011年12月14日水曜日

五嶋みどりのヴァイオリンの行方

ヴァイオリン奏者として世界的な名手として名高い「五嶋みどり」さん使用のヴァイオリン、


「ガァルネリ.デル.ジェス-エクス.フーベルマン」はストラディバリウスと双璧を成す


名器で、それを彼女に終身貸与している岡山の会社が倒産、再建しましたが、


そのメセナ活動「芸術文化支援事業」に変化が起きるのが心配です。


 


世界的な名器ともなると個人で所有する事は殆ど不可能ですが、日本で所有するのは


資産家の高島さち子さんや、購入したその過程が本にまでなった千住真理子さん他


数人でしかありません。五嶋みどりさんや諏訪内晶子さんなどの多くは財団等から貸与


されていて、所有者と演奏者が別と言うのが多いのです。


 


五嶋みどりさんのガァルネリは恐らく10億円?、個人で所有するよりも適切な組織が人類の


財産とも言える名器を永く使用、保存出来る様に工夫するのがベストと言う考えが主流の


様です。


 


五嶋みどりさんのガァルネリは最悪、彼女の手を離れてオークションで処分!


世界的名手が現役で使用している楽器を引き離して処分という例は無いそうなのですが、


引き続き彼女の手元に有る事を願って止みません。


 


ウッドウイルのスピーカーの弦のリファレンスは彼女のガァルネリの音色です。


耳に焼き付ける為に数え切れない程にコンサートやリサイタル、支援活動での演奏会


などに出かけてきました。


リファレンスは簡単には変更出来ません!


 


名器は演奏者を育てると言います。


ストラディバリウスからガァルネリに換えて育って来た五嶋みどりさん。


まだまだ道を究めて、それを私たちに披露していただきたいと願います。


 



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