2011年12月4日日曜日

ボンベイ.ベリーウッド舞踏団

ボンベイ.ベリーウッド


http://www.timeout.jp/ja/tokyo/event/1334
http://www.youtube.com/watch?v=lhIIQ1gCscY



今日は大変興味深いお客様を迎えたので、その事を書き込もうと思いましたが、
その方とは続編がある様な気がしてまたの機会にここへ記載しようと思っていました。


そうしましたら面白いTVを見てしまい書き込むと言う事となってしまいました。


インドの古典舞踊と中近東のベリーダンスを西欧的な脚本で仕立てた踊り中心のショーを
今晩(昨晩?)NHK-BSで放映しているのを偶然見てしまいました。


興味を持ったのは下記の幾つかの理由があります。
1.インド出張を機にインドの音楽、舞踊に興味を持っていた。
2.古武道を通した体使いに興味を持っていた。
3.ベリーダンスは単純に興味を持っていた。
4.官能的な踊りは単に異性を挑発するだけの物では無い事に気が付いていた。


1.カルカッタのホテルで本場インド舞踊を見てしまった。
  神に奉納する踊りなのか時の為政者に捧げる踊りなのか分かりませんが、
  踊り子は鬼気として取り憑かれた様に踊ります。
  その体の動きが予測出来ません、気が付いたら違う体制で踊っています。
  意識より体が先に動いているようです。


2.ご存じの方も多いと思いますが古武道を通して人の体の動きを研究している
  甲野善紀氏、現代人が忘れてしまった動物としての体の動きを研究実践している方です。
  移動する時、利き足を踏ん張ってもう片方の脚を前に出して歩く!。
  命のやりとりをする時代の武道家(武士)はそれでは命を失う!。
  なぜならそれらの動きは相手に読まれるからで、それを防ぐ動きを昔
  (機械や教育が普及する前の時代の意)の人間は出来ていて、現代人は忘れている。
  そう、インド舞踊の踊り子はその動きを現代に伝えている事に驚くのです。
  因みに甲野氏の研究会で直に動きを組んで見させてもらった経験がありますが、
  動いた奇蹟を理解出来ません、予測出来ない動きをします。


3.腰を激しく振って妖艶な服装で踊る姿はどう見ても殿方を楽しませる余興の様に
  見えてしまいますが、その中には宗教的なものや、地域独特の文化表現があって、
  それを訪れた旅人に伝えると言う様な目的も有った様です。
  物事を表面的に見るだけではいかんのだ!戒めですね。


4.最初はハワイの観光施設でハワイアンダンスを見ました。
  半裸で腰を激しく振る動きは単純に歓楽的な芸能に見えました。
  でも踊りの中には男性の舞台もあって、それは勇猛な戦いを表現するもので、
  その体の動きは中途半端な動きでは無い事に気が付きました。
  その時の踊り子は州立の舞踊学校の学生が観光客に文化を周知させる目的で
  踊っていて、普段は文化の伝承と言う重責を担う指導者を養成する目的を
  持って勉強している事を知りました。
  文字を持たない文化では口承や体の動きで意志を伝える事も知りました。
  そうして踊りを見てみるとハワイアンダンスは何と神秘的で深い意味が
  込められている事が分かるのでした。


ボンベイ.ベリーウッドの団員の中に二人気になる人がいました。
一人はインド人で体の動きが他の人とはまるで違います。
他の人は教わって上達したと言う事が見て分かるのですが、
この人はインド人のDNAが体を動かしているのでは?と思わせます。


もう一人が東洋人と思われる(ひょっとして日本人?)人です。
体の柔らかさが他の人とレベルが違います、軟体動物の様です。
皆さんはマイケルジャクソンのビリージーンを見た事(聞いた事)有りますか?
そう!あのムーンウオークを初めてお披露目した曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=ogq8AAY0RKY
http://www.youtube.com/watch?v=_Bf6AST5Itw
このロボットの様なキビキビした動きと柔らかい動きを同時に
こなす踊り子さんで見ていて興奮しました。
マイケルを超える人を初めて見ました。
残念ながら冒頭のyoutubeの動画には二人とも出て来ません。



こんな事を何故書き込むかというと...
.素晴らしい演奏家の体の使い方が最高の武道家や舞踏家に勝るとも劣らない動きをしている。
.技術的に難しく重労働のスピーカー製作活動も体の使い方が重要である事。
.その様な一連の事を甲野善紀氏の書籍、研究会で実体験した。
.踊りも武道も製作活動も体使いという意味では共通する事大である。


そんな事を思っているからでした。



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