2015年2月17日火曜日

YAMAHA NS-1000M専用 ウッドウイル版エンクロージャーの注文受付


 2014年12月のこのブログで掲載しました、YAMAHA NS-1000M 専用の
ウッドウイル版専用エンクロージャーの注文受付を開始します。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/NS-1000M-woodwill.html

 ウッドウイルは一品の注文製作なので市販品に比べれば高価になります。
その解決方法は同じ物を同時に複数製作する事。

とても簡単なのですが、 知名度も企業力も無い個人工房が
不特定多数の方を想定して標準品を複数製作して在庫する力は無いのです。

そんな理由からこのウッドウイル版 NS-1000M 専用エンクロージャーは
事前に注文を募集します。規定数に達したら製作開始します。
価格は大凡一品オーダー時の50%~60%の価格を目標にします。

2015/2/20から第一回目の募集を開始します。
規定数が集まったら応募した方は格安で購入出来ると言う訳です。

こんな製作方法を採るのは、NS-1000Mの愛好家であるお客様からのアドバイスです。
その方はウッドウイル版 HS-500エンクロージャーをお使いですが、
その音の激変にNS-1000Mにもその恩恵をと言う事からのスタートです。

音質改善は上記URLを読んでいただければお判りと思いますが、
コストダウンについての説明を少し。

.材料はフィンランドバーチ合板、全て24mm厚仕様で第一級の素材で文句無し。
.補強も贅沢に中仕切り方式で万全でNSシリーズのコンセプトに添います。
.構造は直方体です、勿論ラウンドが良いのは分かっていますが、
 高価なラウンドエンクロを同時に複数の方が注文下さる事は無いでしょう。
.バッフル両サイドのラウンド処理
.ユニット類はザグリの落とし込み
.うーん安くなった所は無い!

.塗装はウレタン吹きつけ塗装はコスト高で絶対無理なので、
 この作品用に特注した黒色オイル仕上げ(専門家が相談に乗ってくれました)。
.つき板もバッフルに張って上位機NS-1000X並にします。
.材料の複数発注で木取りの歩留まり向上
 NS-1000Mクラスを1台製作すると材料代で約8万円もするんです。MDFなら一桁安い。
 普通ならこの材料とウレタン塗装で今回の受注金額になってしまいます。
.加工も複数同時で大幅に工数減少。
.ユニットザグリ加工など治具製作に1日、セッティングに半日、加工に数分。
 一品加工の辛さを分かっていただければ幸いです。

初回の募集は二度と出来ない、やる気がしない程の低価格の設定です。
2回目以降(有れば)はビジネスが成り立つ価格にします。


MGESの研究でJBL L-101/LOD HS-500など往年のエンクロージャーを細かく分析しました 。
経年変化が激しいです、有機物はバクテリアに食べられているので合板はボロボロと
砂の様に崩れます、合板の接着剤成分は化学変化と経年劣化と酸化が進み、
やはりかなり酷い状態です。もはや発売当時の音質を維持出来ている訳は有りません。

ユニットとネットワーク部品は信用すると仮定しても、スピーカーの音を決める要素の内、
エンクロージャーは50%を占めます。
若返った音を聞いてみるのは如何でしょうか?


0 件のコメント:

コメントを投稿