2015年6月24日水曜日

急発進事故目前で体験


 最近よく見聞きする自動車の急発進事故を目撃しました。

 あと数秒で私が被害に遭っていたケースでぞっとしました。



 病院の受診が終わり、隣接する薬局に徒歩で院内の通路を歩いていました。

少し先には同じ様な目的であろう歩行者がいました。

私の歩いている歩道に沿った道路に一旦出てから院外に出るのであろう車が、

脇の駐車場から徐行してノーズ先を出して来ました。

そしてその道路に出ようとしたところで急発進しました。

恐らくアクセル全開と思われますが、プリウスは静かに急発進です。



90度の左折をしなければならないのに急発進の為に 45度程の方向に突っ込みます。

0度の直進だったら私が被害に遭っていたかもです。


対面の歩道との縁石に激突して車体全体が少し浮いた様に見えました。

着地して更に進み直ぐさまもっと大きな縁石と地中埋め込みのポールに激突して


土埃が周りに立ち上がって車は停止しました。



先程の歩行者が見えません、

車の向こう側で一瞬浮いて見えた様に思いました。

この間、1,2秒でしょうか、立ちすくんで見てしまいました。

直ぐに事故車迄走って行き、歩行者が倒れている事を確認しました。

薬局からも人が出て来ましたが騒いでいるだけ、

駐車場の誘導員も遠目で見ていて動きません。



私は走って戻り救急車の出入り口の有る救急病棟に入って行って

そこで交通事故発生、人がはねられたと何とか言葉にして話しました。

医師二人が間髪入れずに樹脂の橇みたいな物と道具箱みたいな物を持って

走り出しました。



後を私が追いかけて現場に行くとその医師達が治療を始めており、

追う様にストレッチャーを看護師が手で押して来ました。

そこでやっと事故現場全体を見回しました。

被害者はうつ伏せで倒れていて動きません。



車のフロントガラスは大きく歪んで凹んでいます。

被害者がぶつかった後か...

右側タイヤは前後輪共にパンクしていてホイールもギザギザ。

フロント前と右前照灯当たりは欠けた様に壊れていました。

私にはもうする事が無いので薬局に行き処方されるのを待っていました。



窓からちらちら見ると警察が来て規制が始まりましたが、

加害車の運転手以外に人が居ません。

事故現場の目撃者などがいない様子です。

そうなのか、私が一番近くで全てを目撃した者なのかと気がつき、

薬局に警察に説明しに行く事を告げて現場に戻りました。



私は警察が好きではありませんが、一市民としての責任は果たさなければと

それから1時間以上、実況検分に立ち会う事になりました。

知り合いに見られなければ良いのだが、

規制されて止まっている車や歩行者から好奇の目にさらされている様です。

目撃位置や、被害者のいた場所に立って写真まで撮られて

こりゃ絶対あいつが事故起こしたんだろうと思われてるなと覚悟しました。



事故車の運転手は70代後半の女性で、

車から出るのも歩くのもおぼつかない様子で、

自分が何をしたのか分かっているのだろうか?と思う様な方でした。



実況検分の警察が言うには、急発進事故でブレーキとアクセルを間違う人は、

運転中にブレーキにもアクセルにも足を添えていないのだと言いました。

だから位置を間違えるのだと。

私はアクセルを踏んでいる時以外は、踏まなくともブレーキペダルに足を添えていて

何かが有ったら即座にブレーキを踏める様にしています。

皆さんもその様に教わった筈ですよね!。



日頃心がけている、と言うよりその様にしなければと言う事が有ります。

震災の時に、揺れをただじっと見ている、

危険から身を守るとっさの行動をとらない方が多いのだと。

その一瞬の判断の差で生死が分かれる。

だから、その場に居た時に何をしなければいけないのかと。



今日は医者に走る事でそれが実行出来た様に思います。

病院の前という状況ですが、119番や警察に電話したりするより

幾らかは早く救助に役立ったかと。

今日も状況を見極め切れずに傍観する人ばかりでしたので。

私の住む地も予想される東南海地震では大被害が想定されています。

お客様の口癖ですが、ご安全に!!。


被害に遭われた方は命に別状無い事が分かりました、良かった。



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