2015年7月6日月曜日

Jazz Machine にスーパーツイーター

Jazz Machine にスーパーツイーター、それもリボン型です。





















画像上: スーパーツイーターが付きました。

画像中: ホーンの上に鎮座

画像下: 一番上に専用ネットワークでJBL2405の上、16KHz~上を受け持たせます。


今更スーパーツイーターの効能を言うまでも無いのですが...

若い頃に通い詰めたジャズのライブハウスの音を再現するJazz Machine!。

暴れ馬、暴れ牛、の様にガツン!と 体で感じる様なアタック音を!

ですから最高域などは無関係、

ましてや美しく軽やかな淑女の様なリボン型のスーパーツイーター パイオニア PT-R100。

ガツン系の汗臭いシステムにはそもそも相応しく無い。


そんな固定観念にとりつかれていましたが、

お客様から好意でお預かりした事も有り、つないでみる事となりました。

お客様も来訪時にJazz Machineとの相性に興味を持たれているご様子です。



さてその結果は。

つないでツイーター直前での音出しなのですが聞こえません、

マニアが良くやる手で隠しながらの「イナイイナイバー」でも??

さてリスニングポイントではどうでしょう。


今のJazz Machineはお客様よりお預かりしているSONY SUP-T11+ホーンにつないで、

500Hz~10KHzを受け持っていますが、正式メンバーのJBL2450コンプレッションドライバー

よりかは悔しいかなレベルが数段上なので不思議な現象が生じています。


30cmミッドウーファー(200Hz~500Hz)に38cmダブルウーファー(50Hz~200Hz)との
 

コンプレッションドライバーの金属振動板の音色とダイレクトラジエーターである500Hz以下の

ペーパーコーンの音色の違いが際立ってしまうのです。


この現象は恐らくはSONY SUP-L11 38cmウーファーを用いれば解決するのでしょうが、

平面バッフルで使えるか?1ペアでもとんでもなく高価で、そもそも現在入手が殆ど困難です。

いくら 500Hz~10KHzの帯域が素晴らしくとも、他の受け持ち帯域とのつながりが悪ければ...

そんな思いにとらわれていました。



その音色の差がスーパーツイーターにより大幅に解消しました。

男性ボーカルでは乾いた声が戻ります。

女性ボーカルではキリッと午後にメイクを直した程に美しくなります。

混声合唱では個々の声が粒立ち合唱隊の並びが広がります。

はい、Jazz Machineとは言え、ジャズ以外の曲も聴きます、念の為(笑い)。


私の好きな弦楽器では流石にJazz Machineは苦しいのですが、

音色の輪郭がハッキリして音像の肥大を防いでくれます。

勿論、水を得た魚の様に生き生きして来ます。


さて、打楽器、パーカッションでは。

ドラムの皮の表情が見えて来ます(聞こえて来ます)のでメリハリの効いた心地良い音。

例のロイヘインズのグリーンチムニーのドラムソロでは体で感じる様子が、

グローブをした手で叩かれているのが、素手で叩かれている様なリアリズム。


コンサートピアノでのソロ演奏、

ピアノから飛び出して来る多様な音が大型システムで聞くと

打ち上げ花火の大輪が開いた後にあちこちの方向にヒューンと言って飛び散る様な

そんな花火の様になりがちですが、きちんと出所が同じになる?

それでいて奥行きや広がりが生まれるのです。


恐るべしスーパーツイーターの威力!

今度機会が有ったらホーン型でも試してみましょう。



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