2011年11月30日水曜日

由紀さおり 夜明けのスキャット

最近、由紀さおりさんが海外でブレークしている様ですが、私の思い出を少し。


中学生の頃は自作ラジオ(五球スーパー)で深夜放送を良く聞いていました。


一番良く聞いたのは渡辺貞夫さんの「ナベサダとジャズ」、その影響でジャズファンになりました。


当時は夜も10時を過ぎる頃から曜日違い毎に魅力的な番組が数多くあり、良く長時間聞いていたものでした。モコ/オリーブ/ビーバーの三人組の番組に、刺激的な平凡パンチパンチパンチ、最後はジェットストリームでそれから後は眠くて起きていられなかった。


夜明けのスキャットはそれらの時間帯に有った詩の朗読番組のテーマ曲として流れていました。当時新鮮なスキャット唱法、透明で綺麗な甘い声、なんて心地良い曲だろうと何時も思っていました。


それから数年後にラジオで由紀さおりと言う人が歌う「夜明けのスキャット」が発表。えっ!あの番組の曲じゃないか!たちまちヒットして新曲も多くリリースされました。


私が始めた買ったレコード盤のシングルはポールモーリヤの「シバの女王」http://www.youtube.com/watch?v=GAcPmqotWBY


次が由紀さおりの「夜明けのスキャット」、「手紙」など数枚でした。擦り切れる程聞いていましたね。母や姉に妹は怪訝な顔つきで見守っていました。因みに始めて買った30cmLPは赤い鳥の初アルバム、続いてボサノバやモダンジャズへと続いて行きました。http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%AD%8C%E5%B9%B4%E9%91%91-1969-Vol-2-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%EF%BC%86%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E5%A4%A7%E5%85%A8%E9%9B%86-5/dp/B000H5VF5C/ref=sr_1_8?s=music&ie=UTF8&qid=1322616708&sr=1-8


50代の人に聞いたら、由紀さおりも夜明けのスキャットもあまり印象無いね!なんて言われて悲しかったけれど今は挽回中で嬉しいです。


話は変わるのですが、毎晩真空管が5本も煌々と灯るラジオを長時間聞くので電気代を気にする親からクレームが!その対策に直系1mあるコイルを巻き、高能率安物スピーカーを取り付け、アンテナは屋根全体(北海道の屋根はトタンです)とした、スピーカーを駆動出来る鉱石ラジオを完成させて聞いていました。


耳元で聞けば充分な音量がありましたし、中波放送であの当時の音を超える物は未だ聞いた事が無い程に素晴らしい音でした。


放送アンテナが近く障害物が無い場所にあったのが良かった。今人気の旭山動物園のある山の山頂に有ったのです。動物園はまるで「ひょっこりひょうたん島」の様な山にあります。旭川のある広大な盆地の外れに流れ着いたイメージです。そこの中腹に動物園が有り、山頂から電波が届く様な環境でした。


そうそう、旭山動物園が開園したのは私が中学生の頃でした。地元の人はペンギンとシロクマ以外は皆、凍え死ぬから直ぐに閉鎖されると皆思っていた。


「ひょっこりひょうたん島」の背景には延々と山並みが続き「大雪山」へとつながります。ひょっこりひょうたん島に桜が咲いても背景の大雪は残雪で真っ白。秋には平地は緑でひょっこりひょうたん島から背景は紅葉、大雪は初雪で真っ白。そんな景色を見ながら小中学校へ通学していたのでした。懐かしいですね、年上の女性の声に憧れていたませガキの思い出です。


 


 


 



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