2012年8月15日水曜日

夜明けのスキャット

London1


昨年からブレークしている由紀さおりさんと米国のバンド「ピンク・マルティーニ」の日本公演があり、その放送を録画していましたが、やっと見る事が出来ました。


私が中学校の2,3年生の頃に聴いていたAM放送の深夜番組(詩を朗読する様な内容)で流されていた曲で、スキャットと言う歌唱方法が心地良くて毎晩(毎週?)その曲聞きたさに眠気を押さえて聴いていた事を思い出します。もう44,5年前の話です。


数年してから発表された曲が「夜明けのスキャット」で、歌手は由紀さおりと言う人。この曲があの時の番組に流れていた曲でした。今度は自作ラジオ(五球スーパー)ではなくて自作ステレオ、と言ってもLPプレーヤー(アンプ/チューナー内蔵)とL/Rの小型スピーカーがセットになった物で初めて自作したコーラルHiFi用6A7を使ったスピーカーに取り替えた物で聴く事になりました。因みにシングルレコードを買った2枚目だったと思います。1枚目はポールモーリアのエーゲ海の真珠です。


「夜明けのスキャット」は、こぶしを使わない透明感のある清潔、爽やかな声で一時は虜になった様に聴いていました。今回聴いたものは由紀さおりさんも恐らく60代半ばだからしょうがない、声は太くなっていて少し声も震えている様に感じましたが未だ未だ女性としての魅力に溢れているので曲も充分に堪能させてくれました。


歌謡曲路線とは早々と縁を切ったのか、お姉さんとの唱歌などを通して日本語を綺麗に歌う事を続けて来た現役バリバリの実力の持ち主です。歌っている姿には落ち着きや余裕があり、歌以外にも活躍してきたエンターティメントなどもちりばめて、私もコンサートに行きたくなるようでした。


「ピンク・マルティーニ」はジャズやボサノバ、サンバにラテンと多用な曲を演奏するバンドでボーカルも加わっていて、やはり円熟し、華麗で余裕のあるスタイルから醸し出す何とも言えない心地よさも由紀さおりさんが加わって更に心地良さが増し素敵なバンドです。


見ていると何となくブエナビスタ.ソシアルクラブみたいに、長く活動して来た人の自信と余裕と幸福感が伝わって来て音楽の良さを堪能出来る!そんな公演の様子でした。継続は力なりですか、カバー元の歌い手達は今は何処へ?地道に活動して来てやがて輝く時が!ブルーライトヨコハマが日本語でフランスや米国で大絶賛されるなんて以前なら想像もつきませんでした。


 



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