2012年12月24日月曜日

由紀さおりスペシャル

少し前の「由紀さおりスペシャル...」と言う録画を今夜(今日?)やっと見た。夕方に終わった塗装を乾かす為に塗装部屋のストーブの番をしながらの夜更かしです。今夜はやさしくも外は-3度で暖かい、月が東の空で輝いています。


 


音楽ジャンルで書き込みするからと言ってクラッシックでもジャズでも無く歌謡曲と唱歌。前にも書きましたが由紀さおりの夜明けのスキャットを深夜放送で聞いてから44、5年になるが、彼女は未だ現役バリバリで歌っている!凄い、本当に凄いと思います。


 


汚れを知らない透き通った気高きスキャットに憧れて聞いていたが、当時はデビューして売れずに辛酸を舐めた後に回って来た深夜番組での採用歌だったのです。歌詞も歌手名も出ないが歌い続けたくて...予期せずに回って来たヒットだったそうです。人生の悲哀、重みを感じさせられずにいられません。


 


思った事を続ける事の難しさ。それを克服しても人から評価される事などましてや奇蹟に近い。でもそれを実現している人がいます。感じ入りますね、嬉しいありがたい刺激です。


 


昨年、今年とブレークして世界ツアーも実現して脚光を浴びても動せず、落ち着き払っているのは、築き上げた自信がある為でしょうか。少女時代から合唱団で練習し始めてから60年です。そのキャリアがあっての今回のブレーク。やはり凄いの一言です。


 


番組の中で 懐かしい歌手「西田佐知子」さんが出ていましたが、彼女が持って歌っていたのがワイヤレスマイクです。私が社会人になって勤めた会社の製品でしたので懐かしい。ワイヤードマイクは固定なのでミキサーが該当するマイクのボリュームレベルツマミを把握出来ますが、当時出始めたワイヤレスマイクは複数で動いて歌いますので、ミキサーが把握出来ません。そこで考えたのがマイクに色を付ける事でした。今晩のTVでは黄色、6色ぐらい有ったと思いますが懐かしい。


 


私は工具や測定器の入った鞄を持って先輩について回ってTV局やホールや劇場に良く出かけたものでした。音が悪いとその場で調整して音声担当の許しが出るまで頑張ったものでした。その様にしてワイヤレスマイクがプロの歌番組で初めて採用された場面に立ち会ったのでした。


 


音楽とは関係有りませんが、池袋に北朝鮮系の大学がありまして、大物が来るイベントがあるのでワイヤレスマイクを使いたいと、出かけてセッティングしたのですが、使うのは素人ですからマイクの電波の届かない範囲に動いてしまい、その瞬間にパッ-ンと言うノイズが出ました。それが銃声と間違われてSPが大慌てで、進行が停止、冷や汗をかいた事を思い出しました。


 


フジTVの長寿歌番組ミュージックフェアの現場は良く出かけました。必死に調整している直ぐ隣で山口百恵が歌っていたり、越路吹雪のラストダンスやシナトラや若き日のマイケルジャクソンなどもスタジオや舞台、ミキサー室で聞いていましたね。そんな時代と由紀さおりの時代が重なって見ていると感激もひとしおです。


 


何時の頃からか母親が大好きだった美空ひばりのリンゴ追分を聞いて涙する様になりました。日本人のDNAなのでしょうか?。人生の全てをかけたクラッシック音楽の完成された演奏(昨日のアベマリア、サンクトベテルブルグの弦もソプラノも素晴らしかった)、類い希な才能を持ち合わせた各ジャンルのミュージシャンによる音楽も、中には背伸びして聴いていた音楽も有る様な?その中にも理屈抜きに慣れ親しんだ歌、音楽がある事に今は素直に感動出来ます。


 


感動出来る感性を持ち続ける事もそれはすばらしい事だと思っています。


 



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