2013年12月21日土曜日

またまたオーディオのぼやき

その.1

自宅のホームシアター用の7.1chを全て取り替えようと計画したのは数年前。
止せば良いのに新しく用意出来てから従来のシステムを手放せばよいのに、
サラウンド用とサブウーファー(以下S.W)を早々に手放した。

一向に新しくならないのでサラウンド用は適当に寄せ集めたスピーカーで間に合わす。
でもS.Wの予備は無いので寂しい思いをしていたが我慢出来ずに
シアター用では元気に製品発表している某国内メーカーの
中堅処のS.Wを手に入れ設置しました。

今晩、嫁さんに言われた!
ヴォンヴォンしていると(まずい!)
止せば良いのに聞いてみた!
そのヴォンヴォンしている音って何の楽器の音!
うーん!分からない!
自慢しますが前のは音楽専用S.Wで嫁さんにそんな事は言わせなかったのです。



その.2

stereo誌の今年の7月号をめくっていたら
連載中の美貌のヴァイオリン.ソリスト「奥村愛」の記事に目が止まった。
生演奏をCDに録音すると言う話の中で、

「奥村」  ホールではそこまで分からない各楽器の位置が、
       CDだとはっきり聞こえるのが面白かったです。

「録音エンジニア」
      録音にはある程度の演出が必要で、
      僕はいつもそこに演奏者がいるような定位感を出したいと思っているの。
      あまり度を越すとあざとくなってなってしまうけど、
      そうした演出は再生音のリアリティーを上げるのにとても役立つとおもうんだ。 

何度かここでも書いて来たと思うが演奏会場で定位など分からない。
室内楽の四重奏であっても見ているから分かるのであって、
目を閉じると曖昧になります。
それがもっと大編成になると私になぞは、まるで分かりません。


オーディオでは定位の優劣を語る事が多いのですが、
有る一面での現実はこんな具合です。
皆さんはこの記事をどの様に捉えられるるのでしょう?

スピーカーシステムを設計し、試聴、測定を繰り返して、
最終的な音決めを行う時、音質か、定位か、どちらかを選ばざるを得ない時、
私はほぼ音質を選択しています。
定位の根拠が曖昧だと生演奏を聴き続けていてその根拠が
曖昧だと分かりだしたからです。

でもウッドウイルのお客さん、ご心配無用です。
その様にして完成したスピーカーでも試験用CDで聞きますと、
定位を15度ずらしながらのブラインドテストでは
的確にその位置を指す事が出来ますからご安心を。












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