2014年1月26日日曜日

Stereo誌2014/2号 オーディオチェックCD2014

Stereo誌2014/2号 オーディオチェックCD2014

今月号のStereo誌の特別付録に「究極のオーディオチェックCD2014」が付いています。
毎年、趣向を凝らして作成されるオーディオチェックCDなのでご存じの方も多いのでは。
今回収録されている「パイプオルガン編」には縁があるので少し書いてみます。



オルガンは長野県小淵沢の八ヶ岳高原の山麓に建つ「フィリア美術館」の中に設置されています。
ウッドウイルの工房から30分弱の場所にあります。
10年以上前でしょうか、近くに住むお客様に誘われて美術館を訪れ、パイプオルガンに驚き、
そのままパイプオルガン製造元の工房「草刈オルガン」を訪れたのでした。



このブログにも何度か登場した「草刈オルガン」
工房を訪れてあまりに興味津々に覗いているので、製作中のオルガンの内部を分解して
解説しながら詳しく見せて下さった草刈氏。

昨年発表した「FOSTEX FW800HS」80cm口径サブウーファーの装飾部分の加工方法を
オルガンの手法を参考にさせて貰ったのですが、その説明にも草刈氏は直接手を差し伸べて
教えて下さいました。

そんな事で今回のStereo誌のオーディオチェックCDにはソロ楽器の収録として草刈オルガンを
題材にしているとの事でたまらずこうして書かせていただいています。



教会に通う方、キリスト系学校に通う方ならこの様な中小型のパイプオルガンを聞く機会は
有るのかも知れませんが、一般の方ではコンサートホールの大型パイプオルガンでなければ
聞く機会は殆ど無いと思います。
http://www.sorgel.net/kusakari/index.html

神戸に努める牧師のお客様の以前努め先の教会には草刈オルガンがあったと
聞かされ、このつながりに驚きもしました。



「フィリア美術館」では年に数回オルガンを使ったコンサートを開催していまして、
私も何回か聞きに行きました。そこでの同曲によるライブ録音CDも所持しており、
生と収録の音の違い、生では観客が入るのでその違いなど興味深い体験もしています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00007M8UP/ref


オーディオチェックCDのオルガンを聞いてどの様に皆様は感じられるでしょうか。
楽器と同じフロアーで高さも等しく、とても近い距離で聞くパイプオルガンは、
壮大で天上から降り注ぐ大コンサートホールの音色とは違います。

分解して見させていただいたままの単純で素朴な音色、
音は単純な構造から出るのですが、恐ろしく組み合わせが大がかりです。
そのハーモニーが独特の世界を作り出しています。
曲が変わるとまるで違う楽器かと思わせる様な変幻自在な音色の世界です。



パイプの一つを自分の口で吹いてみたら音が出ました。
1本ならひょっとして作れるのかな?と思わせてくれました。


このオーディオチェックCDは含蓄があるので続編を書こうかと思っています。

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