2014年5月19日月曜日

ハイレゾ音源と本人による演奏比較

このブログで5月17日に書いたウッドウイルの弦(チェロ)のスピーカーチューニングの
リファレンスにしているN響の次席チェリスト「藤村俊介」さんの事です。


藤村さんが192KHz/24bitのハイレゾ音源の音楽配信を始めたので、
初めて私もハイレゾ音源にお金を出してダウンロードしました。
http://www.e-onkyo.com/music/album/mm2166/


5月18日に地元で(直ぐ近く)恒例のコンサートを聴いた後に、
藤村さんにハイレゾ音源の反響は如何ですかと質問!


藤村さん、 はっ?? ハイレゾ?? 何ですかそれ??
聞いたこちらも??です。


録音が終了した後の事はまるで分からないのだそうです。
PCオーディオ用のハイレゾ音源の存在もそのシステムの事も知らない様子でした。
演奏家はそんなものなのでしょうかね。


結局、システムの紹介と導入方法、音源の在処とその購入方法をレクチャーする事に。
エンドユーザーがどの様に聴いているかについては感心を持っていて、
ハイレゾ音源にも興味を持たれていました。






何時もはコンサートに行く前後の日には再生音を聞きません。
特に感動したコンサートの後では1週間は聞きません。
いや、聞けないと言った方が正解かも知れません。
生音と再生音とのギャップに落胆するからです。


昨日は午後のコンサート前にお客様が試聴に来られたので再生音を聞く事となりました。
止せば良いのに録音が良いので「藤村さんの192KHz/24bit」を聞いてしまいました。


天気が良く乾燥していて楽器も快調なのか体調や気分が良かったのか、
スタートダッシュの聞いた最初の一音を聞いた瞬間に、
192KHz/24bitの音源でも遠く及ばないと愕然としてしまいました。


そのショックは私にとってとても大きなものです。
だからこそ、次の作品の構想がもくもくと湧いて来るのではないかと...


いつもはN響で数千人を相手に演奏している藤村さん。
ソロ演奏とはいえ、この演奏会は数十人程で独占しています。
私は正面の2mでの距離で何時も聞いています。
トップレベルの演奏をこの環境で聴ける事をとても幸せと思っています。







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