最近、高速バスに乗りました。
生憎にもスポーツ少年団の子供達が周りに。
騒がしいので耳栓代わりにも使えるカナル型イヤフォン、
Etymotic Research イヤホン ER-4S-B を装着した。
(医療用途のカナル型 を初めてHi-Fi用にした製品)
以前、入院時に使っていて、ナースの声が聞こえずに、
わざと聞こえない振りをしていると怒られた事が、効果絶大(汗!)。
そうして眠くなり目を閉じたらバスの振動が驚く程に感じるのです。
路面状況、タイヤのグリップ、サスペンションの動作状態、
バス構造体の剛性などが面白い様に分かります。
脚で踏ん張ったり、体重をかけたりもしましたが変化無し。
座面や背中面から骨振動として脳に伝わっているらしいです。
面白いので妻に運転を頼んで自分はイヤフォンして助手席に座り、
家の車2台でも確認してみました。
サスの違いが良く分かる、感覚でサスペンションの構造が理解出来そうです。
その振動は今迄だって感じている筈なのですが、
感覚意識が五感に分散して個々の感覚を最大限に感じる事が出来無いと言う事か。
何度か書いて来ましたが、私はコンサートではほぼ、目を閉じています。
その方が音を良く聞けます、目を開けると音の世界が曖昧になるからですが、
それと同じ事が言えるのでは。
録音した会話を数倍速で再生すると健常者には全く聞き取れないのですが、
視覚にハンディーを持った方々には一様に解るらしく、
何故これが解らないの??と不思議がるそうです。
エンクロージャーが完成してチューニングをします。
どうしても上手く音を引き出せない時には、
マルチWayなら気になる帯域以外のユニットを外して試聴します。
初めの頃は全体像としてのつながりが解らないのですが、
慣れると狭帯域に潜む問題が聞き分けられる様になります。
そして、全帯域をつなげて聞き直しますと、なる程と言う事になります。
自分の持っているセンサーにフィルターをかけて、
集中したい部分だけの感度を上げる様な物でしょうか。
自身の資産有効活用ですか。
その様に考えますと、例えばF1のレーサーなどは
エンジン音にオイル臭や車体振動などを個別に感じつつ、
最短コースを狙う狭い穴に車を向ける視覚など、
全ての感覚を最高度に感じながら走らせているのでしょうから、
真にエキスパート、アスリート、スーパーマンなのでしょうね。
凄い訳です。
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