2018年8月2日木曜日

MDFの音質 その2

2012年9月21日に「MDFの音質」と言う投稿をしましたが、

何故かこのブログのベスト5に入る程の人気なのです。

想像するにそれ程にMDFが多用されていると言う事でしょう。

自作マニアの方達は自信のアイデアを形にする為に 日夜取り組むには

高価で入手しにくい材料は敬遠されるのは止むを得ない事です。

音質よりも楽しむ事が優先されるのは理解出来ます。


久々にMDFに触れますのは、カーオーディオの相談を受けて

ドア搭載用のバッフルリングを調べていたからでした。

そうしましたらMDFの音質改善用の塗料の様な 物が紹介されていました。

MDF専用音質改善塗料 「Up Tight Sound」

大幅に音質が良くなるそうです。

強度も出るそうです。

ウッドウイルが多く採用する100%無垢材の桜やカエデに近くなるのだそうです。
無垢材の1/10の価格がMDFと言う記事が出て来て驚きましたが、
正確には約 1/200と言うのが正解です。


2012年の記事を読み返したら関連記事を書いてありましたが 、
木材に樹脂成分を含浸して強度を増す。
木材業界では知られた技術ですが一般的では無いのMDF専用とする事で
利用しやすくしたと言う事でしょうか。

包丁や拘りのナイフの柄の一部には木材が使われていますが、
水に弱いのでは話にならないので樹脂含浸させます。
少し前にVIC◯◯Rのハイエンド機が無垢材を使ったスピーカーを
発表しましたが、見た所では湿度や経年変化を吸収出来る構造に
なっていなくて不思議に思い製造を依頼している工場に見に行ったら、
この含浸剤で無垢材が暴れない様に固めていました。
無垢材の優れた音は捨てて構造安定化を優先させたのか...

MDFにはこの塗料を用いなければならない理由が有る訳です。
少しずつでもMDFやラワン合板等々以外の音の綺麗な材料で
(粗悪な材料はノイズを発します)
自作するも良し、完成品を購入するのでも良いので
良質の音、音楽を聴いて欲しいと思います。

ユニットの振動板の種類には大注目しますね、
搭載マグネットがアルニコとかネオジウムとか...
エンクロージャーの素材に是非着目して欲しいと思うのです。



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