音質改善メカ「MGES」の最新型と従来型との振動比較
従来型「MGESフル仕様」
新型「MGESコンプリート仕様」
スピーカーユニットは振動板の動きにより作用反作用運動と言う振動が
物理原則により発生してしまいます。
作用は振動板を動かす為に必要で、反作用はノイズ発生源となり不要です。
反作用の振動は音質を悪化させる様々な原因となります。
.反作用により作用運動の力が逃げ、立上がり、反応が遅れる。
短距離走で足を載せるスターティングブロックが固定されていない状態と同じ
.反作用運動はバッフルを逆位相で振動させ、振動板の波形信号をキャンセルする。
.振動はバッフルからエンクロージャー全体に時間差を持ちながら伝わり、
信号がキャンセルされなかった成分はエンクロージャーが信号発生源となる
ノイズと言う信号が発生する。
音質改善メカ「MGES」はユニットの振動系質量の数百~数千倍の質量をユニットに
持たせる事で反作用振動を吸収削減して上記の悪影響を削減します。
この機能を持たせたのが従来型「MGESフル仕様」です。
しかしながらこれだけでは不十分でした。
ユニットのマグネット付近の振動を削減で来ても主なる構造体から離れたフランジ付近は
反作用振動が伝搬し、歪んだ形で残っていました。
このフランジの振動をも削減させるのが新型「MGESコンプリート仕様」です。
この従来型と新型の効果を実測したのが下記のグラフです(一部を掲載)。
従来型「MGESフル仕様」
1KHz時のフランジ振動(52dB)
新型「MGESコンプリート仕様」
1KHz時のフランジ振動(5dB)
振動は約 3/1000倍に大幅に減衰
このノイズ削減効果を聴感上で感じるのはスピーカーを前にして聞いていて、
そこのベースの演奏が良いよね!と自然と位置を指させる様になります。
従来はノイズにより定位や音場感を 失っていたのだと気づかされます。
音が静か、クリアー、リアル、良く言われる表現ですが、
良い意味でスピーカーの存材が失われて来る気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿