2014年8月9日土曜日

MGESの効果をグラフで表示 & 比較試聴ファイルの追加

MGES(Mechanical Ground Earth of Speaker Unit )の続編。


MGESの比較試聴ファイルを聞いていただけたでしょうか?
少しはまともなPC用のスピーカーでも分かる事は分かるらしいです。
貧弱なヘットドフォンでも同様の事が言えるみたいです。
でも細部というか大まかな所まで判断するのは難しいでしょう。


頑張って是非ともメインのオーディオシステム(出来ればHS-500同等クラス以上)
につないで比較試聴をしていただきたいものです。
なにしろHS-500の音質比較をしている訳ですからね。


お客様に抜けの良さは分かったので、最低域はどうなの?
との質問がありましたので、コントラバス、ティンパニーのフォルテシモが入った曲
などを追加しましたのでお聞きいただければ幸いです。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-Main.html


更に資料の追加として、ユニットフレームに振動センサーを取り付けて
オリジナル機とMGES搭載機の振動の大きさ比較を行ったグラフも掲載しました。


音を聞けば違いは分かりますが、官能評価とは別に物理的評価も併せれば
確かな物と言えるかと思います。


ボーカルの比較ファイルではこんな事が分かります。
声その物はそんなに大きく変わらないのですが、
声の音像と例えるならば、芯の声は余り違わない、
像の周辺にまとわりつくぼやけて輪郭を曖昧にしながら
音像を肥大させている物が有る事が分かります。
まるでカメラでピントをずらした時の画像がふくれる様に。
これが振動の悪影響と考えます。


MGESはこれらを改善します。
HS-500オリジナル機に搭載してこの効果なので
新規製作したウッドウイルのエンクロージャーなら
効果は更に更に大きくなると想像しています。


有る水準に達したオーディオ装置で更に音を良くする為には、
音の要素を足す事も必要とは思いますが、
これは案外に容易な事なので下手をするとスパイス一杯の
料理みたいになってしまいます。
財力に任せてシステムを組んでも音が良くなるとは言えない
実例が多く有るのも現実です。


MGES開発の基本は音を足すのでは無くて、
不要な物を引く、引き算で音を良くする事にあります。
では何を引くべきか?これは難しいです。
具体的な要素を探す事も、それを実施する事もです。


余分な物が除かれると素材の味が出て来ます。
そうなればしめたもの!
音を良くする為の具体的な目標が見えて来ます。
その味を見逃さない様に製作側は研鑽を積まなければならない。
そう、やはり難しい事に変わりはないですね。









0 件のコメント:

コメントを投稿