2015年5月12日火曜日

ダブルアーム用ターンテーブル

使っていたダブルアーム用のターンテーブルをオークションに出しています。

試聴室に来られる方はダブルアームについて馴染みが無かった方が多かったので

少しだけ触れてみたいと思います。











この画像はターンテーブル用のケースでアームが右側と奥側に取り外し式の
アームボードに取り付ける物です。
 http://audio-heritage.jp/VICTOR/etc/cl-p2d.html

いたずらしたのでアームボードの穴が多くなり、
使い勝手が悪いので新規に製作、取り付けて出品しています。

通常のPHONO入力端子のプリアンプ/プリメインアンプは端子が1個なので
ダブルだと切り替える毎に抜き差しして切り替える??
面倒だな....

ダブルアームを使う人とは?
 .カートリッジの質量に合わせて軽量型、重量型のアームを備える。
 .カートリッジを複数使い分けて曲により、気分により使い分ける、
  その都度カートリッジの取り外しは面倒だから。
 .レコードの演奏中に切り替えてカートリッジの音の差を聞き分ける。
 .同じカートリッジを同時に使って特にMC型などでは負荷抵抗を替えて聞き分ける。
 .         〃           再生カーブ(周波数特性)をRIAA型、マランツ型...で
 .シングルアーム型でターンテーブルを複数台という手も有ります。


こんなマニアックになりますと普通のプリアンプでは手に負えないので、
少し工夫が要ります。








ラフな手書きで恐縮ですが、図の様にPHONO端子が2個、
実は3個のトリプルアームも珍しく有りません。

その次にMCカートリッジの負荷抵抗をベストな値に変化させる。
PHONOアンプのゲイン(増幅度)を可変にするのでMM型もMC型も使える。
そしてレコードの録音時の特性を逆カーブして元の特性に戻す再生カーブを選ぶ。
主な物で10種類ぐらいは有りましょうか?RIAAカーブは一番有名です。

この回路をL/R分を一組、二組、三組をプリアンプに組み込みますと、
かなり面白い体験が出来ると言う次第です。

最近のアナログレコードブームでは、ここまで拘る方が出てくるか??
オーディオの装置全体を何度も何度も構築しては成功失敗を繰り返して成長し、自立。
CDプレーヤーでは機械を丸ごと替える、D/Aコンバーターを替えるだけなど、
(いやいや中にはクロックを替えて、出川式電源を入れてなどなど言われる方も)
いかにも単純そうですが、以前はダブルアームを備えて細部に神は宿るのごとく、
色々楽しんだ(未だ現在進行形)、そんな方は珍しくは有りませんでした。


本業とは違う楽しみを書いてみました。
アームボード単体でも出品しています。
肝心のターンテーブルも出品用意が出来ました。
VICTORのTT-81、局用ターンテーブルの民生化した高品質で、お気に入りです。

オークションですので早い者勝ちです。
是非ダブルアームを楽しまれては。
そうそう、上記のマニアックなPHONOアンプを用意するお手伝いも出来ます。























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