2015年5月8日金曜日

新ハイエンドスピーカーとこれから生まれるウッドウイルの新しい作品達

http://diasoul.co.jp/jp/












最近、目に止まったハイエンドスピーカー(上記画像)が有ります。
このブログにシリーズで書いている「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達」の
中で考えている事など共通する点が有りましたので紹介したいと思います。

ウッドウイルではユニットの支給を受けたり世界中の市販品の中からベストな物を
選択利用したりするので、ユニットについての考察は控えておきます。
 
最初に受ける印象はやはり低/中/高と分離されたエンクロージャー構造です。
 .各ユニットの動作領域を確保する。
 .他のユニットに影響を与えない。
 .他のユニットの影響を受けない。
まとめるとこんな事でしょうか?これら実現の為の理論、手法などがHPで説明されています。

音を出す為には振動板を振動させなければならない。
しかし、不必要な各種の機械振動も同時に生じるので、
このクラス(一式1千万円!)では全く無視出来ないので本格的に取り組んでいます。

色々と難しい表現で説明されているようですが読者の皆さんは、
独特なデザイン、構造の必然性を理解出来ましたでしょうか?。

このクラスの製品に比して書くのもおこがましいですが、
本年2月9日、その4に簡潔に書いた「不要振動を極限まで抑え込んだエンクロージャー」
が上記対策と同様な物です。
不要振動を押さえると言うより発生しなくする構造を「MGES」で実現します。
上記画像の詳細な構造は知る術も有りませんが、
「極限まで抑え込んだ」の意味はMGESで振動制御された各ユニットは機械的アースされ、
エンクロージャー構造の天地の中心を貫く心柱状の物に連結されます。

各ユニットは仮想アースから支えられた独立構造体です。
この時点で各ユニットの振動板位置を揃えての位相合わせも容易です。
中高域部は定在波や回析の影響を受けない事に留意すれば良くなります。
低域も同様に留意した上で、さてエンクロージャーはどの様にすれば??

この時点でエンクロージャーは解放されています。
重いユニットを支えなくて良いのです。
MGESで振動が激減しているので、不要振動対策も不要なのですから。

残されたのは2種類の選択です。
.更にガチガチに強固なエンクロージャーとしてユニット以外からの音漏れを防ぐ、
 所謂モニター的な音の最高の形を追求です。
.解放されたので、良質の材を使って響かせてもっと解放させましょう。
 官能的な響きを生み出します。楽器その物は官能的に鳴っているのです。

以上の選択が、「不要振動を極限まで抑え込んだエンクロージャー」を実現出来れば
可能となります。過去全てのノウハウの結集により実現出来ます。



次にインパクトを受けるのは、
このスピーカーは初めからチャンネルデバイダーとパワーアンプを搭載した
マルチアンプ方式と言う事です。

ウッドウイルのお客様はどちらかというとオーディオマニアと言うよりも、
音楽マニア(音楽愛好家)の方が多いのですが、
それでも数百万円のシステムを構築されている方の中には
ご自身でマルチアンプ方式で聞かれている方が多いのです。
音質や音楽性を追求するとたどり着く方式と言えましょうか。
そんな意味からもこのシステムは大変自然な方向を向いていると好感を覚えます。

このブログの本年3月29日「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-3」に
少し詳しく書いています。
下記のHPにも書いています。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

パワーアンプとスピーカーユニットの間には音質を悪化させる様な物を介在させない 。
どんなに優秀な従来のクロスオーバーネットワークでも無いのがベストです。

モニタースピーカーのアクティブ方式などの様にセッティング不可のタイプから、
 チャンデバ操作を可能としたタイプ。
搭載パワーアンプも任意で選択できる構造など。
更には室内音響補正をも可能とするなど機能は広がります。
お好きな再生音を得る為のエンドユーザーの選択肢は格段に広がります。


長くなりましたが、そんな考え方や機能を盛り込んだ上記のシステム、
同タイプの製品が今後は増えるのでは?

新規製作でのウッドウイルの最高峰のエンクロージャーはこんなスタイルになります。

マルチアンプ方式は直ぐにでも搭載開始します。
上記の1千万円は別にしても、 クロスオーバーネットワークの制作費と
大きく変わらないクラスから上級クラスまで選択肢は無限です。

ウッドウイルの作品をお持ちの方で、マルチアンプ方式を希望の方がいましたなら、
スピーカーの改造は無償で行います。
今は出ていない隠れた素材(ユニット)の味を引き出されては如何でしょうか!



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