2011年10月12日水曜日

アンジェラアキの津軽海峡冬景色

インターネットの動画サイトでアンジェラアキの津軽海峡冬景色を聞いて(観て)
感動してCDを購入してしまいました。


アンジェラアキはハーフで恐らくアラサーのピアノ弾き語りの今人気のミュージシャンです。
「拝啓 十五の君へ」は十代の若者に絶大な人気があるようです。


おじさんの私には15,6歳の時にそんな悩みがあったっけ??
今の若者は知らないがこんな応援歌があると心強く感じて助けになるんだ....
何か弱いなぁー、それに合わせている優しいミュージシャン程度にしか思っていなかった。


それがいきなり津軽海峡冬景色です。
私の田舎は北海道、何度も上野から夜行で青森に出て連絡船で函館に渡り旭川へ。
当時は23時間かかりました。


まるで津軽海峡冬景色の歌詞そのものです。
北へ帰る人の群れは誰も無口で....
上野からガタンゴトン揺られて寝不足で早朝青森に着くのですから
ハイテンションな人なんか居る訳ないのです。
逆コースでも北海道の各地から函館に集まって連絡船に乗る頃には
列車(電車ではありません)疲れが貯まっているので同じ様です。


当時の飛行機は高価だったので帰省の半分は連絡線でした。
年に一度の出稼ぎからの帰省、これから就職、進学、冠婚葬祭、
それぞれに人生を背負って乗った連絡船です。


アンジェラアキの津軽海峡冬景色の動画サイトには
演歌を汚すな!、おまえに演歌の何が分かる!....酷い中傷がありました。
でもこんな書き込みをしている方達は青函トンネルが完成した後の世代の人達です。
私にすればおまえらに何が分かる!です。


私の生まれた1954年には洞爺丸台風が発生してなんと函館の湾内で
4隻の連絡船が遭難して1,800名程の犠牲者が出ています。
この惨事を機会に青函トンネルが現実味を帯びて計画に上がりました。


私は未だ青函トンネルを通った事が有りません。
何時も時間がないので飛行機です、皮肉な物ですね。


さてアンジェラアキの津軽海峡冬景色の事ですが、
前述の様に「誰も無口」なのです。
石川さゆりにその歌唱力と演技で歌われると旅人は本当に沈み込んでしまうのです。
悲しく立ち直れない様な殺伐とした空気がそこには流れていました。


そんな事も知らないアンジェラアキですが歌唱力は驚く程の物ですばらしい。
彼女なりに編曲を考えたと思うのです。
その歌はバラードと演歌を融合させてピアノの弾き語りで更にドラマチックに仕立てています。
私が通っていた当時は未だこの歌は有りませんでしたが、
もしアンジェラアキの津軽海峡冬景色が当時に歌われていたら
帰省する旅人、旅立つ旅人共に明日に希望を持てたのではないだろうか?
そんなインスピレーションが湧いたので大好きになってしまったという訳です。
どうも大変お騒がわせいたしました。


「拝啓 十五の君へ」


http://www.youtube.com/watch?v=pFJ8EFzywjw


「津軽海峡冬景色」http://gyao.yahoo.co.jp/player/00100/v07982/v0993900000000543636/?list_id=828867&auto=0



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