2014年11月17日月曜日

田中伊佐資氏 MGESとJazz Machineを聞かれる



















オーディオ各誌への執筆に音楽専門衛星放送「MUSIC BIRD オレの音ミゾをほじっておくれ」
のパーソナリティーなど今や幅広いご活躍の「田中伊佐資」さんが久々に訪れてくれました。
 http://musicbird.jp/programs/analog/

オーディオジコマン本の表紙を飾るスピーカーは氏の愛機でありますが、
これはウッドウイルの出来る最高の知恵と技と資材を総動員して作り上げた作品です。

ウッドウイルと言うよりも私のプライベートシステムとして試作を重ねて作り上げて来た、
Jazz Machineは氏のシステムとはかなり方向性の違う物です。

氏のシステムはJBL民生用の最高峰の38cm3Wayで、駆動する機材も豪華絢爛です。
バスレフ式スピーカーを主とする最高峰スピーカーの一つと言えるのではと思います。

対してJazz Machineはと言うと平面バッフル方式です。
平らな板1枚にユニットを取り付けた物です。
この方式はエンクロージャーに納めたユニットが内圧による抵抗を受けて鈍るのに対して
反応が良くのびのびと鳴りますが、低音は全く出ないと言うやっかいな方式です。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JazzMachine-Menu.html

平面バッフルに魅せられて40年、このJazz Machineは既に3,4回は作り直しています。
ユニットから駆動アンプからチャンデバを含めてです。
今の形で基本は完成、間に合わせの樹脂ホーンを超大型ウッド ホーン(勿論自作)へ、
中低域片側3個のウーファーはフロントショートホーンを追加します。

写真の状態で氏に教えていただいた低域の解像度と元気さを確認出来るCD、
ロイヘインズのグリーンチムニーを爆音で鳴らします。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00004TZ2I

互いに慣れ親しんだ曲ですのでこの1曲で全て理解出来ます。
Jazz MachineはJBL最高峰のプロ様ユニット構成です。
パワーアンプもチャンデバもPA用の物です。
20代の頃に通い詰めた六本木ピットインの音が目標と言ったら納得していました。

氏は競うつもりなどまるで有りませんが、
私は方向性の違うシステムの特徴を出し切って
どこまで肉薄出来るかを質、量共に試したいと考えています。
まずはホーンを追加して完成させなければ。

その後にと言うか同時進行でMGES搭載を進めています。
片チャンネルの低域ユニットで38cm2発/30cm1発に用いる各MGES用構造体は
50Kg×3個、両チャンネルで300Kg。
元となるスピーカー本体が片側150Kgですから総重量600Kgなり(汗!)
2階設置ですので住宅メーカーに耐荷重を確認しよう!
待てよ、未だ46cmサブウーファー2個も有った (汗!!)。


氏のMGES比較試聴の感想は。
この種の(ユニットは同じ、信号回路には手を付けず)メカ構造物を搭載しての
音質改善と言う試みは初めてですので不思議がっていました。
構造を良く理解しようと努めていた様です。
音が変わります、良くなりますとこれまた不思議そうです。
LO-D HS-500は比較試聴出来るので差が明らかです。
JBL L101は低域よりも175DLH中高域コンプレッションドライバーが歌い上げます。
MGES搭載1号機でチューニング中のFOSTEX 10cmウーファー M100HR-W
+ドームツイーター T250 は上記の2機種にも負けない、堂々と鳴っていると。

 Jazz MachineへのMGES搭載の効果を確認、様子を見てから
氏の本丸への突入を企んでいます(笑い)。
 そうそう、その前にチャンデバ3台にCDからの信号を分配して送る
スプリッター、それら4台には出川式電源を組み込んで更に高密度と
中低域の厚みを確保しましょう。

出川さんは明日から欧州に招待され出かけて行きます。
出川式も国際化が近そうです。








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