2015年3月28日土曜日

これから生まれるウッドウイルの新しい作品達  その-2

 今年の2月に書いた「これから生まれるウッドウイルの新しい作品達」 の続篇です。

 オーダーメードによるウッドホーン(簡易型)についてHPに掲載しました。
「非球面成形合板によるウッドホーン」についてです。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/New-Product-Main.html

ウッドホーンの市販品の殆どがハイエンド志向の高機能/高音質/高価格です。
ウッドウイルでもその形態の頂点を目指す様な作品を制作していますが、
そこまで余裕の有る方はそんなに多くは無いのでは?。

高価になる理由は
  .高価な材料を大量に使う
  .製作設備への投資が多い
  .製作難易度が高い=制作費も高い
などなど理由が多いのですが、その殆ど逆を行えば良いのです。


ウッドウイルのお客様はハイエンド志向と言う訳では無いのですが、
どちらかというと「ハイエンド音楽志向」とでも言ったら良いのでしょうか。

それでもユニットには無条件に投資し、何とか理解いただいてエンクロージャーへも
気を(予算を)使っていただきますが、ホーンその物には???と言うケースを
しばしば見受けます。

ウッドホーンはハイエンド志向が多くて廉価型は殆ど無い!。
ましてや特注製作は皆無、ウッドウイル以外で製作している所は有るのでしょうか?。

逆に金属や樹脂のホーンは廉価型が殆どで、ハイエンド志向が少ない!。
少ないと言うか、見た事有りません。
これらはハイエンド再生とは目的が違う、殆どがPA用なので無理も無いのですが。

自慢ではありませんが、私も予算が無いので金属や樹脂の国内外の殆どのホーンは
試して来ましたが、予算か、音質か、どちらかを犠牲にせねばならないのが実情でした。

そんな例を見るに付け、何とか打開案は無いものか??
ラウンドエンクロージャー用の成形合板を用いての製作例からヒントを得て
試行錯誤して製作の目処を付けたのがこの新しい作品の
「非球面成形合板によるウッドホーン」です。

完成例をお見せすれば一番良いのですが、
何しろ受注製作のスタイルですので、ご注文をお受けしなければなりません。
その内にウッドウイルの「Jazz Machine 」に搭載しますが(実はこれが目的で開発)、
どちらが先になるか分かりません。


今やホーン型の2Wayや3Wayの形式その物が希です。
私の大好きな某○○○社がホーン型を出し続けてはいますが、
(新作が出ると毎回聞きに行っています)
はっきり言ってホーンへの誤解を招くだけと言う物です。
中クラス以下の機種は予算的に大変なのでしょうが、聞くと辛いです。
こんな事で一般への認知度は下がる一方です。

ましてや本格的な、低域/中域のクロスが350Hz~500Hz程度のシステムなど、
見た事も聞いた事も無いと言う事になります。

前にも書きましたが、ウッドウイルの 「Jazz Machine 」、
その大型システムに該当するのですが、
試聴室に来られる多くの方は縁の無いシステムと思ってか、
興味を示さない方が多いのです。
部屋も経済力もある方達なのですが...


.従来品の半額
.素材の鳴きや共振音から解放される
.余裕の有るカットオフ周波数で設計しますので実用クロスが低くとれます。
.受注製作なのでスロート径やカットオフも任意に設計します。
こんな仕様のホーンが少しでもお役に立てればと願います。

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