2015年3月6日金曜日

還暦の友人がSAJ公認スキー準指導員を受験














学生時代からの友人、もう40年来のお付き合い。

これだけで年齢が知れますが、その彼が準指(ジュンシ)を受けました。

スキーをした事のある人なら「準指」と言えばあこがれの存在です。

アマチュアレベルでの1級検定では飽き足らずに真剣に技術を追求する人には

厳しい壁となって立ちはだかります。


その彼とは学生時代のクラブ活動で競技スキーをしていました。

冬はスキー場、春や夏も東北やらアルプスの雪渓で滑りまくります。

それ以外は陸上部員みたいに走る走る...

卒業した時に一番嬉しかったのが、もうあの陸トレをしないで済む!でした。


彼の住む首都圏の街にスキーのクラブが出来たそうで、彼も入会しました。

SAJ(全日本スキー連盟)の公認クラブらしいのですが、

出来で直ぐなので公認指導員が いないと言う問題が。

そこで「昔取った杵柄」とばかりに指導員検定に挑戦する事になったそうです。


実はもうちょっと差し迫った問題も!ご同輩には人事とは思えない事が。

還暦です、定年退職の後に1年契約での属託扱いになります。

稼ぎが減ります、残業も休日出勤も減り、家に居る時間が長くなる。

稼ぎが多ければ堂々と居座っても気の優しい彼には気がかりです。


親父の威厳を維持するにはちょうど良い機会??

職場から離れて一人さみしい思いをする事も無くなるか?

事情を知っている私ならその資格の偉大さには敬意を持ちますが、

さて奥方は別にしても、ご子息の反応は如何に?。


その検定会場が車で30分弱の私の地元、「車山スキー場」です。

諸々事情を知る私として黙っていられない。

応援と冷やかしと滑りの写真でも撮ってあげようと出かける事にしました。

その検定斜面がリフト2本の先に有りますので滑らないと行けない、

この5,6年滑っていないが止む無く埃を被ったスキー板を探し出す事に。


総合滑走の検定斜面は上部の傾斜が30度前後、

5,6年ぶりのスキーでいきなりこの斜面、

カメラにザックに、こんな筈ではと思いながら撮ったのが冒頭の写真。

カッコイイ!!、自分の事の様に嬉しかった。

努力が形に出ている瞬間です。


私が長野に引っ越したのは登山とスキーだったのに!

彼に思い切り刺激を受けてしまいました。



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