本日はお二人のお客様を迎えました。
お一人は出川式電源の開発者である出川三郎氏です。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm
ウッドウイルのアンプ(SATRI)は既に数年前から出川式電源に改造済みで、その内容は
田中伊佐資氏著の「オーディオジコマン」に詳しく載っていますし、ウッドウイルのHPの
「試聴室の案内」にも詳細がありますのでご覧下さい。
アンプは改造済みですがCDプレーヤー(以降CDP)は未だ手つかずで、その事を気遣って
いただき今回は改造前と改造後のCDPを持参下さりその音質差を体験しました。
常用CDPはマランツSA-13S2ですが持参されたのは2~3ランク下のクラスなのですが、
SA-13S2が完敗する曲がいくつも見つかり、投資した金額は何だったの??
その音質差が充分に把握出来るシステムと見た出川氏は秘密の最高クラスのCDPを
持ち出して来て試聴させて下さいました。その音の違いとは??
バックコーラスの一人一人の姿が見えてくる、透明で素晴らしく綺麗なボーカルに
更に丸さや艶が加わり声の輪郭がハッキリする。
それらを今でもかなりな高次元な再生音と勝手に錯覚して聞いていました私の耳に
気持ちの良い(かなり悔しいですが)刺激を与えていただきました。
その他にはアナログのRCAケーブルに用いているピンプラグのメッキ素材による音質の
差などを実際に聞き比べてみて、またまたその音の差(音情報量の差)に愕然。
恐らく近いうちにCDPとRCAケーブルに手を付ける事となりそうです。
その時にはまた報告させていただきます。
もう一方はなどと後出しするのも気が引ける現在はオーディオケーブル全般を扱っています
(株)Zonotoneの社長さんである前園俊彦氏です。
http://zonotone.co.jp/index.html
たまたまなのですが1,2年前にリファレンスとしているチェリストの藤村俊介氏が試聴に
来られる事が決まった時にオーディケーブルも一新してZonotone社のスピーカーケーブル
に変えてあったので少しは面目が立ちました。
お恥ずかしい話ですが社名のZonoは前園の園だと言う事が今日分かりました。
本人を前にして無知をさらけ出してしまいました。
前園氏はカートリッジのSPUで有名なオルトフォン社日本支社長、オーディオケーブルの
素材差による音質変化を早くから訴えて来られて来た方と、ネットで調べれば1日かかる
程の膨大な検索にかかる様な知識と経験を備えた方です。
今日は前述のピンプラグのメッキによる音質差について特殊測定器(私も作ります)を
使ってこんなのが駄目なんだと言う様なお話しをされていました。
今後は更に高音質のケーブルが発売されて来る事と思います。
前園氏はJBL38cmダブルウーファーでシステムを組まれており、私のJazz Machineに
興味を持たれたご様子て、昨晩設定したばかりの新型SSCとオーディオインターフェース、
FIREFACE-UFXによるロイ.ヘインズのグリーンチムニーを聞いていただきました。
付け焼き刃のセッティングには当然ながら鋭い指摘が下りました。
しかしながら趣味の話です、楽しく勉強させていただきました。
話の途中で前述の田中伊佐資氏著の「オーディオジコマン」表紙のシステムの写真を
見ていただくと、これは伊佐資の部屋じゃないか?(凄い!呼び捨てです)
ハイ!、そのスピーカーは私が作りましたと言うと、何だそうか!
話は聞いてるし音も何度も聞いている、そうか君か!と言う事になりました。
私のJazz Machineの完成予定図を見ていただき、完成したら「ダブルウーファーズ」
(JBL38cmウーファーを片チャンネル2個使ったシステムを持ち、メンバーに点検を受けた
後に参加が許されるクラブ)に入ろうかと話しましたら、口うるさい輩から何言われるか
分からんから覚悟しろと言われましたが、それはそれで楽しそうです。
今日はそんな人生の師ともこの道の師とも言える様なお二方に一度にお目にかかれる
幸せな日となりました。彼らに注目される様な作品を作り続けなければとの新たな思いも
内から湧いて来るのを感じた日となりました。
出川様、前園様、遠くまで来ていただきありがとうございました。
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